漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
ドラゴンボールZ 神と神
※映画のブロリーや復活のFの前に観て、サイトの方に感想を載せていたのでブログにも。
漫画やアニメを見たのはかなり昔で、最初から最後まで見たわけではないので、ズレたことを言っているかもしれません。
惹かれた点はシンプルです。
戦闘カッコいい!
音楽カッコいい!
キャラクターがカッコいい!
ギャグ・コメディ要素が多めで、難しいことは考えず見られます。
読み込んでいない私でも悟空達を見てテンションが上がりました。
ドラゴンボールを楽しんだ経験のある方は、きっと懐かしさを感じられると思います。
かめはめ波のすごさを改めて思い知りました。
この上なくシンプルな名前、見た目、効果。
それなのに、あんなにワクワクするんですから。
ただ、悟空、ベジータ、ブルマの出番は多いのですが、他のキャラはそこまで目立ちません。
せっかく懐かしい顔ぶれが揃っているので、他のキャラももっと活躍してほしかったです。
映像の綺麗さや描かれ方が変わってくるだろうから、戦闘はどうなるのだろうと思いつつ見たところ……迫力がありました。
建物の隙間を縫うように飛ぶ高速移動!
遥か上空で雲を突き破りながら高速戦闘!
どうやら自分はこういうシチュエーションに弱いらしい。
挿入歌からのバトルが本当に熱かった。
大画面で見てよかったと思いました。
ストーリー順に語っていこうかとも思いましたが、印象に残った三人について語っていく形式にします。
・悟空
戦い大好きっぷりがここまで突き抜けていると清々しい。
解除されても戦い続けたシーンでそう思いました。
プライドを捨ててまで大切なものを守ろうとしたベジータの行動に応え、あることを決意。
彼がベジータを尊敬したと告げた時、感動した。
ベジータが悟空を見上げる一方的な関係じゃないんですね。
怒った時のベジータは悟空を超えていた的な発言も肯定しますし、よかったな、ベジータ。
感動しましたが、ベジータが必死に踊っている時も、隠れて見ていたんですよね。
ドライだ。
強い敵が出た時の提案も、ジョークにしてもひどい。
良くも悪くもマイペースです。
・ベジータ
うろ覚えでも「誇り高きサイヤ人の王子」だの「超ベジータだ!」だの浮かんでくるので、プライドが高いことは記憶に残っています。
そんな彼が、家族を守るため、プライドを捨てて、道化た姿を晒す。
普段横柄な態度なのにへりくだって、ダンスなど「くだらん」と切り捨てるであろう彼が歌や踊りで気を引こうとして……痛々しさすら感じます。笑顔を無理して作ってる感が半端なかった。
それでも事態を収拾できなくなり、もうどうにでもなれと破れかぶれで戦い、圧倒されて戦意を失う。
この時点でもよく頑張ったと言いたくなりますが、彼の見せ場はここからだった。
死を覚悟したはずの彼が、目の前でブルマが叩かれ地面に倒れたのを見、激怒。
「よくもオレのブルマを!!」
こう叫んで超サイヤ人化した彼が最高にカッコよかった。
激怒した彼は、短時間とはいえ凄まじい力を発揮して対等に戦うんですよね。
いい攻撃がモロに顔面に入っても気合で耐え、反撃する!
トップクラスに燃えたシーンです。
普通に戦った時は全然敵わず諦めたのに、家族が傷つけられたら限界を超えて戦ったんですから。
パーティーでの道化ぶりがあるから、そこまでして守ろうとしたものを傷つけられた怒りの深さと、そこから生じた爆発的な強さが光る。
プライドを捨てた姿勢や発揮した力を悟空とビルスから認められてよかった。
悟空の尊敬発言を本人は聞いてないのが残念ですが、ピッコロさんが聞いてるんですよね。ベジータに伝わるかどうか。
最後に上の台詞についてからかわれた時、耳まで赤くなってませんか?
見ていた時は、強さやバトルに気を取られましたが、後から考えるとすごい台詞な気が。
こういう台詞を滅多に吐かないイメージがあり、あの時感情が極限まで昂って飛び出たように思えますが、どうなんでしょう。
・ビルス
破壊神。
強い、カッコいい、可愛いと三拍子揃ったキャラ。
最初は「何だコイツ、弱そう」と思いましたが、どんどん印象が変わりました。
悟空を軽く倒し、神龍もビビるほどの御方。
性格は、無邪気というか我がままというか、子供っぽさがあります。
威厳と茶目っ気が同居している。
声も言葉遣いも、真面目な時とそうでない時のギャップが効いています。声が軽かったり低くなったり、丁寧な口調になったり砕けたり。
料理を美味しそうに食べる姿に和みました。
気まぐれで星をぶっ壊す迷惑破壊神なのに、憎めないキャラです。
それに、話せばわかる相手でもあるんですよね。
プリンを食べたがった時も「よこせ!」と奪うのではなく、きちんとお願いしますし、普通に譲れば何も起こらなかった可能性が高い。
神様がプリンくらいで騒ぐなという他のキャラからのツッコミも、未知の食べ物を味わいたいビルスの気持ちも、両方納得できる。
美味しいプリンを食べさせてあげたい。
このように、力が強いだけ、暴れるだけのチンピラではありません。
器の大きさが各所で出てきます。
ピッコロ達に攻撃されても、箸で応戦していなす。
ブルマを叩いたのも、彼女の方が先にぶったから。普通に攻撃したら頭が吹っ飛びかねないのに、たいした怪我もしなかったので、ちゃんと加減しています。
個人的には、ベジータの真意……プライドを捨てて皆を守ったと気づいていたところに大きさを感じました。
内心「あの歌とダンスは無いわー」と呆れつつも、心意気をかってパーティー続行を決めたんだろうな。
他にも、悟空に対して稽古をつけているような態度だったり、世界の広さを教えたり。
戦いが終わった後も爽やかで、ブルマに素直に詫び、また来たいと告げる。
終わり方は、結果だけ見ればスッキリしないものになりそうですが、爽やかなんですよね。
・ヤバい敵が現れる
・挑んでは倒される仲間達
・悟空がパワーアップ
・最終的に元気玉で倒す
事前にこうなるかと予想していたら違いました。
インフレを繰り返した果てに「パワーアップして悪い奴を殴り倒す!」じゃない終わり方をするのが新鮮でした。
ワクワクしている悟空を見て、こういう結末もいいと思いました。
ベヨネッタ2
こんな方におススメ
・とにかくアクションゲームがしたい!
・華麗に戦って爽快感を味わいたい!
・1の戦闘は好きだけどレースやシューティングは苦手だった……
・1のバルドルのせいでルーメンの賢者のイメージが……どうにかならない?
・アクションの楽しさは健在
戦闘がとにかく気持ちいい!
迫力あるステージで強そうな敵と戦うと、それだけで興奮できます。
今作から追加されたアンブランクライマックスは雑魚戦でもボス戦でも役立ちます。
派手で強力な攻撃を広範囲に叩きこむ気分はこの上なく爽快。
雑魚を蹴散らし、強そうなボスをも圧倒できます。
戦闘と戦闘の間の移動もストレスフリー。
最初から動物の姿になって高速移動できるので便利です。
また、仲間と共闘するシーンが増えています。
あんなキャラやこんなキャラまで!
終盤の「彼女」や「彼」との共闘には燃えました。
・より遊びやすく、爽快に
難易度は1より下がっています。
1は途中から死にまくりでステージ評価もストーンだらけでしたが、初見でもシルバーやゴールドをとれました。
技や武器が揃っていない一周目で評価を気にすべきではないとわかっていても、石だらけだと落ち込みますから……。
制限付き戦闘のムスペルヘイムも、やり直した回数や時間は1に比べると遥かに少ない。
また、1で引っかかった部分が色々改善されています。
幾つか例を挙げると、
・QTE
緩くなり、即死する場面はほとんどなくなりました。必要な連打数も少なくなって指に優しい。
・レースやシューティングなどの別ゲー要素
短めだったり、状況が変わって退屈しないようになっています。
・巨大なボス戦の流れ
普段の戦闘に近い感覚で戦えるのが嬉しい。
1では「足場を移動して部位破壊→本体を攻撃」という流れが多かったのですが、今回ベヨネッタが飛行して直接殴り合えるので、「こんなに大きくて強そうなボスと真っ向から戦ってる!」感が味わえる。
他にも足場から落下した時のダメージがなくなる、高評価のために長々と逆走する必要が無くなるなど、細かな点が多数改善されています。
もっとも、改善してほしいと思う点はあります。
・姿が見えづらい
技の派手さや背景の迫力を優先するあまり、主人公や敵の姿が見えにくくなる場面が発生します。
仮面の賢者一戦目の空中戦は、敵が背景に溶け込んで見えなかった。
アンブランクライマックスのエフェクトで敵の攻撃モーションが隠れて被弾することも。予兆の音も聞こえづらくなるので、避けにくい。
・ウィッチタイムが短くなっている
1に比べると、回避からの一方的な攻撃という「自分の時間」感が弱まっている気がします。
高難易度の人型ボス相手だと、WTを発動させてもたいして攻撃を叩きこめない。
長いコンボやラッシュを含むコンボが使いづらい気がします。
ダッヂオフセットをマスターして、コンボをしっかりつなげられれば問題ないのかもしれませんが……。
・急かされるのが煩わしい
アイテムを回収したりムスペルヘイムや隠しVerseに向かったりする時に、同行者からいちいち「こっちだ」「早くしろよ」と言われると「わかってるよ……」と言いたくなる。
特にムスペルヘイムと隠しVerseは高評価を目指すと行かねばならないので、急かされると理不尽に感じる。
ここからは不満というほどではありませんが……。
人型ボス以外の敵は1の方が印象に残る気がします。
強敵らしい登場に相応しい強さのグレイス&グローリー、失恋するビラブド、絶大なインパクトを誇るジョイ、清々しいまでにボコボコにされる四元徳など、1の個性豊かな面々に比較すると覚えづらい。
・ストーリーやキャラクター
いい意味でのバカっぽさは1より控えめになっています。
親友が自分を庇って滅びかけている状況で過度にふざけられても困りますからね。
また、1は「何だかんだで皆元気にやっていく」スッキリした終わり方でしたが、2は切なさの残るエンディングです。
1のように終わるのがいいか、2の雰囲気がいいかは好みによりそうです。
2のキャラの評価は以下のような感じです。
ベヨネッタ:記憶を取り戻し、幾らか落ち着いた印象。でも自重しない場面ではしない。子供に対する態度はすっかり保護者。
ジャンヌ:最後はおいしいところを持っていったが、もう少し活躍を見たかった。
ルカ:残念さに磨きがかかったイケメン。相変わらず軽いが子供に優しい。ラスボスをも素の口調に戻す空気破壊は見事。
ロキ:新キャラ。彼が何故アレを分けようとしたのか、そのあたりの心境を伝聞ではなく直接聞きたかった。再会が楽しみ。
仮面の賢者:「ルーメンの賢者=変態」のイメージを変えた男。熱い魂の持ち主でカッコいい。正体が明らかになるあたりから目立っていた。
メインキャラのデザインについては1と2、どちらも好きです。
ベヨネッタとジャンヌは可愛さが強まっていると思います。
・前作とのつながり
「ここでこの曲が来るとは!」「なるほど、そういうことか!」となるシーンが幾つもあるので、1からプレイすることを推奨します。
続編なのでストーリーが1からつながっているのは当たり前ですが、1「に」つながっているとも言えます。
そして、ベヨネッタやジャンヌ、ルカの印象は1とほぼ同じなのですが、1から2で評価が激変したキャラがいます。
2を最後までプレイすると、1での台詞の印象がガラリと変わる。
WiiU版の2発売時、前作を同梱した理由がわかった気がする。
1から2をプレイして、1をまたプレイしたくなります。
新世界より
『新世界より』のアニメ化をきっかけに原作を読み返しました。
ディストピアものが読みたい方はぜひ。
「簡単に振るえる強大な力が一人一人に備わったら、社会はどうなるか?」という問いに対する答えの一つではないでしょうか。
藤田和日郎先生の短編二つを軽く紹介します。
『邪眼は月輪に飛ぶ』
その眼で見た相手をすべて殺すフクロウ『ミネルヴァ』に立ち向かうため、かつて撃ち落とした経験のある猟師の鵜平やデルタフォースのマイクらが立ち向かう。
友人いわく「鵜平さんかわいいよ鵜平さん」らしい。分かる気がする。
まっすぐな少年だけでなく渋い老人を主人公にしても光る。外見を裏切らない貫禄があります。
鵜平やマイクももちろん魅力的ですが、ミネルヴァが大好きです。
一話目のミネルヴァに見られて大勢の人間が命を落とす場面にビビりました。
「こんな敵どうやって葬るんだよ」と。
それほど恐ろしい存在でありながら、哀れにも思う。
同族をも殺してしまう孤独な存在ですから。
白面の者など、倒されねばならない敵の悲哀を描くのが上手いなあ。
不幸自慢になるほどくどくはなく、倒される敵としての格は保ったままです。
ここからは印象に残った台詞・文章を。ネタバレを含みます。
――その掟はひとつだけ。<ミネルヴァ>に見られた者はみな死ぬ。
怖い。
『うしおととら』の妖怪もそうですが、恐ろしさ・おどろおどろしさを描き出しています。
「おのれらは何で獲物を畏れん? 何で、自然の前でかしこまれねえんだ?」
自分の腕前と銃の性能に溺れ、獲物を馬鹿にした男たちへの発言。
山で神様に獲物を授けてもらうという意識によるものです。
「犬でも何でも、オレがなってやる!」
言葉とは反対に凛々しい表情。
それを聞いてにやりと笑う鵜平の表情が素敵。
犬呼ばわりされて「わん」と律義に答えるマイク、可愛げがあります。
「ウヘイ、死なさんぞ!」
娘の輪が涙とともに叫ぶ。熱い。
「獣を狩る者は獣になんねばな」
渋いと思ったら直後にマイクから呼び止められ、「犬めが何しとる!?」と言います。何やってんだよー、と言いたげな表情がナイス。
――何が来ても、もうこのフクロウは渡さん。この大切なフクロウを奪われて彼はアタマにきていたんじゃろうな。
禍々しいとしか思えなかったミネルヴァに少し心が痛みます。
「だから、邪眼。キサマの負けよ」
このシーンを挙げた理由は実際に目にしないと伝わらない。
アシスタントの方々がトーン貼りやインクを散らすことを拒否したのも納得の画です。
『黒博物館 スプリンガルド』
ヴィクトリア朝初期のロンドンを舞台に、バネ足ジャックと呼ばれる怪人が跳ぶ!
まず装丁が凝っていて、雰囲気出てます。
一時期犯人と目されていた放蕩貴族のウォルター・デ・ラ・ボア・ストレイドと熱血警部のジェイムズ・ロッケンフィールドの双方が男前。
警部の方は『からくりサーカス』の鳴海を連想しました。ロッケンフィールドという名は『からくりサーカス』の中で登場しています。
ウォルターは主人公とは思えないゆがんだ表情をします。
「面白いから聞いてやるよ、犬っころ」や「面白かったぜ」と言う時はどこからどう見ても悪役顔。
だが、メイドのマーガレットには弱い。
赤面し、冷や汗を流し、すっかり情けない表情。
屈強な大男相手に喧嘩を吹っかけてぶちのめすような性根の持ち主なのに、惚れた女にゃからきし弱い。
陰のある青年主人公もいいなあ。
マーガレットの結婚式が行われている教会の前に立ち、殺人鬼の行く手を阻むウォルターの台詞がこの話で最も好きです。
「ここから先は敬虔で善良なる者以外立ち入り禁止だ。……オレたちは入れない」
マーガレットのように光に照らされた道を歩いてこなかった。
彼女の傍らでともに歩むのは自分ではない。
それを自覚しての台詞なのでしょう。
戦いが終わった後の「今度はおかしな女なんかと……出会わない遊びだ」という台詞も好きです。
異聞のマザア・グウスで印象に残る台詞は、
「人間にとっての『最高』ってヤツは『変わっていく』ってコトだろうからな」
ですね。
ウォルターも変わった。
「くだらないな、いいじゃないか」も読んでいてニヤリと笑いたくなる。
ウォルターが魔王のようなイイ笑顔をしていますから。
黒博物館そのものは終わっていないので、もっと色んな話を見たくなります。
1000円ヒーロー 5巻
『からくりサーカス』第16幕 出会い
あ、前回ツッコんだ勝の正二に対する反応が幾らか自然なものになってる。
貞義への憎悪をぶつける正二に頭を抱えてしまう。
勝を想って怒ってるはずなのに逆効果だよおじいちゃん!
「大人がよってたかって子供を押さえつけ怪しい液体を飲ませる」って書くとアブない響きが。
諸々の謎・つながりが明かされる過去編に突入!
正二と白銀の会話はもう少し見たかったけど、名前のところはしっかり入れてくれた。
あるるかん作成も歴史を感じますねえ。
この光景を金が見たらどう思うだろう。
続いて正二とアンジェリーナの出会い。
独特の口調がいいなあ。
アンジェリーナを追い出したルシールの仕打ちは冷たく見えます。
相手のことを思ってあえて突き放す展開は、「そんな真意があったのか、いい話だなー」と感じる時と、「そんなやり方する必要なかっただろ、最初から説明しろよ」と言いたくなる時があります。
ルシールがああ振る舞ったのは仕方ないかも。
仲間達は戦い続ける以上、優しさを前面に出すわけにはいきません。
最初から懇切丁寧に説明していたら、他の「しろがね」達はどうなると言いたくなる。
アンジェリーナも、自分だけ人形破壊の使命から逃げるわけにはいかないと踏みとどまるでしょう。
「冷酷な母親から無理矢理追い出された」という形でないと解放されない。
アンジェリーナ人形の服が追放時と同じなのが辛い。
ルシールにとって最も鮮烈に記憶に残っている姿ということになる。
ルシールがアンジェリーナを心から愛していたこと、それを隠して遠ざけたことを踏まえて退場を見ると、「私を嫌っておくれ」が重みを増す。血を吐くような台詞だった。
アンジェリーナが正二と昔会った気がしたのは、この時点で白銀の記憶が刺激されていたんでしょうね。
本格的に思い出したのは後ですが。
この時点ではアンジェリーナの笑顔は美しいはずなのに輝いていない。辛そう。
それを人形と評した正二、慧眼。
直後の正二の笑顔と比べると違いは歴然としている。
燃え盛る火の中で、アンジェリーナは正二を生かすため、恐怖の目を向けられる覚悟を決める。
鳴海やフランシーヌも炎の中で覚悟を見せたんですよね。
太夫、炎、人形という組み合わせは異色でありながら美しい。
銀髪が露になる様も美しい。
そして、覚悟を決めた眼差しが美しい!
立て続けに的確に美しさがコンボを決めてくる。
一人震えていたアンジェリーナのもとへ現れたのは正二だった。
そこで来るのがいい男。
風邪をひくと心配するのが医者らしい。
泣くのを堪えるアンジェリーナが可愛い。
ここの彼女の顔を見て真っ先に浮かんだ単語は「少女」でした。長い時間を生きてきたはずなのに。
幼い頃から惨い目に遭って、一人ぼっちで寂しくて不安がっている女の子としか言えないからなあ。
この時点ではまだ弱さや脆さを抱えている印象を受けます。
永劫の時をともに歩んでくれる相手と出会ってから強くなった気がします。
「お馬鹿さん」という台詞はルシールと同じ。親子だなあ。
ルシールの優しさに気づく正二も優しいよ。
アンジェリーナが何も言っていないのに、人間ではなくなる薬を飲んだ正二。
これも覚悟。
「一目惚れたい」や「永劫ってやつが終わってもずーっとな」、「いっち好き!」など、記憶に残っているフレーズが出てきました。
二人の笑顔が眩しい。
最後の抱擁はいいシーンだと感じながらついこう思ってしまう。
ディーン見てるー!?
白銀がクローグ村へ向かうことを決意するシーンなど、カットされたところは色々あるのに満足度が高い。
エピソードの取捨選択が上手くいってるのかな。
登場人物が少ないのもあるかも。
カット・ダイジェスト・代役祭り&それに伴う台詞のツギハギがないからな。
このクオリティであのシーンを見たら耐えられない。
『1000円ヒーロー』69話
麗華の扱いについてお叱りを受けるニル。
そりゃそうだ。
普通貴重な駒として回収するところだろ。
でもこれ以上利用されずにすんだと思えば、主人公達にとってはファインプレーか?
記憶を消すってサラッとエグい真似してるな。
それも、ヒーローになるきっかけという本人にとってはトップクラスに重いものを。
麗華の状態だけでなくエボリアのガスも深刻です。
このままじゃヒーローどころか一般人まで大勢命を落としそうなんですが。
こんな事態は同児も望んでいないよな。
大惨事になりかけている状態で彼の反応と行動は……。
ちょ、どこ行くんだよ!
何か対策を用意してくれればいいけど。
笑うところじゃないのにつなぎマンの噛まれた跡に笑ってしまった。
あと麗華の唇が妙に色っぽく見える。
麗華が大ピンチですが、きっといったん仮死状態になってから復活するはず。
「記憶を消されても彼女の『正義』は消えない!」展開カモン!
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第15幕 始まりの場所へ
今回は進行がゆっくりだった気がする。
すぐ過去編に突入するかと思っていました。
駆け足やダイジェスト感控えめだと面白さを噛み締められる。
「正二が生きていたことを勝が受け入れ喜ぶのが早すぎないか?」など細かい部分にはツッコみたくなるものの、そこまで気にならない。
正二との思い出ってこんなにあったっけ。虫取りとか凧揚げとか。
父・貞義の顔がない描写が不気味でいいですね。後の場面の、勝を傀儡として操っているイメージも。
自分の子に最初に訊いたことが『体が健康か』。普通の質問のはずなのに「うえっ」となりました。子供を気遣っての発言ならよかったのに。
声を再生する機器がからくり仕掛け感溢れるのが味がありますね。
レコードと会話する光景は冷静に考えるとシュールですが、思わず話しかけたくなるのも分かる。
無駄だと分かっていてもどういうことだと尋ねたくなるよな。
「お前は才賀勝では、ない」からの流れはやっぱりゾクゾク&ワクワクしますね。
黒賀の黒ずくめの連中はまるで忍者。
勝を貞義だと思い込んで攻撃してくる。
話を聞いてくれよ。
操る人形のデザインがカッコよくも強そうにも見えない。勝の方はどれもカッコいいのになあ。実力も手練だと思えない。
ゴイエレメスとネモはそれぞれ重いのとフワフワして操りづらいことは覚えてます。この二体はどこで活躍したんだっけ……。
グリュポンも出てきた。マスコットキャラっぽい声や喋り方です。
場所は変わって死んだと思われていた正二と対面。
勝に対する「優しいお爺ちゃん」と「貞義を憎む男」で口調や表情が違う。
黒賀の人々と同じく、勝を貞義と思い込んで敵意をぶつけてきます。
総集編直前では鳴海がしろがねをフランシーヌ人形認定して襲撃したんですよね。否定しているのに聞く耳持たないのも同じ。似た構図になっています。
アクア・ウィタエやダウンロードで別人格になっているという話は、信じているキャラ達と視聴者との間で温度差が出そうです。
視聴者は勝やしろがね視点で見ているから「悪い奴じゃない」「別人になっていない」と分かりますが、得られる情報が限られている作中の人物はそうもいかない。
また、鳴海達「しろがね」は白銀が溶けた水を飲んで「自分の中に別の人間の心が宿っている」と実感できるから信じやすいのでしょう。
前回鳴海の人生がハードすぎると言いましたが、勝も相当です。
疎まれ殺されかけたり父親から駒扱いされたり優しいお爺ちゃんから憎悪をぶつけられたり。
早く過去編が見たい。
このエピソードに、あのシーンに力を入れてほしい。
サハラ編には大いに不満がありますが、その分ここをじっくりやると言われれば歯を食いしばりながら笑顔で納得、賛同します。
『1000円ヒーロー』68話
椿が刃の名前を呼んだ……。
命が危ない時まで前髪野郎扱いしたらさすがにどうかと思うところでした。
自分も凍傷を負っているのに助けようとしている。嬉しいなぁ。
やっぱり普段の態度は遠慮の無さの表れということでいいんだな。
千が変身しっぱなしで大盤振る舞いだと喜ぶ気持ちと、残金は大丈夫か心配になってしまう気持ちの両方がある。
さあ逆転と思ったら大変なことに。
ここは麗華が復活して何とかする流れだろ、そうだと言ってくれ。
ドラゴンボール超 ブロリー
相変わらず知識はろくにない状態での鑑賞です。
せっかくなので4DXで観ました。
映像との相乗効果でめちゃくちゃ楽しかったです!
ずっと「オラワクワクすっぞ!」状態でした。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第14.5幕 幕間~そしてまた開幕ベル~
総集編やる時間があったらカットされたエピソードに回してほしいという前提で楽しめました。
台詞の切り貼りだけで終わるかもしれないと思っていたので、勝がナレーションしてくれた&選択肢が描かれたことで感動してしまった。
ルシールやフェイスレスがじっくり描かれるのは分かるけど、リィナの台詞が多めなのは意外だった。
リィナはエピソードや台詞に大きなカット・変更はなかったキャラです。ほぼそのまま出られてよかったね。
総集編ではサハラ編の尺が長めだったんですが、だったらもっと話数を割いてくれよ!
それにしても、数か月やそこらで記憶と片腕なくしたり子供達が苦しむ地獄を目にした挙句残った手足全部と仲間達の命を喪った戦いは無駄だったと知らされた鳴海の人生はハードなんてレベルじゃない。
『1000円ヒーロー』67話
さらっと総帥の名前が出てますね。
ニルはあっさり麗華を捨てることを選択。
貴重な駒とか面白い玩具扱いしてまだ手元に置いておくかと思ってた。
敵の非情さに憤る場面のはずですが、扱いの雑さに何とも言えない気分に。
麗華にも活躍してほしい。
同児の千に対する仕打ちに、刃が怒っているように見える。
「謝らせてやる」という言い方をしているので。
いつもなら「謝らせる」と言いそうです。
仲間のために戦う刃を見て、同児も思うところがあるようです。
よかった。
弱い怪人を守るという正義を掲げるなら「同じ陣営の連中がやってることはどうなんだ?」と言いたくなりますから。
疑問を抱いて、己の取るべき行動を見つめ直してほしい。
同児に強いと言わせたり、心を揺さぶったり、刃は強くなったなあ。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
はい、詳しくは把握しておりませんが、聞いたことがあります。
確かペリカンの怪人の話があったような……。
他にも番外編として膨らませることができそうな、おいしい設定ですよね。
敵の特性や倒し方も様々でしょうから、チラッとでも見てみたいです。
メッセージありがとうございました!
先日、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』を観ました。
ブロリーの名前を聞いたことがある程度の、相変わらずふわっとした知識だけの状態で鑑賞。
楽しかった!
今回4DX初体験だったので、映画の内容と合わせて「うおおぉぉ!」と脳を揺らされっぱなしでした。
つーか体が揺さぶられた。あんなに揺れると思わなかった。
予想していたよりずっと振動や風の演出が細かくて、アトラクションみたいでした。
『からくりサーカス』第14幕 夜更けの海
動こうと必死の最古がいい表情ですね。
石化するロッケンフィールドの顔が美しいはずなのに恐ろしく見えてしまった。
ダールの最期がトーアに移され、トーアの最期がロッケンフィールドへと移りました。
うーん、台詞を継ぎ接ぎした結果、噛み合わなくなったような。
人間の美しさを感じる台詞は、かつてフランシーヌ人形に目を奪われたトーアが言ってこそだと思います。
施術にこだわるのも同様で、己の手でやりとげようとする理由がロッケンフィールドからは感じづらい。
「イヤな時に、ワケなんて~」は危険な目に遭おうと他人を助けるために行動する時に言うから輝くのであって、あの状況なら普通に代わってもらえばいいのでは。
「しろがね」達を化物扱いしていたミンシアが彼らを人間だと認める台詞がなくて、残念通り越して理解できません。彼女がここに来た理由の大半はルシールとの絡みで、残りはこの台詞のためだと思っていました。
師父とパンタローネの出番があれだけでミンシアの扱いも中途半端になるなら、いっそ中国編カットでよかったのではという考えが浮かんだ。
サハラに向かいながらプラハ編をこなす流れで。
鳴海への精神ダメージは原作より軽くなったのはいいのか悪いのか。
原作だとサハラ編のメンバーで最も絆を深めた相手はロッケンフィールドだったんですよね。
傷は負ったものの生きて帰れる状態で、戦いが無駄になっても彼が家族のもとへ帰るのが鳴海にとってせめてもの救いになったはず。
それでも鳴海のために犠牲になることを選び、鳴海の精神にとどめを刺すことに。
ロマンチックな父さんを見たかった。
ジョージがあっという間にやられるのは原作通りです。頑張ってるのになぁ。
パンタローネに「どけ」と言われて従ってしまう阿紫花。
全盛期の最古二人相手なら仕方ない。戦えるのは鳴海くらいでしょう。
阿紫花は知らない世界を見ただけで終わりか。
「どけ」があったから今後見せ場はあるでしょうけど、これだけだと何しに来たのか分からん。
二人がフランシーヌ人形に詫びるシーンは笑うところじゃないのに笑ってしまう。笑うしかねえ。
「いくらそっくりとはいえ、偽りの者の命令に従ってしまい……」
「もう二度とこのようなことには。我らはフランシーヌ様にだけ忠誠を誓う者」
こんなセリフ原作になかったよね!?
ナイス!
初見なら「いちいち謝るなんて律儀だな」とか「忠誠心高い」と思いつつ聞き流しただろうな。
既読者だからこそ「うひい!」と心の中で叫びました。
ひでえ。ひでえよ。
キツすぎる台詞です、双方にとって。
このフランシーヌ人形はどんな気持ちで聞いてたんだよ!
仲間達の想いに応え、鳴海が復活!
色、そして起動音がつくと体が人間でなくなったと実感します。
皆の心がこもっているとはいえ、自分の四肢が全てなくなったことに鳴海は苦悩しないのでしょうか。
これまで最古の強さが描かれていないので、最強を自称するパンタローネが強がってるおじいちゃんみたいで微笑ましい。微笑ましく感じる場面じゃないのに。
「一秒で死ね」が聞けたのは嬉しい。
やられる時の表情もしっかり描かれました。
最古が撃破されるシーンはどれも気合入ってる。
鳴海とアルレッキーノ、二度目の対峙。
鳴海との初戦がカットされたアルレッキーノは気の毒だと思っていましたが、人間の美しさについて言及できただけ恵まれているかもしれない。
「コロンビーヌは後であのキャラとの絡みがあるから駆け足でも掘り下げられるだろ」と楽観視していたら皆無だったので。
「好きだったのだよ」はなかったけど、「敬意すら覚えた」と言っているので、好感は抱いた様子。失望しました宣言も一応聞けた。やった。
理想から外れたから炎で浄化って過激なファンだなー。
ほう、燃えないのか。
何で燃えないんだろう?
普通の人間の頃から炎に耐えてたな。
ゲームキャラならパッシブスキルに炎耐性が備わっているレベル。
決着がつくまでの「間」が再現されていて嬉しい。
静→動の切り替えに貴重な貴重な尺を費やしてくれた。
ちょっと台詞が追加されたりバトルで数秒「間」があっただけでものすごく恵まれてるかのように錯覚してしまう。冷静に考えると台詞や出番を大幅にカットされてるのに。
真っ二つにされて疑似体液ぶちまけたアルレッキーノの姿が好きです。
力なく「フランシーヌ様……フラン、シーヌ……様」と主の名を繰り返し呟いてほしい。
ファティマも掘り下げ不足です。キスが唐突だと思ってしまった。
あの退場だとフランシーヌ人形の破壊だけが最終目的に見えないか?
ファティマの最期も鳴海へのダメージが軽減されています。
原作だと鳴海の心をガッツリ抉るからな……。
ところでファティマとコロンビーヌのガールズトークは?
恋愛に興味あるという情報ゼロでああなっても心に響かないと思うんですが……完全にスルーされるとはさすがに予想しなかった。
いい台詞だけポンと出されても困るけどどうするんだろう。
フランシーヌ人形と対面した鳴海に真実が明かされる。
「しろがね」達だけでなく人形にとっても残酷です。
最古達の忠誠心は……。
「偽者に従ってスンマセンっした! 二度とやりません!」と誓った相手がニセモノでした。
……どんな表情すればいいんだよ。
やはりフランシーヌ様はお美しい。
フランシーヌ人形なりに気遣ってのやり方だと分かっていますが、あんな風に出て行ったのは正しいとは思えない。
疲れると分かっているなら同じことさせないでください。
偽者も哀れだ。
先ほどの最古の謝罪と合わさって、疲れたという言葉の重みが跳ね上がる。主への忠誠心を謳いながら偽者だと気づきもせず、笑わせようと虚しい努力を続ける部下達に囲まれているんですから。
敵の首魁なのに停止する表情が切ない。次第に遅くなる声も。
眼から光の消えた鳴海としろがねが再会。
ひどいよ鳴海……。
でもサハラ編直後に再会したから、この仕打ちも肯定はできずとも理解はできる。
生まれ変わりと認識しているなら疑似血液のくだりは省いてもよかったのでは。
この時点でしろがねが飲んだものについて明かしていいのか?
「フランシーヌ人形が何か企んで人間の赤ん坊を狙ったのか!」と思わせたいのでしょうか。
フウも登場するのか。
黒幕臭が半端ない。
彼には色々と引っかかる。
彼のせいで話が非常にややこしくなったんですから。
援助してくれてありがとう! でも文句を言わせろ! というのが正直な気持ちです。
サハラ後の鳴海みたいに自動人形への憎悪に憑りつかれているなら解釈が歪んでも仕方ないけど、余裕綽々だからなぁ。
平然と偏った情報吹き込まないでくれ。
偽者と気づかなかったと言いつつ余計な情報や憶測は的確に伝えるという所業。恨みでもあるのかと言いたくなる。
悪党ならぶっ飛ばしてスッキリできるのに、味方として貢献するから責めづらいのが腹立つ。
ここで記憶が浮かぶのか。
最後に再会して終わると思っていたら後半ずっと再会パートとは思いませんでした。
サハラ編が3.5話で終わるのはさすがに短すぎる。
来週は総集編らしいですが、その時間を! サハラ編に! 回してくれよォォ!
という感情がこみ上げてくる。
「このキャラ出すならこれは欠かせない!」な要素がカット・変更されることが多く、じゃあ何故登場させたんだと言いたくなりました。
一人で勝手に満足したティンババティ、ガールズトークしないファティマ、ルシールとほとんど会話せず「しろがね」達が人間だと言わないミンシア……。
カットや改変が行われたというだけで文句を言うつもりはありません。
尺の都合があるから変えるのは当たり前です。
ただ、変えるなら変えるで違和感が生じないようにしてほしい。
ファティマが囮になるシーンは、主に詫びている最中の二人にわざわざ喧嘩を売りに行ったように見えるので、せっかくの捨て身の奮闘が必要なのか疑問を抱いてしまいました。
最古が「残った敵を始末して失態を償います」的な台詞とともに医療用カプセルを見たところに挑むなら「鳴海が狙われる!」「ファティマが引きつけてくれた!」となって献身的だと思えたのでは。
阿紫花も活躍が削られたせいで「スリル求めてついてきてタバコ喫う余裕はあるのに『どけ』と言われたらビビッて従って終わりって何しに来たの?」と尋ねたくなる。
戦闘シーンを描く余裕はなくても、マリオネット出した状態で「生き残っていた低級の自動人形を蹴散らしたところです」な説明を入れるとかあるだろ。
少し台詞を変えたり加えたりするだけで違和感は減ると思うんですよね。
台詞・シーンを切り貼りするだけじゃなく、なめらかにつなげてほしい。
『1000円ヒーロー』66話
1000円を笑うものは1000円に泣く。名言だな。
ブルールにはもう少し粘ってほしかったですが、復活したヒーローにはスパっとやっつけてほしい気持ちがあるのでこれでいいか。
回想で冷静に力を測っているユウロは格を保っていますね。
その分、警戒・対策している千ではなく刃に足を掬われる展開を期待してしまう。
正体を知っても動じない主任、輝いてるぞ。肉体的にも精神的にも。
日当は主任がこっそり色を付けてそうです。
この段階でも麗華をちゃんづけするニルにちょっとときめいた。
麗華が抗って動揺する表情を見たい。