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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2019/12/29

拍手してくださった方、ありがとうございます!

前回竜魔人ダイにぶちのめされる封印解除ミストバーンを書いたので、サイトに載せていた秘法無しバージョンも修正して更新しました。
旧題は『暴君』でしたが、新しい方に合わせてタイトルを変更しました。
ミストバーンがぶん殴られる話が続きますね。
もっとほのぼのする話を読みたいです。ハドラーを応援するミストバーンとか、ミストバーンに助けられたからお返ししようとするハドラーとか。
ミストバーンとハドラーの話を読みてえ!
アニメではミストとハドラーの会話はカットされることも覚悟すべきでしょうね。
他のキャラとの関わりを描いてほしい気持ちは強いんですが、キャラクターの根幹にあるのも、作品全体のバランスを考えた時に優先すべき要素も、バーン様への忠誠心です。
一番力を入れるべき部分を描くために他の要素をカットするならば、歯を食いしばり涙を流しながら賛同します。
……その前にバーン様がどうなるかだ。
ミストバーンの描写不足とバーン様の描写不足、どちらが作品にとって致命的か明らかです。
まず主人公とラスボスがしっかりしないと全体の完成度や評価がガクッと下がってしまう。

ぶちのめされるといえば、キン肉マンの「私の好きなぶちのめされるシーンランキング」が更新されました。
今までは「アタルを守るために超人の体を捨てて大幅に弱体化した状態で三人がかりで技を掛けられ瀕死になるブロッケンJr.」が一位でした。
今回の試合で、一位は「オメガ・グロリアスのツープラトンを連続でくらい、グロリアスエヴァンタイユで血を吐くブロッケンJr.」になりました。
その後相手の未来を想って力を発揮し、天道羽根抜刀をベルリンの赤い雨でカウンターして切り裂くところまでセットで。
己のため、仲間のため、そして敵のために力を振り絞る姿が熱い。

ブロッケンは今回の試合で、戦闘力では相手のツープラトンを破る握力を披露したり、クソ力に開眼したり、目覚ましい向上を見せました。
精神面でもトラウマを克服しただけでなく、相手の未来を想えるようになった。
これなら二世の境遇につながらないのでは?
ここまで丁寧に成長を描かれて「やっぱり駄目でした」では、今までの描写をぶち壊すようなものだろ。
とにかく、順調に経験積んでレベルアップして心身両面での成長を見せ、未熟な若手ポジションから脱したといってもいいでしょう。
だからそろそろジェロニモや他のキャラを……。
ブロッケンは未熟さを強調されがちで、課題も多いんですが、乗り越えるポテンシャルも機会もあるので恵まれていると言えるかもしれません。

ぶちのめされるという印象ではないためこのランキングには入りませんが、マーリンマンに胸貫かれてぐったりするアトランティスも好きです。
その後息を吹き返したものの再び貫かれ、余力などない状態で語りかけるんですよ。
ただ一人自分を応援してくれた少年に。
減点ポイントがあるとすれば、少年を悲しませて終わることです。
涙ぐみながらアトランティスの名を叫ぶポールが悲痛で……。
ファンになった少年を喜ばせてやれよ!
ヒールのマイクパフォーマンスが噛み合わないアトランティスを見たい。
「オレのファンになったら温泉旅行に招待するぜー!」と観客からブーイングされるつもりで叫んだらポールに「旅行なんかなくても応援するよ」とはにかみながら言われたり、「今度は『人質のせいで負けました』なんて言い訳できないようにボコボコにしてやるぜー!」とロビンを煽ったら「フフッ、正々堂々勝負したいということか。喜んで受けて立とう!」と返されたりしてほしい。

『キン肉マン』304話
道を見失い、迷いをにじませるアリステラにパイレートマンが声をかける。
盲従するのではなく、別の方向を示す者もいる。
恨みを背負って思考停止していたアリステラには言っても無駄だっただろうけど、立ち止まり、己を見つめ直した今なら言葉は届くはず。
彼は語る。
アリステラの努力と優しさをオメガの皆が知っていることを。アリステラの価値は強さと才能だけにあるのではないことを。
「お前の価値をお前が勝手に決め込むなーっ!」
パイレートマン……!
アリステラの「超人強度が上がるからヒーロー、オメガの希望であり救世主」という考えにそうじゃないだろ……と思っていたので、切り込んでくれて嬉しい。
「もしも道を見失ったというのなら、背負わず仲間に聞けばいい!」
怒っているような表情から真剣さが伝わってくる。
こうやって苦言を呈するのも、アリステラを認め、信じているからだと思える。
やみくもに肯定するだけが友情ではないんだな。
「そんな時は……ちょうど吾輩は船乗りだ。海図を読むのは慣れている」
照れくさそうに鼻の頭こするような仕草してるのが何か、こう……デカくてごつくて強そうなのに可愛く見える。
作中での好漢度と読者からの好感度を稼いでいく。
上手いこと言いやがって、このための海賊モチーフか?
ちょっと言い換えて「お前が道に迷ったならば、吾輩が進むべき方角を見出そう」と書くとゲームのエンディングみたいな爽やかさ。
超人達と一緒に特訓したり試合したりして仲良くなるゲームが欲しくなるな。
オメガ編はアリステラに近づこうとするとマリキータマンが現れて試練を与えそうだし、マリキータの好感度を上げるにはアリステラから評価される必要がある。

いやしかし本当にパイレートマンに好感が持てる。言ってほしいことを言ってくれた。
アリステラは一人で背負いすぎて思考停止に至ったわけで、仲間と分かち合うのは大事です。
パイレートマンがいてくれてよかった……これからもアリステラを支えていってほしい。でもスグル達と協力するのも見たい。
現在のシリーズを読み始めたのはフルメタルジャケッツ結成からですが、オメガの中でパイレートマンが一番好きかもしれない。
スグルとの試合もよかったみたいだし、始祖編を追いかけるのが終わったら読みたいな。
試合中にパイレートマンの泣き顔が見られるらしい。とても気になるけど心を抉られそう。
絶望して涙を流すパイレートマンが見たいなあ。その後希望を取り戻すところまで含めて。

パイレートマンの言葉に、アリステラはオメガの悪しき伝統を正すことを決意する。
よし、説得成功!
何もかもアタルにやらせるのではなく、最後の部分はパイレートマンに担当させるのがいいですね。
途中ブロッケンの働きもありました。
アタル一人に詰め込みすぎないのはバランスが取れていますし、読者への説得力も増します。
分かり合えたことに喜びの涙を流すブロッケン。
鼻水出てるけど茶化すのはやめておこう。いいシーンだから。
目がキラキラしていてマジで嬉しそう。
アタルが歩み寄ると、ブロッケンは泣いてしまったことが恥ずかしい様子。
そんな彼にアタルがかけた言葉は……。
「ブロッケン、お前は本当に泣き虫だな」
「だが弱虫ではない。その涙は……お前の誇りにしていい涙だ」
アタルがまた優しい言葉をかけ、温かいまなざしを向けている……!
泣き虫であっても弱虫ではない。
いい言葉だ。
以前、ブロッケンに優しく見えるのは厳しくする必要がないからだと考えました。がむしゃらに突き進む気質の彼を叱咤したら、無理をして命を落としかねないためだと。
そう思っていたのですが、やっぱり単純に甘くない?
アリステラが涙を流した時は見ないようにしていたのに、ブロッケンが泣いたら声をかける対比がにくいですね。
絶望の悔し泣きには触れず、喜びの涙には言及するところに優しさを感じる。
ここで「泣き虫」という表現を使うところがお兄ちゃん感ある。スグルが羨ましがりそうだ。

「この役立たずめ」と言いながら現れ、狙いをベラベラ喋り出す黒幕。
すごい……すごくお約束。
でもそれでいい。
このまま共闘する展開にいってくれそうなので。パイレートも一緒に戦ってほしいな。
サタンの笑い声や言い回しが、あの、ものすごく小物くさい。
簡単に小物認定してはいけないと分かっていますが、自分で悪の権化とか言うのはちょっと……。品格を漂わせてほしい。
ダイ大のバーン様と同じ大魔王を名乗るのはやめてくれませんか?
オメガ側は方向が間違っていたとはいえ彼らなりの正義や信念があることを描写してきたのに、サタンにはそういう要素が微塵も感じられないな。
彼の言い分にもところどころ頷ける部分はあります。
慈善事業で支援してるわけない。そりゃそうだ。
成長したアリステラを乗っ取って敵を倒すつもりだった。そう上手くいくものか?

利用価値がなくなったアリステラをサタンが制裁しようとする。
雷でも落とすのかと思ったら串かよ!
そこは不思議パワーで制裁加えようよ。直接的すぎるだろ。
サタンの攻撃からアリステラを庇ったのは、マリキータマンだった。
やはり彼は生きていた。
アタルに慈悲がないとか残虐とか言っていた読者は謝るべきですね。
……ごめんなさい、慈悲の心はどこ行ったんだと目を疑いました。
「話の流れを考えると殺すわけないけど死ぬだろアレ」と思って誠に申し訳ありませんでした。
ナパームコンビネゾンくらって胸に穴空いてるのに、生きてるどころか普通に動けるのは何なんだ。
耐久力が高いというレベルを超えてない?
アタルはこのタフさを計算に入れて容赦ない技をぶち込んだのか。

アリステラに対するマリキータの姿勢は指摘や批判されるのでしょうか。
アリステラの思想はアタルやブロッケン、パイレートが意見をぶつけたけど、マリキータの友情は献身的で美しいものとして終わるのかな。
想いの大きさは本物でも、方向が危ないのはアリステラと同じじゃないか?
二人が一介の戦士ならまだしも、星の代表が思考停止して、親友がそれを後押しするのはまずいのでは。
そのあたりに言及されずに美しい友情で済まされても違和感があるので、触れられるといいのですが。
破滅すると薄々分かっていながら従うことを決めた苦悩があったのかもしれないけど、勢いよすぎて何も考えていないか煽っているように見えたのがなあ。

この状況でマリキータマンを笑ったり、しつこく茶化したりしようとは思いません。
そんなことをしては、ブロッケンの落ちぶれるネタを延々引っ張って貶したり、ダウンしている姿を笑ったりすることをとやかく言えなくなります。
あるキャラは笑いものにするのに自分の好きなキャラがされるのは許せないなんて筋が通りませんから。
真面目に考えた結果、アリステラの呪いを強化するような行動や対戦相手を見下す台詞はどうかと思います。
チンピラみたいな台詞で相手を馬鹿にしたままならば、高潔な戦士みたいな顔はしないでください。
己の所業を見つめ直し、排他的な思想を改めつつ、アリステラが誤った道を進もうとするならば正してほしい。
そのためにも生き延びることを願います。

『完璧超人始祖編』69話・70話
友情パワーも通じず絶体絶命と思われたウォーズマンだが、仲間や観客の呼びかけによって立ち上がる。
さらなる友情パワーに目覚めた!
『オモイヤリ+ヤサシサ+アイジョウ+シンジルココロ=ユウジョウ』
ウォーズマンの中では友情の定義はそうなっているのか。
他の超人だと構成する要素が少しずつ変わりそうですね。

体を輝かせながら師の必殺技、タワーブリッジネイキッド!
私それ好きなんですよ。
衝撃で腹や両脚が裂けてる……。
そこからパロ・スペシャル。
必殺技のオンパレードだ。

完璧に極まったと思われたが、ウォーズマンの仮面が剥ぎ取られてしまう。
己の素顔を醜いと思っているウォーズマンは動揺するはずだったが……。
「それがどうしたーっ!!」
そうなんだよウォーズマン。正義超人一軍に必要なのはそれ……勢いだよ!
真面目な話、トラウマやコンプレックスを克服して強くなるのは大事です。
現シリーズでブロッケンもトラウマ克服して握力でツープラトン止めて新技披露しました。
「超人はツラで勝負しているわけじゃない!」
私の脳内で観客が「そうだーっ、その通りだぜーっ!」と叫んでる。
素顔を見られることを恐れていたキャラが怯まず戦うのは熱いですね!
さらに発展させて『パロ・スペシャル ジ・エンド』炸裂。
ウォーズマンよく頑張った。カッコよかったよ。
真面目で優しいいい奴なのに戦績で色々言われるのが気の毒だったから、勝ってくれると嬉しい。

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