・イディスについて
衛兵がローブを着こみフードを被っていることを不思議がっています。
こんな序盤から正体を仄めかせていたんですね。
レヴィエルと同じ赤眼なので想像はつきますが、他にも伏線があるとより納得しやすい。
イディスは、カオスが最も危険だったから彼を殺すことを優先し、リスティルを助けた。
最後レヴィエルやリスティルと戦わずに去ったのも、危険度が低いと判断したから。
彼女はルナに対してはどう振る舞うのでしょうか。
使徒になっても自我を取り戻したルナと、吸血鬼になりながらも狂わないでいるイディスは似ていますし、一言ほしい。
何となく、イディスはルナには敵意を向けないイメージがあります。
精神が狂う心配はないですし、傷を治してもらった恩もありますし。
もしイディスがレヴィエルやリスティルより先に隠遁するカオスと遭遇したら、やはり殺そうとしたのでしょうか。
シルフィールが必死に止めようとする姿が目に浮かぶなぁ。
イディスは自我を持つ使い魔も滅ぼそうとするのか?
カオスは穏やかに応対しそうですが、シルフィールに害を加えるようであれば怖い顔になるかもしれない。
・渇き
最初に戦った時はレヴィエルがイディスに取り繕うなと言っていたのに、二戦目ではイディスがレヴィエルに取り繕うなと言うんですよね。
人間味が出てきたレヴィエルと、マクスウェルで本性を剥き出しにされたイディスが対照的でした。
イディスは血を飲まなくても平気なのかな。
あれほど吸血鬼を忌み嫌う彼女が他人の血を吸うとは思えない。
一番近い場合でも母が第一世代、彼女は第二世代。
第二世代くらいまでならギリギリセーフなのか?
・炎獄の魔王
人間で最強クラスの剣士が、仲間と力を合わせ、策を尽くして、やっとのことで倒した恐ろしい魔王。
……のはずなのに、全く脅威に感じないヒュプノシスの威信を復活させるべく、問題点と改善策を考えてみた。
・順番
・属性
・言動
・気迫
の順に見ていきます。
まず順番から。
登場したのがリスティルの直後というのがまずかった。
リスティルは、設定上はレヴィエルと同格の、最強クラスの悪魔の内の一体。
しかも、レヴィエルを超えるべく力を求めて、最も近づいた段階の彼女です。
この後にきて見劣りしない人物なんて、同じ始祖のカオスくらいしかいません。
だからシルフィールと戦うことになった時は驚いたんです。
戦闘バランスも、火属性の技ばかりなのに火耐性を整えねば勝てないリスティルの直後。
最悪のタイミングです。
格や設定上の強さを考えるならば、イディスより上、強化イディスより下なので、その間でちょうどいいと思います。
戦闘バランス的には、エレメントスキル取得前なら強く感じられると思います。
次に、属性。
上でも少し触れましたが、対策万全のところに火の魔術ばかりぶつけてくるので痛くもかゆくもありません。
他に使うとしても通常攻撃か闇属性。
使える属性増やしましょう。
冷属性の技を使えばいいんじゃないですか?
光属性もいいかもしれません。光魔術でレヴィエルを散々蹂躙したリスティルやカオスを見習ってください。
続いて言動。
ポエムな言い回しはこのゲームでは問題ない。
悪役を語る上で重要と思われる要素、動機は「人間が苦しむのは楽しい、だから殺す」。
こういうシンプルな敵は好物です。
村人を嬉々として襲うような輩でないといけないので、迷いを見せるような敵は状況にも合いません。
動機は問題無いはずですが、何でこんなに小物くさいんだろう。
実力的に劣るはずのスカーウィズの方がよほど大物に見えます。制約に苦しみつつも、悪役としてしっかり立ちはだかってくれました。
小物臭ぷんぷんのカーディナルすら最期は少し物悲しさを感じさせました。
倒してスカッとするための敵なので、彼らのように苦悩を抱く必要は無いんですよね。
苦悩や悲哀がなくても大物と思わせる敵は色々いるのに、何故……。
そうか、不利になると狼狽えて優勢になると威張るからか。
特に手下が現れた時の浮かれようときたら見てられない。
ヒュプノシスは、自分は大物だと言いたげに振る舞っておきながら、あっさりメッキが剥がれるからまずいんですよね。
小物だと自覚している相手がせこいことしてもそこまでマイナスイメージにはなりませんけど、大物ぶっているとドーンと落ちます。
さらに「相手との実力差をまるでわかっていない」も追加で。
小物臭を払拭するためには、主人公の力を認め、魔王の誇りにかけて堂々と挑む……などでしょうか。
最後に気迫。
焼き討ちでは、レヴィエル達のHPはゼロになっても自動で回復し、死にません。
負けようがない相手に恐ろしさは感じにくい。
しかし、気迫は「村人を護ろうとして力を発揮する二人」を演出する効果抜群ですので、無くなってほしくない。
そもそも、ヒュプノシスの攻撃はろくに通じず、気迫を発揮する機会すら少ないのが現状です。
もっと一撃が重くて、気迫を使わざるを得ない状況ならば、ちょっとは脅威だと感じられるかもしれません。
・アイテム辞典
世界樹の新芽:世界樹は現在失われているらしい。
これはカオス達が長生きだからこそ持っているのか。
希少価値は計り知れない、とあります。
口ではくだらないだの何だの言っておきながらこんな貴重なアイテムあげるなんて。
しかも椅子みたいに指鳴らして呼び出したのではなく、投げ渡した。
あらかじめ持っていたとすると、しっかり把握していて渡す気だったということじゃないですか。
気付け薬:不死なる者の一時的な死を解除する。
途中のルナ操作の時、どちらかが倒れるとその時点でゲームオーバーになるんですよね。
気付け薬では駄目なのでしょうか。
不死者だと戦闘不能=一時的な死、行動できないだけですが、人間だと戦闘不能=死亡扱いなのか。
黒いコートと業魔の王:初期装備と最強装備、黒コートなのは同じ。そんなに黒コートが好きか。
隠者の鎧:カオスが考案したのでしょうか。
リバースクロス:無印では純銀、Rebirthでは純金製のネックレスで、「神への反逆の証」と記されています。
・錬金
一定回数ごとにコメントがもらえたり上位のアイテムを作ると会話が発生したりすれば……。
錬金をあまり使わない理由は、アイテムドロップの関係で難しいからです。
アイテムを落とす確率自体は低くない。
しかし、目当てのアイテムが手に入る確率はとても低い。
「この敵が落とすアイテムはほぼこれだ」と決まっていないため、意外なレアアイテムを落とすこともあればすぐに手に入るものだったり、ばらつきがあります。
夜霧の剣や刹那がごろごろ出る一方で十戒や曇天の腕輪は出なかった。
リバースクロスは隠しボスを倒してから出ました。カオス戦に欲しかった。
これらは反則級の武器防具なので出なくても仕方ありませんが、問題はソーサリーです。
上位は下位のものを合成すれば作れますが、材料となる下位が出ない。
せめて下位だけでもドロップ率が高ければ……。
所持金は余りがちなので、少々高くても店で買えるならば大幅に利用しやすくなります。
・装備の消失条件
周回プレイでアイテムを全部9個揃えようとする方は、注意が必要です。
ルナ操作時に、焔の槍や十字架ネックレスなど、固定装備品の所持数が一時的に8つに減ります。
その時に絹のケープも8枚になりますが、正式加入時に外せば元の数に戻るルナの装備品と違い、戻りません。
どうやら装備の減少は、強制的にパーティーに加わることで発生するようです。
丈夫な服や絹のケープなどの固有でない装備が、「所持している中」から使われて減るのかな。
・装備が本体?
試しにレベル最大のレヴィエルから剣を外して素手で戦わせてみた。
弱ッ!
マクスウェルを素手で倒すと回想でレヴィエルが攻撃を外しまくって、雰囲気が台無しに。
・眼鏡
カオスって眼鏡かける必要ある?
戦闘のために生み出され、高い生命力を誇る兵器が目を悪くするものでしょうか。
オシャレや研究員の遊び心の可能性もあるな。
・ぶん投げ
世界樹の新芽といい、レグリスの鏡といい、投げるの好きだな賢者様。
良い音したぞ。
世界樹の方はともかく、鏡は受け取り損ねて割れたらまずいんじゃ……。
レヴィエル「あっ……すまん」
カオス「レヴィエル……体調が思わしくないのですか?」
こうしてカオスの望みは絶たれた。
完
すぐに壊れたら目も当てられないので、落としても割れないような特殊加工の鏡かもしれない。
・アルギズの村
レヴィエルは半日あれば村を滅ぼせると言いましたが、あんなに小さな村に半日もかかるのかと思いました。
身代金に対する反応からすると、ゲームの都合上、見える・行ける範囲は一部ですが、本来はもっと広いのでしょう。
登場した人数だと絶対に払えませんが、即座に「無理!」とはならなかったので。
イディスとの会話後、夜が明けて村の風景が流れた時の、武器屋の前での会話が気になる。
マドックが困っている。
・野盗の命運
ルナを攫った野盗達はレヴィエルに蹴散らされましたが、ロシュールとマドックがいる以上、無謀だったことに変わりはないような。
レヴィエルが村を訪れていない状態で攫っても、億単位の金なんて用意できないからロシュールとマドックが助けに行くでしょう。
槍でも悪魔と戦えるんですから、何とかなりそうです。
いざとなれば剣を持って将軍級の悪魔を葬った腕前を披露するはずです。
おまけに少し待てばイディスも来る。彼女なら間違いなくシーカーを使いつつ助けに行く。
ロシュールはなるべく殺さないようにするでしょうけど、イディスはいざとなれば容赦しないだろうからどちらにせよ詰んでますね。
誘拐イベントは、最初は「え、何で助けに来たのにぶたれるの?」「誘拐して身代金要求してきて改心の余地皆無な相手に情けは無用だろ」と疑問でした。
周回するうちに「今まで平和に暮らしてた女の子の前でホイホイ惨殺したらそりゃひかれるわ」と思うようになりました。
よりによって医者志望の人間の目の前ですからね。
・ルナの母
ルナのことを「頭が弱い子」と表現。
作中ではっきりと頭が弱いと言われるヒロインなんて初めて見たかもしれない。
ルナは家事全般が駄目らしい。レヴィエルも得意そうには見えない。
ルナが家事ができないことをレヴィエルに告げるステラですが、本人に言うこともあるんですよね。
始まりの森からルナとともに帰ってきて、ロシュールの家に入る前に話しかけると聞けます。この間だけならば、聞ける時期はかなり限定されています。
「いい加減家事を覚えなさいよ? 流石に料理の一つもできないんじゃいつか困るわよ?」
……レヴィエルと旅する時は大丈夫なんでしょうか。
レヴィエルがズズーッボリボリと豪快に音を立てて食事するのは、
・悪魔なので人間のマナーは気にしない
・あの世界では音を立てて食べるのはOK、むしろ推奨?
・美味しいのでつい夢中になってしまった
のどれなんでしょう。
・料理対決
二人組作って料理対決した場合、一番になるのは混沌主従な気がします。
カオス:マメな性格ゆえに普通にできる
シルフィール:使い魔・従者の本領発揮で家事万能
ですから。
逆に一番ヤバいのが魔王組。
レヴィエル:壊滅的
ルナ:壊滅的
レヴィエルが短期間で考えを変化させたのは、美味しいご飯で心が柔らかくなったからかもしれない。
深淵組はイディスの頑張りにかかっている。
リスティル:壊滅的
イディス:普通の少女だったのでできる
カッティとロシュールもしくはマドックの村人コンビも気になるところ。
・世話
ロシュールが村に来た時ルナの世話になったと語りますが、ルナは忘れてほしがっている様子。
「世話」という単語が強調されているなど、本来の意味とは違うようですね。
ルナの突っ走り具合に振り回されたのかも。
この時点でレヴィエルの正体に薄々勘付くあたり、ロシュールも半端ない。ルナの素質にも気づいていました。
・特異点
シルフィールが「特異点がここまで……」と言ったのは後の展開の伏線ですが、彼女はカオスがやったことをどこまで把握していたのでしょうか。
後で始まりの森に行った時に悪魔が出現したのも前触れでしょうね。
リスティル、濡れ衣。
・手合わせ
いきなり選択肢が出てきた時、戸惑いました。
・手を抜くなんて彼女の熱意に応えないようで失礼だ
・でも力でねじふせるのは彼女が危ない
・ならば技で圧倒しよう
という考えを経て、技を選びました。
ルナが手合わせを頼んだのは何故でしょう。
あの時期のレヴィエルが丁寧に指導するとは思えないですし、どんな形であれ少しでも関わりたかったのか?
・詠唱
ルナの神術の詠唱は以下の内容になっています。
「魔力よ、光を……。全てを照らし、万物を癒す優しき光と化せ……!」
「神の御手、癒しの導き……。今ここに、大いなる恵みのあらんことを……!」
後者は瀕死の衛兵に使いました。
詠唱が違う後者は効果が大きいのか?
リスティルの雨乞いは、
「汝、遍く空の果てより来るもの。其の大いなる慈悲を以って、等しく全てを癒さんことを。ここに誓いて、契約と為す。……ティアーズレイン」
でした。
レヴィエルもダンジョン内の灯を呼び出す時に詠唱していますし、カオスの詠唱を聞きたくてたまりません。
・衛兵
焼き討ちの時、衛兵に「お前のおかげで、怪我一つない」と言うところに優しさを感じる。
以前のレヴィエルなら、こんな言い方は絶対しなかったでしょうね。
・占い師
リスティルが暗躍している頃「節制」について語っていました。
「テンパランス」はリスティル戦のBGMの名前に含まれています。見事的中です。
焼き討ち前も「隠者」のカードを引いてました。本物だ。
・ロシュールと革命
鏡を設置して位相の狭間から剣が降ってきたのは、カオスが設置していたのでしょうか。
ロシュールとのつながりを考えると、持ってそうなのは彼しかいないんですよね。
シルフィールとフィアーネは革命の英雄。
カオスも本来ならばそうなるはずだったんですから。
カオスは人間のことを「異端だとわかった途端排除にかかる」と言ってましたが、少なくともロシュールは違うぞ。
レヴィエルの正体を薄々勘付いていても、自身の片目と片腕を悪魔に潰されたにも関わらず、「危険だ、追い出そう」とはならなかった。
カオスという前例があったからと言えばそれまでですが。
思えば、ロシュールとカオスは対になるかもしれません。
最強には遠かったけれど、守りたいものを守れた剣士としてのロシュール。
最強に近い力を持ちながら、最も守りたいものを守れなかったカオス。
この二人が話す機会があっても全然会話弾まないだろうな。