『MAD』のキャラでダイ大のミストバーンと会話してほしいのは筋肉と対話するレオンや番外編主人公ですが、姿を見せたいのはアルダです。
心身ともに強靭な戦士が、胸に爆弾埋め込まれて辛い思いをしてたんですよね。
ひどいと思いませんかミストバーンさん!
感想を聞かせてくださいミストバーンさん!
『MAD』を読み返すとボブとリリーの存在が光だと感じられます。
二人とも、すごい力を持つジョンに頼り切らないところがいい。ジョンが戦って当たり前という姿勢ではない。
読者視点だと「主人公だろジョン、戦え!」と言いたくなりますが、元は喧嘩もしたことなさそうな一般人。
家族を喪ってメンタルボロボロ
+エイリアンの肉を喰わされ化物になると散々怯える
+暴走してジェリコを壊滅させた己への恐怖や罪の意識
これですぐに覚悟が決まるかというと……。
半分背負わせてほしいと言ってくれたボブが救いです。恐怖を乗り越えたリリーも。
ジョンが暴走するまでの経緯ともたらした結果を考えると、過剰に批判するのも擁護するのも何だかなぁと思うので、ボブの答えがちょうどいい。
ボブは自分を無力だと言っているけどそんなことないよ!
ジョンもリリーもあなたが支えになってるんだよ。心を守ってる。
ボブもリリーも変身できないけれど、精神は強い。悩んだり苦しんだりしたうえで大切な人たちを守るために立ち向かおうとする。
この作品では「過酷な世界で支えになるもの」が描かれていると感じます。
大切な人との愛や信頼が支えになっているのがジョンやアルダ、ボブ、リリーで、歪んだ思想なのがレオン、ヤズール。
何を支えにするかは人それぞれで、簡単に悪い物だと決めつけるべきではありませんが、レオンやヤズールは思想に基づいて己に従わないものを痛めつけたり排除したりするので……。