漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
B.B.ライダーSS『帰還』
※ニトス復活END。
作品の余韻を台無しにされてもいいという方はどうぞ。
Ib
kouri様制作『Ib』の感想です。
※私がプレイしたバージョンはEND数が5個のものです。
世界観にどっぷり浸ることのできるホラーアドベンチャー。
オブジェクトやギミックなど美術館という舞台設定が活かされ、一つの世界を構成しています。
・とりあえずクリアを目指そう、何か一つエンディング見て一旦やめよう
・クリアした……
・よし他のエンディング回収しよう!
と綺麗に方針を変えました。
ホラーは得意ではないのですが、キツイ描写は少ないので楽しめました。
人体が直接どうこうではなく、人形や絵の具といった方向で怖がらせてきます。
本気で驚いたのは赤い服の女がいきなり……のところです。大勢の敵に襲われるところも焦った。
操作が下手くそなのでうっかり逃げ損ねて削られたり。ごめんイヴ。
敵意をもって襲ってくる相手ばかりじゃないのが、いい意味でペースを乱して和ませてくれます。
好きなのは目を閉じてくれる板、目玉、花嫁。
特に最後は○○○を投げる演出がにくい。
音楽ではギャリーのテーマが印象に残っています。
Knight Night
太郎2様制作『Knight Night』の感想です。
こんな方におススメ。
・場の空気を壊したい
・神経をすり減らさずに済むバトルがしたい
・ハッピーエンドが一番
中編RPG。
一番印象深いのは、主人公の会話の選択肢です。
大抵二択なのですが、上が真面目なのに対し、下は空気を読まないものばかり。
いい話が展開されている中でも躊躇なくぶち壊します。
あえてふざけた答えばかり選び、台無しにするのもまた一興。
難易度はそこまで高くはありません。
回復アイテムがたっぷり手に入り、それ以上に金が溜まるので、武器や防具を揃えても余裕があります。
レベルもスムーズに上がるので、ボス戦で全滅する心配はほとんどありません。
戦法はただ一つ。
バフを重ねて殴ればいい!
補助魔法の重ねがけができるのは便利。
ナナリーが効く魔法を探る間、アドニス、ケイトは自己強化。リュカはナナリーの魔力強化。
ある程度高まったらひたすら技をぶちこむ!
以下、思ったことをつらつらと。
Ruina 廃都の物語
枯草章吉様制作『Ruina 廃都の物語』の感想です。
こんな方におススメ
・丁寧な文章で綴られる物語を楽しみたい
・遺跡に潜ってお宝発掘したり竜と戦ったりってロマンだよね!
・世界観や歴史がしっかり練られている作品に惹かれる
最初はゲームブック方式に戸惑いました。
戦闘で得られる経験値は微々たるもので、探索によって成長していくので、雑魚戦繰り返してレベル上げて突破というやり方はできないようになっています。
状況に応じてどのキャラを仲間にするか、どんな装備で行くか考えねばならず、難しい。
MPがすぐに切れますし、回復する量もたかが知れています。
そんなこんなで苦戦しながらも進んでいけたのは、ストーリーに引き込まれたからです。
幻想的な空気や不気味さを伝えてくる文章で綴られる物語に惹かれ、諦めかけても先に進もうと思えました。
最初は探索継続ボーナスやらチェックポイントやら気にしてましたが、途中からやめました。
時間がかかってもクリアできればいい!
武器防具を一切買わず、作成もせず、拾った物頼りのプレイでも、何とかクリアできました。
クリア時間を見て「嘘だっ!」と叫びたくなりました。
十時間いっていない……!?
あの魔将を殺しきっていないままですし、歴代の面々の大半も放置してのクリアですが、予想より遥かに短かった。
難易度EASYなのをいいことにセーブしまくり、まずいと思ったら即リセットを繰り返したので実際のプレイ時間はもっと長くなりますが、それでも短い。
十数時間はやってると思い込んでいたので、目を疑いました。
物語の密度が濃く、手ごたえたっぷりだったので、長い冒険を終えたかのような感慨に浸っていました。
特に最終決戦での迫力には参りました。
○○○○に乗り込んでいくだけでも燃えるのに、敵を追い足場を飛び移り、時には激しい戦いを繰り広げるというシチュエーション!
ただでさえ熱いのに、臨場感溢れる描写がいっそう精神を高揚させます。
以下、ネタバレを含みます。
魔王物語物語
てつ様制作『魔王物語物語』の感想です。
こんな方におススメ
・雑魚相手でもスリリングな戦闘を楽しみたい
・強いボス相手に死闘を繰り広げたい
・魔王を相手に英雄を演じたい
難易度が高いと聞いたのでなかなか手が出ませんでしたが、意を決して挑戦。
フリーゲームの名作と聞けばプレイしたくなります。
危険な敵や強い装備、ラスボス戦の演出などを知ってのプレイになりましたが、緊張感がありますし、ラスボス戦で燃えました。
見るのと自分でやるのでは違うと実感。
ヤバいと知っていても殺される事態も発生。
ゲーム開始直後に知らされる目的のストレートさに、『勇者の憂鬱』のやりとりを思い出しました。
最初の目的=最終目的は、わかりやすい。
・難易度
このゲームをプレイするまで、敵は「ボス」と「雑魚」に分けられると思っていました。
「ボス」と、「ボスじゃないやつ」に分けられるかもしれないと思うようになりました。
「難易度が高い? ならばレベルと熟練度を上げつつ慎重に進もう!」と決意したにも関わらず、何度も全滅しました。
新しいエリアに行くたびにビクビクしながら進むことに。
ここまで雑魚の動きに注意を払ったのは久しぶりです。
・一体と戦おうと接触した瞬間、見えなかった敵が現れ袋叩きに
・一体と戦おうとした途端、周囲の敵の動きが速くなって囲まれボコボコに
・仲間を呼ばれてリンチ
・強い奴にバフが重なり撲殺
・ネズミこわい
などなど、嫌と言うほど恐ろしさを味わいましたよ!
ゾンビ映画で襲われる人の気持ちがわかった気がします。
「やめろ、近寄るな、うわあああー!」と叫びたくなる。
雑魚に散々恐怖したので、ボスの攻撃くらっても動揺しなくなった気がします。
途中までは「防御を上げて物理で殴れば何とか……」という感じですが、終盤は敵が固くて痛くてウザいので、正面から戦っていては体力や回復薬が持ちません。
敏捷を上げて首を斬るしかない。
片っ端から敵の首を狩っていくことでラスダンも地底も突破できました。
クビキリ戦法を開発なさった方は偉大です。
総合すると、ヘタレプレイヤーな私は事前に情報を得ても苦戦しましたが、何とかクリアできました。
全く情報無しだと厳しかったかもしれません。
情報集めた状態でラスボス撃破時のレベルは40くらい、隠しボス撃破は50くらいでした。
ここからはネタバレを含みます。
Seraphic Blue
天ぷら様制作『Seraphic Blue』の感想です。
プレイしたのはDC版です。
こんな方におススメ
・緊張感のある戦闘を楽しみたい
・伏線のちりばめられたボリュームたっぷりのストーリーをじっくり味わいたい
・残酷な描写にそこまで抵抗は無い
・暗い展開やドロドロした要素も大丈夫
こんな方には合わない可能性があります。
・ダンジョン雑魚戦ボス戦諸々をサクサク進めたい
・万人向けの物語を楽しみたい
・グロ要素は苦手
・陰鬱な展開は耐えられない
フリーゲームの名作だと聞いて気になっていたのですが、プレイするのを躊躇っていました。
・クリアまで五十時間はかかる
・ボス戦どころか雑魚戦で死ぬのが当たり前
・独特かつ難解な言い回しが多く、「教えて呉れ」「如何いう心算?」など普通ならひらがなの単語も漢字表記
などなど、なかなか手が出ない要素があります。
序盤の雑魚にいきなり殺されましたから。
毒のダメージって、主人公のHPが300ちょいなら30とかそういうかわいいもんだと思ってました。
一気に60以上減って目を疑った。
さらに、瀕死になっても止まってはくれない。そのまま死にます。
序盤も序盤の段階で猛烈に不安を感じました。
よって、攻略サイトも解禁。
情報無しで何度も挑戦して対策を練るべきなのでしょうが、全部自力だと心が折れる可能性が高い。
単純に戦闘の難易度が高いだけでなく、ダンジョンやボス戦前のイベントシーンに不安と恐怖を覚えるので。
回り道を繰り返すダンジョンに勘弁してくださいと思ったこともしばしば。
ボス戦前の長話も厄介です。
ボスが強いだけならまだいい。イベントが飛ばせないのも仕方ない。
両方が合わさると、全滅した時やり直すのは厳しい。ボス戦前の会話を何度も見たくないので、攻略サイトを頼りました。
こう言うと不満ばかりに聞こえますが、それでも進める原動力となったのはストーリーです。
最初の内は「こいつ誰? 何言ってんの?」でチンプンカンプンだったストーリー、キャラの謎が明かされていく様は爽快。
ちらりと出てきた言葉やキャラが意外なところでつながって「あぁ!」と叫ぶのがたまらない。
一章を過ぎた頃から面白さを感じるようになりました。
・戦闘
独特な要素が幾つもあります。
普通、HPはどれくらいか、物理と魔法のどちらが有効か、弱点属性は何かなど、敵の情報は戦っているうちに少しずつ掴んでいくものです。
セラブルでは、戦闘中消費無しに何度でも確認することができます。
敵の情報が最初からわかるからこそ、それを利用して策を練って戦うのが前提となります。
弱点属性や有効な状態異常を知ることができても、十分とは言えません。
一番重要なのは相手がどんな攻撃を繰り出してくるかで、それは表示されませんから。
敵の弱点を突いたら、それを利用されて強烈な反撃が来ることもあります。
弱い敵から倒したら、残った敵が鬼のように強化されるケースも。
また、戦闘終了時、倒れている仲間にも経験値が入ります。
経験値のためだけに攻撃の手を緩めて復活させる必要はありません。
ただ、「一人でも生き残ればいいんだから回復は後回しでとどめだ!」と強引に攻めると、手痛い反撃をくらって壊滅しかねない。
一部の雑魚やボスは、体力が無くなると最期に強烈な一撃を放って倒れます。
ひらたく言えば自爆で、道連れに全滅ということも。
場の属性の変動、種類豊富かつ強力な状態異常の数々など、他にも様々な要素があります。
戦闘以外のシステムも凝っていて、次の目的地が表示されるのが便利。
キャラ辞典や用語集もあり、一度掲載されたものも物語が進むごとに更新されます。
グラフィックも大量に用意されています。大量の人物に顔グラがあるのがすごい。
音楽も素晴らしく、BGMの効果によって気分が盛り上がりました。
特に好きなのは黒幕との戦いで流れる二曲と天羅の翼です。DYCONもカッコいいですが、歌詞を見た後だとシリアスなバトル中もちらつくようになってしまい……。
※ここからは激しいネタバレ注意。
「プレイしてみようかなぁ」と思っている方は、クリアしてから見た方がいいと思われます。
なるべくボカしたいので「化物」「地上」などの表現を使っていますが、正確さに欠けてしまいます。
エンジェル伝説
主人公の北野誠一郎は真面目で成績優秀、天使のように純朴で優しい性格の優等生。
だが、彼の顔は悪魔のように怖かった。
天使の心と悪魔の顔を持つ北野くんが周囲の誤解を受けつつ学校生活を送ります。
こんな漫画です。
・「美形で腹黒」キャラに飽きた人向け
・番長、タイマンなどといった単語が登場
・人間は顔じゃない
・人間の顔じゃない
人を外見で判断してはいけないという言葉を改めて実感する漫画。
笑えるだけでなく心が穏やかになれます。
最初は主人公の顔が不気味に思えますが、慣れてくるとカッコいい&可愛いに変化。
巻を重ねるごとに絵が美しくなっていきます。
印象的な場面や台詞は多々ありますが、一つだけ挙げるならば北野君の父、龍一郎の過去編でしょうか。
容貌ゆえに不良から殴られたり蹴られたりすることが多い龍一郎は反撃しようとはしない。
暴力を振るわれれば痛いのを知っている。だから、同じことを他人にすることはできない。
ある時、自分を殴り、ナイフで傷つけようとし、好きな相手のことまでひどい言葉で侮辱した男を平手打ち一発で気絶させた龍一郎は無言で手を見つめていた。
掌が痛むかのように。
恵まれた体躯の持ち主であるがゆえの不幸かもしれません。
戦いを欲する性格ならばもっと楽に生きられたでしょうが、争い事を好まない性格の彼にとっては……。
こう書くとシリアスな話かと思われるかもしれませんが、基本はギャグです。
碧空町で起こる出来事をそっとのぞいてみるような感覚で、連載は終わっても彼らの誤解と笑顔に満ちた学校生活はまだまだ続くのだと感じます。
修学旅行とか銀行強盗に遭遇とか、見てみたいシチュエーションがたくさんある。
北野君は自分のことをごく普通の高校生だと思っていますが、とんでもない。
身体能力や反射神経が尋常ではありません。
・打撃を食らったときに無意識のうちに動いて衝撃を殺す(手応えや音はあるため「一方的に攻撃しているのに倒せない」と相手が勘違い)
・レベルアップしてからは古武術の達人が本気で攻撃しているのにことごとくかわしたり防いだり受け流したり
・工事現場の深い穴に落ちたときに岩壁を足場に続けざまに跳躍、脱出も可能
・トラックにはねられそうになった相手を助けるため、一足飛びで横断歩道の反対側へ
・双掌打で人間が宙を舞い、喧嘩慣れしている男たちが一発で気絶
挙句の果てには回避のさいに残像らしきものまで出しています。
瞬間移動のように視界から消え、瞬時に背後に回り込む……。
お前はクレイモアか。
こんな普通の高校生がいてたまるか!
容貌のせいで喧嘩を売られることが多かったため身についた能力、恐るべし。
北野くんは相手を倒そうという闘志が極めて薄く、殴ったり蹴ったりはしないのですが、もし彼が武術を志していたらどうなっていたか。
特に好きな登場人物は北野くん、父の龍一郎、竹久です。
北野くんを番長の中の番長だと勘違いし、尊敬し、忠誠を誓っていた竹久が誤解に気づく話も好きです。
CLAYMORE
古より人が妖魔に喰われる存在であった世界。
人は半人半妖の女戦士を生み出し、妖魔に対抗した。
彼女らは大剣を背負う姿からクレイモアと呼ばれた。
こんな方にオススメ
・大剣を振り回す主人公が好きだ
・容赦ない戦いが見たい
・女キャラの比率高め希望
※感想を書いた時点では連載途中で、取り上げている内容は北の戦乱編までです。
冷血に見える主人公のクレアだが、意外と感情の起伏が激しく、優しい一面も見せる。
女キャラが多いのでキャッキャウフフかと思いきやそんな雰囲気はない。
戦士の中でも最強と呼ばれた者、恩に報いるために命を賭す者、仲間のために窮地に飛び込む者、そして強大な敵に命を奪われる者。
メインキャラクターでも死んでいくから油断できない。
人と化物の境界について考える場面が多いです。
妖魔の血肉を取り込んだ戦士達を恐れ疎んだり妖魔の被害者を追放する人間がいる一方で、クレア達を受け入れる人間もいる。バランスが取れています。
片道勇者
こんな方におススメ
・数時間くらいでクリアできるゲームが望ましい
・シルフェイド幻想譚みたいなRPGが好みだ
・全裸で世界を救う勇者になりたい
ジャンルは『強制横スクロールRPG』。
迫ってくる闇から逃れつつ、敵と戦ったり道具を集めたりしてクリアを目指すゲームです。
サクサク遊べて、何周もしたくなる内容です。
もたもたしてるとゲームオーバーと言うと、シルフェイド幻想譚みたいです。
そこまで気にしなくていいのも似ています。
左端から迫りくる闇に呑まれてはアウトですが、よほどうろうろしない限り大丈夫。
・各クラス
剣士:シンプルでバランスのとれた職業。色んな意味でサクサクいけます。
Cはドット絵を見てメイドかと思ってワクワクしたのに……おのれリス君!
騎士:シンプルなはずが使いづらいのは気のせいでしょうか。
初心者向けのはずなのに、他よりごり押しが通じにくい。
狩人:敵を察知できるのが便利です。距離をとって一方的に攻撃できるのが魅力。
Cのグラフィックが好きです。
海賊:豪快。力押しが可能で騎士よりもこちらの方が初心者向けな気がします。
冒険家:器用さで切り抜けていく特性を活かしきれず。
理術士:いちいち集中してからじゃないとフォースが使えないのが痛い。
詩人:使いこなせない。引き継ぎがないとクリアできる気がしない。
勇者:勇者というだけあってオールマイティかと思いきや、かなりクセが強い。一対一、正面の戦いにもっていけば強い。
服を脱ぎ捨て、ついでに武器も捨てた時の強さは恐ろしいほど。
・全裸プレイ
狼煙氏の作品のお約束、全裸プレイ。
馬鹿には見えない服は無いのかと思っていたら、呪文という形で登場。
「もう二度と服を身につけられなくてもいいという覚悟……!」
カッコいいことを言っているようで全然言ってない。
世界を救うため、大切なものを捨てる覚悟……悲壮なはずなのに笑える。
全裸に素手で殴りかかる勇者に比べると、服着て火炎撃ってくる魔王がまともに見えます。
町の人の反応も変わるのが細かい。
特に防具屋。あんた普通に喋れたのか。
テンション高い人から冷静にツッコまると頭が冷えますね。
女勇者だと恥ずかしそうな顔グラフィックに変わるのも細かい。
戦闘力の方は敵からの攻撃が重いですが、回避力の高さで補っています。
厳しい旅初クリアも全裸に素手でした。
・魔王
倒した時の反応からすると、事情がある様子。
話を聞いてみたら嫌な予感的中だよ!
○○にできてよかった。今まで全裸で殴り倒してごめんなさい。
倒した魔王からコートを剥ぎ取る勇者の図を想像すると微妙な気分に。
現時点で一番好きなキャラになりました。続いて王女、王が好きです。
・全体
所々笑いの要素もありますが、全体的に真面目です。
シリアスとギャグの割合が私にとってはちょうどよく感じられます。
裸で町に入り住人から引かれても、エピローグではしんみりとするのが不思議です。
一通りキャラを仲間にしてエピローグを見たので、その感想を。
イーリス:1~3の中で3が一番好きです。音楽も沁みる。
主人公の刻んだ言葉が印象に残ります。
ギャグを交えつつ、カッコいいところはカッコよく締めてくれるから盛り上がります。
フリーダ王女:綺麗な終わり方でした。珍しくロマンスの香りが。
ダンジョンで間違って雷光で消し飛ばしてごめんなさい。
ヴィクター王:いい意味で消化不良感があります。魔王を倒しても、真の意味で終わってはいない。
もう一つの方だと魔王が○○○いるという真実が明らかに。王の素顔はやはり魔王と似ているのでしょうね。
ネムリ:「獣耳とか尻尾とか可愛いなー」と和んでいたらあんな展開になって凹みました。
シルフェイド幻想譚のシイル防衛戦失敗など、明るい冒険譚と思いきや容赦無い部分もあるんですよね。
これでいいのかと疑問を抱きながらも、元気にやっているのでこれでいいかと思いました。
パンティ:一番ハッピーエンド感が溢れています。パンティとイーリスは相性がいいみたいです。二人のかけあいが楽しい。
デュークガルツ:最後までコイツらしい。剣の恨みを忘れかけました。
しんみりする終わり方が多いです。
魔王もヴィクター王もフリーダ王女も背負ってきた人だった。
一番後味爽やかなのはパンティです。
スッキリするパンティ……誤解を招きそう。
完全なハッピーエンドでなくても読後感がいいのは、前向きな姿勢だからでしょうか。
一番感動したのはもちろん魔王エンドです。
『風の色、鮮やかに』のタイトル画面やエンディングで流れていたのと同じ曲のため、心にガツンときました。
以下、ネタバレ。
もう少し世界を見ていたい?
大歓迎ですとも!
ヴィクター王のエピローグを見て「魔王はもう……」と思って沈んだので、ついてきて、平和になった世界を見てくれてよかった。
それが短い間のことでも。
主人公がいてくれて嬉しい、皆に恨まれながら死んでいくつもりだったからと語る魔王。
彼女が守りたかったものを守れてよかった。
シルフドラグーンゼロ
私にしては珍しく、シューティングゲームを紹介します。
MIDASナノマシンに飲まれた地球を奪還するため、ドラグーンパイロットである主人公は闘う。
ドラグーンとは外星系の遺失技術を利用して作られた航宙戦闘機であり、対MIDASにおける基本兵器となっているが、乗り手が極めて少ない。
元は『シルフェイド学院物語』に登場予定のミニゲームに、ストーリーやキャラクターをつけて先行公開されたものです。
ミッションでは途中で戦闘を続行するか帰還するか選べる場面があり、キツイと思えば早く切り上げて次の任務に行くことが可能。
手に入るクレジットで機体や兵器の強化でき、ぐんと戦いやすくなる。
死亡した場合、リトライを選ばずクレジットを獲得してセッティング画面に戻ると難易度が下がる。これらの要素によってシューティングが苦手でもクリアできます。
ただし、高得点を出すには死亡せずに(リトライはOK)進んでいく必要があります。ずっとコンボをつなげていけば最終的に驚くほどの高得点が出せる……と思います。おそらく。
おススメできる点
・上記のとおりシューティングゲームが苦手でも進める
腕に自信がある方は無強化でいったり兵器を縛ったりしてスリリングなプレイを楽しめます。
・シンプルで短く、燃えポイントをついたストーリー
単機で敵地深くを駆ける戦闘機……燃える。
・腕前の向上や装備の強化で余裕が出てくると、それが実感できる
たとえば、会話が右側に表示されますが、最初は読んだり答えたりする余裕がありません。
慣れてくるとようやく読むことができるようになりました。
・クリア後の評価コメント
撃破スコア・死亡回数・好きな機体・兵器などの項目別に細かくコメントが設定されています。一周あたりの時間は短く、その分周回プレイに励めます。
ストーリー・キャラクター
今回はストーリーが重くシリアス一色……かと思いきや艦長がナイス。
艦長は渋いおっさんで、脱いだらいい体です。
ノーマルモードではシルフェイドシリーズのようなおふざけ要素がないので物足りなく思っていたところ、ハードコアでシリアスな空気がブチ壊されました。
ヘレンさんが水着姿で通信してきます。
艦長も水着。
集中できません!
燃えたシーン・印象に残ったシーン
Mission3『防衛』
前提として、敵とまともに戦えるのは主人公らドラグーンパイロットのみ。
ドラグーンを操縦できる人間は極めて限られているためパイロットには多大な権限が約束されている。
もっとも、主人公は特権を使おうとはせず淡々と過ごしています。
今回の目的は新たなドラグーンの回収と防衛艦の救助。
現在防衛艦は動けず、航行可能状態になるまで守らねばならない。
回収を終えたところで敵の大部隊が来襲し、主人公は救援ミッションの中止を命じられる。
こちらはまだ戦えると主人公は反論するが、ドラグーンを失うわけにはいかないため引き上げるよう言われる。
防衛艦の者達も、修理は間に合わない、構わずに行けと叫ぶ。
帰艦か、戦闘か。主人公の答えは――
「ここで艦の一つも救えずに地球が救えるものか……」
「戦闘を続行する!」
男前すぎる。
防衛艦側は無茶な行動に呆れるが、彼らとて敵と接触しても目的のドラグーンを護衛し続けたわけで……。こちらは任務だ、たとえ艦が敵にのまれようとドラグーンが無事ならそれでいいと言ってます。負けず劣らず無茶をする。
「彼らを守る価値は十分以上だな」という言葉に主人公も同意。
戦い続ける中、さらに多数の敵が接近したため防衛艦の者達は退却してくれと必死で叫ぶ。
「君が墜とされたら、我々の希望は……!」
ドラグーンパイロットは極めて貴重な人材。地球奪還の希望の星で、課された役目も重みも違う。だから自分達を守らせてここで死なせるわけにはいかない。
それに対し主人公は淡々と答えます。
「問題ない、私がすべてを守ってみせる」
宇宙服の下に流れる熱い魂を感じずにはいられない。
Mission7『竜騎兵』
主人公もそろそろ疲労が見えてきたらしい。ドラグーンとしての特権を使わない主人公に、ヘレンが要望は無いか尋ねる。
「帰ったら、みんなで集まって食事をとりたい。各々のカプセルで栄養補給というのも、少し味気ないと思っていたところだ」
約束された権限に反して控えめな要望です。主人公のストイックさにしびれる。
ささやかな望みは叶うことはありませんでした。
主人公の機体はMIDASに汚染され、もはや帰れなくなってしまった。
故郷にも艦にも二度と戻れず、ドラグーンが動作しなくなるまで一体でも多くMIDASを排除するよう定められている。
普段冷静沈着な主人公もさすがに衝撃を隠せない様子。ヘレンはかける言葉が見つからず……。
Mission8『深淵』
汚染されたと聞いてからほとんど喋っていなかった主人公が任務後に口を開く。
「人間は時期の差はあれど、いずれ死ぬ。大切なのは、死ぬまでに何を為すかだ」
渋い。
近いうちに死ぬ己の運命を直視してこの態度か。
ヘレンにサポートを頼み、彼女も微笑んで頷く。
すると艦長が自分には何か一言無いのかと声を上げます。
これは「弱音や恨み言を吐くなら受け止めてやるぞ」という意図があるのかもしれません。
主人公は簡潔に答えます。
「艦長は私が守る」
艦長が「きゅん……」となり、ヘレンは「うわあ……」とドン引きです。
ヘレンではなくまず艦長とフラグが立ちかけるのかよ。
Mission10『終末』
いよいよ最終決戦。出てくる敵は全員強化型で最後はドラグーン三連戦。キツイですが、正直Mission9の後半の方がしんどかった。
作戦達成率が100%に達しているか否かでエンディングが分岐します。
感動や余韻はグッドエンドが一番ですが、単純な燃え具合はバッドエンドが上回ると思いました。
敵に機体を蝕まれ帰還は許されず、できることは一体でも多く敵を倒すことのみ。
バッドエンドでは敵の増援が現れ、司令部の計画は失敗。母艦を離脱させるため主人公はたった一人で戦い続ける。
「さあ、MIDASよかかってこい! 私の戦いはこれからだ!」
バッドエンドとされていますが、これはこれで熱い。
現れる敵を倒し続けると……?
グッドエンドではMIDASが退却し、人類が勝利。
あなたのことは忘れない、と告げるヘレンに対してクールな答えを返します。
「心配しなくても忘れてしまうさ。私のことも、この戦いのことも」
「だからこそ、人間は良いんだよ。前に向かって生きていける」
通信が切れる間際、主人公は最後に言葉を贈る。
「君達の未来にこの言葉を捧ぐよ」
「グッドラック」
……格好よすぎる!
主人公は地球に帰還し、大気に抱かれて消える。人々はその者を「シルフドラグーン」と呼び、「シルフ」の名は伝説級のパイロットに与えられる誉れ高きコールサインとして受け継がれている。
……何だ、忘れられてないじゃないか。
短めですが、やりがいのあるゲームでした。
おまけ~評価コメント編~
・スラスターのみクリア
倒せる相手だけ倒してあとは時間切れまで逃げ回り、無理せず早々帰還。終盤で何回か死んで難易度を下げ、最終面のドラグーン三連戦は攻撃力のみ強化した拡散砲で慎重に削ってからとどめをさしました。
評価コメントにおいて武器を一種類しか使っていないことで、艦長から「男気溢れる兵器チョイス」と評されました。
艦長からのメッセージが……。
「君の嫁になら、なってもよいぞ」
「いらん」
主人公の答えが実にクール。
さらにスラスターのみで敵機撃破だと、ヘレンから過激なお褒めの言葉が。
「これはもう、抱いてくださいと言わざるを得ませんね。好きにしてくださっても、怒りませんよ」
!?
主人公の反応は!
「えっ」
それだけか。
とてもクールです。
・SSSSSSをとったとき
ヘレンから「母なる地球よ、この方に出会えたことを心から感謝します……!」と感激される。
以下ネタバレ。
ヘレン「もうメチャメチャにしてください!」
艦長「いや、私が先だ」
主人公「私はこう見えても女なのでな。そんなはしたないことはしないぞ」
女だったの!?
このコメントを見る条件の難易度は、シルフェイド幻想譚の「セタは実は女だった!」という展開と同じくらいだと思いました。