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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2020/7/19

『フリーゲーム感想』に目次を追加しました。
次はブログ内のダイ大SSの、ダイ大短編集に含まれている話を差し替えていきます。

『夢見鳥』をプレイした後に他のフリーゲームを遊んで「おお、主人公のことを好きになっても閉じ込めないなんて平和だ」「住所特定して待ち伏せしたりしない……穏やかだぁ」と思いました。
何気ない日々の大切さを味わえます。
最近男キャラを攻略することが多かったので、今度は女キャラを攻略するフリーゲームをプレイしたいなあ。
かもかては様々なキャラを攻略できるのでおススメです。
かもかては老若男女幅広く攻略できるので、一つの作品で気分を変えやすいんですよね。
子持ちの熟女とその息子が主人公を巡って嫉妬イベントを発生させたり。

『ケンガンオメガ』67話で来ちゃった。
黒木が。
あなた相当弟子のこと気に入ってますよね?
強者の孤独を抱えているので孤高の求道者みたいな顔してますが、顔広いし情もある。
前作で弟子は取らないと言いつつ理人にアドバイスした時点で面倒見いいなと思いましたが、想像より遥かに……。
弟子は取らんと言いつつ助言する
→基礎を叩き込む
→試合を見に来る
立派に師匠してる。
公式から弟子を心配していると認定されるのはいいんですが、弟子が心配おじさんって何?
弟子が心配おじさん……。

ミストバーンがハドラーの頼みをきいたシーンは、温情をかけたと評されている通り優しさが含まれていますが、温かさ以上に熱い印象を受けます。
「よっしゃ頑張れ!」という感じで、同情的な「可哀想だから助けてやるか」とは温度が違うというか……。
長い長い年月の中で様々な戦士・強者を見てきたミストバーンが最強の戦士になれると激励するのは、重みと熱さがある。
ハドラーが助けを求めるだけなら応えなかったと思います。
あくまでパワーアップ完了までの時間稼ぎであり、自分が戦うという姿勢だから聞き入れたのであって、ただ甘いのではない。

ここで情を見せた上で、主人公達には苛烈さ・冷酷さを叩きつけるのが最高です。
「実は優しい、いいやつ」で済まされるなら、降伏すら許さず敵を滅ぼそうとしたり弟子を壊れたオモチャのように捨てたりしない。
情はあるものの、他の行為がそれに基づいているかというと……。
ヒュンケルの命を救った件も、人助けではなく道具として利用するため。
魔族に比べて寿命が短すぎるとはいえ、理想の器を作る実験で説明できます。
育成の成果がどうであれ次の候補を育てる時に参考にできますし、スペアにする機会が訪れなくても優秀な兵士が増えるのは利点と言えます。
ただ、道具という言葉から連想されるほどドライでもないんですよね。
優しさや愛情とは異なる方向で感情を向けていたと思います。

『キン肉マン』316話
邪悪神を直接守るわけじゃないのか。ホッとした。
欠片を託したり隠したりしているかもしれない。
……知性の神のピースの行方はプリズマンが関係していたりしないかな? 知性の神が欠片をこねて生まれたとか。
またブロッケンが話の進行をアシストしてる。
先手を打たれたらまずいと指摘→アタルに手分けして話しに行くことを提案→アリステラ達の抱える問題を思い出す
と、相変わらずスムーズに話を進める役割をこなしてる。
読者が「先回りされてやられるかも」と心配したところで指摘してくれるし、震えるアリステラを見ただけで内心を理解する。理解力とリアクションに定評がある。

オメガの救済について触れられました。
それをなすための力がマグネット・パワーと友情パワー。
友情パワーは眩しすぎると語り、恨みの歴史に生きてきた自分達には手にする資格がないと思い悩むアリステラ。
パイレートマンも目を伏せて辛そうな顔をしている。
真面目だなァ二人とも!
非道な所業をなかったことにして味方面するよりは遥かに好ましいですが、もっと自由な性格なら楽だったろうに。
過去へのこだわりがなさすぎる超人や、都合の悪いエピソードから都合のいい部分だけ活かす超人もいる中で真面目すぎる。
だからアリステラは背負いたくもない使命を抱え込んで破滅へ突っ走ることになったんだな。

苦悩するアリステラに、スグルが資格はあると断言。
仲間や故郷のために闘ってきたオメガ側は自分達とそれほど変わらない。
主人公側から元・敵に対するこういう台詞、好きです。ダイ大でもありました。
なおも言葉を受け入れられないアリステラに「へのつっぱりはいらんですよ」。
ギャグにしか聞こえない台詞が真面目なシーンで使われてカッコいいのはすごいよなぁ。
勢いで押し切ろうとしているな、スグル。アリステラが困惑してるだろ。お約束のやり取りをこなしてくれるなんて律義だ。
今回は押し切った方がいいと思います。
このままじゃアリステラが苦しむだけだし、悩んでる間にもオメガの星が滅びへ近づいてしまう。
スグルとアリステラが握手を交わし、友情パワーが伝わった。
同胞以外への疑いや恨みが無くなったから、手を払わず受け止めて、力に目覚めることが出来た。
綺麗な流れです。
元々仲間への想いはあったわけですから、敵を排斥する思想さえ無くせば力を発揮できますよね。

ザ・マンがマグネット・パワーの抽出装置をアリステラに贈ったことにより、星の救済手段は揃った。
共に闘うことを約束するアリステラとパイレートマンがカッコいい。
この、片膝ついて胸に手を当て何かを誓う仕草、いいですよね。ダイ大のバーン様の御前でハドラーやミストバーンが膝ついてたシーンが好きなんですよ!
オメガ・ケンタウリの六鎗客編が終了し、闘いは次のステージへと移行する。
敵が空から降りてくる。
「さぁいよいよ終わりの始まりだ」
静かに告げるのが恐ろしさを感じさせますね。
「終わりの始まり」というフレーズもベタだけど好きなものの一つです。

オメガ編が終了したわけですが、スグルはラストバトルを務めなかったのに主人公として存在感を発揮しました。
アリステラ達を倒して終わらせるだけなら他のキャラでもできた。恨みを捨てさせることもブロッケン達がやった。
過ちを認めたゆえに自罰的になっている彼の背中を押すのはスグルでなければできなかった。
普段ビビったり逃げたりしてもここぞという場面で決めてくれる。やはりスグルが『キン肉マン』という作品の主人公だと思えます。
かつてディクシアがスグルの手を握って想いを託し、今度はスグルがアリステラの手を握って想いを伝えた美しい構図。
素晴らしい。
「当時は全然そんなこと考えてなかっただろ!」とツッコみたくなる気持ちもあるけど、想いがつながったと考える方が燃えますし、綺麗です。

次回掲載の読切は二世の話らしいですね……。
パラレルワールドにでもならないと読む気がしません。

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