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拍手してくださった方、ありがとうございます!
前回ぶちのめされるシーンについてちょっと語りましたが、現時点で『キン肉マン』で好きなのは王位編立方体リングの闘いです。
「アタルを守るために超人の体を捨てたことで大幅に弱体化し、三人がかりで技を掛けられ瀕死になるブロッケンJr.」が一位。
「フェニックスにレイジング・オックスで痛めつけられるアタル」が二位。
どちらもそのまま退場するのではなく、執念を見せて反撃したので高評価。
前者は「ブロッケンの血がアタルのマスクにかかる」、後者は「見ているスグルが辛い想いを味わう」などでポイントが加算されました。
マンモスマンは弱くなったブロッケンを嬉々としていたぶろうとした印象が強いので、後で真剣勝負の楽しさに目覚めたのを見てちょっと待てと言いたくなった。
フェニックスの方は今回の試合前にアタルに謝罪したことで「おぉ……!」と感心しました。
敵から味方になったキャラが主人公に謝罪しても、酷いことした他のキャラには何もしないことがあるんですよね。
そういう場合「本当に反省や改心したのか?」ともやもやします。
ガッシュのゼオンとかな。
「電撃で散々いたぶったチェリッシュやパートナーとの別れを邪魔されたロップスは?」と疑問に思いました。
ちなみに、立方体リングの闘いにも負けないくらい好きなアトランティス対マーリンマン戦はぶちのめされる方向で好きなシーンはないんですよね。
サクサク攻撃し合って話が進むためでしょうか。
本格的に戦闘が描かれたのが19話からで、決着がついたのが22話。スピーディー。
40周年記念サイトの『完璧超人始祖編』で読めます。
初めて読んだ時、序盤は「卑怯な奴の闘いを見てもなあ」「今回は人質いないけど勝てるのか?」と冷めた目で見ていたのに、終盤は「うおおアトランティスー!」になってました。
「人質利用してる場面を回想から省いてやがる……」とか「せこい勝ち方なのに誇ってたのか?」とかツッコみたくなる部分もあるけど、熱いから気にならない。
脳内補完のしがいがある展開ですし。
『当初は「卑怯だろうがせこかろうが勝ちは勝ちだ」と割り切っていたが、人々の嘆きやロビンの実力を知ってあの一戦、あの一勝の重みが増していった』など妄想が広がります。
一番カッコいいと思うセリフは自分を応援する少年への「あ……悪魔なんぞ応援してたら……ろくなお……大人にならねぇぞ」ですが、他にも色々好きです。
「ロビンマスクの野郎との闘いに関しての罵りはやめてもらおう!」
「悪魔ってものはな……ただでは死なねぇんだーっ!」
それから何と言っても
「オレの大嫌えな野郎の……得意中の得意技で、一緒に地獄行きだ」
「悪魔のこのオレが……さ……最初で最後に見せる、正義超人の技……」
からのタワーブリッジ!
敵の全身をバキボキへし折って息の根を止め、自分も絶命!
涙ぐんでアトランティスの名を叫ぶ少年!
地味に好きなのはポールの父親が我が子に残酷な光景を見せまいと庇うところです。
ポールのその後が知りたいなあ。
テムズ川を見るたびにアトランティスのことを思い出したりしないかな。
ロビンが復活するならアトランティスも一緒に来てほしい。
ポールに握手やサインを求められ、「そういうのはアイドル超人の役目だろ」と言いつつ応えるアトランティスが見たい。
『完璧超人始祖編』39話・40話
渾身のベルリンの赤い雨の威力高いな!
クラッシュマンの体が裂けて向こう側が見えてる……。
敵の血が雨のように降り注ぐから赤い雨。よく考えると結構エグい。
「大輪の花を咲かせた」という実況が、彼の才能が開花したことを感じさせる。
勝利を父や仲間、心の師に捧げると告げるブロッケン。
ブロッケンは師匠的な存在が複数いるから強化イベントが描きやすいんだろうな。
血盟軍があるから悪魔超人との関係も掘り下げられるし、おいしいポジションだ。
敗北したクラッシュマンは己の未熟さを認め、自害する。
一回負けたら自害って厳しすぎるよ!
まず自分に厳しいのは見事だけど辛い。
仲間の自害を褒めるネメシスにモヤモヤした気持ちが湧く。
自分に「相手と競い合うことで己を高めていきたい」という欲求が芽生えたらどうするんだ。生きてまた戦いたいと思っても命を絶つのか?
非情なネメシスに対しロビンが吼える。
「負けが超人を成長させてくれることもある!」
「その代表がブロッケンJr.だーっ」
実際にラーメンマンに敗れて強くなりましたからね。
ロビンマスクが言うのは、ニンジャ戦後にブロッケンが一人前になれたと肯定したキャラだからでしょう。
バッファローマンも「あのツメの甘かった青二才野郎が、ようやく完全勝利したのか」と喜びを見せる。隠そうとしてるけど元チームメイトに絆を感じてる。
ラーメンマンの回想でブロッケンマンが惨殺されるシーンが描かれてる。
体がちぎれるところもだけど、ラーメンマンの表情がヤバい。
落ち着いた年長者みたいな顔してるけどとんでもないことしてたし、今もするからな。ロビンもそうです。
『1000円ヒーロー』97話
ダイコクさんとして生足を晒し続けてる貴崎。
正義のため、贖罪のために行動する覚悟がないとあんなきわどい格好できない。
スイカで人間を投げる練習すんな。スイカだったものがあたりに散らばりそうなんですが、無事に食べることはできたのでしょうか。
レート1ヒーロー二人が意地を見せる。
マジックテープ仮面はつなぎマンをいつも自分の上を行くと思っているが、つなぎマンはマジックテープ仮面を目標にしている。
頑張れ。何とか生き延びてくれ。
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