蘇芳は別に死にたがってるわけでも自分の命を軽んじているわけでもないのに、「もっと自分の命を大事にしてくれ！」と言いたくなるのは何故。
斎木に殺される計画立てたり、あの世へ逝く聖に付き合ったりしたためか。
恩の返し方がダイナミックすぎる。
特に斎木に覚悟を持たせるために殺人鬼のふりをするのは「えぇ……？」としか言えない。
斎木に殺される＝おぞましい死に方確定なのに、よく敵に回せるな……。
安易に「死んだ○○はそんなことを望んでいない！」と言う気はありませんが、命を落とした隊員達は「隊長が副長殺したけど覚悟を持てたからよし！」とは言わないと思いますよ。さすがに。
彼らにも斎木のために命を捧げる覚悟があったといっても、それは「危険だと分かっていても助けに行く・戦う」とかであって、斎木に殺されるのは方向が違う。
ダイ大アニメ感想 第87話『勝負をかけた攻撃』
ヒムはミストバーンをいたぶるのは少々気が引けると言う。
いたぶるって……。普通に攻撃してるだけじゃないですか。そんなこと言ったら戦えなくなりますよ。
「あんただけはハドラー様を評価してくれているように思えたからなァ」
それを！ どうやって知ったんだ！
言葉に出して伝えたの？
それとも態度でわかるものなのか？
詳しく教えてくれませんか？
「……ハドラー！」
ハドラーの名前を出され、ミストバーンはヒムにハドラーの面影を見出す。
「あの男の遺産」という言い方をしてるけど、ミストバーンはどのタイミングでハドラーの死を知ったんだろう。
ハドラーが命を与えたと思いたいヒムをチウが肯定。
互いの性格を知ったり認め合ったりしたうえでこの台詞が出ていればもっと響いただろうな。
ヒムが自分の意思で部下になったわけではなく、チウがどさくさに紛れて相手の気持ちを無視して強引に部下にした形なので。
正義や悪という言葉を使うのも「ん？」と思いました。
ヒムは正義云々で入隊したわけじゃないし、これまで歩んできた道を悪だの間違いだの思っていないでしょう。
そんなヒムにミストバーンが激怒する！
「笑わせるなっ!! 人形風情がハドラーの生まれ変わりのような顔をするのは身の程知らずにも限度があるっ!!」
ふぁー。
カットされなくて本っ当に良かった。
ずっと不安を感じ、描かれるよう祈っていた。ミストバーンに関しては距離を置いて視聴した方がいいのではないかと悩みもした。
今回怯えに苛まれながら視聴し、怒声を聞いた瞬間安堵のあまり全身から力が抜けました。
喜びを通り越して困惑すら覚える。
感想って何書けばいいんだろう。
えー、気を取り直して……。
すごい。
感情が重く大きすぎて消化しきれない。腹壊しそうなボリューム。胃腸も驚く。
私は何を見ているんだ。見せられているんだ……。
声がすごく怒ってる。あまりの怒りっぷりに笑いが出る。
一字一字に濁点がつきそうな勢い。
ハドラーにこの光景を見せたかった。
どんな反応するか知りたかった……。
ああ、ミストバーンの怒りが五臓六腑に染み渡る。
自分が罵倒されたいとは全く思いませんが、ザボエラやヒムへの怒声は何度も何度も何度でも聞きたくなる。ハドラーに関する怒りだからですね。
ザボエラに怒るのは分かる。尊敬する相手を貶されたら腹が立つでしょう。
問題は、ハドラーを侮辱するどころか尊敬しているヒムにすらブチギレるところです。
アンチだけでなくファンにも殴りかかるガチ勢。解釈違い許さないマン。
「オレこそがハドラー様の生まれ変わりだぜ！」とヒムが威張ったわけじゃないのに。
勝手さも含めて私は好きですが、他キャラ視点だと理不尽極まりないな……。
勝手に面影見出して勝手に「生まれ変わりのような顔をした」と考えて勝手に怒って攻撃してくる。
り、理不尽。
それにしても、人形風情という言い方が……。
「○○という行動・××という台詞がハドラーの後継者ポイントマイナス！」なら改善できるかもしれませんが、変えようのない部分を理由に駄目だと言われてもどうしようもない。
体質で否定するのはやめてほしい。
後のヒムにも言いたいことです。
好きな人物や嫌いな人物だけでなくそういう部分も似ていると言えるかもしれない。
といってもヒムは今後色々経験・学習して改める可能性もありますが、ミストバーンは辛さや理不尽さをよく知っているのにやってるんですよね。ミストバーンの方は変わりそうにない。
「このミストバーンの渾身の力を込めて……粉々に打ち砕いてやるぞ！」
怒り狂ってる。
ハドラーに対して敬意以外も抱いていませんか？
仮に他の尊敬している戦士が禁呪法生命体を作って、そのキャラが生まれ変わりみたいな空気になっても、ここまで怒らないでしょう。
敬意以外の感情となると……友情？
他にもミストバーンはヒムに怒る理由があるんですよね。
彼が欲しくてたまらないものをヒムが手に入れたから。
バーン様に呼びかけるミストバーンの目からビームが出てるように見える。
ダイ達の戦いはダイが優勢。
戸惑う彼にバーン様は一度敗れた相手を上回る気分はどうか尋ねる。
この台詞、好きなんですよ。
RPGで、負けたボスにレベルを上げて再戦してぶちのめすのは気持ちいいですからね。
ボスらしい同時行動に対し、ダイは炎に飛び込み反撃。
必ず勝てると宣言されたバーン様の楽しそうな笑顔を見て、老も真もバーン様はバーン様だと改めて実感しました。
あっ、バーン様の肩が見えてる……！
少しドキッとした。
こういう風に肌を見たかった。真も。
戦闘で服が破れて脇腹を見せてくれないかな。流血も添えて。手で押さえて苦しげな表情を見せてください。
ドルオーラの連発によりバーン様はぶっ飛ばされました。
もちろん、これで終わりではありません。
