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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2019/2/17

拍手してくださった方、ありがとうございます!

アニメ『からくりサーカス』の感想を書く際にサイトの方の原作感想を読み返すこともあるんですが、正直ダイ大など他作品ネタぶち込みすぎだと思いました。
『からくりサーカス』に限らず、サイトの感想・語りは勢いにまかせて考え無しに書いたところが多いんですよね。
前後の流れや全体通しての行動を考えず、安易に噛ませ犬認定したり、ネタキャラとみなしたり。他作品のネタぶち込みにしても、ちゃんと読んでいない作品のキャラを聞きかじりの知識でヘタレ扱いしたり。
「他の方がしてるから自分も」的な。
好きになったキャラで同じことをされたらどんな気分になるかという視点が抜けていました。
ダイ大で「クロコダインは噛ませ犬」とか「ハドラーは鼻水」とか馬鹿にされたら「全部読んだ上で言ってんのか?」「馬鹿にするだけで終わり?」と思いますから。自分も同じ扱いしたのに。

そういうわけで「引っかかるところが色々あるのにそのままにしておいていいのか?」という気持ちがあるのですが、パソコンを買い替えたこともあり、修正が困難です。
サイトを閉鎖する可能性も含めて、どうするか考えます。
とりあえず、あまり内容を変えずに済む感想をいくつかブログにも載せました。

『新世界より』や『吸血鬼ハンターD 蒼白き堕天使』が懐かしいなあ。読んだのは何年前だったか。
蒼白き堕天使ではバラージュ男爵が好きだったんですよね。
金髪碧眼の超絶美形でとてつもなく強い『貴族』でありながら気さくな性格という、反則の極みな人物だったことを覚えています。
人間の子供なんて虫けら扱いしてもおかしくないのに仲良くなったり、『貴族』を狩るハンターであり無口で無愛想なDともやっていける協調性があったり、人間できすぎじゃないか? 人間じゃないけど。
男爵がすごいのは最後までお気遣いたっぷりなところです。当てる気のない攻撃を仕掛けるなんて、そこまでしなくても……。
ただし読者に対するサービス精神は全然足りないと言わざるを得ない。
もっとDとの共闘や人間との交流でワクワクさせてくれよ!
堕天使もアニメ化しないかなぁ。
まず遠未来の世界観や『貴族』の設定を出してそこからDの境遇と孤独をじっくり描いてくれれば、男爵との友情が映えますし、ラストも鮮烈になります。
パラレルのスピンオフで男爵とミスカ+αの珍道中が見たい。

『からくりサーカス』第17幕 訪れし者
グリュポンが話をややこしくしようとする。出てくるのは後にしてください。
アンジェリーナの髪が黒いと印象変わりますね。『うしおととら』の須磨子を連想した。
お、トーア達のマリオネットもある。
ディーンはお調子者の陽気な兄ちゃんに見えます。
予想より出番が少なかったものの、不穏さはガッツリ出してくれましたね。
正二はもっと警戒して!
頬を摺り寄せる動作に罪はないはずなのに、やるのが彼だから気持ち悪さを感じてしまう。
「ありがとう、アンジェリーナを幸せにしてくれて」に笑いがこみ上げてきた。

ギイも黒賀村へ。
彼もアンジェリーナと関わり、過去を知る者だった。
鳴海救出時に勝と遭遇しても、助けなくてもおかしくないんですよね。貞義疑惑のある少年ですから。
ギイの過去も描かれました。
涙を流す姿は現在の涼やかな顔とは隔たっている。
原作を読んだ時は捨てた親に対して「薄情だな」と思っただけでしたが、「面倒なことになった、捨てよう」というドライな判断だったのか、「我が子の苦しむ姿に耐えられない……!」と苦悩した末の決断だったのか。
後者なら責めるのは酷です。
苦しむ子供を前にしてリラックスしなければならない、笑っていなければならないなんて辛すぎますから。
それを日々やっているゾナハ病棟の医師達や看護士の覚悟がどれほど深いことか。覚悟を決めている彼らでさえ、薬物を使用する段階まで追い込まれ、限界を迎えていました。

柔らかい石を取り出そうとするギイと、抵抗するアンジェリーナ。
「頭から落ちたよ!」「動けなくしてやる」などと言うギイは台詞も表情も悪役のそれ。
母の愛を嘲笑い、僕は一人だと叫ぶ姿が痛々しい。
己を捨てた母親に対する憎悪を、アンジェリーナにぶつけているように見える。
この行いがあるから、「病院で尋問役をやらせるなんて!」という意見と「あえてギイにさせるのはアリかも」という意見、どちらも頷ける。
かつて冷酷な真似をしたからこそ、使命のためなら非道も辞さない「しろがね」の業を知った上で、背負うこともあるのでは。
あるるかんの片目が破壊された!
オリンピアの動きが止まったのはただの故障のはずですが、蛮行を止めたのだと感傷的に解釈したくなる。
赤子を狙ったギイに対してアンジェリーナは優しく手を差し伸べた。
そして、ママンになることを申し出る。
キャンディがいらなくなったのは、実の母に対する嘆きや母の愛情という概念への不信が消えたことの象徴でしょうか。
実の母から捨てられ、赤子を狙った女性から母の愛を向けられた過去を知ったうえで、ギイの「ママン!」を聞くと重さが増す。

フランシーヌ人形が日本を訪れた。
機械音がするのが細かい。
磔にされた像を見て「人間はこれを見て笑うことを覚えるのか?」という発想に至るのがズレを感じる。
造物主が惨劇を引き起こして大笑いしていたから「人間の苦しむ姿によって笑う」という考えがあるんだろうなあ。
人を殺めることや人形を作ることが罪だと聞いてどう思ったんだろう。
捨てられた彼女の言葉が切ない。花の中に横たわる姿が悲しい。
生み出した者に捨てられたところがギイと共通しています。

自分が笑うためだけに人間を苦しめ、今度は真夜中のサーカスも止めないまま壊してくれと頼むのは勝手な話ですが、そんなことは彼女は考えられないんですよね。
「人に迷惑をかけてはいけません」と教わるどころか、「村人に復讐してやったぞ、さあ笑ってくれ」と言われたんですから。
やっとアンジェリーナとフランシーヌがそっくりな理由が語られた。
この情報は早く出した方がよかった気がする。初見だと何故似ているのか分からず混乱します。
フランシーヌ人形は人間が子供を産むことも知らなかった。
人体の仕組みに限らず、金はフランシーヌ人形に何か教育したんでしょうか。
自分を愛してくれること、本物のように笑うことだけが重要で、他のことはろくに教えなかったのかもしれない。
アニメの流れで分娩も知らないフランシーヌ人形が適切に動けたことに違和感を覚えましたが、「泣かせたいならば叩けばいいのでは?」と思ってやってみたらたまたま正解だったと脳内補完。

前回に比べると急ぎ足でしたが、ここまでやって、ここで区切るのは納得できます。
次回のタイトルは予想通り。
作品全体の評価を左右するといっても過言ではないので、力を入れてほしい。
来週の出来次第では全国各地で白面の者が大量発生する。どうか負の感情が渦巻きませんように。

『1000円ヒーロー』70話
刃だけでなくつなぎマンも頑張ってる。
千はライフセーバーのバイトまでしてたの!?
命を救うための行動で、千にそんなつもりはないと分かっているのに、ロマンスの気配を勝手に見出してしまう。
麗華が知ったらどう反応するかなぁ。赤面してほしいなあ。

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