拍手してくださった方、ありがとうございます!
>ぽこ様
>老師に言われた台詞がその直後のハドラーにもかかってくる~
な……なるほど!
全然気づきませんでした!
カッコつけることばかり考えて弱いまま……。
名声は後からついてくるという台詞も、ハドラーにも当てはまっているかもしれません。
名声を威厳や風格に置き換えるとよりしっくりきます。
>覚醒を始めたハドラーの頼みにミストが答えるのはやはりいいシーンです。敵側にも友情あり。
好きです!
駆け足だったのが残念ですが、台詞がごっそり無くなることはなかったのでよかったです。
>ミストバーンはパイロット。
何故かマクロスFの『ライオン』風に手を繋ぐ真大魔王と封印解除ミストバーンの姿が浮かびました。
真大魔王がシェリル側でミストがランカ側です。
パイロットではありませんね。
グーグーがいい男になり、結ばれて幸せに暮らせる寸前だっただけに落差が酷い。
フシの嘆きも今までと違っていて、どんどん感情を見せるようになっています。
メッセージありがとうございました!
タワハノの製作者であるせがわ様のゲームは『ミノニヨクシティ』から『As usual.-M08-』まで遊んでいますが、キャラクターをまんべんなく好きになった作品と、基本的に全員好きだけど特に数名が好きになった作品に分かれます。
前者が『ミノニヨクシティ』や『しらない星のあるきかた』で後者が『END ROLL』『TOWER ofHANOI』です。
『END ROLL』はタバサとガーデニア、『TOWER ofHANOI』だとナナシ・クレヨン・ローランドが特に好きです。
『As usual.』は短編で登場人物が少ないのでどちらともいえない。
ローランドの「貴方のせいで……」でグッと来たので、セドリックからニックスへの「君のせいで」にも盛り上がった。
前向きな方向で相手のせいだと告げるシチュエーションが好きになったかもしれません。
『As usual.』と『As usual.-M08-』は短く、過去作のネタ等もないので、取っつきやすいと思います。キツい展開やグロ描写がありますが。
「せがわさんのゲームってどんな感じ? 手っ取り早く知りたい」という方におすすめです。
突然ですが手枷つけられてる真大魔王が見たい。
蹴りで敵の首を刎ねるところまでセットで。
カラミティエンド(足)が見たいんですよ。
グロいからダメか。
ダイ大アニメ感想 第38話『世界会議』
長いし興奮しているのでたたみます。
読んでやるぜという方はご注意を。
寝不足の頭で受け止めることのないよう、早めに寝て体力を蓄えて視聴しました。
ハドラーとミストバーンの関係が変わり始めるのを見届けるために。
できればもう少し間や溜めが欲しかったところですが、今回は全体的に進行が早かったので贅沢は言えません。
あれほど駆け足だと二人の会話が大幅カットされなかったことを喜ぶレベルです。
サミットの話からロン・ベルクの登場、協力まで一気に進むのは予想外だった。
ロンがいきなり興奮するのは原作通りなんですが、進行が早くてやたらと面白い人になってる。フッ、おもしれー男。
各国の王が集まって世界会議、サミットを開く予定。
ダイ達も行こうとするが、その前に武術大会の選手達が呼び止め、ダイ達こそ真の勇者と称える。
わざわざ「真の」とつけなくてもいいんじゃない? ザムザ戦では活躍できなかったけど、誰かを守るため戦おうとするなら貴方達も立派な勇者だと思いますよ。
一方、称賛されず不満なチウを老師が窘める。
老師の太もも見えてる……。生足見せていいんだろうか。
チウをフォローする選手達もいい奴らだ。
ダイが種族のことで悩んでいた自分がすごくちっぽけに思えると言うけど、そんなことはないのでは?
生まれや体質に悩むのは個人の性格や境遇によりけりで、器の大きさとは別じゃないかな。
そういう方面を気にするタイプだったり、嫌な目に遭って悩んだり、おかしなことではないでしょう。
子供に怯えられたり父親と殺し合ったりしたダイが悩むのも当たり前だよ……。口が裂けてもちっぽけとは言えない。
来た。来ました。
あのシーンが!
ザボエラの前にミストバーンが現れ、ハドラーに会おうとする。
「ハドラーはどこだ? どこにいる?」
これだけで面白い。
ザボエラは見た。
本当に、重要なシーンを目撃しているんだよなぁ。
ハドラーとミストバーン、二人の内面に関する情報を提示されているんですよね。
・ハドラーはアバンの使徒打倒に全てを懸けている
・ミストバーンはハドラーの覚悟に思うところがある様子
これらを直接見ていながら活かしきれない、むしろ地雷原に全力疾走するのがザボエラのザボエラたる所以。
改造中のハドラーの前にミストバーンが立つ。
「みじめな姿に見えるだろう?」
自分の改善すべき点を見つめ直して本気で変えようと決意したなら、ミストバーンは嘲りはしないでしょう。
ミストバーンが自分の部下という権力を超えた存在であることをハドラーは察している。名前からしてバレバレだもんな。
「無理を承知でお前に頼みたい」
ハドラーも分かっているんですよね。
もはやハドラーは命令する立場にあらず。ミストバーンにも頷く理由が無いことを。
ここまで来たら上司と部下という形式も意味をなさなくなっています。普通ならミストがバーン様に報告してハドラーを処分して終わる。
だから命令ではなく頼む形になるのですが、個人的な頼みにしたところで、ミストに何を差し出せるというのか。
ハドラー視点だと十分な何かを用意・約束できるとは思えない。
ミストバーンは金酒女名声、そういった分かりやすいものを欲していない。地位や権力にも興味はないし、バーン様の右腕なんだからすでに十分。やっぱりミストが聞かずに終わる可能性濃厚。
ハドラーは心を込めて頼むことしかできない。
ハドラーの頼みとは、自分が改造される間人間と戦うこと。時間を稼ぐことです。
重要なのは「死にたくない見逃してくれ」でも「オレの代わりにあいつらをやっつけてくれ」でもなく、自ら戦うために助力を頼んだことですね。
おそらく、自分で戦おうとする姿勢でなければ見捨てられたでしょう。
身動き取れない状態でもサミットの情報を掴んでいるので、司令としての能力はある。野心や保身に目がくらんでいなければ地上は終わっていただろうな。
ハドラーに対し、ミストバーンはまだ冷静。
「ザムザの敗北は知っている」
ザムザの名前を出した。
ミストバーンもザムザのことはチェックしていたでしょうね。
ハドラーやミストバーンの方がザボエラよりザムザの死を重く受け止めているかもしれない。
息子の名前にザボエラが反応を示したのは肉親の情によるものではないんだろうな。
我が子への愛があったなら、そもそもザムザはあそこまで思い詰めていないはず。「実は息子想いで~」はギャグ時空やほのぼの空間でもない限りないでしょう。
呪文が使えなくなる欠点を克服するため、変身機能を捨てて超魔生物そのものになるというハドラーの覚悟を聞いてミストバーンは驚く。
原作だとミストバーンは思いっきり驚愕するのですが、アニメだと控え目。
これから感情を見せていくのか、それとも抑えたままなのか。
「ハドラーよ」からの念押しが面白い。捨てると言うのかこれから生きるとそれでも良いのか。
「地位も名誉も命さえも、もはやオレには不要! たとえこの身を失おうとも、奴らに一矢報いねば、死んでも死にきれん!」
ミストの体を構成するものを考えると、ハドラーの「体を失っても戦って勝ちたい」という執念は共感どころか共鳴を呼び起こすのかもしれない。
そんな想いを抱えていても、ミストは自身で解消することはできない。
ハドラーが代わりに成し遂げることを望んだのかもしれません。
「いいだろう」
ミストバーンはハドラーの頼みを聞き入れた。
安易にいい奴・優しい人と持ち上げるべきではないですが、冷酷なだけの男ではないと言えるでしょう。
「ハドラー。最強の肉体と才能を持ちながら~」のくだりでやはり素質は優れているんだなと実感。
ミストバーンは今までのハドラーの弱点……精神面での脆さや驕りを指摘し、それを克服したお前は最強の戦士になれると激励する。
熱い! 熱いよ!
「バーン様もお喜びになろう」のところで目が光ったよね?
表向きの理由はバーン様のため、戦力増強のためですが、私的な感情も大きかったように思えてならない。
「パプニカは、私に任せておくがいい」
カッコいい……!
頼もしい。
この時の声がすごく穏やかに聞こえる……優しいとすら思える。
これで鬼岩城持ち出すんだから気合い入ってるよなー。張り切りミストさん。
今この瞬間ダイ大で一番好きなキャラはどちらか、脳内でミストファンの私とハドラーファンの私による殴り合いが発生している。「ミストバーンに決まってんだろおお!」「ハドラーカッコいいだろうがああ!」という感じで。
……なんか最終的に肩組んで歌い出してる。校歌っぽく。
流星かけるまばゆさに~♪ 我が魂は熱くもえ~♪
「かける」には「翔ける」「懸ける」、「もえ」には「燃える」「萌える」などの意味を込めて……何で真剣に歌詞考えてんだ。
ミストバーンにハドラーは口数少なく詫びる。
「すまぬ」
すまぬ?
ありがとうって言えよ!
今は言わなくていいよ。
どっちだよ。
すみません、言いたいことがまとまらない。
頭の中がゴチャゴチャして何を言えば……。どうすればいいか分からん。
今からこんな調子ではあのシーンでどうなるか。理性を保てるのか?
原作だとミストバーンは身を翻してから姿を消すのですが、アニメだと正面を向いたまま去る。
背を向ける動作が好きだったので地味に残念。少しでも尺を節約しないとな。
ザボエラはミストバーンが信用できるか疑念を抱いている。
原作だとハドラーの答えは「分からぬ」だったのですが、アニメだとカットされて「信じる以外ない」につながっていますね。
また、「神でも悪魔でも構わん」から「誰であろうと構わん」に変更されています。
台詞を少しでも短くするため&視聴者に分かりやすくするためでしょうけど、感じ方が少し変わるかもしれない。
キルバーンいわく、ミストは「結構人情家」。
クールでミステリアスな敵幹部ですという顔をしておきながらものすごく感情豊かなキャラなんですよね。
まさかそんなキャラだとは……。
後に興奮して脱ごうとして止められるし、もっと後で勝手に脱ぐし。
まさかそんなキャラだとは……。
見かけで判断してはいけません。
剣を求めてポップの故郷へ。
ルーラの着地がかなり痛そうですが、メルルはよく無事だったな。ダイ大世界の人間は現実よりもかなり丈夫だ。
ポップの母ちゃん可愛いな。ロモス王も可愛いけど。
親父の方は……家を飛び出して連絡しなかったのは問題だけど、それでボコボコにするのはやりすぎ。
ポップが人間離れした頑丈さじゃなかったら、あの勢いで石畳に叩きつけられたら大怪我してるよ。
それでも両親が健在で愛を注いでいることはポップの支えになっているはず。
親子の再会にダイは何を想うのか。
ロンがサクッと登場。
進むの早くない?
やる気のない態度だったが、真魔剛竜剣の話が出た途端勢いよく食いついた。
ミストバーンといいロン・ベルクといい推しを見出す回ですね。
材料を取りにデルムリン島に帰ってすぐ戻る。じいちゃんが元気そうでよかった。
玉座に座っているミストバーンを見て不思議な気持ちになりました。
膝! 膝!
今までミストバーンの膝に興味を抱いたことはなかったのに……。
あの膝で脇腹を抉ってほし……痛い通り越して死ぬ。
いい座りっぷりをしてらっしゃる。
現時点で椅子になりたいキャラランキング第一位はバーン様ですが、ミストバーンが追い上げるかもしれません。
痛いのは嫌だから蹴られたくないけど、足置きにはなりたい気がしてきた。
興奮が収まらないので二人の会話を振り返ります。
ハドラーの言葉に頷くまでの間、ミストバーンが何を考えていたか知りたくてたまらない。
「バーン様から与えられた」「滅びから遠い肉体を」捨てるのがポイントですね。
彼には絶対にできないことだから。
おそらく、考えたことすらなかったのではないでしょうか。
永遠に強さが変動しない、変わる事態に陥ってはならない彼と違い、ハドラーは変化することができる。
なあどう思った? 何を感じた?
尊敬? 羨望? 憧憬? 嫉妬?
あ、バーン様が体を与えたというのは手を加えたという意味だと解釈しています。前から丸ごとチェンジしていたら今回ミストバーンがそこまで驚かないと思うので。
魔族が超魔生物になるのは、人間でない者が人間でない者になるので重さや恐ろしさが実感しづらい部分もあります。
無理矢理人間に当てはめるなら、寿命を縮めて動物を混ぜ合わせた体になるようなものかもしれない。
そんなの嫌だ。
だからハドラーがただ楽してるかのように言われると首をかしげるんですよね。
そんな気軽なものじゃないのでは?
時間をかけて地道に鍛錬したわけじゃないけど、コツコツトレーニングしなければ頑張ったうちに入らないと言うならまずミストに思いっきりぶっ刺さります。
ミストは体質上仕方ないとはいえ、ミストは仕方ないと全面的に擁護しながらハドラーを貶すのは……。
ハドラーが全部自分の力だオレ最強と威張ったらアウトですが、そういう姿勢ではないからこそミストも敬意を抱いたわけで。
努力を避けただけならミストバーンはあれほど尊敬しないはず。ダイ達だって本気で脅威だとは感じないでしょう。
体のスペック向上は改造によるものですが、強くなったのは精神面の変化も大きいはず。
ですから、「お手軽パワーアップで威張ってる」「覚悟はたいしたことない」などと言われると反論したくなります。
想像していたよりもミストバーンの口調が静かなのが引っかかりましたが、あまり感情を剥き出しにしていなかったのに奥底を見抜いたというパターンも考えられるのか。
ハドラーがミストの魂に熱さを見出した理由は、私は以下のように考えています。
まず、引き受ける理由が薄いのに力を貸したのが一点。
魔王軍は殺伐としているから、情や絆で動くとは考えづらい。普通なら。
では、メリットという面ではどうか。
上で述べたように、ハドラーが強い戦士となったところで、大魔王が喜ぶ&魔王軍の戦力が増すといった利点はあるものの、ミスト個人に対する見返りは特にない。
命令ではなく頼み事なのに、ハドラー視点だとミストバーンに報いるものがろくにないんですよ。
それなのに協力してくれた。
また、引き受けた時の態度も重要です。
力を貸すのは同じでも、「可哀想だから助けてやる。感謝しろ」「精々あがいてみろ……どうせ無駄だろうがな」と覚悟を軽く扱う展開もあり得た。
力こそ全ての魔王軍において敗者は惨めなもの。特にハドラーは卑怯な手を使っておきながら敗北したので、蔑まれてもおかしくない。
そんな状況でありながら、ミストバーンは嘲るどころかハドラーの決意に真摯に向き合い、強くなれると肯定した。
これらの要素があって、ハドラーは熱さを感じたのだと思っています。
ミストの欲するものについても考えたくなります。
彼の体質を考えると、求めているものは物質ではなく、精神的な充足ではないでしょうか。
そういう意味ではシンプルに心を込めて頼んだのは正解と言えるかもしれません。
そして、「あの」言葉がミストにとって何よりの贈り物になったのでは……。
それにしても、力のこもった感情的な口調を想定していた台詞が静かに語られた衝撃がまだ残っています。
どう受け止めたらいいのか。
今までは「驚愕や動揺全開→力強い激励」というイメージだったのですが、「感情は内に秘める&穏やかに応援」の方が近いのか?
何でそんな風に喋ったんだ……優しく聞こえるのは気のせいか?
混乱してしまうじゃないですか。貴方のせいで……。
今回からミストバーンは本格的にハドラーのファンになったのかもしれない。
ミストバーンの推し語りが聞きてえよ。
「ハドラー様カッコいいですよね! 心底偉大(マジパネェ)ッス!」と話題振ってどう答えるか確かめたい。
ザボエラが羨ましい。
今後ミストバーンの出番が増えるので、過剰に持ち上げないよう注意を払いつつ全力で応援していきたいです。
早くハドラー心配おじさんと化す姿を眺めたい。