漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
からくりサーカス感想 5
『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」が順番に掲載されています。
期間限定公開の時は急いで40巻まで読んだので、じっくり読み返してます。
今後が気になるキャラは、ストロング・ザ・武道です。
初代の敵はチンピラ寄りの悪者が多かったんですよね。
シリーズボスを見ると、デザインがめちゃくちゃカッコよくて強そうなのにパイプ椅子振り回した将軍や、知性というより悪知恵と言いたくなる行動が多くギミック満載だったスーパーフェニックスなど、もう少し落ち着きを……という気持ちも。
負けたピークア・ブーに自害を促す彼が、自分が劣勢になったり敗北したらどう振る舞うのか注目したい。
完璧超人として見苦しい態度を取らず、格を保ったままでいるかどうか。
現シリーズでは、敵集団リーダーのアリステラは素直に非礼を詫びたり敵を認めたりしています。
敗北するとしても、その方向性でいってほしい。
始祖編の28話までの感想を。
・ジェロニモの扱い
あ、あまりにも……。
公開範囲外で活躍するのでしょうか。
元人間・後輩キャラ・実力が劣っていてもがむしゃらにくらいつく姿勢など、ブロッケンと重なる要素が多いんですよね。
違いを見せる方向で開花してほしい。
・テリーマン
靴ひもがちぎれる以外特殊能力無いのにテキサス・ブロンコの一言で勝利をもぎ取るすごいやつ。
武道に殴りかかるところは「行けえええ!」となりますね。
・シルエット
将軍か。
・完璧超人の掟
敗北したら躊躇わず自害するラジアルは見事。敵組織の恐ろしさを体現している。
・ステカセキング
マッスル・インフェルノにテンション上がる!
敗れたけれど、よく頑張った。
・「悪魔として大胆に振る舞いたいからこそ、日々の精進は怠らない」
か、カッコいい……!
正義超人とは異なる方向の魅力がある。
・カーメン
もうちょっと頑張れよ。
・ブラックホール
特異な外見、反則的な能力、ヒールとして輝いているセリフ回しと、カッコよさをぶち込んでくる。
自害しようとした敵の首を刎ねたシーンで、いい意味でゾクゾクしました。
「ようするに体裁よく皆の前で果てたいだけだろ?」
このマイクパフォーマンスよ。
「自己満足ごと灰にして燃やし尽くす」という言い回しも好きです。
それまで「表面上はツンツンしていても協力してくれるだろ」と軽く考えていたので、姿勢や立場の違いを思い知らされ衝撃を受けた。
落ち込んだものの、ここで心が冷えたからこそアトランティスの言葉がいっそう熱くなりました。
・バッファローマン
正義超人達を突き放すような言葉を口にしつつも、仲間の身を案じたり、スグルの反撃に安堵したり、情を覗かせる。
ひとりぼっちが嫌いなさびしんぼうですからね。
・アトランティス
以前も語った通り、燃えた。
おいマーリンマン、ポールを「愚かな下等生物の少年」呼ばわりすんのはやめろよ!
アトランティスが息を吹き返したのは、使命を果たす忠誠心だけでなく応援してくれた少年を侮辱されたせいでもあるのでは?
自分を応援するポールに優しく突き放すような言葉を掛けて、水中へ。
「先に水面に上がった方が勝者か?→敗者だった」という展開はロビンマスクの時のオマージュですね。
何度見ても「オレの大嫌えな野郎」にグッとくる!
その「大嫌えな野郎」の技で決めるんですよ。悪魔超人のアトランティスが、正義超人の技で。
ロビンの影響でこの名勝負が生まれた。
ロビンマスクは奇行だけの男ではない。
ただの変人ならば、おそらくそこまで印象には残らなかった。
面白さと理不尽さと熱さとカッコよさが同居していて迷台詞も名シーンも生み出すからずるいんだよ!
息絶えたアトランティスの名を涙ぐみながら叫ぶポールを見て、アトランティスの復活とポールとの再会を見たくなりました。
アトランティスの「オレの大嫌えな野郎」発言からのタワーブリッジをロビンが知ったらどんな反応するか気になる。
「フッ、気持ちは伝わっているさ」と完全に理解したような顔をしつつ斜め上の解釈しそうだな。アトランティス、おちおち死んでられないぞ。
アトランティスとロビンのタッグを見てみたいと一瞬思ったけど、アトランティスが振り回される。確実に。
・ピークア・ブー
初めて見た時、インパクト抜群な外見から勝手に色物枠と判断したのですが、悲哀を背負っていた。
「高い学習能力を持ち、戦いの中で急激に強くなる」だけなら珍しくありませんが、「強くなってもそのたびにリセットされる」キャラは初めて見た。
不気味な姿は成長を否定されるいびつさを表しているのかもしれません。
戦闘後、涙を流しながら強くなりたいと語る姿に心を打たれた。
・ザ・魔雲天
足がもげ顔が半分砕けた姿が痛々しい。
根性で人間化に耐えた!
悪魔超人達が意地を見せている。
今までの戦いによって正義超人達は友情を、悪魔超人達は矜持を抱き、新たな敵に立ち向かう。惚れ惚れする。
・ストロング・ザ・武道
ピークア・ブーの成長をリセットする非道さを持ちながら、ガラガラを買いに行く一面もある。
え、自分で買いに行ってるの……?
ザ・魔雲天を人間にした時も「人間になったほうがイイ男ではないか」などと言い出す。
意外と面白いおじさんなんだろうか。
色んな意味で中身が気になる。
『1000円ヒーロー』92話
人々の同児に対する反応が危険視と英雄視でバランスが取れていると思いました。
悪い怪人を殺すのはヒーローと同じと言う時、千の名前を出すのが彼のことをよほど意識してるんだと思わせる。
病院で殴り飛ばされたのがトラウマになってるんだろうな。
いちいちヒーローに言及しなくても……と思ったら、悲しむ子供を笑顔にできてこそヒーローだという。
そういう風に考えられるんですね。
彼なりに目的があって、それはヒーローを糾弾することじゃない。
新キャラの倉之助登場。
同児がギャグ時空に巻き込まれてる。
ほのかと倉之助の会話を聞いて、怪人と人間がともに暮らせる世界を作ろうとする。
その決意を試すかのように、同児はデザイアメダリオンの真実を知らされる。
同胞の犠牲によって得られる力だと知って、戦えるのでしょうか。
からくりサーカス感想 4
拍手してくださった方、ありがとうございます!
アトランティスとポールの再会を見たい。
嫌われ者の自分を応援したらまずいと思ってそれとなく遠ざけようとするアトランティスと、ヒーローを見るようなキラキラした目でアトランティスを見つめるポールを見たい。
溺れそうになったポールを助けるアトランティスもいいな。「借りは返したぜ」と言ってほしい。
悪役が「ありがとう」と言われるシチュエーションが好きなので、それを見たい。
青年になったポールに、いい笑顔で「『ろくな大人』になれなかったよ」と宣言してほしい。
私の中で「胸筋に惹かれるキャラ」第一位はダイ大の超魔生物ハドラーだったのですが、キン肉マンのアタルが追い上げてきている。
牧師に変装したら胸のたくましさで強盗にバレるからな。
無数にツッコミどころがあるから目立ちにくいけど、「フフ牧師様、えらく胸筋が発達していらっしゃる」って何なのその台詞。
『キン肉マン』290話
何でビンタされた側が奇行を繰り広げたみたいな言い方なんだ。
気負いすぎて空回りして一瞬で立ち直って冷静さを取り戻すのも奇行と言えば奇行か。
アタルは手加減したと思っていたのですが、あれ全力だったの!?
全力で頬を叩かれて瞬時に意図を悟るブロッケンJr.……。
アタルの行動が自然なものと見なされなくて安心しました。
相手がブロッケンだからいいものの、何も言わずビンタするのが当然の行為として扱われたら引っかかったでしょうから。
「せっかく」という単語を用いたことから、マリキータマンは相手の全力を楽しむ戦闘狂ではなく、効率的な勝利を目指すタイプなのか?
相手を舐めた態度取るし、武人ではなさそうだ。
アタルを警戒するマリキータとブロッケンJr.に注目するアリステラ。
アリステラの「そっちのほうが実はヤバい」という言い方が面白い。マリキータの「訓練されてやがる」にも笑ってしまう。
アリステラさん口調砕けてませんか?
内容自体は同意できる。
仲間にいきなりビンタする男より、仲間からいきなりビンタされてすぐ笑顔になる男の方がヤバいですよね。
アリステラがただの小僧ではないと認めてくれた。
非礼を詫びたりチーム名褒めたりブロッケンJr.を評価したり、素直というか話が分かるというか……。
敵対していなければ和やかに会話できただろうに。
侮らないからこそ厄介かもしれません。
軽視しているならブロッケンが奮闘して一泡吹かせる展開が来ますが、ある程度認めている状態からさらに評価させるのは難しい。
自分の仕事をやると決めたブロッケンは強い。
しかしマリキータマンの方が実力は上。
パワーやテクニックで上回っている上に、反則的なギミックまで備えているんだもんな。
トゲといい斑点といい便利すぎるんじゃないか?
今回はタッグなので速やかに反撃できたものの、どちらか一方でも攻略に時間かかりそうなのに。
普通に戦っても強いのに便利な能力を振り回す、手ごわい相手です。
トゲがブロッケンの胴に刺さって痛そうだ。
でもブロッケンは軍服が脱げたり破れたりしてからが本番という印象があります。
アタルも流血するブロッケンを見守るだけですし、まだまだやれる。
ここでマリキータマンのロールシャッハ・ドット。
何それ!
心を映すにしても精度が高すぎない?
「ほーら見ろ」って完全にブロッケンを若造扱いしてますね。
「お前はここにいらない」という台詞も格下認定しています。
さっきアリステラがヤバいと言っただろ。
くたばり失せろという言葉、チンピラじゃないんですから……。口が悪い。
相手を認めた状態で負けるならまだしも、侮って負けたらどうするんだ。
マリキータの方が舐めているからバランスが取れているかもしれません。
心の奥にある「パートナーの助けを欲している」「一人じゃどうにもならない」という思いを暴かれたブロッケンの返答は……。
「オレひとりじゃない!」
おお、ブロッケンの目が見えている。
アタルも彼の言葉に応える。
「ああ、オレがいる!」
普段寡黙な分、たまに放たれる一言のカッコよさが増す。
攻撃をくらいそうになったブロッケンをアタルが助けて、二人揃ってドロップキック!
ブロッケンが血を流していた時は手出ししなかったアタルが、ここぞという時に加勢してくれた。
立方体リングでバッファローマンに対して交代拒否した時との違いを考えたくなる。
甘えや怯えがあると助けませんが、自分と相手の力量を知った上で全力で戦おうとするなら普通に手を貸してくれるのか。
立方体リングではブロッケンがフォローに奔走し、今回はアタルがサポートする対比がいいですね。
お前はパートナーに頼りきりだという挑発に対し、最高で最強のパートナーだから頼ると返せるのは強い。
確かに一人じゃ勝てない。でもタッグだから助けてもらう。
な、なんという冷静で的確な返答なんだ……!
一対一だと「オレは一人でやれる!」という姿勢で向かうしかありませんが、頼るべきところでは頼るのも立派な強さです。
マリキータが依存と捉えたのを、ブロッケンが信頼という形で突破したのが面白い。
心の奥に潜むものを映しても、解釈次第でポジティブな意味になる。
「心の弱さをつきつけられ、乗り越える」という展開は何話もかかってもおかしくありませんが、スピード解決した。
普通は「そんなことはない!」と否定するか、「今こそ向き合う時だ」と克服する方向にいきそうなものですが、「その通りかもな、だからどうした!」と即座に反撃に移るのは自由な発想と言えるかもしれない。
悪く言えば開き直りですが、もたもたしていると深刻なダメージを受ける可能性が高いので、よかったと思います。
マリキータは関係の分断を狙っているので、一人で意気込んで自滅する方向に誘導したかったわけです。
一対一なら意地を見せるべき場面ですが、タッグでそうして不利になった場合、パートナーに迷惑をかけることになりますから。
それにしても息ピッタリですね、フルメタルジャケッツ。
ブロッケンからアタルへの信頼の深さはどうしてそこまでと思うほど。直接関わった期間はそこまで長くないはずなのに。
気になるのは「上下関係」という言葉が出てきたことです。
確かに、上司と部下という印象を受けるのは事実です。
ブロッケンがさらに成長して対等になってほしい。
見たいのは戦友と呼び合える立派な姿です。
『1000円ヒーロー』91話
恵理は友人を人質にされたのかと思いきや、条件が違いました。
ルードはバトルジャンキーなキャラなのか?
ついでに恵理を助けるという言い方をする千。
刃が良くも悪くもストレートな性格だから、対照的。
お、同児が人間の子供を怪人から助けた!
これまでずっと「人間に歩み寄れと言うなら、まず人間襲う怪人を何とかしてくれよ」と引っかかっていたので、動いてくれて嬉しい。
からくりサーカス感想 3
からくりサーカス感想 2
拍手してくださった方、ありがとうございます!
試しにキン肉マンとダイ大とのクロスオーバーを軽く考えたら危険だと思いました。
ハドラー「灰に魂を宿しただと? 信じられん」
アタル「たいしたことではない。ささやかな手助けしかできなかった」
キル「……」
ヒュンケルは復讐つながりでブロッケンJr.と会話して共感しそう。
ヒュンケル「父の仇を討とうとしたのか」
ブロッケン「ああ。でも今は、師匠だと思ってる」
ヒュンケル「……そうか」
ブロッケン(親父の体が崩れていくなんて辛かったろうな……)
ヒュンケル(父親が体を真っ二つに引きちぎられるなど惨たらしいな……)
ブロッケン相手だと落ち着いた内容になりますね。
問題はロビンマスクだ。
ロビン「かつて血塗られた道を歩んでいた弟子が友情に目覚めてくれた」
アバン「可愛いですよね、弟子というものは」
いい話です。
ウォーズマンが残虐な方向に進んだのはロビンが原因という点に目をつむれば。
ロビンマスクとヒュンケルが合わさったら理不尽×理不尽で敵と読者が「ゲェーッ何だそれは!?」を連発する。
ミストバーンは鍛え強くなる超人達に敬意を抱きつつ穏やかに会話する方向で行くべきだと思う。
下手に敵対する展開になるとキレる羽目になりそうですし。
バーンパレスに漂いまくるニンニクのにおい!
震えだすミストバーン!
ポップ「効いてんのか? においなんか感じなさそうなのに」
ロビン「ハッ……そうか!」
ヒュンケル「どうした?」
ロビン「吸血鬼退治の物語に登場するように、ニンニクには魔除けの効能があると考えられていた」
ポップ「つ、つまり?」
ロビン「それは迷信ではなかった。先ほどニンニクにロビンパワーを込めた際に、においとともに秘められていた破魔の力も増大したのだ。それが奴の暗黒体質には効果覿面!」
ブロッケン「なるほど、そうだったのか!」
ミスト「そんなわけあるかーっ!」
本拠地がニンニクの香りで満たされて怒っただけなのに勝手に弱点にされてますます怒る。
そういえば、現在ロビンの姿がないのでどうなってるのか調べたら鳥取砂丘に埋まってるみたいですね。
どうしてそんな事態に……。
ロビンが大人しくしているとは思えないので、そのうちひょっこり出てきそうだ。
『キン肉マン』289話
リングに上がる前の「同じ場所で二度は負けられん」というアタルの台詞に思わず頷いた。
うん、今度こそ勝ってほしい。
ブロッケンJr.の最大の持ち味は自由な発想。
ロビンマスクやラーメンマンがいるから目立ちにくいものの、ブロッケンも結構自由ですからね……。レフェリー身代わりにしたりウォーズマンの肺に穴開けたり順逆自在の術を真似したりプリズマンの光線を利用したり。
発想と工夫に期待したい。
チーム名を褒めてくれるアリステラが細かいところで好感度を稼いでくる。
ブロッケンの方も相手が名前を決めたら早速呼んでるし、どちらも素直で真面目だ。立場が違えば仲良くなれたかもしれない。
戦いが終わった後に友情が芽生えないかな。
マリキータが攪乱を期待され先鋒に。
マリキータマンがどんな性格か分からないので調べてみたところ、やっぱりよく分かりませんでした。
戦う前から明らかに気負いすぎなブロッケンJr.見て心配になりましたが、一話で解決して安心しました。
まず「実力不足なオレでは……」という方向に向かうのを試合前に阻止。
逆に張り切りすぎて空回りする展開も開始直後に済ませる。
何話も使いそうな問題を速やかに終わらせた。本格的にピンチになる前にやってくれてよかった。
読者が「駄目じゃないかこれ……?」と不安になったところで切り替えるタイミングが見事。
「空回りしないか? 大丈夫?」→「うわああやっぱり!」→「すぐ修正した。よかった……」という感じでした。
試合前にも気負いすぎるなと言われたけど、言われて簡単に実行できるものでもない。
実績や実力が上の超人がいる中から尊敬する男に選ばれ、この場に来られない仲間の分まで戦うとなったら、プレッシャーは凄まじいでしょう。他三人強豪で自分だけ格下という認識ですし。
深刻化する前に切り抜けたのは大きい。
半端に止めずに望み通り戦わせた上で目を覚まさせるのが上手いですね。
無理に抑えてアタルが先に戦っていたら、重要な局面で爆発したかもしれない。
口で止めるだけでは、おそらく「オレは大丈夫、気負いすぎてなんかいない」という意識のままだった。
やらせてみてから正気に戻す。
戻し方がアタルらしさ全開ですが。
手を高く上げてからの無言ビンタ!
見開きを使った強烈な一撃!
これで即座にアタルの真意に気づいて立ち直れるんですから、ブロッケンJr.は文句なしにベストパートナーですよ。
ビンタされる→驚く→笑顔で頷く
テンポよすぎ。理解が早すぎる……。
この理解力があるからブロッケンが選ばれたんだな。
いつどんな相手でもああすべきとは思いません。
場合によっては「それじゃ伝わらないだろ」と感じるでしょう。
今回は相手がブロッケンであることと、早急に立て直さないと敵に倒される状況が合わさったから肯定できます。
それに、気負いすぎるなと忠告したり、大丈夫か尋ねたり、先に戦おうとして阻まれたり、言葉では効果が薄い描写があっての行動ですから。
いきなり叩かれて見つめ合っただけでブロッケンが即笑顔になれるのは信頼しているため。
他のキャラだと「な、何でこんなことを?」と戸惑ったり「私が不甲斐ないから怒ったんだ……」と落ち込んだり「てめえ何しやがる!」と怒るでしょう。
普段リアクション豊かなブロッケンが、叩かれてから立ち直るまで最小限の反応なのが効果的ですね。
たった数コマでアタルへの理解度と信頼度の高さを見せつけた。
予想されるトラブルを序盤で片づけたので、後は戦うだけですね。
『1000円ヒーロー』90話
千の身を案じて追い返そうとする恵理が悲痛なんですが、千の返答に笑ってしまった。
笑う状況じゃないのに。
親父が本当にクズだな! やきそば怪人め。
自分が犠牲になっても父を倒すことを望む彼女に、千がビンタ。
そんな理由か。千にとっては大事だけど締まらない男だ。
死ぬ覚悟を決めたはずなのに生きたいと願っている。
自分でも気づいていなかった気持ちを見抜いたから、己以上に知っていると発言したのでしょうか。
「これを見て!」という刃の言い方がちょっと可愛い。「これを見ろ!」とか「これを見てくれ!」じゃないので。
からくりサーカス感想 1
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『月虹』のフルを聴きました。
何というからくりサーカス濃縮ソング……!
リピートが止まりません。
OPやEDで聞いた時は、特定の人物ではなく多くのキャラクターを含んでいるという前提で、「勝や鳴海、しろがねの心情だ」「ラスボスのストーカーポエム!」「ギイ達『しろがね』も当てはまるな」「フランシーヌ人形や最古達の視点も」「やっぱり勝達三人」「フェイスレスじゃねえか!」と唸っていました。
最終的に、私の中では「人生という舞台で己の役を演じきったキャラクター達のことを歌っている」という結論になりました。
すげえ……。
最後の音は幕が下りたことを表しているのでしょうか。
『キン肉マン』の現在連載中の話について軽く感想を。
アタルがタッグのパートナーを選ぶあたりから読み始めました。
ブロッケンJr.の手を掴んだ時の「絶対に放さない」は、単体だと浮いて聞こえます。
敵から妨害されているなどの状況ではないんですから。
しかし、立方体リングでの展開を思い返すと「あ……ああ~っ!」となります。
分断された時や落下していくブロッケンを見送るしかなかった時の気持ちを思い返し、今度こそという想いを込めて発言したのでしょう。
連れてこられたキャラクターを見た読者の多くが驚いたでしょうが、おそらく選ばれた本人が誰よりも驚いてる。
手を掴まれた時の反応を想像するだけで楽しい。
近くの空間に穴が空いて手を掴まれ皆が注目している舞台に引きずり出されたわけですから、頭も心も追いつかないはず。
読者も、敵も、本人まで「本当にいいのか?」という反応なのが悲しい。
そんな空気の中で「オレが選んだ」を貫けるアタルの頼もしさよ。
んなこと言われたらブロッケンが頑張るぞ。命捧げるレベルで。
……敵を道連れにしそうだな。今度は勝って生き残ってほしい。
同じ展開だと「アタル兄さんがまた右腕死なせてる……」ってならないか?
アタルがブロッケンを選んだ理由は、自分のことを誰よりも理解し、信頼してくれているから。
読者視点だと「トップクラスに強い〇〇で」とか「最近出番がなかった××を」と考えますが、アタル視点なら相性いい相手を選びますよね、そりゃ。
アタルは細かく説明するタイプではないので、相手が戸惑ってしまう可能性も高いんですよね。
「何で〇〇したんだ?」「ここで××しないのか?」という感じで。
ブロッケンなら「そうか、隊長の真意は〇〇だったのか!」「ここで××するのが自分の役目だ!」と察知できる。
さらにリアクション豊かなので読者に優しい。
急造コンビだと序盤は上手く連携できない展開になりがちですから、その辺をすっ飛ばせるのは大きい。
尊敬する男にここまで評価され、信頼されたら頑張るしかない。
それでも自信なさげな彼の背中を押したのはラーメンマンだった。
ラーメンマンの穏やかな笑顔……。
キン肉マンを読む前は、ストレートな名前や外見から、ラーメンマンにあまり強そうな印象は抱いていませんでした。
読んでみると主人公陣営で上位に入る強さだった。言動も過激だった。
ブロッケンはラーメンマンとの師弟関係や血盟軍の絆など、面白い関係が多い。
掘り下げようと思えばいくらでもその余地があるというのは便利ですね。強化や逆転につなげやすい。
フルメタルジャケッツというコンビ名、カッコいいぞ。
ブロッケンJr.より実績や実力のあるキャラは他にいます。大丈夫なのかという読者の疑問を代弁するかのようにアリステラがアタルに聞いてくれました。
本当にいいのか訊かれて即座に「オレの方がよく知っている」「そのオレが選んだ」と言えるのは強い。
アタルはブロッケンのことはよく知ってますからね。好きな色や食べ物まで。
初代からブロッケンを高く評価していました。
・好きな色や食べ物まで調べた上で血盟軍に勧誘
・副将に据え、右腕扱い
・もっと実力の高い正義超人ではなくブロッケンを選んだ理由を勧誘時と立方体リングで説明
・ブロッケン退場後、涙を流す
ブロッケンの方もアタルの考えを読み取って三対三を提案したり、様子見で消極的な戦い方をしていたアタルをサポートしまくったり。
パートナーに選ばれたのもますます納得です。
そこで「フン、選択を後悔するなよ」とか「せいぜい頑張って証明してもらおうじゃないか」と言わず素直に非礼を詫びたアリステラに好感が持てる。
アタルだけでなくブロッケンにまで謝るのか……謝られた方が戸惑ってる。
普通なら侮られたことに怒ったブロッケンが意地を見せ、戦いの中でようやくアリステラが認めるという流れになるはず。
露骨に侮らないことでどういう試合運びになるか読みづらくなりました。
マリキータマンが手を掴んだからそのまま飛んでいくかと思いきや違うのかよ!
大役を任されたブロッケンJr.が緊張してるんじゃないかと思いましたが、今のところは良い感じに気合入ってます。
力みすぎずやってくれ。
普段目元が隠れているブロッケンJr.の眼差しが見える演出がにくい。優しい表情をしている。
以前コンビを結成したウルフマンが激励してくれた。
このエピソード、公開の範囲内で見たところだ!
ウルフマンとのやり取りでいっそう勝ってほしい想いが強まりました。
血盟軍の反応や応援も期待してしまう。
椅子を並べて陣形作ってほしいですね。
『1000円ヒーロー』89話
恵理の過去編に突入しましたが、いきなりヘビーです。
初手醤油舐めの千も別方向に重い。
死のにおいに気づく千はどれだけ過酷な目に遭ってきたんだ。
死のにおいというのが佇まいとか表情を指しているのかと思ったら物理的だった。
目が虚ろなのは今の恵理も同じはずなのに、過去の方が遥かに生気がないように感じられる。
親父に同情しそうになった次の瞬間「コイツ……」となりました。
こういう奴を見た後だとヴァイタミンやおっちゃんが清涼剤になるな。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「厳しい指摘と~」の方
ええ、難しいです。
自分では冷静な指摘や軽いいじりのつもりでも、傍から見たら言いがかりや悪口みたいになっているかもしれません。
自覚しづらいからこそ厄介です。
かといって言葉を濁し続けたり褒めたたえるだけなのもバランスが悪いですし、本当に難しいですよね。
私も以前ザボエラに対する反応を見て、「被害を受けないようにする姿勢は戦争や兵器開発において必要では?」と思いました。
しかし、「自分だけが」被害を受けないようにするという前提を失念していました。
味方全体の被害を減らすならともかく、仲間を犠牲にして自分一人が助かろうとするなら批難されても仕方ありません。
敵をいたぶるという表現だと不必要に痛めつけると受け取れますし、最低と言われるのも納得です。
ミストバーンは、「人形風情が~→親しくしている相手が腹話術の人形」「体質を侮辱されるのを嫌う→自分もやってる」など、発言が自分に跳ね返ってくることの多いブーメラン体質なキャラですが、忠誠のために身を捧げ己の感情も抑えるからあまり腹が立ちません。
自分に甘かったら「他人には散々偉そうなこと言っておいて……」と反感を抱いたかもしれません。
ダイ大に限らず、卑怯認定基準は難しい問題です。
「それくらいよくない?」「似たようなことは主人公達もやってるだろ」と思っても、ある程度主人公側に甘く判定しないと盛り上がりにくそうです。
「これで手も足も出まい!」と笑われて「くっ、卑怯な!」からの逆転でカタルシスを感じられますから。
「お互い様だよね、仕方ないか」と流す光景を本気で求めているか、それで面白くなるかと言うと……。
>三界の関係は何も変わらず~
そこです。
異種族に対する姿勢と魔界の状況、どちらも明るい方向への変化がないので、読んだ時からずっと心に引っかかっています。
一気に解決しろとは言いませんが、少しずつでも変えていこうぜという描き方だったら希望を持てたと思います。
「光=正義・善、闇=悪」という見方は、話を進めやすくするため必要なんでしょうけど、骸骨戦士という闇の存在が親と呼べるヒュンケルにはもう一歩踏み込んでほしかった。普通の光の闘気使いならばそこまで要求しなかったでしょうね。
マァムは武闘家に転職したためか、「効かなくてもとりあえず殴る」属性が付加されてしまった気がします。
時には非情な決断も下せる切れ者要素はポップが担うことになりました。
ミストに突っ込んだ時の発言は、慈愛担当に言わせるのは明らかにまずい台詞ですよね……。何故よりによって彼女に言わせたのでしょう。
>ヒュンケルだって生まれは~
そう思います。
ただの武器屋の息子だからと悩んでいましたが、ヒュンケルの生みの親は街の一般人です。
二人の師から学び強くなったのはポップにも当てはまることですし、鍛錬に費やした時間や労力、執念を考えれば、使徒の中で最も這い上がったのはヒュンケルと言えるかもしれません。
目的が復讐だったことと終盤の奇跡モードのせいでそういう印象を受けづらいですが。
バランとソアラの過去は、二人が周囲にどれくらい働きかけたかが気になるんですよね。
異種族であっても害を加える存在ではないと訴えたり竜の騎士の伝承を教えて証明しようとしたり、理解してもらおうとして駄目だったようには見えないんですよね。
そういった働きかけなしに受け入れるのは厳しいと思います。一般人でも難しいのに王族ともなればなおさらです。ハドラーの影響で過敏になってる時期ですし。
異種族云々を抜きにしても、いきなり王家の娘がいなくなったら、そっとしておこうとは思いませんよね。総出で探して連れ戻します。
>極度にキャラやストーリーに満点を求めるべきじゃないかなと
そうですね。
キャラクターの行動や物語の展開を批判することもありますが、それだけが目的にはならないようにしたいです。
メッセージありがとうございました!
期間限定で公開されていた『キン肉マン』について軽く述べます。
序盤は下ネタ多めのギャグや絵柄が合わないかも、と思っていたのですが、いつの間にか夢中で読んでいました。
読み始める前は「40巻までなんて太っ腹だな~」と思っていたのですが、40巻を読み終えた後は「やられた……!」と頭を抱えました。続きが気になる。
この後にも名勝負があると聞くと……。
気軽に死んだり生き返ったり死んだり生き返ったり死んだ状態でフリーダムに活動したり簡単に手足や体がちぎれたり数字と計算がおおざっぱだったりツッコもうと思えばできる箇所は無数にある作風なので基本的にスルーしつつ読んでいたのですが、さすがにちょっと待てと言いたくなったところも多々あります。
その中から一部を。
・掌返し激しすぎの観衆
主人公達が不利になったらすぐ罵りだす。
そんな薄情な連中に応援されてもやる気出ないだろ……。
・ウォーズマンにひどいことした印象が薄れてないのにしれっと仲間みたいな顔したロビンマスク
どの面下げて。
ほとぼり冷めてないのに何もなしに仲間化するのは明らかにアウトな所業だったろ。
いつの間にか弟子想いの師匠みたいになってる。
アタルのソルジャーチーム襲撃やブロッケンJr.のレフェリー身代わりなど、味方側のキャラは冷静に考えると結構ひどいことしています。
それらはさらっと流され、ギャグに近いと言いますか、深く追及する空気ではありません。
しかし、ロビンがウォーズマンを復讐の道具扱いした描写は子供を洗脳するような生々しさがあったので、仲間面する前にイベントがほしかったです。
・ザ・ニンジャの順逆自在の術を真似したブロッケンJr.
ニンジャがやっている様子を見て、「なるほど、素早く体の位置を入れ替え技を返すのか。技術や身体能力によってなせるもので、魔法みたいに何でもありというわけじゃないんだな」と思いました。
ブロッケンが披露して「え、ロープで拘束された状態から瞬時に脱出して入れ替わりってそういう技じゃないだろ!?」。
見よう見まねでやった以外の説明はない模様。
直前の説明と納得から飛躍した。
・なんという冷静で的確な判断力なんだ!
ツッコミが追いつかない。
アタルと殴り合いナパーム・ストレッチ使わせた強盗って強くね?
気持ちのいい奴が大勢いるんですが、特に強く感じたのはテリーマン、ブロッケンJr.です。ブロッケンJr.は父の仇を前にしても人助け優先だったので「すごい、登場時からいい奴だ……!」と感動。
改心したバッファローマンやアシュラマンもそうです。
デザインが好きなのは悪魔将軍。軍服と迷彩服のブロッケンJr.とアタルも。
好きな技は地獄の断頭台。シンプルにカッコいい。
ナパーム・ストレッチも捨てがたい。
ベルリンの赤い雨もいいなあ。
気になるのはシルバーマン。悪魔将軍……というかゴールドマンの弟ならきっと強くてカッコイイ必殺技を持ってるはず。
公開範囲の後に戦ったみたいですね。何巻なんだろう。
面白いと思ったのは観戦中の血盟軍の挙動。フフフと笑いながら椅子を並べたり全員手の甲にナイフ刺したり「何? 何?」と思いました。仲いいな。
名勝負だと思ったのは立方体リングでの戦いです。
シリーズボスを務めると思われるチームと第三勢力の戦闘は勝敗が読みづらい。
そこでのブロッケンの奮闘を見ると、現在連載中の話でアタルのタッグパートナーに抜擢されたのも納得しかない。
アタルを庇うために人間になってから敵を道連れにするまでのシーンが熱いです。
ブロッケンの献身や気概だけでなく、ステージギミックや互いの体質を活かし敵を倒そうと工夫する描写も見ごたえがありました。
しかし、公開分で一番好きなのは、別シリーズのアトランティス対マーリンマン戦かもしれません。
アトランティスは以前敵として登場し、悪者らしい外見に相応しい言動・戦い方でスグル達を苦しめました。
「汚いぞ!」「嫌な奴!」と思い、マーリンマン戦が始まった時も「人質利用する奴の戦いなんて今更見せられても」と冷めていました。
燃えました。
お前……お前……!
「大嫌えな野郎」との戦いを侮辱した相手に怒りを見せ、「大嫌えな野郎」の技で仕留めやがった!
ステカセキングの闘いを見て「正義超人のこと認めてるじゃん、悪魔超人のツンデレっぷりを楽しむ展開かな?」と思ったところに、ブラックホールが敵に自害すら許さずとどめを刺したことで「甘い考えだった。簡単に相容れるわけないよな……」と暗い気持ちになり、そこへアトランティスの正義超人への真っ直ぐなリスペクトが効いた。のど越し爽やか。
上げて落として上げた。
主からの命を果たすという決意×好敵手への敬意×大衆が冷たい目で見る中応援してくれる少年!
これぞ勝利への方程式……発揮されるパワーは無限大だーっ!
と叫びたくなります。ロビンマスク風に。
かつて戦った相手を侮辱されて怒る展開が大好きです。
所属する陣営が違うといっそう心を打たれる。
「人質を利用した戦いを誇りに思うの?」と疑問に思ったものの、そこは悪魔超人ということで、卑怯なやり方も含めて勝ったことを誇っているのかもしれない。
もっと単純に、ロビンを弱いと言われたら、彼にせこい手使ってようやく勝ったアトランティスはどうなるんだという話になる。
自分のことを性根が腐っている、対戦相手や観客から罵られて当然と認識しているので好印象。クリーンファイトでロビンに勝ったような顔をされたら盛り上がれなかったかもしれません。
大衆の反応も、かつて卑怯な方法で勝った人物を冷たい目で見るのは当然ですし、そこからいきなりヒーロー扱いされても困る。応援してくれる少年もいて、ちょうどいい具合です。
私の中で、ただの悪党の一人から悪役(ヒール)へと進化しました。
現在アタルとブロッケンJr.がタッグ組んで戦おうとしているので、頑張ってほしいです。
勝ってほしい。
負けたら観客にも読者にも「他の超人を選んでいれば……」と言われそうですから。
ナパーム・ストレッチで落下してくる敵にベルリンの赤い雨ぶちかまして切り裂いてほしい。
『1000円ヒーロー』88話
マスクの下が異形になっていたのはブルーシーカーだけか。
千がお金を貸してくれと土下座を……!
友情を壊さないよう金の貸し借りはしない方針だったのに。
それほど強く動かねばならないと思っているんだな。
刃の答えが男前だ。
金を貸して壊れるような絆ではなかった。
刃に頼んだのは、それを分かっていたからかもしれない。
恵理の目が死んでる。
千と刃が信じているのが救いとなるはず。