連休の間、久々にダイ大を読み返して思った事を書いていこうと思います。
とはいっても、初めて読んだ興奮のままにサイトに掲載したものが一回目。
時間を置いて読み返し、一回目の感想を書き直して二回目。
今回で三回目になります。
三回目ともなると思うことの大半はサイトで語っているのと同じなので、前読んだ時には浮かばなかったことなどの簡潔なコメントが多くなると思います。
ミストの最期での苦鳴は分身であるシャドーと同じ「ウギャアア」だとか。
※ミスト好きゆえに見方や評価が偏っているかもしれません。ご注意ください。
巻数は文庫本基準です。
1
・ダイが無邪気
後半の悟りっぷりを考えると見てられない。
・スライムを悩殺
地味にすごくね?
魔物の美醜の基準も人間とほぼ同じなんでしょうか。
・でろりんの顔つき
悪党っぽいけどイケメンな気がする。
・眼鏡かけたドラゴン
可愛い。
・ハドラーを見つけた漁師
死亡したのだろうか。
・「あの世で仲良く学芸会」
響きが微笑ましいな。墓場で運動会みたいだ。
学芸会なんて言い出すハドラーが面白い。魔王軍にも学芸会があればいいのに。
・「みくびっておったわ。さすが勇者アバンよ!」
この頃から認めてたんだな。
2
・ダイを見捨てる気のポップに涙を流すマァムの表情
グッときた。
・水晶玉でダイ達の様子を見せるまぞっほ
何気にすごくね?
・ダイのことを「この子はわしの誇りです」と語るブラス老
誇りか……。
3
・ロモス騎士とブラス老
仲良くやってるのを見るとほんわかする。
こんな感じで物語が終わってくれれば希望が持てたのに。
・人間の痕跡
全てを焼き払うよう命じてますが、フレイザードは人間に対して憎悪やら何やらは無さそうなんですよね。
痕跡を消すのは自分の証を新たに描くためかもしれない。上手く言えませんが。
・ミストバーン来た!
この頃は不気味です。
・ヒュンケルの出自
ポップは自分の血筋で悩んでましたが、ヒュンケルも元は町の普通の子供ですよね、おそらく。
育ちに関しても、ポップはアバンやマトリフに指導を受け、手を抜いた修行一年であれほど実力つけて本気になればめきめき伸びたんですから、どこらへんに引け目を感じる要素があったのかよくわからない。
・バーン様の理想とする魔界の戦士像
過去に何かあったんでしょうか。
・闘いの遺伝子
一度の戦いで動きを読んでいるというのは後の話につながりますね。
4
・小さくなるダイ
可愛い。
・空中に漂ってるミストバーンの脚は……?
見えない。ふくらはぎどころか靴すら無いとはどういうことだ。
顔面のゴメちゃんを感電させたのはどういう技だ? 暗黒闘気か?
5
・ベギラゴンの時のハドラーの開脚具合
意外と体柔らかいんだな。あとこの頃から銀髪サラツヤなのか。
真大魔王は関節柔らかくて開脚得意そうで、ミストバーンはガッチガチのイメージがある。
・「もしレオナを救い出せたらおれ……お礼になんでもするよっ!」
「迂闊に他の人間に言ったら法外な報酬を吹っかけられるかもしれないぞ」と思ってしまった自分の汚れっぷりに嫌気がさした。
・『神から授かった生命』以外の生命の持ち主は、悪の魔力によって生み出された邪悪な怪物
ここで「暗黒闘気やガスの塊」という文章がありますね。
・ヒュンケルに倒されたハドラーをミストバーンが復活させる
「お前には生死を選ぶ権利もない」と言う通り、この頃はハドラーがどうなろうが大して気にしていない。
死んでも復活できるからというのが大きいですが、それ以上に、この時点では駒扱いしているからに思えてならない。
・借り物の力で暴れていい気になってるフレイザード
果たしてミストバーンはどう思ったのか。顔面グリグリ踏みにじったのが答えか。
ミストバーンは好きですが踏まれたいとは思えない。
・キルバーン登場
仲良さそうで何よりです。
ウフフ笑いで女もしくはオネエかと思った方もいるかもしれない。
6
・口の悪い友達
一瞬ミストのことか迷った。
ザボエラをボロクソに罵りますし、人間を虫扱いしたから多分そうだろうな。
影の男のわりに「口が悪い」と評されるほど喋ってるのか。
あとキルバーンはウフフ笑いしすぎ。
・「親が子供をどう扱おうと勝手のはず」
それに近いノリでミストも「師が弟子をどう扱おうが勝手のはず」と思い込んでああいう振る舞いに出たのか?
迷惑。
7
・竜を駆るバラン
カッコいい。
・バランの過去
恥さらしは言いすぎですが、人間を守った事実も知らず「娘をたぶらかそうとした魔物と、そんな相手に肩入れする娘」だと思い込んでいるからある程度は仕方ない。
・格子を捻じ曲げるダイ
ちょっと怖いと思ってしまった。
・赤い血は黒で、青い血はトーン
ここを見るとバーン様の血の色に疑問が。
8
・「本気でやれよ」
あの純真で優しいダイがこんな挑発を口にするとは、相当切れてる。
・馬鹿笑いで威厳が台無し
ダイ大の敵の伝統ですね。
ハドラーやミスト、真大魔王にも当てはまる。
・マァムに化けて色仕掛けするザボエラ
体を張っていて好感が持てる。
たとえこういう方向でも色々動いていれば、自分の手足を動かせなんて言われなかったんじゃないか?
ハドラーを馬鹿にして捨てようとするザボエラの台詞に笑いがこみ上げてくる。「ミストバーンにでも取り入って」というあたりが特に。思いっきり失敗するんですよね。
己への尽力に関して、ハドラーがミストバーンには感謝したのにザボエラには最低限の評価だったのは、この態度のせいかもしれない。
9
・ザムザの笑い方
親譲りか。愛されたくて真似したのかもしれない、と考えたら切なくなった。
・呪文を使えない超魔生物
魔力は優れているが肉体的に弱いのを補おうとして超魔生物作ってるのに、残ってる課題が「呪文使えない」なのは、出発点がズレてる気がする。
・この世の生物はすべて道具
そういう思想はミストも持ってそうです。ただし、最終的には「バーン様のため」に帰結しそう。
ゴミ呼ばわりに怯えるザムザが哀れだ。
・神が与えた生命
実際に神が片っ端から与えてるのでしょうか。
なら真っ先に魔界の環境をどうにかしろと言いたい。
もう少し公平に見える裁定なら「我侭言わないで魔界で大人しくしててください」と言えるのに。
・ハドラーを見つめるミストバーンの後ろ姿
腰のあたりの服のしわがツボ。地面に広がる裾も。
ここでザボエラもミストが「バーン様の最も信頼厚き家臣」「ハドラーの部下でありながらその権力を超えた存在」であることを聞いているのに、後々の振る舞いは立場の違いを実感してなさそうなんですよね。
このシーンの熱さは過去の感想ですでに語った通り。
ミストバーンは物理的に血も涙も無いのに意外と情があるところが好きです。
10
・悪しき過去への清算
数年前と同じく引っかかる。
ミストバーンの方も過去の汚点扱いしてるからお互い様と言えますが、命を救われたり技を教わったりしたのは事実なので、その辺に言及した上で倒そうとするなら燃えたかもしれない。
「清算」が「精算」になっていることに今更気づいた。
・虚空閃で吹っ飛ばされるミストの体勢が何か間抜け
それでも脚は見えない。頑なに見せない。
・焦るシャドー可愛い
「ウギャアアミストバーン様~ッ!」ってミストの死に様そっくりだな。
今回のケースは、挙げる名前が主だから違和感は無い。
・絶叫
ダイの新しい剣の力を見抜けなかった自分のせいだと狂乱していますが、そこを責める人はいるんだろうか。
大体、見抜けたとしても止められなかった気がする。
・「鬼岩城で踏みつぶされたり暗黒闘気でバラバラになっていた方が~」
首をかしげたくなる。
1:城に踏み潰される
2:よくわからない力で捻り殺される
3:人間っぽい青年に殴り殺される
どれか選べと言われたら最後を選ぶ人間が多いのでは。
・実はうっかり者?
お許しが無ければ真の姿を見せてはいけないってかなり重要なことなんですが、いくら激怒したとはいえ忘れるのは……。
チラ見せする素顔からは考えられない。
「沈黙を命じられていたのは声だけでなく性格も問題だった」説が浮上。
きつく言っておかないと忠誠心のままに突っ走ってやらかす可能性があるので。
鬼岩城を壊されたことを震えながら詫びるミストと、笑って許すバーン様が見たい。