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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

シルフェイド幻想譚

シルフェイド幻想譚

十五日後天空の島に起こる『災い』を止めるため、主人公の冒険が始まる。
 
おススメなところ
・自由度の高さ
十五日間何もせずに宿屋で寝て過ごしてもよし、人助けに奔走するもよし。町を救った英雄にもなれば非戦闘員を平気で殺戮する外道にもなれる。
フィールドを移動する間、時が少しずつ流れていき、それに従って街の様子や人々の会話も変化する。主人公の知らぬところで発生し、消滅するイベントもある。
全てを把握するには一周では到底足りない。
・ストレスの少なさ
戦闘もサクサク進める。一周するだけならば数時間で終わるが、何周も遊びたくなる造りになっている。
・遊び心
相棒のような存在であるトーテムが見事なツッコミを披露してくれる、
武器も「使う」コマンドを選ぶことで主人公が様々な行動を取る、
会話の端々にクスリとしてしまう、
などなど。
だが、それだけではない。
主人公が「バカには見えない服」を装備すると、全裸に葉っぱ一枚というある意味勇者なグラフィックになり、町の人々の反応も変わる。仲間に装備させようとすると当然断られる。
さらに、最強の装備が先代魔王を倒した伝説の武具「太陽の剣・大地の鎧・大気の盾」ではなく、ある町民の家具というカオスっぷり。
ゆえにラスボスに対し、ほぼ全裸でテーブルの陰に隠れ攻撃を防ぎ、タンスで撲殺するというプレイも可能。
変態じゃねーか!
上記のようにギャグ色が濃いため忘れがちだが、かなり重い話も含まれている。
初回プレイではほぼ間違いなく凹む結末になるだろう。

以下、思ったことをつらつらと。
・魔王との戦い、竜人異種族への恐怖などダイの大冒険を連想しました。
竜人も家族がいて、仲間がいて、決して邪悪な存在ではない。中には武人の魂を持つ者もいるし、目的のために非情な手段をとる者もいる。
だからこそ、最初見たエンディングに落ち込み、特別なエンディングを見た時は救われた気持ちになりました。
・トーテムではクロウが一番好きです。
スケイルが人気ですが私はクロウをもふもふしたい。ツッコミの鋭さが素晴らしい。
・何気なく城について訊いて吹きました。
魔王復活を阻止しようとする名君の居城……その名もバーン城!
・島のキャラクターの中ではセタがダントツで好きです。
カッコいい! 正統派ライバル!
竜人、そして戦士としての誇りが感じられます。
人間と異種族の共存を考える上で外せない重要キャラ。
彼女の言葉はいい台詞ばかりで困ります。
セタに「バカには見えない服」を装備させようとすると別の意味で泣きそうになります。
ごめん! セタごめん!
・一日目に砦で竜人親子と戦い、父の死に様に圧倒されました。

・一番燃えるシーンはシイル防衛戦。
「絶対に外れない」予言によって町の全滅が町民に知らされ、彼らは希望を失ってしまった。
ただ、島の住民ではない主人公だけは予言の理から外れており、未来を変える可能性を持っている。
町に向かう唯一の道に立ち、絶対に通すまいとする主人公。彼(彼女)は本来死んでも何回か生き返ることができますが、今回だけは殺されるわけにはいかない。自分一人だけではなく街の人々の命がかかっているのだから。
襲撃しにきた魔王の手下、そして魔王と戦う時は緊張しました。
守り切った時の達成感といったらもう……!
町を守った英雄として宿屋の主人からは「タダで泊まってけ」と言われます。
シイル防衛に失敗した場合、後で宿帳を見て泣きそうになりました。
おっちゃん、ごめん……!

以下はエンディングに関する内容です。
・一周目はトーテムはクロウ、シイルの町は到着時に滅んでおり、砦の非戦闘員を殺してしまったためセタが仲間にならず、竜人消滅エンド。
やりきれない思いになりました。
・二周目はトーテムはクロウ、一周目の心残りを清算しようとするも、シイルの町には一日遅れで到着したため予言が聞けず町は滅び、セタを仲間にすることに成功したもののラスボスを倒すタイミングを間違えたためやっぱり竜人消滅エンド。
・今度こそ、と三周目でシイル防衛成功、セタも仲間にして共存エンド。すごく幸せな気持ちになりました。

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