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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

ダイ大で好きなぶちのめされるシーン

独断と偏見でベストスリーを選んでみました。
好きなキャラが痛めつけられるのが好きというより、そこから立ち上がるのが好きなんです。
特に悪役だと「追い詰められても強敵として立ちはだかる悪役の鑑」感を味わえるので大好きです。


3位:竜魔人バランにハドラーが一方的にやられるシーン
2位:ヒムにミストバーンがボコボコにされるシーン
1位:ダイにバーン様が殴られるシーン

ハドラー、ミストバーン、バーン様と、ダイ大で好きなキャラ三人が綺麗に入っていますね。
読んでいる時の心境は、順に
「うわああ、ハドラー……!」
「ミストバーンかっけえ! ヒムも頑張れ!」
「ああ、ダイ……バーン様……」
となります。
では、そのシーンが好きな理由を考えてみます。

まずはハドラーから。
このシーンは他の二つと違い、ひたすら悲痛な印象が強いです。
折れた腕で攻撃を試みるなど、「追い詰められるも、意地を見せて反撃」という私の好きな流れはしっかり入っています。
しかし、熱く盛り上がる感覚は湧きません。
バランに届かなかっただけでなく、全てを懸けた勝負をぶち壊されたと知り、主からは道具扱いされ、魂を認めた相手までもが殺しに来るというひたすら悲惨な境遇ですから、カタルシスを感じるどころじゃない。
……いや、ここで徹底的に落とされたからこそ、大魔王に対する反逆や最後の戦いがいっそう輝くのか?
後々の展開まで含めて、好きになったのかもしれません。

もう一つ考えられるのは、ミストバーンの存在ですね。
ハドラーの身を案じ、動揺する姿が印象深いですから。
しかも、そこまで心配した相手を殺しにいくという……。
爆破前のやりとりが好きだから、そこに至るまで盛り上げていく流れも好きなのかもしれない。

続いてミストバーン。
三つのシーンの中で最も興奮するのはこれ。
・ハドラーのことで熱い叫びを迸らせる
・許可が出なければ自らの全力で対処しようとする
・もう動けないはずなのに立ち上がる
・厳罰をも覚悟の上で禁じられた力を解放する
・圧倒的な力で一行を追い詰める
どれも素晴らしい。
どの行動にも強敵たる意地が詰まっています。
だからこそ、思ってしまう。
最後はもう少し頑張れただろ。
尺がないのはわかりますが、「時間が押してるので巻いてください」という台詞が聞こえそうなほど駆け足で退場しなくても……。
相性が致命的に悪い相手に散々殴られてボロボロになったのに立ち上がった熱さがあるからこそ、やられ方のひどさが際立ってしまう。
「コントかと思った」「ギャグとしては面白い」とコメントした友人とは別の方からも、「ギャグ漫画を連想した」と言われたんですよね。
その漫画で一番好きな、立派な悪役の死に様をギャグと表現されても納得できてしまうのが悲しい。
……ボボボーボ・ボーボボのキャラに倒されるミストの姿が浮かんだ。鼻毛真拳なら物理攻撃無効のミストにも通じそうだ。
ヒュンケルに対する道具宣言そのものはおかしくありませんが、言い方と高笑いと直後の消滅のコンボが華麗すぎる。味わい深い心情等があるとしても汲み取りきれず、いきなり調子に乗って即死したかのように感じてしまう。

えー、気を取り直して見てみましょう。
生身ではないので、痛々しさは控えめです。
苦しそうだと反撃が光るので、ちょっと残念。
しっかり痛そうな顔をするハドラーやバーン様を見習ってほしいですが、体質的に難しいから仕方ないか。
この時はヒムを応援したくなるのに、何故寄生虫発言には「もうちょっと加減してください……」と大ダメージを受けるのか、自分でも理解できない。
ミストバーンは殴られても反撃しますが、侮辱には反撃しきれないからか?
ミストもヒムを人形呼ばわりしていますが、言葉の殴り合いにおいては完敗している印象を受ける。
本人が気にしているか否かが大きいのでしょうか。
ヒムは自分の体にコンプレックスを抱いてはいないし、さほど時間が経たず本物の生命の持ち主に生まれ変わったからなぁ。
偉大な主のハドラーによって生み出されたということで、自らの体を誇らしく思いそうな勢いです。
一方ミストは、自分の体や能力を気にしています。
忌まわしい体と表現していましたし、敬意を抱き続けてきたことを考えると、嫌悪は過去のものではない。
というわけで、双方の精神的なダメージが全然違うから、強烈なのかもしれない。
もっと単純に考えると、魂を認めたはずのハドラーの後継者であるヒムが性格と能力をまとめて否定するから、痛恨の一撃になるのでしょうか。

最後にバーン様。
悲痛さと燃えが合わさって心が沈むやら高揚するやら、カオスな状態に。
若返ってから威厳がなくなったなどと言われますが、私の中では老も真も「大魔王バーン」としてつながっています。もちろん、鬼眼王になってからも。
ミストも同様。本体があってこそ闇の衣の言動があると感じられます。
バーン様に話を戻すと、どうかと思う言動もありますが、今まで見せた姿や歩みを裏切るほどではありません。
そもそも老人姿のバーン様が悠然と構えていられるのは、真大魔王という切り札の存在が大きいと思います。
奥の手がある状態と使った状態では、余裕も違ってくるでしょう。
それに、老人の時も慌てたり焦ったりしています。
根っこの部分は同じじゃないか……と思ったところで、本題に戻ります。

このシーンは、物語を通して語られてきた考えが、改めてつきつけられる形になるので好きです。
作中でバーン様は力こそ全て、ダイの方はそれは間違っていると主張してきました。
圧倒的な力で他者を踏みにじる。そのやり方が終盤、双方に牙を剥いたのが皮肉です。
バーン様は、己が掲げた考えでねじ伏せられてしまう。
ダイは、自分が否定した方法で相手を叩き潰すしかない。
どちらにとっても辛いでしょう。
それでも、二人とも自らが信じるもののために退かなかったのが熱すぎる……!
バーン様は拳を握りしめて立ち向かい、ダイは涙を流しながらも手を止めない。
他のキャラが魅力的だと物語に深みが出るのは間違いありませんが、主人公とラスボスがしっかり締めて土台を作るからこそ、のびのび動けるのかもしれません。……そんな考えが浮かびました。
簡潔にまとめるなら、二人が主人公とラスボスでよかったということです。

おまけ
今回の三人のうち二人は素直な感謝の言葉を口にしたことがあるので、ミストにも言ってほしかった。
「ありがとう」が言える悪役は素敵だと思います。
ミストが言うとしたら、相手は誰だろう。
バーン様には「ありがとうございます」と畏まりそうですから、ハドラーかキルバーンか。
キルには砕けた感じで普通に礼を言いそうですから、改めて述べるとなるとハドラーが合いそう。
黒の核晶の件が無ければ、ミストの方がハドラーに「ありがとう」と告げる可能性もあったかもしれない。
……見たかった。

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