忍者ブログ

ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2023/12/24

アニメ『Helck』感想 第二十四話 希望ある未来へ

サブタイトルに相応しく光と希望に溢れた回です。
唯一にして最大の不満は二期の発表が無かったことです。
ここまで来たら最後まで突っ走ってくれよ!
うごあああ!

とにかく見ていきます。
ヘルクに飛来する矢。放ったのは……アリシアです。
敵のやることが悪辣なんですよね。的確にヘルクの心を抉ってやがる。
ラファエドの主張は「諦めた方が楽」で一貫していて、完全に間違いとは思いませんが、ちょっと黙っていてほしい。
延々と後ろ向きな事言われても困る。

兜で隠れていたアリシアの素顔が露になる。
髪は銀色になり、右目が特に激しく変貌している。
うわあぁ……。
神秘性すら感じさせる姿ですが、悲しい。
表情が無いからでしょうね。
精神を壊されて喋ることもできなくなっている。以前は人格が変わったとはいえ会話できていたのに。
これがアリシアと言えるのか?
それなのに涙を流すことはできるのか……。
ヘルクの笑顔も痛々しいよ!
彼はせめてもの救いとして、アリシアを斬って終わらせようとしている。

極限まで精神的に追い詰められているヘルクを見て、ヴァミリオは己のなすべきことを見出した。
「救うぞ、人間を!」
美しい。
美しい!
「人間、滅ぼそう!」から始まった物語が、「救うぞ、人間を!」に辿り着いた。
この台詞を聞くためにこのアニメがあったのだと思える。
人間を敵視・警戒していたヴァミリオが宣言するのが熱い。
いきなり人間愛に目覚めたわけではなく、ヘルクという友のためです。
最初はヘルクのことを人間の勇者だから警戒しまくっていたのに……感慨深い。
彼女は物語が始まったばかりの頃ヘルクの笑顔を嘘つきの顔呼ばわりして、人間滅ぼそう宣言も演技だと決めつけていたけど、ある意味正解でした。
あれだけ人間を滅ぼすと言っていたヘルクですが、本当は救いたかった。
他に方法が無い、どうしようもないと思っていたからそう言うしかなかったけれど、優しいヘルクが心から人間の滅亡を望んでいるわけないんですよね。実行したら彼の心は致命傷を負うことになったでしょう。
ヘルク一人では他に道がなくとも、今は違う。
ヘルクが心の奥底に押し込めていた願いを堂々と口にしたヴァミリオ様カッコいいよ! ふっけぇ!
彼女は光です。
ヘルクにとっても、視聴者にとっても。
「この作品のヒロインは?」と問われたら、女主人公という意味でヴァミリオ、主人公ヘルクの恋愛相手という方向でアリシアを挙げたくなる。
立ち位置や役割が明確に異なっていて、どちらも魅力的。

アズドラも生きてました。安定の包帯姿です。
昔のアズドラと金髪の男の邂逅……過去を仄めかしています。
これで二期やらないなんてあり得ませんよね。
ついでにピウイが鳥じゃないと主張。もふもふした鳥に見えるけど、実は違うらしい。

区切りとしてはちょうどいいんですが……ここまで来たら最後まで突っ走ってほしかった。
二期待ってます。


ここからは天命探偵の話。
鳥居にサンタの格好してほしい。遠距離から銃弾をプレゼント!
奈々はサンタもトナカイも似合いそう。
さぞかし可愛い……うお、脳内の鳥居が静かな目でこちらを見つめている。

鳥居にファンサさせるならどんな狙撃が良いかな。
体のあちこちに小さな風船括りつけて遠くから撃ち抜いてもらうとか?
「そんな危険なことはやるべきじゃない」とか「そういうことで銃を使いたくはない」と却下されそうですね。

それにしても省吾は何故鳥居だけ「鳥居のおっさん」呼びなんだ。他のおっさんには普通にさんづけしてるのに。
漫画だと鳥居がかなり若く見えるので、省吾のおっさん呼びの度に「視力大丈夫か?」と言いたくなる。
え、遠慮する必要が無いってことで……。
鳥居の方も普段は「君」なのに省吾には「お前」だし。

家族を人質に取られて「頼む、弟・妹には手を出さないでくれ!」と言うのが似合う・言ってほしいキャラクターを一人に絞るのは難しいですが、「娘には手を出さないでくれ」だったら鳥居祐介が真っ先に浮かぶようになりました。
孫の場合は『流れ落ちる調べに乗せて』の片倉重蔵が殿堂入り。
PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

最新記事

(04/28)
(04/21)
(04/14)
(04/07)
(03/31)
(03/24)
(03/17)
(03/10)
(03/03)
(02/25)