拍手してくださった方、ありがとうございます!
>ぽこ様
同じく、痺れました。
恐ろしさを感じさせたので満足です。やっぱりカッコいい!
声に惚れ惚れします。
主人公側との距離が縮まる悪役も、改心しない悪役も、どちらもしっかり描かれるのがダイ大のいいところ。
前回のハドラーへの喋り方が穏やかだっただけに、落差が効きます。
た……確かに。
視聴者は喜び興奮しますが、聞かされた側はたまったもんじゃないですね。
技術力は魔界が圧倒してるんですよね……。
魔界に押し込められたことで急速に発達したのか、元々人間より優れていたのか、気になるところです。
メッセージありがとうございました!
『1000円ヒーロー』を読み返したんですが、キャラクターのトラウマや過去を知ったうえで振り返ると序盤の台詞や行動に「あぁー……」となります。
麗華とか椿とか。
麗華が母親の墓参りをする千に心を動かされたのは、彼女の家族が……。
椿の過去を考えると「少数を切り捨てなかったせいで大勢が死ぬ」という事態は何よりも避けたいものであり、エボリア編途中までの過激に見える言動にますます納得。政府ヒーローだからという理由だけではなかった。
そう考えると、少数も多数も犠牲にせずに解決できたのは彼にとって衝撃が大きく、また、救われる結末だったのかもしれません。
また、ラスボスの動機「死ぬのが怖い」に、そう思うなら大人しくすればいいのに……と思いました。
台詞だけ聞くと共感できるように思えますが、悪役の主張する「死にたくない・静かに暮らしたい」は大抵「邪魔な存在は片っ端から排除し、己の欲望のままに他人を虐げつつ長生きしたい・静かに暮らしたい」なので受け入れられるわけがない。多くの人を敵に回して袋叩きにされます。
好きなキャラと言われてすぐ浮かぶのは、男だと刃や椿、女だと麗華と白駒さんですが、千と恵理あっての1000円ヒーローだと言うことは力いっぱい主張していきたい。彼らがしっかり主人公・ヒロインしているから他のキャラも伸び伸び動けるんです。
ダイ大のミストバーンからハドラーへの台詞について。
好きなものは幾つもあったのですが、アニメで声がついたことでインパクトが上がった言葉があります。
「パプニカは、私に任せておくがいい」
これです。
原作読んだ時は、驚愕や動揺全開→力のこもった口調で指摘や肯定→〆の一言というイメージだったのですが、アニメだとあまり感情を剥き出しにせず、最後にいっそう穏やかに告げるので印象に残ります。
安心させるような喋り方に聞こえる気もするけどそうじゃない気もする。穏やかということしか分からない。
どうしよう……。
私はハドラーがミストに熱さを見出した理由は「覚悟を真摯に受け止めて力を貸してくれたから」だと解釈していて、そこはアニメも同じです。
今までの感想や解釈が大きく変わるわけではありません。
ただ、「感情出したから分かりやすかったんだろうなー」と思っていたから衝撃が大きい。
「静かな口調のまま。奥に感情が秘められている」パターンは想定していなかった。
いまだに受け止めきれないというか混乱しています。
ひょっとして控えめだったのは「沈黙の仮面の下に~」を際立たせるためでしょうか?
わからん!
時間をくれるなら誰でも構わないという姿勢だったハドラーが、ミストの内面に目を向けて、「信じるしかない」から「信じられる」ようになった過程を見たいです。
改造中や完了して駆け付けるまでの間に何を考えていたか、ハドラー視点の話を読みたいよぉ……。
改造完了後急いで駆けつけたり戦闘後謁見したりで慌ただしかったのがひとまず落ち着いて、改めてミストに礼を言うハドラーが見たい。
何かお礼をする展開はないんですか?
ミストバーンが飲食できればなあ。
食べられるものはないのか……闘気は食えるのか?
「魔炎気は飲み物」と言いながらがぶ飲みする姿が浮かんだ。「カレーは飲み物」みたいなノリで。
ダイ大アニメ感想 第39話『鬼岩城大上陸』
前回ミストバーンとハドラーの会話や進行の速さのインパクトが大きくて触れなかったのですが、ロン・ベルクとジャンクの声は私のイメージでは逆でした。
ロンは思っていたよりかなり渋くて、ジャンクは意外と爽やかで驚いた。
そのうち慣れるでしょう。
今回登場のアキームは精悍さが、ベンガーナ王は『現時点では』偉そうで嫌な感じが出ています。
巨大人型ロボってロマンあるな!
効率重視なら違う形状が適してるかもしれないけど、ロマンはすべてに優先するんだよ!
ミストバーンはハドラーのために時間を稼ぎ、ポップ達はダイのために時間を稼ぐ。
自分の国を滅ぼそうとした相手をそこまで抵抗なく受け入れるロモス王はお人好しすぎる。
揉めないように我慢しているわけではなく、普通にそうしてるのがすごい。このシーンはアニオリとのことですが、自然だ。
ベンガーナ王は尊大な印象を与えますが、発言自体はわりと納得できる。
高い軍事力を誇る自国が中心になって戦うべきと主張するのはおかしくない。他国に危険や負担を押し付けるわけじゃない。
剣や魔法より大砲・兵器という理屈も分かる。
個人の力に依存するのは危うい。
特別な才能を持たない一般人が訓練して、誰でも同じ威力を出せる兵器を使うのは安定感があります。
でもダイ大世界の強い奴は剣で大地を割ったり呪文で国を吹き飛ばしたりするからなあ。
しっかり鍛えられていて立派な兵器を携えている軍だろうと、個に容易く蹴散らされる世界です。
久々のニセ勇者一行。
カッコいい船がよかったとぼやくけど、豪華な船だと沈められていたでしょうね。
ロンが理想を語るシーンで「人間じゃないんですけど」とツッコみたくなった。
ベンガーナ王が威張った途端、戦艦があっさり沈められる。フラグ回収はやっ!
「ハドラーのにらんだとおりか」
あのやり取りの後だと評価しているように聞こえる。
戦車で攻撃しようとするアキーム達にクロコダインは忠告するが、相手の忠誠心は固く、引き下がらない。
無謀に見えますが、この場面では何もせず逃げるわけにはいかないんですよね。大人しく引き下がったら首脳陣が全滅する。
砲弾の雨を浴びせても鬼岩城には通じなかった。
鬼岩城の真の姿が露になり、ミストバーンが名乗りを上げる。
「お前達に命令する」
「死ね」
原作だと「命令する。死ね」だったのがポップの台詞を挟んで分割したことで簡潔に。
ご覧ください、この殺意の高さを。
すげー好きな台詞です。悪役の鑑。
ミストバーンの声を知った時からずっと楽しみにしてたんだよ!
思わずひれ伏したくなる風格を求めていました。
前回情があることを視聴者に知らせてからのこれ。
いい声だ。
ベヨネッタ2の仮面の賢者の素顔見て「封印解除ミストバーンみたいな美形だな」と思っていたら、同じ方が声を担当するとは。
そして、この声で、こんなセリフを吐いたキャラが、「あっ……あああ……!?」とか「ええっ!?」とか「す、すごい!」とか言ったりすると思うと笑えてくる。
「お前達には一片の存在価値もない。大魔王バーン様にとっての害虫だ」
原作の「大望の花を汚す害虫だ」という言い回しが好きだったので残念ですが、分かりやすさはすべてに優先するのでしょう。
「降伏すら許さん。死ね。この国ごと地上から消えよ」
この姿勢だから「実はいい奴」で片づけることはできない。敵を害虫扱いして降伏すら許さず皆殺しにしようとする男ですから。
献身は美しく、情を見せるなど温かな部分もあるけれど、大前提として恐ろしいまでの冷酷さを備えている。
「敵だから戦っているだけ」という域を超えた残酷さを披露するんですよね。敵をいたぶり殺そうとするし、苦しむ姿を喜びもする。
強固な信念に基づいて、紛れもなく自らの意思で、覚悟をもって血塗られた道を歩んでいる悪役です。
以前はミストに対する肯定や称賛のバランスが悪かったかもしません。
過剰に持ち上げたり変に擁護するのは悪役としての魅力を損なうのではないかと思うようになり、気をつけるようにしています。
けどやっぱり偏ってしまう。
好きなキャラ寄りの見方になるのは当たり前ですが、いきすぎないようにしたい。
それにしても、ハドラーへの「私に任せておくがいい」と敵への「死ね」の温度差で極大消滅しそう。
「私に任せておくがいい」は安眠できそうな穏やかさでした。
魔王軍幹部による就寝用ボイス集を妄想してしまいます。
ザボエラだと「キィッ~ヒッヒッ、薬が効いてきたようじゃな」で実験動物の気分を味わえたり、フレイザードだと「テメェがおねんねしてる間に手柄は独り占めだ! ゆっくり休んでな」で落ち着かない気持ちになったり。
安心して眠れねえ。
フレイザードは人気につながると判断したら自分のキャラを壊さない程度にツンデレ要素盛り込んだりしてノリノリで喋ってくれそう。栄光が欲しいからな。
……アイドルやってるフレイザードを見たくなってきた。「こんなサービス、滅多にしねぇんだからな?」と言いながらファンを盛り上げてくれ。
何言ってんだと思われるかもしれませんが、日頃からバーン様に「アイドルになれよ!」と言いたくなる衝動に駆られてるので今さらです。
何でバーン様?
そうか、明るい笑顔で元気をくれるからだ。
明るく楽しく前向きに世界や人間を滅ぼそうとする悪役が大好き。
でも「大切な相手を犠牲にした以上、止まるわけにはいかない……!」と悲壮な顔して突き進む悪役も好きです。タワハノのシューニャとか。
次回は闇の師弟対決。
二人の交流が描かれていればもっと熱かっただろうな。
プラスの方向だと、態度には出さないけど互いに相手を認めていたり、大切に思っていたエピソードを。
マイナスだと、ミストが唆したせいでヒュンケルが復讐を決意して道を踏み外したなど。
実際はどちらもなさそうなのが……。
ミストと出会った時点でヒュンケルは復讐に燃えていた。
ヒュンケルにとってミストは尊敬できる人物ではなく、ミストの方もヒュンケルのことは道具扱い。
もうちょっとこう……。
ヒュンケルはミストが熱いところを見せれば応えただろうけど、そんな様子がないということは、熱さをぶつけたり温かく接することはなかったんだろうな。
弟子の扱い酷いからなぁ……。だからあんな最期を迎えたのかもしれない。
正負の絆が薄いから宿命の闘いみたいな雰囲気出されても盛り上がりきれない。
ヒュンケルの過去関連は因縁の対決という構図や光の師弟大正義というオチに持って行くための力が強く働いてると感じます。
ミストが酷い男というのは事実です。実は〇〇目当てだったというのもおかしくはないんですよね。子供にいちいち同情して助けるほど優しくはない。
ただ、過去の清算とか宿命の終焉と言われると「すでに復讐の道走ってたのに?」とツッコみたくなる。
もっと相手への感情やエピソードが描かれれば因縁・宿命を感じられたのかな。