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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2019/12/15 拍手返信

拍手してくださった方、ありがとうございます!

>「>バランの末路~」の方
最期と対比させて考えたのは今回が初めてですが、「バランがまとめて消し飛ばした者達の中に、誰かにとっての『ダイ』や『ソアラ』がいただろうな」とは思っていました。
仮にバランが生存した場合、立場も描写もかなり難しいものになっていたでしょうね。
ハドラーにも同じことが言えます。
最期の瞬間自分のことを悪魔と称したのは、過去の所業の残虐さに気づいたためではないか等、色々考えてしまいます。
本人がどう向き合い答えを出すのか、知りたかった気持ちもあります。

>改めて思うと、バーンの存在も結構儚いものですね。
負ければどうなるか知っていたはずで、それでも信念を曲げずにいたわけですから、敗北して全てを失おうと、評価が一転しようと、受け入れねばならないんですよね。
個人的には、評価が分かれ、様々な反応を示すと見ごたえがあって面白いと思います。
「ヒャッハー、バーンの時代は終わったぜー!」と調子に乗る者、悲しみ惜しむ者、冷静に今後の立ち回りを検討する者、新たな地上破滅計画を練り上げる者、ダイの力に怯える者などなど。
評価が一転しようと受け入れねばならないと述べたものの、全員が一斉に掌を返して唾を吐くのは正直あまり見たくありません。
メッセージありがとうございました!

竜魔人ダイにぶちのめされる封印解除ミストバーンが見たかったので書いた話です。
以前サイトに掲載したのは秘法解けたバージョンだったので、今回は解けないままで。
『バトルオブ~』と書くと『ざくざくアクターズ』の超強敵BGMを連想します。
バトルオブマ〇〇〇やマ〇も好きですが、一番はア〇〇ー〇です。『アグナモニタ』が大好きなので。
始祖竜達と戦う時に流れるアレンジもカッコよかった。
破壊王ティムールが何気に好きなんですよね。
「うわ、チンピラみたいな台詞。自分は強いとうぬぼれている小物だな」と甘く見ていたら予想よりはるかに強くて「適正レベルより大幅に上じゃなかったらボコボコにされてたぞこれ……」と焦りました。
簡単に小物認定してはいけないと思いました。

『キン肉マン』で「好きな技」は地獄の断頭台とかナパーム・ストレッチとか天道羽根抜刀を破ったベルリンの赤い雨とかアトランティスの最初で最後のタワーブリッジとか色々あるんですが、「衝撃を受けた技」部門をナパームコンビネゾンが作り出しました。
好きなキャラ二名が力を合わせて必殺技を繰り出す展開にワクワクしていたら凍りついたのは初めての経験かもしれない。
相手を救いたいという、熱く優しい心から繰り出された技の殺意が、殺意が高い……!
もっと破壊力の高い技は他にあるでしょうけど、慈悲を込めてぶっ放したことに衝撃を受けた。
実際は死なないように加減しているかもしれないけど、殺す気にしか見えない。
『キン肉マン』を読んでいると様々な方向に揺さぶられるというか、振り回される感覚を味わえますね。
私はついていけるだろうか、『キン肉マン』の世界のスピードに。
しょっちゅう振り落とされて「ちょっと待って」と叫んでる気がする。
詳しくは以下の感想で。

『キン肉マン』302話
フルメタルジャケッツのツープラトンを楽しみにしていました。
強くてカッコイイ技になることを期待していました。
期待通り、どちらの要素も備えていました。
問題はそれら以上に殺意の高さが印象に残ることです。
応援しているコンビが必殺技決めて目を疑ったのは初めてです。
途中までは「いけー! ぶちかませー!」と応援してたんですよ。
決まった光景を見て「……え?」となりました。
分かり合おうとする姿勢を押し出していたから「すでに威力は十分だから、ブロッケンを加えることで高すぎる破壊力を調整するのかもしれない」と思ってたんです。
そんなことはなかった。
もっとエグい技は他にもあるでしょうけど、慈悲の大切さを説き相手を救おうとする流れで繰り出されたので思考が停止しました。

まずマリキータを倒さないとどうしようもないのは事実。
アリステラへの批判を遮断し、彼が揺らぐたびに呪われた道を進ませようとするマリキータを黙らせないと説得は不可能です。
手加減して倒し損ねても二人とも破滅へ向かうだけ。半端な技を仕掛けても無駄でしょう。
それは分かるけど……。
回転を加えることは考えた。
胸が裂けて「AB」が刻まれるのも、候補の一つとして予想はした。
裂けた胸をコーナーポストに叩きつけるのは予想できてたまるか!
頑丈なマリキータだからモズの早贄にならずに済んだけど、耐久力低い奴がくらったら太い鉄柱が心臓貫通して串刺しになるぞ……。
リング外に落下して転がったマリキータの姿に「そ、そんなつもりじゃ……」と狼狽えました。
「アリステラの背中押して退路断つのやめろよ」「チンピラみたいな台詞で相手を見下すのはどうなんだ?」と腹を立てましたが、反省して態度を改めてほしいと思ったのであって……。
いっぺんぶっ飛ばされて頭冷やしてほしいとは願っても、無残な姿になることは望んでいなかった。
話の流れを踏まえると生きている可能性はあります。
慈悲の心をもって放たれた技ですし、相手の親友を殺して「お前達を救いたい」「恨みを捨てろ」と言っても説得力がありませんから。
……そう思ってるけど、見た目がとにかく惨い。
気絶しているだけであってほしい。

新ツープラトンの衝撃冷めやらぬ中、今回の話を改めて振り返ります。
ただでさえ強いナパーム・ストレッチを進化させる必要はあるのか一瞬疑問に思ったものの、カット不可にするのは大事か。
角度を変えて頭から落とすか、回転させて胸を叩きつけると予想したんですよね。そのまま落下するとブロッケンが下敷きになるので。
答えは後者でした。着地地点が予想外だっただけです。
回転を加えることで威力を増すだけでなく、敵の方向感覚を狂わせ抵抗を封じる。
なるほど合理的だと納得しかけた瞬間、マリキータの胸にAとBの文字が。
空気抵抗でそうはならないだろ! まあいいか。
敵の胸に自分達のイニシャル刻む兄さん、意外とノリノリだな。
アタルのAとブロッケンのBが刻まれるのは予想したけど、Aの上にBが重なって模様みたいになると思ってました。
相合傘みたいという感想を見かけて笑った。
そんな血なまぐさい相合傘嫌すぎる……。どれだけ猟奇的なバカップルだよ。
マリキータがアリステラへの友情をアピールするなら、フルメタルジャケッツはそのマリキータを黒板代わりに二人の絆を書きなぐる。
ロールシャッハ・ドットで相手の顔を浮かべたり秘密のサインを映したり、必殺技で二人のイニシャル刻んだりしてやりたい放題。
敵の体を何だと思ってるんだ。

カットしようとしたアリステラが弾かれ、フルメタルジャケッツのツープラトンが炸裂!
その名も、ナパームコンビネゾン!
※相手は片翅を切られて、飛んで逃げづらい状況です
・二人で手足をガッチリ固めて動きを封じます
・回転を加えて方向感覚を狂わせ、抵抗を防ぎます
・空気抵抗により胸が裂けて掛け手二人のイニシャルが刻まれます
・カットに入った敵のパートナーも弾き飛ばします
・回転しながら二人のパワーと三人分の体重を乗せて裂けた胸の中心をコーナーポストに叩きつけます
あ、あの……。
慈悲の心どこいった。
見れば見るほどえげつねえ。
少しタイミングがズレれば味方が鉄柱に激突する、恐ろしく危険な技をきっちり決めたのは信頼のなせる業でしょうね。
これくらって喋れるだけでもすごいよ、マリキータ……。
交代のタッチをするのは根性あるのですが、試合の権利がいつマリキータに移っていたのか分からず、少し混乱しました。
マリキータがアリステラに呪いを遺しそうで不安だったものの、そういうわけじゃないようで安心した。
アリステラを肯定するのは相変わらずですが、今までみたいに破滅へ背中を押す感じではなく、違う道を選んでもいいと言ってるように聞こえる。
それをもっと早く言ってほしかった。ブロッケンの奮闘で考えが変わったなら納得できる。
これまでの呪いを強化するような言動の数々は、友情が行き過ぎただけだったのか?
何者かに誘導されたわけでもなくまずい方向へ進ませたのなら、そっちの方が厄介な気がする。

ブロッケンもとうとう限界か。
普通に考えれば敵のツープラトンをくらい続けたせいですが、コンビネゾンの反動が大きいんじゃないかと感じてしまう。
「本当にここまでよくやってくれた!」
そう思う。
「オレの想定していた期待を遥かに上回る十二分の働きを、お前はここまで見せつけてくれた!」
同じように思われた方はきっと多いはず。
キン肉アタルという人気も実力もトップクラスのキャラが登場したんですから、当然試合も彼の見せ場がメインとなり、ブロッケンはサポート担当で終わると思っていたんですよね。
ガッツリ成長や活躍が描かれたのは嬉しい誤算でした。
「成長したんだな……ブロッケン」
眼差しと言葉が優しい。
あの厳しいアタルが、ここまで温かさを露にするとは。
尊敬する男からの何よりの評価に、よせやいと返すブロッケン。照れてるな。
ブロッケンいわく「求められた仕事をしたまでのこと」。
マリキータ退場とともに脱落というのは予想通りですが、内容は期待と予想を上回りました。
最高に頑張ったよ。
わざわざリング外までゴロゴロ転がって休む姿がシュール。
タイミングよく退場するところまで含めて、自分の役割を果たしました。

ここからはアタルとアリステラ、一対一の闘いになります。
アリステラが闇の力に目覚めたらどうしようと心配していたんですが、そうならないみたいですね。
もはや引けないアリステラだが、自分が間違っていることにも気づいている。
倒して止めるしかない。
アタルの言葉は穏やかですが、相手の目の前で親友の胴体コーナーポストにブッ刺してシームレスに諭すのは、その。
犠牲にしてきたものを叫びながらアリステラは攻撃を仕掛ける。
家族、故郷、仲間、親友、己の人生。
自分だけでなく他者が犠牲になったから他の道を選べないんだろうな。
引っかかったのは故郷も挙げたことです。もはや星の救済を捨てているのか?
列挙しながら攻撃し続ける様は、子供が泣きながら殴りかかっているように見える。
「それでいい」「このためだけに」と繰り返すのも、必死に自分に言い聞かせているようです。
もう見ていられないのでアタルは早くアリステラを倒してくれ。
そんなやり方では駄目だと、ブロッケンが激情で揺さぶってからアタルが正論と実力で知らしめる。冷静で的確な布陣です。
ブロッケンがいなかったらアタルが淡々と間違いを指摘し続けて、いたたまれない空気になっていただろうな。

アリステラに捕らわれ落下しながらもアタルは落ち着いている。
アリステラは苦労してきて、痛みを知っていて、優しさもある。
しかし活かす方法が間違っている。
それは確かに。
もう少し方向が違えば、オメガのキン肉マンと心から呼べただろうに。
アタルの業火の迫力が……!
ガッチリ捕まってたのに普通にクラッチ切って逆に首に足絡めるの、強すぎませんか。
アリステラの精神がガタガタになってるから外せたのかもしれない。
口数少ないアタルが、珍しく言葉を尽くして破滅へ向かうアリステラを止めようとしている。
まぎれもなく慈悲のなせる業なんですが、ナパームコンビネゾンがあまりにも強烈で言葉が頭に入ってこない。

といっても、アタルをサイコパスだのなんだの茶化すのも躊躇われます。
一部の要素を強調して貶されたり茶化されたりしたらいい気分はしないからな……。ここから二世の境遇になるとは考えづらいのに負の要素を延々引っ張られるブロッケンとか。
相手を救いたいと願うのと、その相手に必殺技をぶち込むのは矛盾しないんですよね。
『キン肉マン』はリング上で力と技をぶつけ合えば心が通じることも多い世界ですから。
話し合いで解決できる状況じゃないし、強力な技を使っちゃ駄目なんて言ったら戦いようがない。マイルドに見える技も大怪我してもおかしくないものばかりで、やりすぎかどうかの境界は曖昧です。
それはそうと、殺意が高いと言われれば否定できない。
「心臓病のフェニックスにこんな技を使うつもりだったなんて」という声もありますが、あの時点では知らなかったのでは?
そもそも心臓に爆弾抱えていようが健康だろうが関係ない破壊力に見える。
擁護してるのか違うのかよく分からない意見になってしまう。

アタル兄さんは厳しさの中に優しさを秘めた人だと思ってますが、厳しさの層が分厚い。
慈悲を発揮しつつぶちのめすので隙が無い。
そんな彼が厳しさ控えめで接するブロッケンはすごいな……。
序盤の無言ビンタ以外気遣われたり褒められたり、優しさばかり向けられている。
ブロッケンは強敵との激闘や過酷な訓練に果敢に挑むタイプですから、厳しくする必要がないのか。

『完璧超人始祖編』65話・66話
ロビンの仇を討つためウォーズマンが奮戦するも、ピンチになってしまう。
ロビンを慕い尊敬するあまり、ロビンの幻影に惑わされてないか?
復讐のために目が曇るなんて、かつてのブロッケンや今のアリステラみたいだ。
それじゃ勝てないよ……。
尊敬するのはいいけど、呑まれないようにしてほしい。
……偉そうなこと言ったけど、自分の師匠が回転しながら鳥取砂丘に埋まったら気になるし引きずるよな。ごめんウォーズマン。

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