漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
1000円ヒーロー 7巻
キャラクターについて 6
今回は様々なキャラクターについて。
キャラクターについて 5
今回はダイ以外の使徒について。
キャラクターについて 4
今回取り上げるのはザボエラ、フレイザード、キルバーン。
昔は外道・卑怯で一括りにしていましたが、振り返ると傾向が異なりますね。
みんな違ってみんないい。
彼らの言い分に「気持ちはわかる」「一理あるかも」と思うこともしばしば。
それが行き過ぎて他の仲間や主人公側のキャラを「搦め手全否定の脳筋武人至上主義者」「綺麗事ばかりの偽善者」扱いしないよう気をつけたい。
えげつないやり方=効率的で賢いというわけでもないんですよね。やりすぎて追い詰められた敵が予想外の反撃に出たり、味方がいなくなったりしたら効率悪くなります。
「味方の被害を減らす」「反撃を受けないようにして敵を倒す」ならともかく、「自分が無事なら仲間はどれだけ犠牲にしてもいい」「敵の苦しむ姿を楽しむ」だと最低と言われても仕方ない。
結局三人とも敗北、退場することを忘れてはなりません。
主人公側に引っかかるとすれば、たまに「敵がやれば卑怯、こちらがやるのは正義」扱いしているように見えることでしょうか。
「味方まで巻き込む」「敵を無駄にいたぶる」なら非難も当然ですが、「相手の力を封じる」は別に卑怯じゃないと思います。
見せびらかさず、しれっとした顔でさらっとこなせばそのまま流されたかもしれない。
でも悪役には「どうだ、手も足も出まい!」と誇示してほしい気持ちもあります。
からくりサーカスの感想を見て回った結果、『キン肉マン』が期間限定で無料公開されていることを知ったため、読んでいます。
からくりサーカスの感想を探す→現在連載中の話でアタルがブロッケンJr.をパートナーに選んだことが語られている→調べてみると期間限定で公開中→試しに読んでみる
という流れです。
見たことがあるけど詳しく知らなかったキャラクターやシーン、聞いたことはあるもののどんな状況で出てきたか分からなかった台詞などを知ることができて楽しいです。
『からくりサーカス』最終幕 閉幕
フェイスレスの心境の変化については後半にまとめて語るとして、他の部分から。
今回はどの表情も気合入りまくってた。勝やディアマンティーナも素晴らしく、フェイスレスはその上を行った。
彼らの表情、特に眼差しによって心の動きに納得がいく。
重要だと思っていた台詞が幾つもカットされたのは残念ですが、ここまで来たらあまり言う気にならない。
敵のあるるかんとの対決は燃えますね。
フェイスレスの精神を宿した犬が勝を庇って命を落としたのは、もう嫌になったからだったっけ?
自分は犬の体で、愛する人と結ばれるという夢は絶対に叶わない。
そんな立場だと頭も冷えますし、傍から自分の姿を見ていれば滑稽であることに気づくでしょう。本物の人生を生きた師父も観ましたから。
ディアマンティーナは声も顔も可愛く作られているはずなのにおぞましい。
目が、目が怖い。
最古達は皆最後の精神を崩していきましたが、最も大きく事態を動かしたのはコロンビーヌだったかもしれません。
ディアマンティーナと会話しているときのフェイスレスの目が暗く、ゾッとさせられる。彼は何を思っていたのか。
分解されたディアマンティーナの声が機械じみていくのが怖かった。
落下地点が黒賀村から発射場に変更された。そちらの方が自然ですね。
フェイスレスはフランシーヌが天国にいると思っているけど、銀は地獄にいると思っている。
フランシーヌが自ら命を絶ったと知っている銀と、いつの間にか死んでいたと思っている金の認識の差が浮き彫りに。
言うまでもないと思いますが、フェイスレスは、最後にいいことしたからといって本気で天国に行けるなどとは思ってません。
からくり世界に地獄があるのなら、辿り着いたフェイスレスが銀とフランシーヌに再会して驚くだろうな。
鳴海がえんとつそうじが勝だと気づいている台詞に「!?」となりました。
原作だと言及されなかった記憶が。
尺が無いので仕方ありませんが、もっと掘り下げてほしかったな。
鳴海の性格なら、少年に背負わせたことを気に病むでしょうから。
原作を読んだ時はフェイスレスの退場に「やっと自分のやってきたことに気づいたか」と思ってましたが、声や音楽がついたことで泣きそうになりました。外道なラスボスの最期なのに何故……。
最期の台詞直前の目の動きと涙の盛り上がる描写が細やか。
実によかった。
EDの月虹の歌詞が的確に表しています。子守唄で眠れる。
最期に語りかけた対象にフランシーヌが含まれなかった理由を考えてきたのですが、しっくりくる答えが浮かばないんですよね。
シンプルに、兄への執着が強いためか。
フランシーヌへの執心が目立ちますが、兄への拗らせ具合も酷いんですよね。
鳴海を生かして兄にしようとしたり、あるるかん作って兄さんのより強いと強調したり。
執念・執着を感じるのは、プラハの街並みを再現した場所へ行くために「井戸」を通るところです。
銀は井戸に身を投げて死んだわけで……。
兄に対する嫌がらせか、井戸を通って過去に戻って来いと願っているのか。
「大好きな兄さんに、大好きな人を取られた」と認識していて、本人も周囲も後者ばかり意識しているけど、実は前半部分もかなり大きいんですよね。
フランシーヌと結ばれなかっただけなら銀に泣きついて立ち直ったでしょうから。
自分の幸せは「愛する女を奪って結ばれる」ではなく「大好きな兄さんとフランシーヌの笑顔を守る」ことでもたらされると気づいていれば、自分も笑顔でいられた。
エピローグの仲町サーカスはカットか。
平馬や涼子がカットされて人数少ないけどどうするんだと思っていたらそう来たか。
そして……最後にカーテンコールが!
尺がないから諦めていたのに。
あるるかんとオリンピアが美しい!
最古二名の傍に法安と涼子がいないのが寂しい……。
好きな組み合わせは多々あるけれど、一番はルシールとドットーレかもしれない。
本編では絶望しながら壊れていった彼が楽しそうな笑みを見せるのでこちらも笑顔になる。
フェイスレスの心境の変化について。
「急に改心していい奴になった」「悪行が無かったかのように救われた」と言われると、本当にそうか疑問に思います。
最期に笑みを浮かべたからといって、安らかな気持ちで死んでいったわけではないでしょう。
どう見ても、満足した、幸せそうな笑顔じゃありません。
自分が間違っていたと認めたことを改心と呼ぶにしても、救済はされていないのでは。
彼をただ痛めつけても、己の行動を悔いながら死んでいく、悪行に相応しい最期を迎えさせることはできなかったでしょう。
自分が正しいと思ったまま「残酷な運命やくだらない世界、邪魔する奴らのせいで愛する人と結ばれなかった可哀想な僕」で終わります。
勝やディアマンティーナといった自分の分身に近い存在に己の行動を直視させられ、自分の姿がどう見えるか知った。
己の言動を客観的に見ることができるようになり、ようやく間違っていたと認めた。
しかし、見方が変わっても何もできないまま死んでいく。自分の我儘のせいで幸せを打ち砕いたことを噛み締めながら。
それこそが最大の罰と言えるのではないでしょうか。
改心が安らぎをもたらすのではなく、苦しみを与える。
フェイスレスとの問答で重要なのは、主人公の答えだからといって全部正しいものとして扱われてはいない点です。
先に好きになった鳴海優先という勝の答えが正しいならば、金とフランシーヌが結ばれるべきという結論になりますから。
何故エレオノールを譲ったのかというフェイスレスの質問も、勝の最初の返答も、ズレています。
譲るも何も、彼女の気持ちが勝に向いていない。
後で勝も、しろがねが鳴海を好きだということが大事だと述べています。
それでも真っ先に挙げたのが「本人の気持ちが大事」という模範解答ではなかったのが、フェイスレスの心に刺さったのでしょう。
彼が唱えたのと同じ子供の理屈を持ち出し、その内容が矛盾を突き付けるものだったから。
先に好きになった者優先という勝の言葉を肯定するならば、鳴海としろがねを邪魔してはならない。
否定するならば、フランシーヌやアンジェリーナを先に好きになったのは自分という理屈で突き進んできたのが間違っていたことになる。
どう答えても自分を否定することになります。
好きなら奪えばよかったと無理矢理別方向の答えを出しても、そうすれば幸せになれたか訊き返されて再び自分の心を抉られる。
さらに強引に方向転換して勝を排除しようとしたら犬が妨害して死を選んだ。
「自分」が自分のやることを否定したわけです。
さらにディアマンティーナが自分の思想と一致する言動を披露。
愛してるから愛してくれと言われたらどう思うか体感できました。
自分そのものと言える彼女を破壊したことで、今までの己を否定したと言えるのではないでしょうか。
彼の目を覚まさせるには、まず計画をぶち壊して、夢に邁進するドリカムモードを解除しておくのが大前提。
そして、普通に正論をぶつけても効果は薄い。
「本人の気持ちが大事」「周りの迷惑を考えろ」「みっともないからやめろ」と言ったところで「僕が愛してるんだから彼女も愛して当たり前」「他の奴なんて知ったこっちゃないね」「自分を信じて夢を追い続ける姿がみっともないわけないだろ?」で聞く耳持たない。
「先に好きになった者に譲る」「愛してるんだから愛してるって言って」という自分と同じ発想の言葉をぶつけられたからこそ、どれほど子供じみているか、勝手だったか知ることができた。
自分の分身と言える勝、犬、ディアマンティーナに鏡を見せられまくってようやくこじ開けることができました。
「傍迷惑なラスボスの思想を打ち砕く方法は、分身が鏡やブーメランとなることだった」というのは上手い落としどころだと思います。
その後の共同人形遣いなども合わせて、考えを変えることができました。
それらは「兄」である鳴海にはできないことですね。
治療法を聞き出そうとしても「嫌だよ~ん今度は僕が兄さんに意地悪してやるんだ~」で何も解決しない。
問答・説得からの改心と捉えると急ですが、段階を踏んでいます。
勝犬ディアマンティーナによる鏡&ブーメランアタック
→自分の分身=未熟な弟である勝に手を貸すことで兄の立場になる
→一番幸せだった頃の記憶が蘇る
→自分と同じはずの勝が違う答えを出す、そうすれば彼女の笑顔を守れたと知る
そして、芸人を奮い立たせる観客である勝の前で、何かをやり遂げる気になった。
巻き展開で駆け足気味なのは確かですが、いきなり改心して善人になったわけでも、救われたわけでもないと思います。
最後にアニメ全体のまとめです。
演技や音楽は文句なし。
色や動きといった作画も、力を入れてほしい部分ではしっかりしていました。
原作では印象の薄かったキャラやシーンが、声や音楽、色、動きがついたことで強烈だと感じました。
ストーリーというか脚本には正直不満も多かったです。
比較的じっくり進む話や取捨選択が上手いところは満足できたのですが、カットや改変の結果ちゃんとつながっていないと感じられる場面が多々ありました。
カットや改変、キャラの代役自体が駄目なのではなく、それらが溶け込んでいないのが問題だと思います。
総合的な評価は……不満も抱きつつ楽しめました。
『1000円ヒーロー』87話
麗華が椿を助け、ユウロと対峙したら刃が加勢に来る。
政府ヒーローも民間ヒーローも垣根を越えて協力している。街が破壊されている状況で「政府ヒーローの問題」「民間が」などと言い出して揉めなくてよかった。
ユウロは余裕こいて一撃くらいそうになることが多いな。その油断が命取り……になるかどうか。
椿が刃を前髪呼ばわりしてる。まだ心に余裕があるということか。
刃が現れた時のニルの表情。
怪人とヒーローの溝が埋まると聞いて笑う顔。
刃のことが本当に好きなんだな。白駒さんを応援したいけど、ニルもなあ……。
ユウロの異変に同児が驚く。
確かに序盤は、千について他人みたいな口ぶりだったんですよね。
二重人格なのか?
怪人の人格と人間としての心があるとか。
キャラクターについて 3
今回はハドラーについて。
このキャラクターのことが気になって『ダイの大冒険』を読もうと思ったので、私にとっては全ての始まりと言えるキャラ。
迷走時の情けなさも覚悟を決めた後のカッコよさも両方あっての彼です。
だから「漢! 武人!」と言われると「いや前半……」となりますし、「鼻水! パワーアップのおかげで大物ぶってるだけ!」と言われると「いや後半……」となります。
そう言いつつ過去の自分も鼻水ネタがしつこかったかもしれません。気を付けます……。
絶妙なバランスのキャラクターですね。
キャラクターについて 2
今回はミストバーンについて。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「最新話読んで~」の方
ミストバーンは可愛いですよね。
「はっ?」などの反応や「がぼふっ」で驚く様子といった分かりやすいものから、誰かのために身を捧げる姿勢まで、様々です。
敵の体をバラバラにねじ切ろうとする恐ろしさがある分、異なる要素を見せると強烈なインパクトを与えます。
ミストバーンは読者と登場人物視点で大幅に評価や印象が変わってくるのが面白いですよね。
キャラクター、特に主人公側だと冷酷さ以外はほとんど知ることが出来ませんが、読者視点だと情や可愛さ、哀れさを感じます。
>バーン以外の相手からもありのままの自分を~
ミストは自分の正体を知ってもなお肯定してくれる存在を、大魔王の他に求めてはならないんですよね。
己の正体=主の秘密ですから、知られるわけにはいかない。
そう考えると、ハドラーから魂を認められたのは嬉しいと同時に複雑かもしれません。
あの肯定の仕方ならば、もしかすると正体を知っても……と思いつつ、確かめる機会が来てはならないんですから。
アルビナスは、もっとゆるーくふわっと考えられれば楽だったでしょうけど、そうできないのが魅力でもあるので悩ましいところです。
己は駒だ道具だと言い聞かせるような姿は切ないものがありました。
メッセージありがとうございました!
今週のからくりサーカスで、やっぱり忠誠心の高いキャラが好きだと実感しました。
冷酷な敵幹部が感謝されて戸惑う展開も好きなので、両方当てはまるミストバーンやアルレッキーノを好きになるのも必然だった。
どちらも戦士に対する敬意を完備。
好きになるしかない。
アルレッキーノはただでさえ高い好感度を退場でさらに上げるのが卑怯です。
多くの人間を殺戮し苦しめた恐ろしい元・敵幹部が満ち足りた顔で退場して「よかった……」と思わせるのは、ずるい。
罪は消えず、人々から許されたわけでもないが、最期まで忠誠を貫いて報われた。
『からくりサーカス』第35幕 抱擁
細かい不満が色々あるのでまずそちらから。
劇やってないのにえんとつそうじ名乗っても意味不明だろ。そこまで合わせる必要ない。
シャロンの言葉を伝えないなら何もないところから登場させる必要ありませんでしたよね? 何故無理に原作通りにしたんだ。
勝の理解者&ヒロインみたいなリーゼの行動、ちょっと唐突な気がした。そこまで関係深まるエピソードあったか?
一応敵地に二人で乗り込んだけど、その時は勝はコロンビーヌと、リーゼはアルレッキーノとの関わりが印象深かったからなあ。
だから会話が「これから知っていこう」という内容だったのは良かったと思います。
神父と赤ん坊が中途半端です。
赤ん坊はフランシーヌ人形と重ねるためと思えば省けないでしょうけど、抱擁のシーンで喋らないなら神父の方はカットしてよかったのでは?
赤ん坊が無事な理由がカットされて不自然さ全開。
また、神父の神や悪魔、天使といった単語が分かりづらい。日本語で構わないでしょう。そこまで原作通りにしなくていい。
尺がないから説明を大幅にカットせざるを得ないのに、わざわざ疑問増やすような描き方になってます。
何度も言いますが、原作通りするならする、しないならしないで区別をつけてほしい。
様々なものがカットされた状態で無理に原作に近づけようとして、かえっておかしくなっています。
そのままか、変更したのか、それによって後の展開も変えてください。
あと、今回の話に限らず、シャララ~ンという効果音やポワアアンなエフェクトが古いというか安っぽく感じて引っかかるのですが、これは私の問題で気のせいかもしれない。
そういうのは控えめにして絵で魅せてほしい。
もちろん素晴らしいシーンも盛りだくさん。
自分だけが生き残るわけにはいかない、幸せになってはいけないと自罰の念に囚われていた鳴海に「心で考えろ」と告げ、自分が代わりに宇宙へ行く勝は漢。
背負いすぎて自分の幸せもしろがねの幸せも求めるどころではなくなっていた彼を解放した。
小学生なのに覚悟して、彼もまた背負い込んでいる。
なんとアルレッキーノがパンタローネを連れていくシーンが追加されました!
嬉しい。
嬉しい嬉しい嬉しい。
カットの多いアニメで会話が追加されるなんて。代役ではない、独自の台詞を!
パンタローネに「生きているか」問いかけるのが、人形らしくないんですよね。
自動人形ならば動いているか訊きそうです。
教会で二人が生きていたことが分かる原作の展開もいいのですが、アニメもまた素晴らしい。
忠誠心の深さと二人の絆が沁みわたる。
ハーレクインの歌がとても気持ち悪かった。もちろんいい意味で。
素敵な声で晴れ晴れと高らかに歌われるため破壊力が倍増。楽しそうだなあ。
道化として作られたから歌も上手いのか。
あるるかんを振り回し叩きつけるのやめろ。
原作読んだ時は「最古に比べると最後は薄い気が……」と思っていたのですが、アニメだと不気味さ等々存在感が膨れ上がっています。
鳴海が教会まで辿り着いた理由が納得できるものでした。
しろがねが呼んだら当然だな!
鳴海が求めたなら当然ですね!
ハーレクインとの戦いはカッコいいBGMに二人の共同作業、パンタローネの奮戦の回想が乗って盛り上がった。
パンタローネの行動が鳴海を救った。
あれほどハーレクインを煽ったのも、狙いに気づかれにくいようにするためだったのかも。
普通に戦っていたら装置の不調に気づいて、他の攻撃を織り交ぜたかもしれません。
ハーレクインの「一本取られた」と言いたげな表情も味わい深いですし、切られた顔の下半分が舌を出しておどけているように見える。道化だ。
教会で抱き合いキスをするのは銀とフランシーヌの時と同じ。
まるで結婚式です。
使命から解放され、ようやく一人の人間に戻った鳴海の表情が優しく穏やかです。
泣いたしろがねに狼狽える様子が微笑ましい。
鳴海だと感じられる顔をしています。
ただ、引っかかるところもあります。
告白より先に言うことがあるのでは?
優しさゆえに背負い込んで辛く当たったことも、彼女への仕打ちを後悔しているであろうことも十分理解できますが、まずは謝ってほしかった。
これから一生かけて、彼女にもたらした苦痛や悲しみよりはるかに多くの笑顔と喜びを与えてください。
要するにイチャイチャしろ! 幸せになれ!
今までもしろがねは笑みを見せていたけど、「大好き」は輝き具合が飛びぬけている。
ここから一番好きなシーンです。
これを見られただけでも、アニメ化してよかった。
パンタローネの頭部を抱えて主を探していたアルレッキーノが見たものは、彼女の輝く笑顔だった。
アルレッキーノの声が震えている……!
もうここで鳥肌が立った。駄目だった。
何でそんなに感情のこもった声を……。耐えられないだろこんなの。
「機械仕掛けの神も~」の台詞を聞きたかったけど、急がず描いてもらえただけでもありがたい。
音楽がまたいい仕事しているんですよ。
ボロボロの姿が痛々しい。
必死にここまで歩いてきたんですね。戻って来いと命令されたからな。
アルレッキーノの瞳に光が入っている。
そして、表情が柔らかい。
登場時はあれほど無機質で、人形らしかったのに。
パンタローネに視線を向ける様が仲間意識……友情を感じさせます。
抱えられて登場した時はしかめっ面だったパンタローネが、満足げに微笑んでいる。おそらく主の笑顔を目にして、喜びを噛み締めた瞬間に停止したんだろうな。
二人が求めた彼女の笑顔は、彼らの健闘のおかげで生まれたんですよね。
アルレッキーノがブリゲッラを、パンタローネがハーレクインを追い詰めていなければ、鳴海が倒され、しろがねは笑えなかったでしょう。
アルレッキーノの目から光が消え、軋む音とともに動きを止める。
うおああぁぁ……!
最高の退場をしやがって。
無数の人間を苦しめ殺戮してきた恐ろしい人形達が、明確に改心・悔悟を見せたわけでもないのに、満ち足りた顔で綺麗に退場して、どうして心を打つんだろう。
「壊れた」「停止した」ではなく「息絶えた」、もっと言うならば「生き切った」と思わせる姿でした。
最古達は皆退場に力が入っていました。
阿紫花は原作だと「声かける前に撃てよ」と思った記憶が。
アニメだと硬貨を指で弾く→敵が気づく→台詞なので違和感が少ない。
それでも敵が調子よく喋ってる間に撃てよと思いましたが、こっちを向かせてぶち込まないといけなかったとか?
ぽっと出のチンピラっぽい敵じゃなければもっと感動しただろうな。
最後のフランシーヌ達に囲まれる金が見事に「うわ……」でした。
それで満足なのか?
最古達の退場に感動したものの、だからこそ疑問に思う部分もあります。
変化した後の彼らは、人間に対する行為をどう思ったのだろう。
最古の最期はどれも好きですが、「散々非道な真似しておいて三人だけ綺麗に退場したのはちょっと……」と言われるのは頷ける。
ドットーレが飛びぬけて外道に見えますが、彼一人に他三人の業を押し付けておしまいというわけにはいかない。
ただのモノ扱いするなら罪の意識を追求しようとは思いませんが、人格を持つ存在と認めて、彼らが学び得たものや変化した事実を否定しないためには、やったことをスルーするわけにはいかない。
村の惨劇の時は意思がなかったものの、意思を得た後は世界中の人間を苦しめてきたわけですから。
フランシーヌ人形は恐ろしいことをしたとはっきり自覚しましたが、三人がどこまで意識したのかよく分からないんですよね。
「以前のやり方ではフランシーヌ様を笑わせることなんてできない」というところにはたどり着いたでしょうけど、悔やむまでいったかどうか。
「笑ってくれる客もいない世界で」という台詞から、虚しさや間違いを薄っすらと察しているたのでしょうか。
もっと時間があれば、自分達の所業の罪深さをはっきりと自覚したかもしれません。
次回はいよいよ最終回。
ディアマンティーナの表情がおぞましく、鏡となる台詞にも期待が高まる。
『1000円ヒーロー』
最新刊のPRは、表紙が誰に選ばれるかというネタでした。
表紙を飾るキャラが敵側からも選ばれるのなら、次はユウロが来てもおかしくないな。
86話の感想を。
ユウロが泣いてる……!
怪人の救済を謳っていようと、やっぱり人間でいてほしかったのかな。平穏な生活を送るために。
新型ベルト!? 椿が危ない!
と思ったら椿は無事だった。そんな理由でか。よかったけど。
ヒーロー=怪人だったという展開は納得。LAWが判別できなかったからな。
マスクの下はいつもああなっていたのか?
でもユウロの細工が変身解除不可だけじゃないかもしれない。
SS『so sweet』
※ハドラーが超魔生物と化した後、竜の騎士親子が乗り込む前の話。
己の見方を改めようとするハドラーとミストバーンの会話。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「ハドラーに対する複雑な感情こそが~」の方
>意思のない完全な狂信者ではない
心から同意いたします。
主の言葉だけを聞き、主だけを見て、他の者に一切関心を向けないのではなく、他の者にも何らかの感情を抱いて関係を築く。
狂信者タイプのキャラクターとは異なる魅力を感じます。
>ミストの中に存在を許されている心の自由
美しい表現です……。
主以外の人物にどんな感情を抱くかは縛られていないんですよね。
大事なものがある上で忠誠を貫くため重さが感じられます。
>縛る所は縛って緩める所は緩める
これまた同意です。
大魔王はその気になればミストの心の中までもある程度干渉できるでしょうけど、そうしない。
部下を始末する時に自覚無しに躊躇されると面倒などの理由で、洗脳してもおかしくないのに。
敬意を抱くような精神だからこそ、忠誠もより深くなると理解しているのでしょう。
ミストとハドラーの関係・感情は、狂信者ではないミストバーン、敬意の対象であるハドラー、その敬意の上を行く忠誠を向けられ、自由にさせる度量があるバーン様と複数の魅力を引き出しています。
ミストバーンの思想を考えるには、ザボエラの存在も非常に重要ですよね。
他人の力を利用してばかりのやり方はただでさえ嫌われるのに、ミストはコンプレックスがあるからいっそう嫌悪も深まります。
ミストからザボエラへの感情も想像が膨らみます。
メッセージありがとうございました!
ミストとハドラーが談笑する話を読みてえ!
軽い感じの笑いが見てええ!
と思ったので書きました。
「可愛い君」が「バーン様にとって可愛い部下」ではなく「発言者視点で可愛い」という意味で捉えた内容になっています。
できればワハハ笑いするミストバーンも入れたかったのですが、力が及びませんでした。力が……力が欲しい……!
シリアスな方向なら、竜魔人ダイにぶちのめされる封印解除ミストバーンが見たいです。
ダイ大で一番好きなぶちのめされるシーンは竜魔人ダイに殴られ続ける真大魔王ですから。二位以下に大差をつけてます。
そして、『からくりサーカス』のサブタイのせいでミストとハドラーの共闘が超見たくなりました。互いの背中を守ってくれ!
『からくりサーカス』第34幕 背中を守る者
ハーレクインブリゲッラカピタン背中を守る者と色々詰め込んでるから空気に浸る間がないのではないかと恐れていましたが、あまり駆け足だと感じませんでした。
悪い意味ではなく、単に疑問を感じてツッコみたくなったのはフラッシュ・ジミー。
何でそんなに飛び跳ねてんの?
何か楽しいことあった?
アニメじゃカメラを落とすためだけに出てきてやられるのにわざわざ飛び跳ねなくても。
エレオノールの台詞がフランシーヌと重なるんですよね……。
カピタンは原作だと「最後達の中で一番薄い」という印象で終わったキャラですが、アニメだと台詞の長さもあって存在感があります。
尺がない中でよく頑張ったと褒めたい。
背中を守る者は勝の鳴海兄ちゃん連呼が熱かった。原作では一時期の展開、アニメではカットや代役を不満に思いましたが、それらを越えて盛り上がりました。
今回の話で一番好きだったのはブリゲッラ戦です。
エレオノールの生存を願いながらも忘れようとする鳴海の描写に「おおっ」と思いました。
彼女への想いと使命の狭間で苦しんでいることを表現していますね。
子供達からの手紙を読むときの穏やかな眼差しと、しろがねに対する態度の差が……。優しさを完全になくしたわけではないからもどかしい。
アルレッキーノがブリゲッラの隠し技を引きずり出して暗い快感を覚えさせ、鳴海の逆転の道を拓いた。
彼の闘いは無駄ではなかった。
武闘家としてのブリゲッラはすでに致命傷を負っていたようなものです。
アニメだとブリゲッラは声に感情こめるので最期の叫びは絶叫になるんだろうなと予想していたところ、違いました。
悔いながら倒されるのが味わい深い。ひび割れた目の表現が好き。
轢かれてないのでまだ動くのではないかと一瞬思いましたが、悔恨に苛まれながら倒されたことを思うと、体が完全に壊れたのと大差ないか。
最後の中ではブリゲッラに一番共感できる。
アクションゲームで「これに頼っても上達できない」と便利で強力な技を封印して進めて、「厳しいからここだけ使おう、ここだけ!」と解禁して、一度使ったら「ここは敵の攻撃がいやらしいから」「ここもやり直すのが大変だから」と理由をつけてズルズル流された覚えがありますから。ベヨネッタの百裂中佐とか。
ミサイルを封印したままならアルレッキーノに敗北しても武闘家の誇りは守れた。
解禁しても、己の力量不足を痛感して今後は絶対に使わないと決意すれば、鳴海に勝てた。
しかし、理由をひねり出してでも使おうとしてしまった。
いっそ武術など身につけず、最初から開き直ってミサイルを使いまくっていれば、苦しむことはなかったでしょうね。
また、ミサイルを使おうとした理由に気づかなければ、逆転に狼狽えてそのまま倒されるだけで済んだかもしれない。
己の敗因を悟るだけの器はあったのが不幸だった。
来週は最も好きなシーンが来る。
作品で一番好きなキャラの一番好きなシーンなので期待と不安と恐怖と高揚で胸がドキドキします。
あのシーンを見て、それまで「好きなキャラの退場はとにかくたっぷり尺を取ってほしい!」と考えていたのが、「尺が短くても今まで歩んできた道のりに相応しければ心を打つんだ」と思うようになりました。
『1000円ヒーロー』85話
貴崎がカッコいいことしてるのに着ぐるみと生足で台無し。こんな形で生足見ても嬉しくねえ……。
飄々としている敵幹部=強い
ブラックホールの能力を持つ敵=強い
両方合わさればそりゃ強いよね。
レート100は一人で戦争止められるくらい強いはずなのにそんなにいっぱいいたの?
麗華が捕まらなくて安心した。
やっぱり政府は黒かった。
椿が板挟みになりそうだな……。