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>「>バランの末路~」の方
最期と対比させて考えたのは今回が初めてですが、「バランがまとめて消し飛ばした者達の中に、誰かにとっての『ダイ』や『ソアラ』がいただろうな」とは思っていました。
仮にバランが生存した場合、立場も描写もかなり難しいものになっていたでしょうね。
ハドラーにも同じことが言えます。
最期の瞬間自分のことを悪魔と称したのは、過去の所業の残虐さに気づいたためではないか等、色々考えてしまいます。
本人がどう向き合い答えを出すのか、知りたかった気持ちもあります。
>改めて思うと、バーンの存在も結構儚いものですね。
負ければどうなるか知っていたはずで、それでも信念を曲げずにいたわけですから、敗北して全てを失おうと、評価が一転しようと、受け入れねばならないんですよね。
個人的には、評価が分かれ、様々な反応を示すと見ごたえがあって面白いと思います。
「ヒャッハー、バーンの時代は終わったぜー!」と調子に乗る者、悲しみ惜しむ者、冷静に今後の立ち回りを検討する者、新たな地上破滅計画を練り上げる者、ダイの力に怯える者などなど。
評価が一転しようと受け入れねばならないと述べたものの、全員が一斉に掌を返して唾を吐くのは正直あまり見たくありません。
メッセージありがとうございました!
竜魔人ダイにぶちのめされる封印解除ミストバーンが見たかったので書いた話です。
以前サイトに掲載したのは秘法解けたバージョンだったので、今回は解けないままで。
『バトルオブ~』と書くと『ざくざくアクターズ』の超強敵BGMを連想します。
バトルオブマ〇〇〇やマ〇も好きですが、一番はア〇〇ー〇です。『アグナモニタ』が大好きなので。
始祖竜達と戦う時に流れるアレンジもカッコよかった。
破壊王ティムールが何気に好きなんですよね。
「うわ、チンピラみたいな台詞。自分は強いとうぬぼれている小物だな」と甘く見ていたら予想よりはるかに強くて「適正レベルより大幅に上じゃなかったらボコボコにされてたぞこれ……」と焦りました。
簡単に小物認定してはいけないと思いました。
『キン肉マン』で「好きな技」は地獄の断頭台とかナパーム・ストレッチとか天道羽根抜刀を破ったベルリンの赤い雨とかアトランティスの最初で最後のタワーブリッジとか色々あるんですが、「衝撃を受けた技」部門をナパームコンビネゾンが作り出しました。
好きなキャラ二名が力を合わせて必殺技を繰り出す展開にワクワクしていたら凍りついたのは初めての経験かもしれない。
相手を救いたいという、熱く優しい心から繰り出された技の殺意が、殺意が高い……!
もっと破壊力の高い技は他にあるでしょうけど、慈悲を込めてぶっ放したことに衝撃を受けた。
実際は死なないように加減しているかもしれないけど、殺す気にしか見えない。
『キン肉マン』を読んでいると様々な方向に揺さぶられるというか、振り回される感覚を味わえますね。
私はついていけるだろうか、『キン肉マン』の世界のスピードに。
しょっちゅう振り落とされて「ちょっと待って」と叫んでる気がする。
詳しくは以下の感想で。
『キン肉マン』302話
フルメタルジャケッツのツープラトンを楽しみにしていました。
強くてカッコイイ技になることを期待していました。
期待通り、どちらの要素も備えていました。
問題はそれら以上に殺意の高さが印象に残ることです。
応援しているコンビが必殺技決めて目を疑ったのは初めてです。
途中までは「いけー! ぶちかませー!」と応援してたんですよ。
決まった光景を見て「……え?」となりました。
分かり合おうとする姿勢を押し出していたから「すでに威力は十分だから、ブロッケンを加えることで高すぎる破壊力を調整するのかもしれない」と思ってたんです。
そんなことはなかった。
もっとエグい技は他にもあるでしょうけど、慈悲の大切さを説き相手を救おうとする流れで繰り出されたので思考が停止しました。
まずマリキータを倒さないとどうしようもないのは事実。
アリステラへの批判を遮断し、彼が揺らぐたびに呪われた道を進ませようとするマリキータを黙らせないと説得は不可能です。
手加減して倒し損ねても二人とも破滅へ向かうだけ。半端な技を仕掛けても無駄でしょう。
それは分かるけど……。
回転を加えることは考えた。
胸が裂けて「AB」が刻まれるのも、候補の一つとして予想はした。
裂けた胸をコーナーポストに叩きつけるのは予想できてたまるか!
頑丈なマリキータだからモズの早贄にならずに済んだけど、耐久力低い奴がくらったら太い鉄柱が心臓貫通して串刺しになるぞ……。
リング外に落下して転がったマリキータの姿に「そ、そんなつもりじゃ……」と狼狽えました。
「アリステラの背中押して退路断つのやめろよ」「チンピラみたいな台詞で相手を見下すのはどうなんだ?」と腹を立てましたが、反省して態度を改めてほしいと思ったのであって……。
いっぺんぶっ飛ばされて頭冷やしてほしいとは願っても、無残な姿になることは望んでいなかった。
話の流れを踏まえると生きている可能性はあります。
慈悲の心をもって放たれた技ですし、相手の親友を殺して「お前達を救いたい」「恨みを捨てろ」と言っても説得力がありませんから。
……そう思ってるけど、見た目がとにかく惨い。
気絶しているだけであってほしい。
新ツープラトンの衝撃冷めやらぬ中、今回の話を改めて振り返ります。
ただでさえ強いナパーム・ストレッチを進化させる必要はあるのか一瞬疑問に思ったものの、カット不可にするのは大事か。
角度を変えて頭から落とすか、回転させて胸を叩きつけると予想したんですよね。そのまま落下するとブロッケンが下敷きになるので。
答えは後者でした。着地地点が予想外だっただけです。
回転を加えることで威力を増すだけでなく、敵の方向感覚を狂わせ抵抗を封じる。
なるほど合理的だと納得しかけた瞬間、マリキータの胸にAとBの文字が。
空気抵抗でそうはならないだろ! まあいいか。
敵の胸に自分達のイニシャル刻む兄さん、意外とノリノリだな。
アタルのAとブロッケンのBが刻まれるのは予想したけど、Aの上にBが重なって模様みたいになると思ってました。
相合傘みたいという感想を見かけて笑った。
そんな血なまぐさい相合傘嫌すぎる……。どれだけ猟奇的なバカップルだよ。
マリキータがアリステラへの友情をアピールするなら、フルメタルジャケッツはそのマリキータを黒板代わりに二人の絆を書きなぐる。
ロールシャッハ・ドットで相手の顔を浮かべたり秘密のサインを映したり、必殺技で二人のイニシャル刻んだりしてやりたい放題。
敵の体を何だと思ってるんだ。
カットしようとしたアリステラが弾かれ、フルメタルジャケッツのツープラトンが炸裂!
その名も、ナパームコンビネゾン!
※相手は片翅を切られて、飛んで逃げづらい状況です
・二人で手足をガッチリ固めて動きを封じます
・回転を加えて方向感覚を狂わせ、抵抗を防ぎます
・空気抵抗により胸が裂けて掛け手二人のイニシャルが刻まれます
・カットに入った敵のパートナーも弾き飛ばします
・回転しながら二人のパワーと三人分の体重を乗せて裂けた胸の中心をコーナーポストに叩きつけます
あ、あの……。
慈悲の心どこいった。
見れば見るほどえげつねえ。
少しタイミングがズレれば味方が鉄柱に激突する、恐ろしく危険な技をきっちり決めたのは信頼のなせる業でしょうね。
これくらって喋れるだけでもすごいよ、マリキータ……。
交代のタッチをするのは根性あるのですが、試合の権利がいつマリキータに移っていたのか分からず、少し混乱しました。
マリキータがアリステラに呪いを遺しそうで不安だったものの、そういうわけじゃないようで安心した。
アリステラを肯定するのは相変わらずですが、今までみたいに破滅へ背中を押す感じではなく、違う道を選んでもいいと言ってるように聞こえる。
それをもっと早く言ってほしかった。ブロッケンの奮闘で考えが変わったなら納得できる。
これまでの呪いを強化するような言動の数々は、友情が行き過ぎただけだったのか?
何者かに誘導されたわけでもなくまずい方向へ進ませたのなら、そっちの方が厄介な気がする。
ブロッケンもとうとう限界か。
普通に考えれば敵のツープラトンをくらい続けたせいですが、コンビネゾンの反動が大きいんじゃないかと感じてしまう。
「本当にここまでよくやってくれた!」
そう思う。
「オレの想定していた期待を遥かに上回る十二分の働きを、お前はここまで見せつけてくれた!」
同じように思われた方はきっと多いはず。
キン肉アタルという人気も実力もトップクラスのキャラが登場したんですから、当然試合も彼の見せ場がメインとなり、ブロッケンはサポート担当で終わると思っていたんですよね。
ガッツリ成長や活躍が描かれたのは嬉しい誤算でした。
「成長したんだな……ブロッケン」
眼差しと言葉が優しい。
あの厳しいアタルが、ここまで温かさを露にするとは。
尊敬する男からの何よりの評価に、よせやいと返すブロッケン。照れてるな。
ブロッケンいわく「求められた仕事をしたまでのこと」。
マリキータ退場とともに脱落というのは予想通りですが、内容は期待と予想を上回りました。
最高に頑張ったよ。
わざわざリング外までゴロゴロ転がって休む姿がシュール。
タイミングよく退場するところまで含めて、自分の役割を果たしました。
ここからはアタルとアリステラ、一対一の闘いになります。
アリステラが闇の力に目覚めたらどうしようと心配していたんですが、そうならないみたいですね。
もはや引けないアリステラだが、自分が間違っていることにも気づいている。
倒して止めるしかない。
アタルの言葉は穏やかですが、相手の目の前で親友の胴体コーナーポストにブッ刺してシームレスに諭すのは、その。
犠牲にしてきたものを叫びながらアリステラは攻撃を仕掛ける。
家族、故郷、仲間、親友、己の人生。
自分だけでなく他者が犠牲になったから他の道を選べないんだろうな。
引っかかったのは故郷も挙げたことです。もはや星の救済を捨てているのか?
列挙しながら攻撃し続ける様は、子供が泣きながら殴りかかっているように見える。
「それでいい」「このためだけに」と繰り返すのも、必死に自分に言い聞かせているようです。
もう見ていられないのでアタルは早くアリステラを倒してくれ。
そんなやり方では駄目だと、ブロッケンが激情で揺さぶってからアタルが正論と実力で知らしめる。冷静で的確な布陣です。
ブロッケンがいなかったらアタルが淡々と間違いを指摘し続けて、いたたまれない空気になっていただろうな。
アリステラに捕らわれ落下しながらもアタルは落ち着いている。
アリステラは苦労してきて、痛みを知っていて、優しさもある。
しかし活かす方法が間違っている。
それは確かに。
もう少し方向が違えば、オメガのキン肉マンと心から呼べただろうに。
アタルの業火の迫力が……!
ガッチリ捕まってたのに普通にクラッチ切って逆に首に足絡めるの、強すぎませんか。
アリステラの精神がガタガタになってるから外せたのかもしれない。
口数少ないアタルが、珍しく言葉を尽くして破滅へ向かうアリステラを止めようとしている。
まぎれもなく慈悲のなせる業なんですが、ナパームコンビネゾンがあまりにも強烈で言葉が頭に入ってこない。
といっても、アタルをサイコパスだのなんだの茶化すのも躊躇われます。
一部の要素を強調して貶されたり茶化されたりしたらいい気分はしないからな……。ここから二世の境遇になるとは考えづらいのに負の要素を延々引っ張られるブロッケンとか。
相手を救いたいと願うのと、その相手に必殺技をぶち込むのは矛盾しないんですよね。
『キン肉マン』はリング上で力と技をぶつけ合えば心が通じることも多い世界ですから。
話し合いで解決できる状況じゃないし、強力な技を使っちゃ駄目なんて言ったら戦いようがない。マイルドに見える技も大怪我してもおかしくないものばかりで、やりすぎかどうかの境界は曖昧です。
それはそうと、殺意が高いと言われれば否定できない。
「心臓病のフェニックスにこんな技を使うつもりだったなんて」という声もありますが、あの時点では知らなかったのでは?
そもそも心臓に爆弾抱えていようが健康だろうが関係ない破壊力に見える。
擁護してるのか違うのかよく分からない意見になってしまう。
アタル兄さんは厳しさの中に優しさを秘めた人だと思ってますが、厳しさの層が分厚い。
慈悲を発揮しつつぶちのめすので隙が無い。
そんな彼が厳しさ控えめで接するブロッケンはすごいな……。
序盤の無言ビンタ以外気遣われたり褒められたり、優しさばかり向けられている。
ブロッケンは強敵との激闘や過酷な訓練に果敢に挑むタイプですから、厳しくする必要がないのか。
『完璧超人始祖編』65話・66話
ロビンの仇を討つためウォーズマンが奮戦するも、ピンチになってしまう。
ロビンを慕い尊敬するあまり、ロビンの幻影に惑わされてないか?
復讐のために目が曇るなんて、かつてのブロッケンや今のアリステラみたいだ。
それじゃ勝てないよ……。
尊敬するのはいいけど、呑まれないようにしてほしい。
……偉そうなこと言ったけど、自分の師匠が回転しながら鳥取砂丘に埋まったら気になるし引きずるよな。ごめんウォーズマン。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
今ブロッケンがめちゃくちゃ輝いてるから、この後駄目になると言われるとキツい。
いくら頑張っても、活躍しても、つながるかどうかもわからない未来の話を取り上げて貶されるのは気の毒です。
二世を持ち出して悪く言われるのはネプチューンマンもか。「老害マン」って何やらかしたんだ……。
二世を読んでいない状態であれこれ言わずに確かめるべきですが、無印のキャラ達が鬱な方向に向かう話を読むのは怖い。
落ちぶれるブロッケン、自分の息子を殺害するアシュラ、老害呼ばわりされるほど迷走するネプチューンマン、ロビンの息子がグレて人間殺し、実は汚いことをしていたカミングアウト……どれも見たくない。
パラレルワールドにしてほしい。無理につなげなくていいです。
王位編から何事もなく過ぎるか、始祖編が発生するかでルートが分岐。
ブロッケンは前者だと未完の大器のままだが、後者だと成長イベントを経て「オレはやるぜオレはやるぜ」から先へ進めるということで。
>「>知らなかったのか? 大魔王からは逃げられない~」の方
もしかすると、勇者以上に逃げられないかもしれません。
そう考えると大魔王も楽じゃないと思いそうになりますが、力でねじ伏せてきた者が力で滅ぼされるのは因果応報と言えばそれまでです。
>「人生のツケ以下略」
改心や勝ち逃げ等を除いた悪役の大半が当てはまる気がします。
その台詞をぶつけられたザボエラは言うまでもなく、発言者のミストバーンもそうですし、バーンにも言えます。
強引な言い方をすれば、かつて一国を消し飛ばしたバランが、広範囲を吹き飛ばす爆弾のせいで亡くなったのも、過去の所業と対応しているかもしれません。
ハドラーやバランを捨て駒扱いしたから読者としても「そんな提案却下だ却下!」で済みますが、もし、仮に、部下達を厚遇していたら、読んでいてどんな感想を抱くか気になります。
「部下に優しくても地上を消す奴に従うのは……断ってくれてよかった」「今まで地上の平和のために戦ってきたんだもんな」という安堵が大半を占めるでしょうけど、惜しむ気持ちが湧いたかもしれません。
切り裂かれてから絶命するまでの間、彼が何を想っていたか気になります。
もっと言えば、光を凝視しているところから心境を知りたいです。
メッセージありがとうございました!
『キン肉マン』301話
あのマリキータマンが理解に苦しんでいる。冷や汗流してる。
内面が見えなかったマリキータが、アリステラ以外の話題で感情を見せるようになってきた。
解釈できずにいたら教えちゃうのかよブロッケン。全身がミシミシいってる状況でか。
まあいいか、解説は大事だ。読者のためにも。
Lの陣形の意味は『最後まで望みを捨てずに闘え』。
・せっかくの秘密のサインを自分でバラすなんてバカ
・やられていくだけの仲間に送る最後の言葉じゃないか、見捨てたも同然
マリキータがこの二点をツッコんだ。
一つ目は別に構わないでしょう。バラしたところで不利になる情報でもない。……最初から口で言えばいいなんてツッコんじゃいけない。
二つ目は大事な部分です。
それにしっかり返答することでフルメタルジャケッツの株が上がります。
・勝負を捨てるな、ではなく望みを捨てるな
・アタルとブロッケンの望みは、恨みに生きる虚しさをグロリアスの二人に気づいてもらうこと
「オレの」じゃなくて「オレたちの」と言っているのがいいですね。
アタルが考えを表に出さないからブロッケンが彼の分まで喋ってくれます。読者に優しい。
それはできないと言うマリキータに、できると断言するブロッケン。
勢い任せだけど彼はそれでいいと思います。理路整然と論破するのは求めてない。
「復讐なんて虚しいからやめろ」という台詞はありがちですが、安易な印象を与えるか、説得力を持つか、発言者と相手の状況によってかなり変わりますね。
復讐と一口に言っても、『キン肉マン』だけ見てもブロッケンかアリステラかロビンマスクかで肯定したくなる度合いが全然違うからな。
ブロッケンも己の復讐や立場に言及した。
そうなんですよね。
ブロッケンも一族の誇りを背負ってきた男です。
アタルに諭された場合「お前は使命や責任から逃げたくせに!」と言い返せるけど、ブロッケンには通じないんだよな。
そして、先祖から託されたか否か、積み重ねられた年月などは違うけれど、復讐に燃えたのはアリステラと同じ。
そんな彼は仇であるラーメンマンに教えられた。仇本人が復讐者に諭すのはどうかと思うけどそれはいったん置いておこう。
「そんなものだけで生きていちゃ……オレ自身の未来はない」
「そしてオレの未来がなければ、一族の未来もないってな」
うわラーメンマンの反応超見たい。
自分が惨殺した男の息子がこんなこと言うのはどんな心境なんだろう。
アリステラに対して気になっていたことをぶつけてくれた。
様々な方向から代弁者となってくれる男だ、ブロッケン。
使命だ責任だというけどアリステラ自身はどうなんだ、重荷を背負い込んで突き進んで潰れたらオメガの人々はどうなると思ったんですよね。
使命を果たすというのは破滅しに行くことじゃないもんな。
アリステラに「復讐はやめた方が……」「そのまま進むと破滅するぞ」と思うのは、星が滅びそうな状況で復讐を優先しているからですね。
まずは星の危機に対処しないといけないはずなので、恨みを捨てろというアタル達の言葉に説得力が増します。
仇を倒して帰ったら星が滅びてました、なんて事態になったら彼も民も未来はない。
アリステラの未来を想うブロッケンが再び輝き、その力に驚愕するアリステラとマリキータ。
主人公側の力に「何だこの力は!」するお約束の展開に興奮しかけたところで思わず「おい……」と言いたくなった。マリキータに。
まだブロッケンを雑魚扱いするのか。この期に及んで。
その「ザコ野郎」相手に二人がかりで何度も攻撃くらわせておきながら倒せずにいるのはどいつだ。
リーダーの右腕みたいな顔をするならば、チンピラめいた言動は慎むべきでは。
アリステラの評判まで悪くなったらどうすんだ。
恨みを捨てた者の力を見せることが、今のブロッケンに課せられた最大の仕事。
ブロッケンが役割を自覚した!
己に課せられた仕事は絶対に遂行する責任感が彼の魅力だとアタルも言っていた。
特殊な技は使わず、湧き上がる力に任せて強引に両腕を抜く!
そのまま二人まとめてジャーマンで投げる!
さらにマリキータの天道羽根抜刀をベルリンの赤い雨で切り裂いた!
最高のタイミング、最高の演出。
カッコいい。
その一言に尽きる。
ブロッケンが最高に輝いてる……。命を燃やしている。
手が燃えているようなエフェクトなのは業火のクソ力だからでしょうか。
私は気づかなかったのですが、斬り上げてぶつけ合う形で迎撃したのではなく、回避しつつ上から叩き切ったのは、この瞬間は相手を上回ったという描写なのですね。
ベルリンの赤い雨は、威力が高いからこそ決め技にならないイメージがありました。
『ボスに即死技は効かない』的な。
実際、序盤で出した時はあっさり止められました。
でも、ここぞという場面で繰り出されれば決まるし、決まればものすごく強い。部位破壊にはこの上なく有効です。
マリキータの翅を片方落としたのは大きいですね。
飛行刺突拘束さらに斬撃と機能豊富すぎるんだよあの翅。
誇りのため、オメガの教えの正しさを証明するため、なおもグロリアスはブロッケンに攻撃を繰り出す。
直撃した……が、ブロッケンは立ち上がる。
オメガ側が恨みにこだわる姿勢を見せれば見せるほど、ブロッケンが燃えるんですよね。
「へッ、おかげで最高に充実している」
満身創痍のはずなのに、笑みを浮かべてやがる。
まさに不撓不屈という実況に同意せずにはいられない。
グレイブヤードスプラッシュ直前の禍々しいエフェクトが気になります。
ひょっとして負の感情を糧とした、新たな力に目覚めようとしているのか?
アリステラだけでなくマリキータの体からもオーラが放たれているのが気になります。
今までアリステラへの友情をアピールしながらもクソ力には目覚めなかったのに、危険そうな力はサラッと発現させるのか。
呪いじみたオーラを見て平然と「ウム、あともうひと押しだ」と言えるアタル兄さんが怖い。あの、相手が闇の力に目覚めかけてる感じなんですけど。
敵が負傷しているとはいえ、ツープラトンを涼しい顔で止めるのもやばい。アリステラもマリキータも汗かいてる。
それにしてもグロリアスは同じ技を繰り返してばかりなような……。
効果的だと判断してやっているのか、単に技のレパートリーが少ないのか、どちらなんでしょう。
肉のカーテンで防御→タックルで分断→ナパームストレッチの仕掛け→合体の流れがスピーディー。
くるか、フルメタルジャケッツのツープラトン。
名前も出ておらず、ここからどんな風に展開するか不明なので、不発に終わることはないでしょう。
次回で決着と思いたいのですが、アオリが不穏。
マリキータが倒されることでアリステラが呪いのクソ力に目覚めるとかやめてくれよ。
新たな展開につなげるとしても、ひとまず試合を終わらせてからでいいよ……。
マリキータは呪われた道を歩むアリステラの背中を押しまくってきただけに、事態を厄介な方向へ動かしそうでものすごく不安です。
ここまでブロッケンが体を張って説得したんですから、無駄になってほしくありません。
アリステラがマリキータを受け止めて二人ともダウンするけど命は助かるとかそういう感じでお願いします!
穏便に一時離脱してほしい。
マリキータマンがオメガ側のロビンマスクとか言われてるから、下手に追い詰めると何が発動するか分からないので……。
『完璧超人始祖編』63話・64話
普通のタワーブリッジでも相手の体をへし折ることができるのに、さらに威力が増した。
サラッと命を奪ったと言ってますね。
初期は命が軽かったからなぁ。ギャグみたいな勢いで大量に死んでた記憶が。
ロビンの新技でもネメシスを倒せず、逆に窒息死か両腕をもがれそうになる。
そんな姿を見たくないと叫ぶスグルに対し、ロビンは命に代えてもネメシスを倒すと宣言。
覚悟決まってんな。
素直にカッコいいと思いつつ、「ベテランの実力派」にフフっと笑ってしまった。本人は自分のことを「若さゆえの爆発力には欠けるのを知識や経験で補うベテラン」と思っているけど、実際は若手以上にめちゃくちゃしやがるので。
自分の体に多大な負担を掛けながら追い詰めるロビンだったが、ネメシスにとどめを刺されてしまう。
落下しながらウォーズマンに語りかける場面はいいシーンだと思うと同時に、「復讐の道具からよき弟子とみなすまでの変化を描いてくれていたらなあ……」と思いました。
敗れたロビンに「きさまのような男こそ完璧超人として生まれてくるべきだったのだ」と語るネメシスに「敵への敬意か?」と感心しかけたものの、下等超人の割には頑張ったというニュアンスなので違うようです。
その後ロビンの体を投げ落としたので好感度ダウン。
仲間に死体蹴りしたグリムリパーよりはマシですが、傲慢な男だ。
ネメシスに対する怒りが湧き上が……ちょっと待っておかしくない?
回転しながら落ちたってそんな埋まり方しないだろ。
「現在ロビンは鳥取砂丘に埋まっているらしいけど、どうしてそうなったんだ」と疑問に思っていたら予想外の解答だった。
てっきり、敵の技によって叩き込まれたのかと……。
ウォーズマンの戦いが描かれるのにロビンのダイナミックな埋まり方が頭から離れない。
ダイ大感想修正版 9
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『キン肉マン』300話
前回「出てきてすぐ流れ作業みたいに必殺技くらってダウンして復帰するって、ブロッケンの扱いが……。せっかく気合入れたんだから、もう少しカッコよさを持続させても」と思いました。
今回の見せ場を見てジェットコースターみたいなキャラだと思いました。やられたり輝いたり忙しいな!
恨みを捨てることはできないと答えるアリステラ。
台詞にわずかな間があったり、下を向いていたり、葛藤が窺える。
復讐を否定する台詞は「部外者が恨みを捨てろだの復讐やめろだの気軽に言うなよ……」と思うケースもありますが、アリステラはやらされている感が漂ってるからなぁ。
「先祖に申し訳が立たない」という理由で重い荷物を捨てるに捨てられず、よろめきながら歩いているようでいたたまれない。
呪いだと認めながらも破滅へ歩むアリステラをマリキータは肯定する。
「お前が行くと決めたのなら、それがどれほど呪われた道でもオレはお前についていく……。どこまでもな」
いや止めろよ。
クソ力を負の感情で発動させようとするアリステラ。
それじゃ駄目だと言われたばかりでしょう。
相性悪い要素を無理矢理組み合わせるより、別の力を探した方がいいのでは?
発動できたら強敵になりそうですが、そうなると完全に闇に堕ちて葬られるしかなくなる。
宿命を教えてやると言って披露したツープラトンがマリキータマンをぶん投げるだけって、それでいいの?
アタル兄さん腕組みしたままだしブロッケン一人に止められてるぞ。
流血しつつも受け止め切ったブロッケンに、マリキータが動揺を見せる。ブロッケンのこと舐めてたからな。
マリキータを止めたままブロッケンは語りかける。
先ほどアタルが道を示したものの、アリステラは拒絶しました。
アリステラが決意を述べたなら、アタルはそれ以上言葉を費やさない。
それでも手を差し伸べるのがブロッケンの性格であり、役目か。
「わかんねえって言うのもわかるけど……でもほんとはわかってんのもわかんだよ、オレにはお前の気持ちが。なんとなくだがよ!」
この台詞、上手いなあ。
意味が分かりづらいけどちゃんと伝わる言い回しです。拙いながらも必死に感情をぶつけている感がよく出ている。
言い換えるなら、「アリステラの、今更恨みは捨てられないという主張は理解できる。だが本当は、恨みを捨てないといけないと感じているのも、オレには伝わっている」というところでしょうか。
こういう言い方はブロッケンに合っている。
思考を整理できていないまま、それでも訴えかけるのがいい。
「このままじゃお前、不幸になっちまう。だから素直に……わかってくれよ!」
読者の気持ちを代弁してくれた。
それにしてもブロッケンは……自分を攻撃している相手に不幸になってほしくないと言えるのか。
このお人よしめ。
大好きだ。
ブロッケンは、警戒心足りないんじゃないかと心配したくなる甘ちゃんですが、そこがいい。
登場時も自分の復讐心より人助け優先した男ですからね。
ブロッケンの説得にマリキータは激高し、再度穴だらけにする。
「お前なんかにアリステラのことが、わかってたまるかーっ」
私にはお前の方が分からないんだよ!
試合がここまで進んでも、彼の考えていることは「オレはアリステラについていくぜ!」しか分からない。
「あんたなんかに〇〇のことは理解できない!」と書くと厄介なファンみたいだな。
簡単に理解できないのは事実だけど、分かろうとする姿勢すら否定しているじゃないですか。
全自動アリステラの背中押し機と化すのはいい加減やめろよ。その先崖だぞ。
これアタルが「間違った道を歩むのを後押しするのは友情とは呼べん!」と真・友情パワーを提唱する展開にならないか?
もしアリステラが和解を選ぼうとしたら、ブロッケンを攻撃して決裂させようとしないか心配です。
アリステラを英雄にするため、アリステラが今まで歩んできた道を肯定するため、アリステラを想っての善意で。
ブロッケンの体がどんどん穴だらけになってる。
もっとボロボロになってほしいとか流血してほしいとか思ってたけど、これ以上いくとグロくなりそう。
ブロッケンが回避しないのは、実力の差もありますが、真っ向から想いをぶつけようとしているようにも見える。
愚直だ。
まだやれるかというアタルの問いに当然だと答える。
重傷のブロッケン一人に任せるアタルと、すぐ加勢するオメガ側で対比になっているかもしれない。
フルメタルジャケッツの信頼を言葉で語らない態度と、口に出して確かめ合うオメガ側も対比になってるか。
オメガ側ばかり二人で攻撃しているけどルールはどうなっているんだろう。
不安にさせてスマンと相方に謝るアリステラに好感が持てます。
だからこそ止まってほしい。
「オレたち二人に後退という選択肢はもはやない」
あの、パイレートマンは?
オメガの中では穏健派と聞いたのですが。
スグルに破れ、和解の道を進もうとしているとのことなので、パイレートマンと話し合ってください。
きっとまだ戻れるはず。
まずは相手を潰す、考えるのはその後って……周りが見えてないというより、あえて無視しようとしているな。
グロリアスグレイブヤードスプラッシュ→グロリアスエヴァンタイユのツープラトン二連発がブロッケンに炸裂。
軍服脱ぐ前のダメージは除外するとしても、トゲで刺されて流血してまたトゲで刺されて流血して今度は大きな爪で深々と切り裂かれて流血して、そこから関節技で両肩を締められる。
もうボロッボロ。
ダメージがえぐいことになってるはずですが、ブロッケンは耐える。
吐血し、苦しげな表情の彼を見て「そうそう、見たかったのはそれだよ」と思いました。
ろくに傷つかずスマートに戦う姿を求めてはいない。
血まみれになりながら必死にあがいて勝利をつかみ取ってほしいんだ。
頑張れ。
自分のため、仲間のため、そして敵のためにも倒れるな。
ここでマリキータが、アタルがカットに入らないことをネタにブロッケンを煽る。典型的なヒールムーブ。
「お前はもう見捨てられたんじゃないのか」
それ、挑発失敗するパターンだ。
間違いなく「あの人はオレを信頼している」と答えるのが予想できる……と思ったらちょっと違った。
「ソルジャー隊長は誰も見捨てない! オレのことも……お前らのこともな!」
おお……。
散々痛めつけられても相手を想うブロッケンはマジでお人よしだ。
アタルへの評価も兼ねたいい返答です。
正直、試合始まるまではアタルのことを「ソルジャーチームへの仕打ちを考えると敵には容赦ないタイプだよな」と思っていたんですよね。
途中まで倒すべきボス属性がつく勢いでした。
でもブロッケンがアタルの強者属性を指導者属性にガンガン変換して『慈悲深く相手を導いてる』アピールして勝ちへ持っていこうとしている。
げっ、またロールシャッハ・ドットか。
アタルにやってほしい気持ちはあったけど今更使われても困る……と思ったらまさかの!
やられた。
燃えると同時に笑ってしまった。読んでて「ぶえっへ!」となりました。
対戦相手と読者を混乱させてきたマリキータマンが困惑している。
アルファベット一文字が浮かんでくるのは絶対想定していないだろ……。
「心を読んでやるぜ!」→「読めたぜ!」→「何だこれは!?」となった彼の心境を想像すると面白い。
相手の精神を揺さぶろうとしたら盛大に逆効果になってしまったことに気づいたかどうか。
「バッファローやニンジャがいるから椅子使って陣形してほしいな。でもブロッケン達には見えないか」と思ったので、ここで使うのは予想外。
「マリキータがアタルにロールシャッハ・ドットを使う」「ピンチの時に血盟軍が陣形を作る」までは予想していたものの、まさか組み合わせるとは……。
敵にやらせる発想はなかった。完全に。
これが『キン肉マン』か。
私は気づかなかったのですが、陣形はオメガ側にも向けられているという感想を見て目から鱗が落ちました。
たしかに、「隊長はオメガのことも見捨てない!」という流れで出たんですよね。
「お前達も星を救うことを諦めるな!」と思っているなら熱いな!
ブロッケンが選ばれた理由を実感できて嬉しいです。
パートナーの役割と言えば「瞬時に意図を理解しサポートを行う」が浮かびますが、「相方にできないことをやる」を出してきた。
寡黙なアタルとは違い、ブロッケンだからこそ心のままにがむしゃらに言葉をぶつけることができる。
今までブロッケンに対しては「がんばれー」「勝ってほしい」「アタルをサポートするんだ!」と思っていたのですが、「アリステラを止めて救ってやってくれ」「アタルにできないことをやってほしい」と思うようになりました。
これまでずっと「オレはやるぜオレはやるぜ」だったブロッケンが、相手に共感した途端一気にクソ力の真髄に辿り着いたのはすごい。
フルメタルジャケッツ側は、もはや勝てるかどうかではなく、相手を救えるかどうかという段階にきています。
……陣形見た悪魔超人達の反応が知りたい。
手の甲にナイフ突き刺しながら観戦してないかなあ。
『完璧超人始祖編』61話・62話
傲慢なネメシスに過去の己を重ねるロビンマスク。
現シリーズのブロッケンとアリステラもそうですね。
相手を理解し、共感し、止めたいと思うことが正義超人に必要な姿勢なのかもしれません。
超人オリンピック……懐かしいな。
ロビンは絶対王者だったゆえに己が正しいと信じ、他人の意見など不要と考えていた。
しかし、スグルに敗れたことでプライドが打ち砕かれ、大怪我を負ったこともあって復讐の道を進んでしまった。
バラクーダ時代にも言及した……!
ロビンマスクは奇行とカッコよさ、熱さと笑いを併せ持ついい男だと思っていますが、イベントも挟まず仲間面したことだけはずっと引っかかっていました。
気軽に死んだり生き返ったりするのはそういう作品だからと割り切れても、何故かここは強烈に印象に残ってます。
「和解や謝罪は?」「友情に目覚めたなら真っ先にやることがあるんじゃないの」「スグル達に直接言うことはできなくても、陰で己の所業を悔やむとかあるだろ!」とツッコまずにはいられなかった。
戦闘技術を叩き込んだ弟子、ウォーズマンまでもが敗れたことでロビンのプライドは完全に砕け散ったが、清々しさすら覚えた。
ウォーズマンが負けた時ウスノロとか言ってませんでした?
試合直後はカッとなって悪態ついたけど、徐々に頭が冷えたんだろうか。
ロビンは敗北を認めて呪縛から解き放たれ、己に欠けていたものに気づくことができた。
それが“リスペクト”という概念。
自分以外の他者に敬意を払い認め合うことのすがすがしさ。
アトランティスもそうじゃないですか!
ダイ大のミストバーンを連想します。
敬意を抱く戦士、いいですよね。
傲慢だったロビンマスクが他者を認めるようになった。
その結果、友情パワーに目覚め、新たなプライドを得ることができた。
ああ……ようやくバラクーダから仲間化までの経緯が掘り下げられた。
かなりスッキリしました。
こういう描写が挟まれていれば、助けに来てくれた時めちゃくちゃ燃えただろうに!
友情など弱者の言い訳だと切り捨てるネメシス。
いいぞ、自信に満ちた強敵ならそれくらい言ってくれないと。
膝蹴りをくらってもロビンは倒れない。
技巧に優れているはずの両者が泥臭く殴り合う。
それを見るスグルの眼には涙が。
「カッコイイのう、ロビンってやつは!」
そう思う。
カッコイイ奴が真面目におかしなことするから脳が揺さぶられるんだ。
何でガラスの破片集めてロビン・パワー全開にしたらベルが作れたんだよ! ワケわかんねえ。
ロビンマスクの拳がネメシスのガードに弾かれる。
肉のカーテンではなくパーフェクトディフェンダーか。
ロビンも新たな必殺技を繰り出す。
タワーブリッジネイキッド!
カッコいい……!
ああもう何でアトランティスが見ていないんだ!
アトランティスに観戦してほしかったです。ポールと一緒に。
「大嫌えな野郎」がボロボロになっているのを見て不機嫌そうなアトランティスを見たい。
そしてロビンの反撃を食い入るように見つめてほしい。
ダイ大感想修正版 8
ダイ大修正版 7
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『完璧超人始祖編』59話・60話
ネメシスの口から超人の歴史が語られる。
完璧超人は、神に選別された超人の末裔・系譜。
正義超人や悪魔超人を下等と見下すのも、選ばれなかった棄民の末裔だから。
ただの思い上がりではなかったのか。
……さらっと流されていますが、ロビンマスクは現存する古文書にはほぼ目を通しているらしい。
そういうキャラだったっけ。
ロビンに関しては自信が持てない。
いつどこからどんな設定が生えてもおかしくないイメージがある。
神々が超人を作り、しばらくは平穏が続いていた。
しかし彼らは醜い争いを繰り広げるようになり、地上の惨状を嘆いた神々は干渉することを決めた。
「自ら生み出した生命体の愚行の責任は自らが取る」か。
全滅させようとするのは極端すぎますが、生み出した責任を自覚し、世界を憂いて対処しようとするだけでもマシな気がする。
荒れてるのに放置したり、関わり方が中途半端なパターンも多いので。
カピラリア七光線ってブロッケンが人間に戻って無効化したやつか。
ここでそんな活かし方してくるとは思わなかった。
さすがに全超人抹殺はやりすぎということで、ある神が異を唱えた。
「勝手に生み出しておいて、失敗作だと気づけばすぐ処分する。それが神である我らのすることか!?」
ま、まともだ……!
キン肉マンの神々は何もしないか、ろくでもないことするかの二択だと思っていました。申し訳ありません。
醜い争いを繰り広げる者もいれば、状況を改善しようする優秀な超人もいる。
前者は殺してしまえばいいが、後者は救出してやるべき。
過激さは残っているものの、おかしくはない判断です。散々醜い争いを見た後ならば、それくらいしないと変えられないと思っても仕方ない。
しかし他の神々は承諾しない。
一部に優れた者はいるが、後に同じことをやるだろう。そうなった場合、生かした責任は。生き残らせた者達への説明は。
超人と直接関わることをよしとしない彼らに、その神が下した決断は……神の座を降り、一超人として指導者になることだった。
自分が模範となって厳しい戒律を定め、鍛え直す。
おお、自らの手で面倒見ようとしてる。
「おまえほどの神が」と言われるような立派な男が、天に戻れなくなる覚悟のうえで。
そこまでして改善しようとする気概はありがたい。
彼に助けられた者を除いて超人は死に絶え、救い出された超人達が完璧超人となった。
あれ、じゃあ正義超人と悪魔超人はどうなんだろう。
作中でもツッコまれたから後で描かれるかな。
話が終わり、ネメシスが猛攻を開始する。
兜がゆがみ流血するロビンマスクの姿が悲壮だ。
「ロビン……」となったところでアノアロの杖→ユニコーンファイヤーヘッド発動!
落ち着いてしんみりさせてくれない。
気迫のこもった攻撃でもネメシスを倒すことはできず、脳天を叩きつけられるが、ロビンはボロボロになっても立ち上がる。
くっそカッコいいな!
たった今「今度は火属性か!」と叫んだのにもう「ロビン……!」ってなってる。
驚きと興奮の間で高速反復横跳びしてます。
この勇姿をアトランティスに見てほしかった。
ロビンの自尊心について言及したネメシスに、彼は答えを返す。
スグルに敗北した日にプライドを砕かれたが、それと引き換えに新たなプライドを手に入れた。
今回の話は興味深かったです。
ここまでガッツリ関わろうとする神様に感動に近いものを覚えた。
ただ、気になるのは「グロロロー」ですね。
この口癖? は無量大数軍のストロング・ザ・武道と同じです。
武道の中の人は元・神なんでしょうか。
超人と直接関わった結果、失望し、滅ぼしにきたのか?
元・神なら不老でも不思議じゃないし。
「たしか武道もグロロって言ってたような……元・神=武道じゃないか?」と思い、確認するために序盤を読み返すと、引っかかるやりとりがありました。
武道がタイルマンを人間にしたあたりです。
平和を守ろうとするタイルマンに、人より優れた超人の力を誇示しない理由を問い、「平和な世になってしまってはそんな力など必要なくなってしまうではないか!」と、まるで暴虐を煽るかのような言葉を投げかける。
それに対し、タイルマンが「超人がひとりもいなくてもいい平和な世の中を作り上げることがオレたちの使命だ」と答える。
立派な答えです。
超人達が平和な世界を作ることを望んでいた元・神が喜びそうな内容です。
武道の反応は、「キレイ事ばかりほざく」。
正反対じゃないか……。
理想に燃えていた元・神ならそんなことは言わず、感心するでしょう。
ただの別人なのか、変質してしまったのか。
現実を突き付けられて心が擦り切れたならば辛いな。
武道に気を取られてタイルマンの台詞を深く考えませんでしたが、改めて読むと高潔な志を持っています。
こういう、「自分が必要とされなくなるかもしれない、平和な世界を作るために戦う」展開に弱いんですよ。ダイ大とか。
注目したいのは、言ったのがメインキャラではないことです。
理想を抱いているのは一部の実力者だけじゃないと思える。
始祖編は勢いやテンポの良さはそのままに、無印の設定やエピソードを丁寧に拾って話を組み立てる隙の無い作りになっています。
たまに「完璧な犬」など予測できない要素もぶち込んでくるので刺激に満ちています。
ダイ大感想修正版 6
ダイ大感想修正版 5
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「人が排除しようとする~」の方
ハッとしました。
ダイ大で異質な存在と言うと異種族を連想しますが、同じ種族でも思想が違うだけで当てはまってしまうことが頭から抜け落ちていました。
後者も別の方向で厄介です。
外見や身体能力といった分かりやすい差異があるならば最初から距離を置くでしょうけど、下手に近いと反発や抵抗感が強まりそうです。
バランとソアラの行動は人間同士でもまずいんですよね。
王族というだけでも厄介なのに、種族の違いが絡むことで難易度が跳ね上がります。
身分を理由に、何もかも我慢しろ、犠牲になれとは言いませんが、もうちょっと慎重に……と思ってしまいます。
上手い立ち回りを求めたところで二人には困難だと分かっていますが、最終的に一国が消し飛ぶ事態になってしまったので。
竜の血で力を得る展開は珍しくなく、バランも行ったばかりなのに、ぎょっとしました。
言い出したのが幼く見えるダイだからかもしれません。
>ハドラーの凄い所って~
あ、確かに。
脅しても言うことを聞かず、そのまま引き渡される可能性もありました。
出世欲がどういう方向に働くか、ある程度思考や行動を把握していたから賭けに成功したのでしょうね。
ザボエラの一番の理解者であったと言えるかもしれません。
>結局バーンは神に復讐を謳いながら~
仰る通りです。
力で押さえつける神々のやり方は間違っていたと思いますし、バーン達が同じようにするのも無理はないと感じますが、結果を見ればより強い力に潰されて終わりました。
いくら強くても力で敵を排除し続けるだけでは限界が訪れるでしょうから、別の方法を発見し、地上と魔界の関係が変わることを望みます。
>ネガティブな~
真面目に考察された結果ですから、お気になさらないでください。
私もそういう方向で考えることが多いので。
マイナスに考えてしまう要素が各所にあるのは確かです。
メッセージありがとうございました!
『キン肉マン』299話
アタルの優しい言葉と眼差し、止まれないアリステラの悲痛な表情などで燃える一方、マリキータとブロッケンにツッコミが追い付かない。
ブロッケンの扱いが……。
せっかくカッコよく決めて見せ場が来るかと思ったら、攻撃が当たらず反撃くらってダウンってひどくないか。
吐血したけど少ししたら普通に立ち上がるし、流れ作業みたいにやられて復活。
もう少しカッコよさを持続させてもいいだろ……。
しかもさりげなく発光してる。
ブロッケンを活躍させたいのかそうでないのか分からん。
すぐ不利になったり有利になったり、望む展開に持ち込みやすいキャラなのかもしれない。
ブロッケンの安定感の無さに若干「つ、ついていけねえ」と思いましたが、マリキータマンはそれを上回る。
・アタルはアリステラを罵ってないのに罵ったと言い出す
・飛行能力だけでなく棘を備え、相手を拘束することも可能という反則的な性能の翅
・ブロッケンを恥ずかしい姿勢に固めて落としやがった!
・アリステラの思考を誘導してないか?
分からない。何も分からない。
気を取り直して、最初から見ていきましょう。
シャイニングウィザードだ! かっけえ!
好きなんですよね、名前も見た目もカッコいいので。
アリステラの台詞をぶった切りながらの一撃、無慈悲。
アリステラの指から血が迸るのが痛々しい。
手に入れた力が通用しないことに動揺を隠せないアリステラ。
彼を穏やかに諭すアタルはカッコいいんですが、真弓の姿を映すのは説得力が大幅に下がるのでやめてほしい。
アタルも昔はソルジャーチーム襲撃して雪山に放置する程度には慈悲が無かったんですよね。
スグルの影響で優しさが芽生えたんでしょう。
マリキータがカットに入り、止めようとしたブロッケンがウィングラッピングシャットからマリキータデッドリーライドの餌食に。
ゲーッ、何だその体勢!
相手の腰・股関節等を効率的に破壊する完成度の高い技ですが、見た目が凶悪。
この技でブロッケンが終わらなくてよかった。
敬意を抱いた相手に出す必殺技らしいのですが、マリキータはブロッケンを舐めてましたよね。それだけ焦っているのかな。
ブロッケンはちゃんとタッチして交代したのにマリキータは怠ったため無効とされましたし、周りが見えなくなっている。
それにしても翅が便利すぎない? 多機能だし手軽に必殺技まで繋げられるし。
「何も知らないお前らごときが、アリステラをこれ以上罵るなーっ」
罵ってません。
ろくに知らないくせに偉そうなこと言うなというのは、この場面だけ見ればその通りなんですが、ロールシャッハ・ドットで知ったようなこと言い出す貴方に言われても……。
リーダーの右腕を気取るならば、ひたすら肯定するのではなく諫言も必要だろうに。
側にいるマリキータが背中を押しまくるから、アリステラも止まれなくなったんじゃないか?
そもそもアリステラが焦ってるから何が必要か答えただけでしょう。
アリステラが精神的に弱っている。
マリキータに縋りつく姿が痛々しい。
あれほど威圧感のあった表情が弱気に……。
感情を描きにくそうなデザインなのに表情の変化でしっかり見せているのがすごいな。
だからこそ、内面が分からないマリキータが異質に感じられる。
「そんなただ都合のいいもんなんてあるかよ」
ブロッケンの至極真っ当なツッコミ。必殺技くらって血を吐いたのに元気そう。
「特殊体質で無敵の力を吸収して邪魔者排除して神越え完了悲願達成」で済むはずありませんよね。作中で指摘されると安心します。
アタルだけでなく、ブロッケンの体も光を帯びる。
さりげなくクソ力に目覚めてる……!
話の流れを考えると、敵への慈悲も含まれていて真髄を発揮できる状態ですよね。
アリステラはアタルに敵わず、ブロッケンまで力に目覚めては、オメガ・グロリアスの勝ち目は薄い。
恨みを捨てねばならないと理解したはずのアリステラだが、無理だと切り捨てる。
薄々察しながらも否定せざるを得ないのは辛いな。
アタル達の「恨みを捨てろ」という主張は、それだけだと一方的に聞こえるけど、オメガ側に星を救うという目的がある以上そう言うのも当然なんですよね。
救うための力が恨みのせいで発揮しきれないんですから。
マリキータがきなくさくなってきた。
アタルの言葉を罵りと認定して遮断しようとする。
アリステラがどういうことだと困惑する様に、マリキータがいい加減な情報を吹き込んだ可能性がちらつく。
そして、マリキータの問いかけが、恨みを捨てるなんてお前にできるわけないと言っているように聞こえる。
復讐に囚われているアリステラの目を覚まさせるどころか、曇らせようとしてないか?
アリステラが止まれないのは自分の意地やコンプレックスだけでなく、先祖の悲願、仲間の心情など、他者の存在もあっての台詞でしょう。
それならば同胞であるマリキータがフォローすれば踏みとどまれそうなのに、オメガのため、アリステラのためと言いつつ破滅へ進ませている。
裏があってほしくないけど、善意でやっているのも問題です。
何か企んでいる方がマシかもしれないんですよね。悪意も自覚も無しに追い詰めている方が恐ろしい。
アリステラが自分で止まれないのなら、アタルとブロッケンが止めるしかない。
ツープラトンで決めてくれ。
『完璧超人始祖編』57話・58話
ハリケーン・ミキサーからの追撃!
グリムリパーが敗れたか。
いいヒールだった……と言いたいところですが、まだ終わらない模様。
動揺を見せたため底知れなさが薄れたと思ったのですが、再び「何かある」と感じさせる言動を見せる。
大ダメージを受けたはずなのに平然と立ち上がり、笑みまで浮かべるとは。
敗北すれば自害するのが完璧超人の掟。
しかし、グリムリパーは「自分を倒したバッファローマンに敬意を表する」という理由で、己にとどめを刺させようとする。
やめたほうがいいって。絶対何か企んでるよ。
キン肉マンも殺害を止めようとする。
「それをやったら、おまえがますます遠くへ行ってしまう気がして」
こういう切ない台詞がキン肉マンの口から出るとは思わなかった。
スグルやテリーの制止を振り切り、バッファローが手を下す。
正義超人達の想いは彼に届いたはず。
友情が失われていないからこそ、バッファローマンが踏み出した気がしてならない。
友に背負わせないよう、汚れ役を引き受けるために。
甘さが命取りになると言う彼自身も、スプリングマンの亡骸を拾い上げてるので、非情になりきれていませんが。
角で貫かれたグリムリパーの表情が不気味。
屍を残さず消え去るのも意味深。
やっぱりキルバーンを連想してしまう。
ダイ大みたいに激戦が終わって皆が勝利に沸いている中現れて、まとめて葬らないか心配になる。
正義超人や悪魔超人を下等超人と蔑むネメシスに、ロビンが毅然と反論する。
ウォーズマンもポーラマンの前に姿を現し、次は超人師弟の闘いです。
実力者のネメシスと互角に渡り合うロビンマスクはさすがだ。
問題発言や行動に気を取られて忘れがちだけど、正攻法でもかなり強いんですよね。
と思った直後にアイス・ロック・ジャイロ繰り出しやがった!
アノアロの杖で火属性、アイス・ロック・ジャイロで氷属性と、属性攻撃が豊富ですね。
ロビンマスクとマリキータマンが戦ったらどうなるんだろう。
……読者の脳と睡眠時間が溶けそう。
傲慢なネメシスもロビンマスクの実力を認める。
そう、真っ当な攻防でも十分強いんですよね。
いつ斜め上にかっ飛んでいくか予測不能なだけで。
次回は完璧超人が他の超人を下等と見下し、下界との関りを断ってきた理由が語られるようです。