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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

キャラクターとエンディングについて 2

キャラクターとエンディングについて 2



・ヴァイル
エンドロールの変化目当てに憎悪のクリア回数が飛びぬけているプレイヤーも多いのではないでしょうか。
主人公と同じく性別が決まっていないので、男女両方の姿を見ることができます。
女を選んだ時の外見がクリティカルヒット。
か、可愛い……!
ぱっと見やんちゃで単純そうだけどそうでもない気がして、勝手に苦手意識を抱いてのプレイ。グレオニーが原因ですね。
お城大好きここにいたいアピールをしましょうというヒントのみで愛情Aに楽々到達できました。
最初は簡単な友情からと思ってたらいきなり愛情に行けたぞ……。

愛情A:王道。
ずっと城にいてくれればいいと思っていた。レハトの一番にはなれなくても十分なはずだった。
だが、それだけでは我慢できなくなった。
まとまった! 納まるべきところに納まった!
という感じが強い。
愛情B:こちらは命の危機に晒されたためかしっとりしている。
ヴァイルが生き延びた場合、毒使いのアイツはどうなったんだろう。
憎悪ABC:ヴァイルに監禁されるのを楽しみにしていましたが、決闘で燃えたので考え直しました。
負けてもいいなんて甘かった。全力で叩き潰して逆に閉じ込めるくらいの勢いで挑むべきだと。
ですので、倒したら失踪したのにはガッカリしました。
BC狙いで反転使わず最初から憎み合っていったら、憎悪が足りなかったのか決闘が発生しませんでした。せっかく武勇を抑えたのに。
所感にあるようにじわじわ憎み合うと嫌な部分をどんどん見せてきますね……。他のキャラも言えることですが。
後で他キャラの嫉妬を見るついでに反転して回収しようとしたら、再び憎悪不足らしく決闘不発。
アネキウスは言っている……ヴァイルに監禁される定めではないと。
イベント回収ついでにやっと決闘が発生し、負けることに成功しました。
やっと監禁されたものの、Cなので希望の持てる終わり方でした。リリアノが訪ねてきてくれるし。
進めていたのがタナッセ友情ルートだったので、ヴァイルに対抗してくれたことに感動した。
同じルートで憎悪Aだとどうなるか確認したところ、失踪したヴァイルの捜索に乗り出さずディットンで学者やってるのでそれでいいのかと言いたくなった。
BはCより暗い。リリアノも困り顔。
試しにトッズ愛情と並行したら笑いました。
ヴァイルに勝って玉座を奪い取った後駆け落ちしたらいつの間にか復帰したヴァイルに連れ戻され監禁されたところをトッズが掻っ攫う。波乱万丈。
友情A:王になることに集中できるのでさほど難しくない。のびのび活き活きしていて楽しそう。
友情B:簡単にたどり着けて不慣れなプレイヤーにも優しい仕様。
裏切A:まさか死ぬとは思わなかった。
裏切B:まさか死ぬとは思わなかった。
殺害A:ここで自死したのがアイツですね。
殺害B:憎悪Aのついでに回収。
殺害C:まさか死ぬとは思わなかった。「押すなよ、絶対に押すなよ!」ってフリだと思ったんだ。

「まさか死ぬとは思わなかった」が多発。
やんちゃな子供と思いきや繊細だ。
驚いたのは、裏切Aでタナッセが本気で怒りをぶつけてきたことです。
一瞬良い奴と思いそうになりましたが、ヴァイル攻略中タナッセにされたことと言えば、嫌味を言われるか食事の場から追い出されかけるかです。
それなのに、実は受け入れようとしていた感を出すなよ。
殺害Aの『すれ違いのはてに』でいっそう思いました。
よりによって嫌がらせじみた態度を取っていた男にだけは言われたくない。
「田舎者なんぞ出ていけ」と言っているようにしか聞こえなかったぞ。
「ヴァイルは好きだけどタナッセにいびられるのがきつい」という方向で城が嫌になるとは思わなかったのか?
そもそもレハトの意思は完全に無視か。ヴァイル本人は引き留めたい気持ちをこらえたのに。
「仲良くした方がヴァイルも喜ぶだろう」と思ってタナッセに対する印友をプラスに振っていたのに友好的になる気配ゼロだった上に責められて「ひどくね?」と思いました。
その後、タナッセ友情ルートのイベントを回収する中で約束後に発生するイベントを見て、若干印象が上向きました。
一応歩み寄りの姿勢を見せるんだな。
しかし、見ることができるのは理不尽な嫌味攻撃に耐えて親しくなった後。ヴァイルと仲良くしているだけだと見られないので、やっぱり「もっと受け入れる姿勢見せろよ!」と思います。
したくてもできない事情があるんでしょうけど、右も左も分からない主人公に何求めてんだ、協力もしないで。

ヴァイルに話を戻します。
約束せずに告白すると反転するのは理不尽だと感じなくもない。
あの時点では気持ちが足りなかったけどその後覚悟ができたとか、約束が重いものだと感じたからこそ即答せず慎重に考えようとしたとかだと不憫だ。

プレイして間もない頃は「素直にこちらの成長を認めるんだな、大物だ」と思ったけど、今は器の大きさだけでなくトラウマの反動だと感じられる。
レハトが王を目指す意気込みと、実際に居場所を勝ち取るだけの実力を備えているならば、そばにいてくれるかもしれない。
そういう期待や安心へとつながるから、喜べるのではないでしょうか。
レハトの活躍に追い詰められていくグレオニーとの違いはそこにあるんじゃないかと思いました。
それに、グレオニーは剣以外誇れるものを見つけられないけど、ヴァイルは何か上回られても他の分野で越えられますからね。

グレオニーへの嫉妬イベントでは最大の弱みである身分の差を的確につく。容赦ないな。
ぽっと出のレハトに友好的ですので目立ちませんが、関心のない相手には冷淡。サニャやローニカとの温度差が激しい。

・タナッセ
デレた時の破壊力が高く、人気があるのもうなずける。
ニヤニヤする部分もいっぱいある。
しかし、基本的にいい奴が暗い一面見せるとヤな奴、酷い時にはクズ扱いされるのに、逆だと持ち上げるのはなんだかなあと思うことも。
レハトへの仕打ちは「ツンデレ」や「実はいい奴」で済む範囲ではありません。本人が理解して、反省するのでよかったです。
コンプレックスに苛まれるのも八つ当たりしたくなるのも仕方ない境遇ですが、他のキャラも暗い感情を抱えながらも抑えようとしています。
ギリギリまで堪えている人達がいる中で最初から酷い態度を取ってきたのに、悪党にはなりきれないところを見せただけで優しい人扱いするのもなあ。
あのイベントで助けようとしたのも元はタナッセが仕掛けたことで、いいことをしたというより踏みとどまったと言った方が近いですし。
命まで奪うつもりはなかったと言うけど、徴を奪われ発言力の無くなった子供の末路は城にいづらいなんてものじゃすまないだろ。追放からの野垂れ死にや口封じに始末される恐れもあるのでは?
ツンデレではなくヘタレと言われればしっくりくる。
友情の爽やかさや裏切の余韻が好きです。

愛情A:これまでの態度が態度だけに風当たりが強いのは仕方ない。
刺々しさが消えていくのは喜ばしいし、受け入れられる日がくることを願います。
愛情B:村・城への印象度で領地が変わるらしい。
その気遣いをもう少し出していれば周囲の好感も……一皮剥けたからこそか。
憎悪AB:Aは思い切った決断です。暗い方向でやることができた。
友情A:城に留まり己や周囲を見つめ直す。いる場所は同じでも、受け止め方が変わっただけでこうも清々しくなるのか。
友情B:頑張っている。馬鹿にされても負けないのは痛快ですし応援したくなる。
友情C:Aとは逆に城から離れて見つめ直す。これも爽やか。
裏切:タナッセにとっては惨い仕打ちですが、美しいと感じてしまう。
告白したのも裏切ったのも「いなくなって終わりなんて許さない」という執念の現れならば頷ける。
また、復讐心ではなくタナッセへの想いが逆効果になった可能性も考えられます。贖罪のために縛り付けたくないと思って選択した結果、一生束縛することになってしまったのかもしれない。
裏切られても償おうとする姿にグッと来た。
「酷いことをしてきたのにいいところ見せただけで善人扱いするのもなあ」と思っていましたが、さすがにあの行動には心を打たれた。
「そこまでするのか……マジでいい奴だな」と思いました。
殺害A:所感にあるように自業自得ですが、周囲の主人公に対する好感度はガタ落ち。
レハトは被害者だと言いたくなりますが、割り切れないのも仕方ないですよね。
グレオニーと同じ告発→処刑でも、流れや空気がまるで違う。
会話した時どこか清々しさすら漂わせるグレオニーと頑なな態度のタナッセ。
公開処刑であり最期が具体的に描かれない前者と、ひっそりと裁かれ、描写のある後者。
タナッセは上を向こうとしませんでしたが、グレオニーは最期の瞬間までレハトを見そうな気がする。
殺害B:最終結果が保留・未定になるんですね。

まずは殺害から見ようとしたものの、見事に失敗。
友達の振りして刺そうとしたら駄目でした。
攻略を見てじっくり友情を育んでいきました。
「コイツムカつくな!」の合間に「反応面白え!」と思いながらやりました。
普通なら怒ったり反論する場面で戸惑ったり泣いたりすると狼狽える。
いい奴かもと思いそうになりますが、いい奴はそもそも嫌味を言って泣かせたりしない。
ヴァイルを大切だと思うなら良い影響を与えそうなレハトにキツく当たるなよ。
レハトが死んだような目で「みっともなくてごめんなさい。お城に来てごめんなさい。こんなもの持って生まれてきてごめんなさい」と呟いていなくなったらどんな顔するか知りたい。
その後ヴァイルが「悩んでたみたいだけど何か知らない?」と訊いてきたり「俺のせいなのかな。俺が城にいてほしいって言ったから」と悔やむところまでセットで。
苦悩するヴァイルを見て「わ、私はそんなつもりでは……」と青ざめそう。
友情と殺害Bを見たので憎悪へ。
これはこれで面白い。巻き込まれたヴァイルが気の毒ですが。
満を持して愛情……より先に殺害A・裏切から。美しい終わり方です。

「神業前に反転しておく→素直に飲む→魅力が高い状態で諦める→タナッセを見つめる」だと、「憎いはずの相手をいつしか愛するようになっていたレハトが、タナッセのなすことを全て受け入れ、最期に彼の姿を見ていようとした」という展開になり、タナッセの良心を最も深く切り刻みそうです。
愛情は心の動きが不可解です。
タナッセよりレハトの。
普通は反転を使って告白することになるはずですが、どのタイミングにせよ、あれだけ憎み合い自分を殺しかけた相手に何故愛の告白をして引き留めるんだろう。
神業抜きにしても、湖に落として、もがく姿を見下して笑っていた男だぞ。
トラウマになってもおかしくないよな……。反転後のタナッセが見たら真っ青になる所業。
屈強な護衛にやらせるな、せめて自分の手で突き落とせ。
モルも止めろよ。タナッセが根っからのクズじゃないことは分かってるだろ。だったら「あんなことしなければよかった」と後悔するかもしれないのに。
「信頼関係築いてます」みたいな顔するならお互いのために非道なこと命令・実行するなよ。相手の未来を奪いかねないんだから。
もちろん報復しました。
武勇約150の握力をくらえー! 足首をバッキバキに握りつぶす勢いだ。
友情経由ならタナッセのいいところも見られるから反転に納得できなくもないけど、それだとタナッセが友達に神業仕掛ける悪人になってしまう。

タナッセがレハトに惹かれた理由を考えてみました。
「自分よりも弱い相手でないと愛情と認識できない」というコメントからすると、神業で死にかけている姿を見たのが大きいのでしょう。
「選定印持ちは強くて天才的で特別な存在」という思い込みが、レハトの弱り切った姿で粉砕されたのかもしれない。
徴の有無で勝手なことを言われ、好奇の眼差しで見られたのはタナッセとレハトの双方に当てはまる。
「自分はここにいてはならない」という不安や恐れを、おそらくはレハトも抱いている。
神業で憎むだけの対象から外れた結果、そういった部分に目が向くようになったのでしょうか。
システムの都合で愛情と憎悪が正反対に位置してるから二人の心の変化が唐突に見えますが、方向が近かったり、憎悪の中に愛が混ざったりしていたのかもしれない。

愛情ルートで引っかかるのは、反転後もタナッセの中のレハト像が偏っているように感じられることですね。
反転前はレハトを悪く言いすぎ捉えすぎ。
反転後は分厚い罪悪感フィルター越しに見ているような……。
刺々しい態度が消えたのはもちろんいいことなんですが、八つ当たりモードが贖罪モードになったのでは。
「神に選ばれし傲慢で憎らしい存在」が「過酷な運命を背負わされた健気で哀れでかよわい被害者」に変わっただけじゃないか?
被害者なのは確かだけど、ビンタしたり本を投げつけたり湖に落とし返したり結構やることやってるぞ、選択肢によっては。
友情ルートに爽やかさを感じるのは、段々八つ当たりモードが解除されて、じっくり認めていくからかもしれない。
「無知で無礼な田舎者」→「課題を出したらこなした、そこそこやるな」→「勉学に励んで己を高めている。たいしたものだ」という感じで。
友情ルートで告白した時の反応に好感が持てました。
最初は冗談扱いしますが、本気だと分かるとまともに答えてくれた。
「田舎者の猿が」などと切り捨てる展開も覚悟しましたが、さすがにそこまで非道ではなかった。

せっかくなのでグレオニー←→タナッセ間の嫉妬を見ようとしたらスケジュールが厳しかった。
最終月に『覚悟の誘い』が発生するから『不穏』がズレて、神業が起こった後も必須イベントをこなしてギリギリになりました。
やっとのことで回収しましたが、予想と違って気まずかった。
「タナッセはグレオニーの詩を添削、グレオニーはタナッセの訓練に付き合ってドヤ顔」みたいなギャグ風味になると思っていたら空気が、空気が!
グレオニー→タナッセの嫉妬は、「命まで奪うつもりはなかったとはいえ、死なせかけたことは忘れないからな」と恨みがましい目を向けていた私でも「そ、それは言わないでやってくれ」と思ってしまった。
普段弱腰なグレオニーが珍しく引かない。
相手が不利な立場だから嵩にかかって責めているのではなく、レハトの命がかかっているから必死なのだと思いたい。
ただの嫌味や意地悪でああ言ったんじゃないと思うんですよね。
「相手の立場が弱いから好き放題言ってやれ」と考えられる図太さがあるなら、あんなにうじうじ悩まない。
「レハトが倒れ、深刻な状態だった。それはタナッセのせいらしい」という情報だけだと警戒も当然です。嫉妬も含まれているにせよ心配が大きい。
本人が誰よりも悔いていることは周囲には分かりませんからね。
タナッセもそう言われても仕方ない所業だと噛み締めている。

ろくに知らないのに文句言うのはいけないと思ったので、嫌な奴だのもっと歩み寄れだの言いながらイベントを全部見ました。
高好友&約束後に発生する歩み寄ろうとするイベントや、ヴァイルの方もタナッセなりの気遣いに気づいているイベントを見て評価が上がりました。
その上でやっぱり「ヴァイルが大事ならもっと歩み寄る姿勢見せろよ!」と思いました。
過去に色々あって二人ともこじらせて直接言い合うのが困難なのは分かるけど、レハトにまでぶつけたら悪化するだけじゃないか。
反転の有無で『励み』の台詞が違うんですね。
反転無しだと「田舎くささがぬけて少しはマシになってきた」的な反応なのに、有りだと罪悪感や自己否定がにじみ出ていて痛々しい。
褒めてくれるのは嬉しいけど、弱くて愚かな自分と違って素晴らしいという言い方されても。
腹立つ言動は多いですが、作中でちゃんと嫌な奴扱いされていますし、やり返せるのでバランスが取れています。

・ティントア
大人しそうな外見に反してグイグイ来る。
大胆、アグレッシブなんてもんじゃない。
顕著なのは裏切C。あそこまで行動力があるとは思わなかった。
愛情A:裏切Cを見た後だと怖く思える。
愛情B:こちらはほっこり。
憎悪AB:俺たちの戦いはこれからだ! ルージョンはとばっちり。
友情A:裏切Cの後だったので爽やかさが跳ね上がった。
このまま三人で仲良く暮らそう! そうしましょう! レハトの将来のために!
友情BC:穏やかですね。大神官長も気になる御方だ。
裏切A:ルージョン……。そんなに心配してたならもっと早く、と言いたくなった。
裏切B:安定の失踪。
裏切C:Bが予想通りだったので「やっぱりそうなるかー」と思っていた分、笑わずにはいられなかった。
ニーナッテてめえ覚えてろ。目を逸らしやがって。
殺害A:ルージョンは怒るよな。
殺害B:無事成功。しっとりとした終わり方です。
殺害C:ルージョンに味方して……悲しいな。告発したプレイヤーが言うことじゃないけど。

掴みどころがないのでまずは友情から目指しました。
「何言ってるのかよく分からないけど仲良くなれてるのか? 大丈夫なのか?」
「仲良くなれてるっぽいけど査問会終わったら出なくなった。大丈夫なのか?」
と不安になりながら進めていたら友情エンドに辿り着けました。
愛情にほっこりしつつ裏切Cを見て噴きました。
ローニカとは別のベクトルで強ぇ。
まさかの選択無視。
愛情エンドを見る目が変わりそうです。
トッズVSティントアVSヴァイルの大決戦が起こったらだれが勝つんだろう。

嫉妬イベントでは抱きしめてくる。
行動力の権化。

・ルージョン
初めて見たのが友情だったので、ほどよいツンデレ具合に癒されました。
この子にこんなに癒されるなんて思ってなかった。
「物好きだね」と言いつつ世話を焼いてくれる。
これだよこれ。
お菓子を食べたがる姿にときめいた。お腹いっぱいお食べ……。

素直じゃない、不器用というだけで刺々しい態度全部が受け入れられるわけじゃありません。
「迫害される身だから警戒している」「未来がないから親しくならないよう突き放す」という範疇を越えていることもしばしば。
お菓子を買っていったら地面に落とされた時はかなり傷つきました。
「そんな、ひどい……」と落ち込み、「お菓子に罪はないだろ!」と怒りたくなりました。
最後まで「私は悪くない!」という態度を貫かれたら嫌になったかもしれません。
狼狽えて持っていくので嫌いにはなりませんでした。できれば謝ってほしかったけど。
レハトがそんなつもりはなかったと謝る方が彼女の心に刺さりそうですね。後で崩れたお菓子を見て後悔しているといいなあ。

愛情AB:同性を選んでも裏切にならないんですね。依存先が老魔女からレハトに変わっただけではないかと思えて危なっかしい。二人ともたくましくなってほしいです。
憎悪A:こちらはキツい。
最初は復讐予告だけだったので、他キャラの印愛を上げたものを見ました。
「おのれルージョン!」ではなく「ごめん……」となりました。巻き込まれたキャラにも一生を復讐に費やすルージョンにも申し訳なくなった。
せっかくだから心中バージョンで上書きしました。
首飛ばすバージョンと違い、復讐鬼というより儚さが感じられます。
憎悪B:まあそうなりますよね。ドゥナットがイキイキしてるのが腹立つ。
友情A:三人で仲良く暮らしてください! お願いします! レハトのためにも!
友情B:こんな結末もあるとは面白い。レハトも楽しそう。
裏切:こんな風になるとは……。
殺害A:殺害の中では一番切ない。
殺害B:軽いノリが腹立つ。このルートのレハトはクズだがドゥナットもドゥナットです。
本人の言う通りただの保身であってほしいですね。実は情があっただの愛していただの言われても困る。
殺害C:ティ、ティントアさん……。やっぱり怖いよあの人!
殺害D:まさか医務室に運んだだけでこうなるとは。
ドラマチックすぎる。
城の人々に発見されてまずい事態になるのは予想できたけど、「何やってんだいこの間抜け!」と怒りつつレハトが助けようと必死だったことを知ってそれ以上責めないとかそういう展開を期待したら……。
描写もですが、スタッフロールの文章が残酷。

……死亡パターン多くないですか?
暖かい場所でお菓子を食べて和んでほしい。
グレオニーへの嫉妬では「いかにも人の良さそうな相手」と評する。
基本的にはそうですね。変調をきたさなければ。
一番印象に残ったのは「まともに生まれて、まともに育って、まともに生きてきて、まともに生きていく人間だ」という部分です。
だからローニカは応援し、トッズは忌々しく思うんでしょうね。

・リリアノ
王様やってる子持ちで熟女のリリアノさん。
護衛要請で手こずったから「陛下は友達!」という感じで攻略対象とみなせなくなっていました。
そんな状態でいけるのか不安になりながら愛情を目指してみると……可愛い。
王に必要なものを問われたレハトが「愛」と答えた時の反応とか。告白したら「待て待て待て」とか。
厳格だけどたまに見せる茶目っ気が素敵。
愛情A:生き延びられないのかよ!
愛情B:貴重なおでこごっつんこシーン。徴持ち同士の特別感。
憎悪A:せっかく刺したのにモヤモヤする。「やった!」という感覚に乏しく、不完全燃焼。
憎悪B:ゾクゾクした。
常に王としての顔を見せてきた彼女にとって唯一の「人」たりえるものを奪った。
憎悪を生きる糧に牙を研ぐ。
殺されかけた被害者であるレハトを憎むのは逆恨みですが、そんなことは彼女も承知しています。
だからこそ、王としてはきっちり裁きを下しています。
可愛い子のやったことだからと無理矢理助命してもおかしくないのに、極めて公平に、公正に振る舞っています。
憎しみを見せるくらいは仕方ない。下手に刺激しなければ憎悪を煮えたぎらせることはありませんから。
友情A:貴重な生存エンド。挑発を受けてくれた。
友情B:せっかく前向きな姿勢を見せてくれたのに。もっと指導してほしかった。
友情C:「我が友」という一言に地味に感動した。
裏切:全然取り乱さない。そちらの方がレハトの将来に望ましいと思ったんだろうか。
殺害AB:敵わんわ、この御方には。と言いたくなるところですが、レハトはやる気満々。
殺害C:トッズにお願いしました。ローニカの心境を知りたい。

グレオニーの嫉妬は……始まる前から勝負見えてる。
どっちが嫉妬されてる側か分からない。
親子なのでタナッセへの嫉妬も見ました。
最後の一言にグッと来た。
普段堂々としているから、ぽつりとつぶやかれると破壊力が高い。

・モゼーラ
プレイヤーからは嫉妬回収要員にされるとかされないとか。
告白したら結婚まで一気に話が飛んで恐怖すら覚えた。
友情だと王のあるべき姿や正しいこととは何か考えながら進んでいく。全然違う。
愛情A:BCに比べて難しい。愛情より友情を上げることを優先しないとたどり着けない。
愛情BC:ラブラブになるまでえらく早かったけど幸せならいいか。
憎悪:むしろ燃える。
このルートのレハトは傲慢な貴族そのもので嫌な奴ですが、そうなっても仕方ない気がする。
帰る場所もなく、城の外に出られない身で貴族達を相手にしなければならないんですから。
リリアノがある程度守ってくれるとはいえ、どんな状況でも味方というわけではない。
逃げ出したら始末されるレハトと、いざとなれば城を去れば済むモゼーラとはリスクが違う。
少し前まで王になるなんて考えもせず、いきなり貴族の中に放り込まれた子供に正しい道を歩めというのは要求高すぎないか?
確かに農村出身の寵愛者なんてめったにない好機でしょうけど、「王は、貴族とはこうあるべき」をレハトに押し付けている印象がある。
プレイしている間、彼女に同調して改革に燃えるまではいかなかったんですよね。
身分の低い人間にとっては理不尽な仕組みや出来事がたくさんあるでしょうし、ムカつく貴族には仕返ししたいと思いましたが、城の中の生活がメインなのでピンときませんでした。
友情A:正しいことにこだわる彼女に途中ついていけなさも感じましたが、エンディングでの言葉に頷けました。
友情B:思い描いていた城・貴族の姿との違いを知った模様。
友情C:こちらは他の友情エンドに比べると頑なな印象を受けます。
裏切A:したたか。そう来たかという感じで後味は悪くない。
裏切B:こちらもしたたかです。知識や情報を武器にしている。
殺害A:湖に浮かんだという表現がキツい。
殺害B:やっぱり処刑されたか。

一番好きなのは友情Aです。あのリリアノに理想をぶつけて、生きる意欲を燃え立たせたわけですから。
偉大な王であるリリアノの欠点を、ここまで正面からハッキリと指摘したのはこのルートだけではないでしょうか。
グレオニー→モゼーラでは珍しくグレオニーが粘る。
モゼーラ→グレオニーではそういう方向から攻めてきたか。

・ユリリエ
本格的に攻略する前の印象を一言でいうなら強キャラ。
攻略後の印象も強キャラ。
強そうな風格が漂うのは何故でしょう。
タナッセが圧されるからか。
トッズもたじたじだからか。
ローニカをも動揺させるからか。
裏切られようと刺されようと動揺を見せないからか。
痴情のもつれで刺されたと書くとアレなのに、堂々としているからな……。
ただ、タナッセにはやりすぎじゃないかと言いたくなるところも。口に虫詰めたのはさすがにひでえ。

愛情A:「本当の愛って何だよ! こっちが聞きたいよ!」と思いながらプレイしたので、迎えた時到達感がありました。
愛情B:Aと違って後味がよろしくない。
憎悪A:これも愛……愛? 王配になった後は精彩を欠いたのか。少し寂しい。
憎悪B:レハトが楽しそう。相手を認めてはいるんですよね。
友情A:どちらも活き活きしているのでしょうね。
友情B:二人仲良く社交の海を泳いでいく。向かうところ敵なし!
裏切A:裏切の中でもトップクラスの後味の良さ。怖い気もするけどそれ以上に熱い。男前だなあ。
衝撃を受けたはずなのに表に出さないので強キャラ感が出ている。
裏切B:これは燃える。いいライバルですね。好敵手ではなく宿敵と呼ぶべきですが。
殺害A:何故かロマンチック。
殺害B:こちらは淡々としています。

回収の流れは、愛情に行きそびれたため反転してまず殺害Aを見ました。
その後もう一度愛情に挑戦して失敗。Aを目指すと好愛が上がりすぎてBにもいけない。
「『本当の愛』フラグイベントがこなせない……仕方ない、途中からやり直してBの方を回収するか」と思って適当に進めていたら『愛の冒涜』発生。
一瞬混乱し、焦りました。
しまった。モゼーラに告白してたの忘れてた。
そのため急遽憎悪や憎悪派生のエンディングを回収することに。
その後に見た愛情Aが映えるので、かえってよかったかもしれない。

嫉妬ではただでさえ弱いグレオニーがもうボロボロ。勝てるわけないだろ。
ユリリエ→グレオニーではノースタスの名前が出て噴きました。
グレオニー同様、何が言いたいんだろう、どういう方向に話を持っていくんだろうと思っていたら容赦ない一言が。
「助走のためではない逃げ癖は、抜いておかなくてはね」
すぐに「俺なんかじゃ」と逃げ腰になるグレオニーには痛烈に突き刺さるぞこれ。
と思ったら肝心の本人は「はあ」という反応。お前……。

嫉妬イベント後、試しに『神に愛された御方』を発動させてみました。
見事キャラ無しエンドになりました。恐るべし愛の狩人。
せっかくなので嫉妬イベントの前からやり直して、『神に愛された御方』を発動させつつキャラエンドを目指しました。
途中までモゼーラの嫉妬回収のために休日を費やして残された日数が少ないので、じっくり好愛を上げていく余裕は多分ない。
そこで中日に、ユリリエに告白したけどグレオニーにも告白して好愛を稼ぐ。『愛の冒涜』が発生するけど知ったことじゃない。
市の日にプレゼントを贈るのをユリリエからグレオニーに変えて、いざ『神に愛された御方』。
今度は行けました。
ティントアの訪問キャンセルとどっちが強いんだろう。
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