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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2022/10/23 拍手返信

拍手してくださった方、ありがとうございます!

>ぽこ様
>「いかんいかん、奇跡は起こる何度でも」
思わず頷きたくなりました。
神々に反逆するからには神々の加護やら奇跡が牙を剥くことも覚悟しなければならないのですが、あそこまで立て続けだとさすがに同情します。
>真魔剛竜剣
片腕を砕いたのも大きいですが、私は真魔剛竜剣で「竜の騎士ダイとそれに打ち勝つバーン」を、ダイの剣で「勇者ダイとそれに敗れるバーン」を表現したのではないかと思いました。
ダイの剣での一撃が引き立ちます。

>「さようなら、大魔王バーン」
いいですよね……。
敬意が感じられる台詞と声音でした。
戦闘中の激しい叫びとは全然違う口調が心に沁みます。
>太陽の傍に
綺麗な終わり方です。
本人が満足しておらず笑みを浮かべてもいないので、ハドラーの時のように晴れやかな気持ちにはなれないのですが、それでも素晴らしい最期だったと感じます。

>ピロロの高い声から低いキルバーンの声に変化するのがナイス
私も「すげえ……上手ェ……!」と感嘆しました。
主君と人間への欲深認定は意味深ですよね。単なる観察結果か、皮肉か、思うところがあるのか。
ひょっとして魔界の第三勢力は人間なのでは……などと妄想が広がります。
>魔界編
恐れる気持ちと、魔界関連を解決して何の憂いもない爽やかな結末を見たい気持ちの両方があります。

『不滅のあなたへ』の情報提供ありがとうございます!
録画を予約しました。
一体どんな展開になるのか、予想が難しいです。

ダイ大アニメは「○○のアニメ化もこんな感じでやってほしい……!」と願う出来でした。
愛があっても尺が全然足りずにもどかしさを味わう作品も多いだけに、両方が揃っていると実感できるのはとてもありがたいことです。

本編だけでなく、ぽこ様の感想も楽しませていただきました。
今までありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
メッセージありがとうございました!

もうすぐベヨネッタ3が発売されますね!
ダッヂオフセットの感覚忘れてるだろうな……。
コンボはPKP、PPKKK、PPPKKKばかり使っていた記憶がある。
連打やディレイはさっぱり使いこなせない!
そんな私でも大丈夫。1も2もクリアできました。

ダイ大アニメ感想 第100話『さらば! 愛する地上よ』

バーン様の咆哮が響く響く。叫びっぱなし。
喉というより魂から絞り出しているんだろうな。

あれほど大きさに差がある相手に爪をブッ刺せるんですから、鬼眼王は素早さや動きの緻密さも相当高いはず。
勝利を確信したバーンは高らかに笑うが、冷静さを取り戻す。
「いかんいかん、奇跡は起こる何度でも」
実感のこもった台詞だ。思わず頷きたくなる。何回奇跡が起こったことか。
神々に反逆するからには神々の加護やら奇跡やらが振りかかるのも覚悟しなきゃならないだろうけど、さすがに同情します。
言葉を証明するかのように真魔剛竜剣が飛来する。
言ったそばから!
私が同じ立場なら、やってられんわ……と投げやり&やけくそになると思う。
倒れたダイを暖かな光が照らし、大魔王は「太陽……!?」と呟く。やっぱりバーン様の太陽への想いは否定したくない。
ダイは皆に別れを告げながら剣を取る。太陽になって皆を空から照らすって……まるでいなくなるような言い方はしないでほしい。

バーンは金色の光を放ちながら高速飛行。
「ポップならメドローアで鬼眼王に大ダメージを与えられる」説を見かけたりしたけど、当たりそうにない。仮に止まってくれたとしても、フェニックスウイングみたいなことをしてもおかしくない。
激突の結果、真魔剛竜剣は折れてしまった。
バーン様は『神の遺産たる竜の騎士』には勝ったんだな。

バーンはダイを右手で掴み握り潰そうとするが、ダイは力を振り絞り、鬼眼王の手を砕いた。
バーン様の叫びも凄まじいけれどダイも負けていない。
飛ぶダイと追うバーン。
ダイが強い光を放った瞬間、バーンの面から表情が消えた。
この、見惚れているような顔が……!
あれほどダイを倒すという意志に満ち溢れていたのに!
単に目が眩んだなら目を閉じたり背けたりするでしょうけど、見つめている。
原作を読んだ時は、「ダイが太陽に向かって飛ぶ→太陽とダイの放つ光が重なる→輝きに見惚れた」のだと考えました。
アニメで見るとダイの光だけだったので違うか?
本物の太陽は関係なく、ダイそのものに太陽を見出したように見えます。
いずれにせよ、全てを捨てたと言いながら太陽への想いは残っていたと解釈しています。
力を解放しても優しい心や仲間との絆を失わなかったダイと同様に。

ダイの手が己の剣の柄を握り、一気に切り下ろした。
バーン様は竜の騎士としてのダイを上回ったけど、皆の勇者であるダイには敗れたのだと思います。
鬼岩城と同じく真っ二つにされ命を落としたバーンに、ダイは別れを告げる。
『さよなら……! 大魔王バーン!』
ありがとう。
敬意をこめた言葉を贈ってくれて。
バーン様を倒したのがダイでよかった。
大魔王の姿は求め続けた太陽へと消えていった。
求めたものの中で光に飲み込まれると書くと、ミストと似ているかもしれません。

落下するダイを受け止めるためにポップ達が飛び出した。
ポップがラーハルトを追い抜いたのは演出の都合だと思います。
ラーハルト以上の速度を戦闘で発揮できるわけじゃないでしょう。
ヒムやラーハルトがいるのに地上最強みたいに称賛されると……。
続編があるなら、強化も称賛も十分なので、ダイが安心して暮らせる世界を目指して頑張ってほしいです。

親友の腕の中で目を開けたダイは微笑みながら告げた。
「バーンは……大魔王バーンは倒れた」
「さよなら」もですが、ダイのこういう言い方をするところが好きです。
相手は無数の命を奪ってきた非道な男です。父の仇でもある。
しかしダイは敬意や共感がにじむ言葉を口にしてくれるんですよね。

これにて物語はハッピーエンド。
……とはいかなかった。
めでたい空気をぶち壊しに死神がやってきた。
首を切断されたキルバーンは人形だった。真のキルバーンはピロロの方で、使い魔を演じていた。
声の変化が滑らか。うめぇ……!
あの小人の喉から出てくるから、キルバーン人形は高めの、中性的な声をイメージしていたんですよね。ピロロの方はもっと高い子供の声だと思っていました。

仮面の下も明かされる。顔には黒の核晶が埋め込まれていた。
初めて見た時は衝撃を受けた。
黒の核晶を起動させて去ろうとするキルバーンにアバンのフェザーとマァムの拳が叩き込まれる。マァムにやられるのはキルも予想しなかっただろうな。
素顔だけでなく最期もショックでした。
バーン様と違い、人間の侮れなさを十分知っていたはずなのにこのやられ方かと。
バーン様は人間を甘く見ているキャラで、それはそれで魅力的です。
相手を見下す敵もいれば警戒する敵、尊敬する敵もいて、それぞれ違った素晴らしさがある。
キルバーンはこれまで観察眼や警戒心を見せてきただけに、迂闊さが目立つ。
ただ、元々そういうキャラでもあります。わざわざ挑発したり絶望させたりして楽しんできたので。
彼のやり方は「相手の思考や行動をコントロールする」「自分が楽しむ」の両方が叶うのですが、合理性だけではないので不要な部分があったり隙が生じたりするのでしょう。
今回致命的な隙を見せてしまったのは、それだけアバン先生の行動が大きかったんだろうな。
先生が散々屈辱を味わわせたから、キルバーンは任務・合理性だけを取って何も言わずに去ることができず、勝利宣言をして留飲を下げるために出てきてしまった。
獲物を罠に嵌めてもがく様を眺めるのが好きな彼だからこそ、徹底的に絶望に落とそうとして逆にやられた。
そう考えると、初めて読んだ時は受け入れがたかったものの、今まで歩んできた道に相応しいと言えます。

正体や最期がどうであれ、ミストとの友情が本物ならそれでいいです。
腹話術の人形というオチを初めて見た時は「せめて、せめてからくりサーカスの自動人形みたいに人格があれば……!」「説明は嘘で本物が他にいるのでは?」「ミストは人形に延々と話しかけてたのか……。本体はどんな気持ちでそれを眺めてたんだ!?」と激しく動揺し、疑問や怒りも抱きましたが、時間が経って徐々に受け入れることができました。
人形はマイクやスピーカーみたいなもので、それ越しに話していると思えば……。
ミストの死に言及してほしかったけど、そこに触れるような場面じゃないから仕方ない。
友情は確かですが、温度差はありそうなんですよね。
ミストはキルバーンの偽者が現れたらすごく怒るしやられたら動揺するけど、キルバーンはどうなんだろう。
付き合いの長い親友が死んでしまったんだからもう少し何か……いや、キルにはキルの都合がある。
向けられたのと同じ感情を同じ分だけ返さなければいけないなどという決まりはないし、彼なりに友情を感じているならそれで……。
ミストと相手で感情の重さに差があるのはキルバーンに限った話ではありません。
バーン様やハドラー、ヒュンケル、ザボエラもそうです。
ミストバーンはザボエラを嫌いまくっていて褒められても全然喜ばないけど、ザボエラはミストバーンから褒められたら「ようやくワシの偉大さに気づきおったか。まったく、鈍いのぉ」と上機嫌になりそう。
各々重さは違っても、そこも含めて好きな関係ばかりです。

被害を抑えるために人形を抱えて飛んでいくダイとポップだが、ダイはポップを蹴り落とし、爆発に巻き込まれた。
ダイの表情が大人びているのが悲しい。子供のはずなのに、大切なものを守るために自分を犠牲にすることも厭わない。
ダイはいなくなったが、剣の宝玉が光を失っていないため生きている。
やっぱりヒムやクロコダインはブラスじいちゃんのところか。
マトリフがでろりん達に盗んだ品を返すよう促してる。
てっきり巻き上げていたのかと……よかった。

希望を持たせる終わり方ですが、結局ダイが色々背負って去ってしまった印象を受けます。
無理矢理背負わされたのではなく自ら望んで背負ったのだから覚悟を称えるべきなのかもしれませんが、やるせない。
ポップ達にはダイがあんな答えを出さずに済むような世界を作ってほしいし、ダイはダイで魔界を何かこう、いい感じにしてほしい。後半はふわっとした言い方になりましたが、要はバーン様みたいなことをする魔族が現れないようにしてほしいんですよね。
魔界関連がどうにかならないと似たような危機が何度でも訪れそうですから。

アニメが終了し、胸がいっぱいです。
「ここはもう少しじっくりやってほしかった!」「何故この台詞をカットしたんだ! 何故!」と嘆いたり憤ったりしたこともありましたが、愛と気合が伝わってくるアニメでした。
キャラクターをますます好きになり、何となく読んでいたシーンも意識するようになりました。
最初から最後まで楽しませていただきました。
制作に関わった皆さまに感謝します。
放送して下さってありがとうございました!
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