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拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「厳しい指摘と~」の方
ええ、難しいです。
自分では冷静な指摘や軽いいじりのつもりでも、傍から見たら言いがかりや悪口みたいになっているかもしれません。
自覚しづらいからこそ厄介です。
かといって言葉を濁し続けたり褒めたたえるだけなのもバランスが悪いですし、本当に難しいですよね。
私も以前ザボエラに対する反応を見て、「被害を受けないようにする姿勢は戦争や兵器開発において必要では?」と思いました。
しかし、「自分だけが」被害を受けないようにするという前提を失念していました。
味方全体の被害を減らすならともかく、仲間を犠牲にして自分一人が助かろうとするなら批難されても仕方ありません。
敵をいたぶるという表現だと不必要に痛めつけると受け取れますし、最低と言われるのも納得です。
ミストバーンは、「人形風情が~→親しくしている相手が腹話術の人形」「体質を侮辱されるのを嫌う→自分もやってる」など、発言が自分に跳ね返ってくることの多いブーメラン体質なキャラですが、忠誠のために身を捧げ己の感情も抑えるからあまり腹が立ちません。
自分に甘かったら「他人には散々偉そうなこと言っておいて……」と反感を抱いたかもしれません。
ダイ大に限らず、卑怯認定基準は難しい問題です。
「それくらいよくない?」「似たようなことは主人公達もやってるだろ」と思っても、ある程度主人公側に甘く判定しないと盛り上がりにくそうです。
「これで手も足も出まい!」と笑われて「くっ、卑怯な!」からの逆転でカタルシスを感じられますから。
「お互い様だよね、仕方ないか」と流す光景を本気で求めているか、それで面白くなるかと言うと……。
>三界の関係は何も変わらず~
そこです。
異種族に対する姿勢と魔界の状況、どちらも明るい方向への変化がないので、読んだ時からずっと心に引っかかっています。
一気に解決しろとは言いませんが、少しずつでも変えていこうぜという描き方だったら希望を持てたと思います。
「光=正義・善、闇=悪」という見方は、話を進めやすくするため必要なんでしょうけど、骸骨戦士という闇の存在が親と呼べるヒュンケルにはもう一歩踏み込んでほしかった。普通の光の闘気使いならばそこまで要求しなかったでしょうね。
マァムは武闘家に転職したためか、「効かなくてもとりあえず殴る」属性が付加されてしまった気がします。
時には非情な決断も下せる切れ者要素はポップが担うことになりました。
ミストに突っ込んだ時の発言は、慈愛担当に言わせるのは明らかにまずい台詞ですよね……。何故よりによって彼女に言わせたのでしょう。
>ヒュンケルだって生まれは~
そう思います。
ただの武器屋の息子だからと悩んでいましたが、ヒュンケルの生みの親は街の一般人です。
二人の師から学び強くなったのはポップにも当てはまることですし、鍛錬に費やした時間や労力、執念を考えれば、使徒の中で最も這い上がったのはヒュンケルと言えるかもしれません。
目的が復讐だったことと終盤の奇跡モードのせいでそういう印象を受けづらいですが。
バランとソアラの過去は、二人が周囲にどれくらい働きかけたかが気になるんですよね。
異種族であっても害を加える存在ではないと訴えたり竜の騎士の伝承を教えて証明しようとしたり、理解してもらおうとして駄目だったようには見えないんですよね。
そういった働きかけなしに受け入れるのは厳しいと思います。一般人でも難しいのに王族ともなればなおさらです。ハドラーの影響で過敏になってる時期ですし。
異種族云々を抜きにしても、いきなり王家の娘がいなくなったら、そっとしておこうとは思いませんよね。総出で探して連れ戻します。
>極度にキャラやストーリーに満点を求めるべきじゃないかなと
そうですね。
キャラクターの行動や物語の展開を批判することもありますが、それだけが目的にはならないようにしたいです。
メッセージありがとうございました!
期間限定で公開されていた『キン肉マン』について軽く述べます。
序盤は下ネタ多めのギャグや絵柄が合わないかも、と思っていたのですが、いつの間にか夢中で読んでいました。
読み始める前は「40巻までなんて太っ腹だな~」と思っていたのですが、40巻を読み終えた後は「やられた……!」と頭を抱えました。続きが気になる。
この後にも名勝負があると聞くと……。
気軽に死んだり生き返ったり死んだり生き返ったり死んだ状態でフリーダムに活動したり簡単に手足や体がちぎれたり数字と計算がおおざっぱだったりツッコもうと思えばできる箇所は無数にある作風なので基本的にスルーしつつ読んでいたのですが、さすがにちょっと待てと言いたくなったところも多々あります。
その中から一部を。
・掌返し激しすぎの観衆
主人公達が不利になったらすぐ罵りだす。
そんな薄情な連中に応援されてもやる気出ないだろ……。
・ウォーズマンにひどいことした印象が薄れてないのにしれっと仲間みたいな顔したロビンマスク
どの面下げて。
ほとぼり冷めてないのに何もなしに仲間化するのは明らかにアウトな所業だったろ。
いつの間にか弟子想いの師匠みたいになってる。
アタルのソルジャーチーム襲撃やブロッケンJr.のレフェリー身代わりなど、味方側のキャラは冷静に考えると結構ひどいことしています。
それらはさらっと流され、ギャグに近いと言いますか、深く追及する空気ではありません。
しかし、ロビンがウォーズマンを復讐の道具扱いした描写は子供を洗脳するような生々しさがあったので、仲間面する前にイベントがほしかったです。
・ザ・ニンジャの順逆自在の術を真似したブロッケンJr.
ニンジャがやっている様子を見て、「なるほど、素早く体の位置を入れ替え技を返すのか。技術や身体能力によってなせるもので、魔法みたいに何でもありというわけじゃないんだな」と思いました。
ブロッケンが披露して「え、ロープで拘束された状態から瞬時に脱出して入れ替わりってそういう技じゃないだろ!?」。
見よう見まねでやった以外の説明はない模様。
直前の説明と納得から飛躍した。
・なんという冷静で的確な判断力なんだ!
ツッコミが追いつかない。
アタルと殴り合いナパーム・ストレッチ使わせた強盗って強くね?
気持ちのいい奴が大勢いるんですが、特に強く感じたのはテリーマン、ブロッケンJr.です。ブロッケンJr.は父の仇を前にしても人助け優先だったので「すごい、登場時からいい奴だ……!」と感動。
改心したバッファローマンやアシュラマンもそうです。
デザインが好きなのは悪魔将軍。軍服と迷彩服のブロッケンJr.とアタルも。
好きな技は地獄の断頭台。シンプルにカッコいい。
ナパーム・ストレッチも捨てがたい。
ベルリンの赤い雨もいいなあ。
気になるのはシルバーマン。悪魔将軍……というかゴールドマンの弟ならきっと強くてカッコイイ必殺技を持ってるはず。
公開範囲の後に戦ったみたいですね。何巻なんだろう。
面白いと思ったのは観戦中の血盟軍の挙動。フフフと笑いながら椅子を並べたり全員手の甲にナイフ刺したり「何? 何?」と思いました。仲いいな。
名勝負だと思ったのは立方体リングでの戦いです。
シリーズボスを務めると思われるチームと第三勢力の戦闘は勝敗が読みづらい。
そこでのブロッケンの奮闘を見ると、現在連載中の話でアタルのタッグパートナーに抜擢されたのも納得しかない。
アタルを庇うために人間になってから敵を道連れにするまでのシーンが熱いです。
ブロッケンの献身や気概だけでなく、ステージギミックや互いの体質を活かし敵を倒そうと工夫する描写も見ごたえがありました。
しかし、公開分で一番好きなのは、別シリーズのアトランティス対マーリンマン戦かもしれません。
アトランティスは以前敵として登場し、悪者らしい外見に相応しい言動・戦い方でスグル達を苦しめました。
「汚いぞ!」「嫌な奴!」と思い、マーリンマン戦が始まった時も「人質利用する奴の戦いなんて今更見せられても」と冷めていました。
燃えました。
お前……お前……!
「大嫌えな野郎」との戦いを侮辱した相手に怒りを見せ、「大嫌えな野郎」の技で仕留めやがった!
ステカセキングの闘いを見て「正義超人のこと認めてるじゃん、悪魔超人のツンデレっぷりを楽しむ展開かな?」と思ったところに、ブラックホールが敵に自害すら許さずとどめを刺したことで「甘い考えだった。簡単に相容れるわけないよな……」と暗い気持ちになり、そこへアトランティスの正義超人への真っ直ぐなリスペクトが効いた。のど越し爽やか。
上げて落として上げた。
主からの命を果たすという決意×好敵手への敬意×大衆が冷たい目で見る中応援してくれる少年!
これぞ勝利への方程式……発揮されるパワーは無限大だーっ!
と叫びたくなります。ロビンマスク風に。
かつて戦った相手を侮辱されて怒る展開が大好きです。
所属する陣営が違うといっそう心を打たれる。
「人質を利用した戦いを誇りに思うの?」と疑問に思ったものの、そこは悪魔超人ということで、卑怯なやり方も含めて勝ったことを誇っているのかもしれない。
もっと単純に、ロビンを弱いと言われたら、彼にせこい手使ってようやく勝ったアトランティスはどうなるんだという話になる。
自分のことを性根が腐っている、対戦相手や観客から罵られて当然と認識しているので好印象。クリーンファイトでロビンに勝ったような顔をされたら盛り上がれなかったかもしれません。
大衆の反応も、かつて卑怯な方法で勝った人物を冷たい目で見るのは当然ですし、そこからいきなりヒーロー扱いされても困る。応援してくれる少年もいて、ちょうどいい具合です。
私の中で、ただの悪党の一人から悪役(ヒール)へと進化しました。
現在アタルとブロッケンJr.がタッグ組んで戦おうとしているので、頑張ってほしいです。
勝ってほしい。
負けたら観客にも読者にも「他の超人を選んでいれば……」と言われそうですから。
ナパーム・ストレッチで落下してくる敵にベルリンの赤い雨ぶちかまして切り裂いてほしい。
『1000円ヒーロー』88話
マスクの下が異形になっていたのはブルーシーカーだけか。
千がお金を貸してくれと土下座を……!
友情を壊さないよう金の貸し借りはしない方針だったのに。
それほど強く動かねばならないと思っているんだな。
刃の答えが男前だ。
金を貸して壊れるような絆ではなかった。
刃に頼んだのは、それを分かっていたからかもしれない。
恵理の目が死んでる。
千と刃が信じているのが救いとなるはず。
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