拍手してくださった方、ありがとうございます！
ワンピースのドレスローザ編でキュロスとレベッカを好きになりました。
好きなキャラが打ちのめされても立ち上がる姿が大好きで興奮するのですが、キュロスの過去にはさすがに引くというか、興奮するどころじゃなかった。
罪を犯したため「みんなおれの事忘れてくれねェかな」と嘆く
→時間が経って幸せを手に入れてから言ったとおりになりました！
皆の記憶から自分の存在が消え、恩人も妻も娘も自分を知らないオモチャだと認識します！
オモチャの体だから死にゆく妻の体温を感じることも涙を流すこともできませんでした！
恩人は名誉を徹底的に穢され国中から憎悪を向けられ、娘は闘技場で見世物にされ酷い言葉を浴びせられています！
は容赦なさすぎ。
そもそも回想スタート時点の罪人になった理由が「スラム街で生きてきて、親友が殺害されたため復讐した」で、過去編一本作れそうな重さです。
説得しに来たリク王の頭を釘バットでぶん殴るくらいですから心が荒んでるなんてレベルじゃない。人生捨ててる。
そこから色々あって穏やかになってからの玩具化ですからね……。
あ、主君を救うため枷ごと自分の片足を切り落として敵に斬りかかった時は興奮しました。判断の速さと覚悟の決まりっぷりが見事。
オモチャにされて戸惑いながらも咄嗟にリク王抱えて逃げたのもすごい。
レベッカの「親でもないくせに」「片足のオモチャじゃない」が破壊力高すぎて笑ってしまう。ひへへ……となります。
キュロスにとって残酷な台詞ですが、彼女を責める気にはなれません。
記憶を改変されているから無理もない。大切な『兵隊さん』の無謀な行動を必死に止めようとして言い過ぎたんです。
キュロス達の苦しみを思うと、セニョールに「大切な相手からちゃんと認識してもらえない・関係が急変してそのままの苦しみを知ったにも関わらずまだファミリーに加担するのか……」と言いたくなる。
だからこそシュガーの気絶でオモチャ化解除→国中大混乱になって頭を抱えるドフラミンゴ→人間に戻って走るキュロスのカタルシスが凄まじい。
ディアマンテを倒した時も熱かった！
強すぎない？ 能力者ではない剣闘士が片足失ってあの強さって化物か？
キュロスとレベッカには穏やかに過ごしてほしいです。
他の部分の感想も。
・鳥カゴとホビホビがインチキすぎる。
・敵幹部に色物多すぎない？
・ベラミーは初登場時は「ムカつく！ ぶちのめされちまえ！」と思ったけど、ドレスローザ編で「あの、そこまでやれとは言ってない……」となりました。
・ディアマンテの「妻も子も失うキュロスをおれァ見てェのよォ～！」に「コイツ……」と思いました。
気持ちは分からなくもないのが悔しい。
ifで見てみたい気もするけど、駄目だ。
キュロスとレベッカが幸せに暮らすのが一番見たいんだよ！
それにしてもディアマンテはキュロスとレベッカを執拗に煽って叩き落とそうとするなぁ。コロシアム最強の称号を持つキュロスが憎らしいんだろうか。
・ドレスローザの人達に引っかかる。
乱心したように見えるリク王を恨んだのは仕方ないのですが、公開処刑じみた見世物でレベッカを散々罵倒してきたことは擁護できない。
ドフラミンゴのやり方に疑問を抱くような人間はオモチャにされ、そういう人達の存在も記憶からなくなるせいだとは思いますが……。
それに、罵声を浴びせるような連中ばかりじゃないはず。
ギャッツはレベッカを応援する気持ちがにじみ出ていますし。
王家を罵っていたであろう人々とリク王とのやり取りは描かれたものの、レベッカにはちゃんと謝罪したんだろうか。
キュロスが父親だと知っていたと判明するシーンで「何『親子を温かく見守ってきました』みたいな顔してんだ？ その少女が死ぬことを望んで散々酷い言葉を浴びせたくせに」と思ってしまった。
レベッカにしっかり詫びる描写があったら違ったかもしれない。
彼らの掌返しっぷりは作中でもツッコまれるんですよね。
・家族の絆をアピールするが相手を切り捨てるドフラミンゴと、家族を強調せず父親ということも黙っているが相手を支え続けたキュロスで対比になっているかもしれない。
相手を肯定して甘やかす前者と、相手を心配するからこそ心を鬼にして厳しく鍛える後者で。
単純に、血筋のせいで迫害されて恨みを抱いたドフラミンゴと恨まなかったレベッカで対比になるか。
