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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2024/8/4

拍手してくださった方、ありがとうございます!

完璧超人始祖編の3話は、ラジアルが自害するシーンが印象に残りました。
武道達がラジアルを馬鹿にせず見守るので強敵だと感じさせる。


『灼熱カバディ』で特に読み返した話は、
・104話 騙されたと思って
・113話 無機質な熱
・168話 STRUGGLE2
・257話 忘れていた記憶
・最終話 カバディ
です。
大和が登場する話ばかりですね。
読み返す前は一番好きな話は168話だったのですが、読み返して113話になりました。
一番好きなサブタイトルも113話の『無機質な熱』です。大和にぴったり。

そういや何故宵越は大和の事は呼び捨てなんだろう。他の人には先輩呼びしてるのに。
168話の大和が井浦に「いいですよ! わざわざ社長が送らなくても」と「!」を使っていることに違和感がなくもないんですけど、酔っぱらっているのが立石なら納得できます。
立石のことだから遠慮が無いということで。
大和と立石が酒飲みながら何を話すか知りたい!
立石もきっと今を楽しんでいるんだろうな。あの大和が楽しいと言うくらいですから。
また「お前のおかげで、俺は楽しかったんだ」と言ってほしい。

大和は充実した生活を送っているようですが、それもカバディ部の仲間と最後の試合のおかげじゃないかと思います。
もし、結果だけを求めて個人競技を選んでいたら。
カバディ部でも拒絶されたら。
能京戦で立石達が熱や絆を感じさせなかったら。
苦労していても楽しいと思える現在は無かったのではないでしょうか。
立石は大和のおかげで楽しかったと感謝していたけど、大和の方も言えるんじゃないか?
お互いが出会えてよかったと感じます。

……野球部のチームメイトから拒絶されたからこそ立石達と出会ったと思うと複雑な心境です。
弁の立つ大和が組んでいた投手から否定された時は無言だったのがつらい。
いつも正しいことを言ってきたんだからその気になれば反論くらいできたでしょう。しかし、しなかった。
「お前とやっても楽しくないんだよ」を悲しく感じれば感じるほど、立石の「お前のおかげで、俺は楽しかったんだ」が沁みる。立石……。
散々精神の異質さが強調された大和を見た後だと、立石は一般人メンタルだと感じます。
強靭さが飛びぬけているわけではなく、ぶっ飛んだ思想を持っているわけでもない。大和を理解できていない部分もあります。
俺達と違って情熱や感情で動かないとか、勝っていても負けていても変わらないとか思っているけど、そんなことはないよ……。
それでも立石なりに大和を信頼しているのが好きなんです。
「その通りだな」「ああ。大和の言う通りだ」『大和は本当の事しか言わない』「だが、大和は言った」
これらの信頼に満ちた台詞に「すげえ……」と感じます。

大和の肩をガッと掴んでナイスレイドと呼びかける立石と、驚いたような顔をする大和のシーンが好きでたまらない。
「お前のおかげで、俺は楽しかったんだ」と言われた大和がどんな顔するか見たかった……!
その澄ました面が歓喜や感動にゆがむ様を思う存分観察してやるぜケケケーッ!
という気持ちなんですが、大和は照れたり泣いたりしそうにない。

読み返す前はこんなに大和と立石の事を好きになるとは思いませんでした。
不気味で何考えてるか分からない悪役が感謝や信頼を向けられて言葉に詰まる展開に弱いんですよ!
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