忍者ブログ

ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2019/6/2 拍手返信

拍手してくださった方、ありがとうございます!

「クレしんと大神のクロスオーバー~」の方
小説は、『Sorge il sole』は移したいと思っています。
他の話に関しては未定なので、ご意見をいただけて助かります。
どこから手を付けたらいいのか……真面目な話だけを移すべきか、軽い話も入れた方がいいのか迷っていました。
まずは語りのキャラクターについてのページを整理・再掲載した後、全体通しての感想も移すかどうか決定してから、小説の方に取り掛かりたいです。
メッセージありがとうございました!

ミストバーンとハドラーが仲良く会話するシーンを見たい。
笑っているところを考えようとしても二人とも「フッ……」と不敵な笑みを浮かべている姿しか出てこない。
「フッ」もいいけどもっとこう、打ち解けた感じで笑い合うのが見たいんだ。
ミストのジョークに噴き出すハドラーとか、ハドラーの軽口に大笑いするミストとか。
二人が仲良く……仲、良く……。
 
ハドラーがお前にとっても道具や駒だったのかと問うシーンを考え出すと止まらなくなる。
ミストにとってバーン様以外全て道具や駒として切り捨てられるでしょう、おそらくは自分自身さえも。
ハドラーは自分はどんなふうに思われていると推測したのか。ハドラーの中のミスト像はどんなものなのか。
ミストバーンがハドラーをどう思っているのか、どう変化したかはかなり分かりやすいと感じられるんですが、逆は情報が少ないんですよね。
元々は底の知れない奴としてうとんでいたことと、やがて誠意や熱い魂を感じるようになったことくらいか?
時間稼ぎを頼んだ時点ではチャンスをくれるなら誰でもよかった。ミスト個人を信じたわけではない。
次に会った時は力強く助ける宣言。
急激に変わったな。
改造中に一人反省会して、ミストの今までの言動も振り返ったのでしょうか?
今まで披露した姿勢や要求自体はシンプルですからね。
「バーン様最優先! バーン様のために戦え! 強くなりたいなら力貸す!」
……分かりやすい。
とにかく、助けると宣言するくらい仲間意識を抱いたのは確かです。
来るのが遅れたら主人公補正を発揮したダイ達に追い詰められてたかもしれないのでナイスタイミング。改心しない悪役二名相手なら主人公側のパッシブスキル『奇跡』の発動率は上昇するでしょう。
その後謁見前の会話で熱い魂認定&感謝を告げる。
苦手意識を抱いていて、信じられる相手か否か分からなかった状態からこれですよ。
詳しく! その辺の心境の変化を詳しく!

認識が変わった最大のきっかけは、時間稼ぎを引き受けた時の台詞ではないかと思っています。
「何か必死だから聞いてやるか」程度の同情だと長々喋らず具体的な指摘もしないでしょう。
必死に頼み込む→改造中に頭を冷やして今までの歩みを振り返る→(本来立場が上だけど立ててくれていたことを認識)→一番近い出来事まで辿り着いて熱さに気づく
という流れかもしれない。
改造後のハドラーが一気にカッコよくなったのは液の中で反省会して初心に帰ったためだと思っています。
迷走していた魔軍司令の頃からアストロン直前にアバンを認めたり、ヒュンケルの闘志を称賛したり、元々武人的な気質の片鱗はあったんですよね。唐突に目覚めたわけではありません。
変化後も情けなかった頃の自分をなかったことにはしてないようなので好感が持てます。
フェンブレンの単独行動を、自分に残っていた功名心や虚栄心を反映したと解釈しますから。
また、団長達が勝てなかったのは指揮官の自分に野望と保身しかなかったからだと語ります。自分の駄目だったところに気づいて認めています。
最初は縋っただけだったのが、見方を改めたところがいいんですよ。
頼って終わりじゃなくて、助けようとしたり、ちゃんと感謝を告げたりしています。
ハドラーが贈ったのはたかが言葉、されど言葉。処刑されるかもしれない状況で伝えたわけですから、込められた想いは本物です。
それがミストにとってどれほど重いものだったか。
他人を乗っ取る己の生き方を嫌っている実体無き生命体に「熱い魂」は会心の一撃となったはず。無自覚に的確に急所ついてやがる。
何千年もコンプレックスを抱えてきたから、直撃する言葉に心を揺さぶられたんだろうな。
言ったのが尊敬できる戦士だからという理由が大きいか。
そして、いくら強者であろうと、口先だけなら心を動かされはしないでしょう。
 
話を戻すと、ミストを信頼したからこそ、始末しに来た時にやはり駒だったのかと衝撃を受けたはず。
ミストにとって駒じゃないかもと推測していたなら、実際直前まで心配しまくっていたので間違いではないのですが。
返答を聞いて「それがお前の答えか」で引き下がったのは物分かりがいいというか、ミストの心情を考えてる方ですよね。あの状況で、信念に基づいた行動であることを理解して呑みこむ以上のことを要求するのは酷です。ミストは非難を覚悟したでしょうけど、責められずに済んだのは幸い……いや、ああやって受け止められる方が罵られるより辛いか? 恨み言ぶつけてくれればすっぱり割り切りやすいだろうけど、そういう相手ならそもそもそこまで尊敬しないな。
信じるようになったのはいつ、何がきっかけなんだろう。時間稼ぎを引き受けた時の台詞を考えてそうなったのか、違うのか。
信頼を抱いたとして、どんな時にどれくらい伝わったのかなあ。謁見前の会話だけか、それ以外にもあるのか。
ハドラーの命はバーン様のもの認定していたミストが、その通り扱うバーン様にやめてほしいと言いたげな様子を見せるんですよね。
命を捧げる覚悟でいようとあまりにも雑な扱いされるのは嫌に決まってますし、期待しているアピールした上であれですからね……。
ミストもさすがに酷いと思ったから反逆したハドラーを悪く言わなかったんだろうな。
普通なら裏切者と罵りそうなのにそうしませんでした。
それどころか、バーン様至上主義の彼がバーン様の命を救った功績のあるザボエラにバーン様に刃向かったハドラーを貶されブチ切れるという事態まで発生。
ええいとにかく考察材料がほしい!
ハドラー視点でのミスト像を知りたかった。特に離反後。
決着に集中せざるを得ないため、他の人物・事柄に対する心情はあまり描かれませんでした。
過去の己の残虐な所業に対してどう思っているのか等知りたいことは他にもあるけど、死が近づいていて前のめりに駆け抜けるしかなかったんですよね。
好きだからこそ、カッコよくなったからこそ、アバンの件以外にも向き合って何らかの答えを出してほしいのですが。
ミストの正体を知った場合の反応も気になる。
悪くは言わないと思いたい。
ミストとハドラーは、片方のキャラを貶すと、相手を認めているもう一方の評価も下がる危険性が高いんですよね。
お互いに「〇〇かっけえ! 認めたり認められたりした××も熱い!」という方向に行ってほしいから、ミストとハドラーに肩入れ・擁護したくなるのかもしれない。
だからこそヒムの寄生虫発言に二重に「やめろォォ!」と叫びたくなる。
  
少しだけのつもりだったのに長い。
ミストとハドラーの関係を考え出すとこうなる。
話題を変えよう。
かもかてで牢にいるグレオニーと、レハトが監禁された部屋を見ると、両者を足して割ってグレオニーを閉じ込めるエンディングがほしくなります。
一番すんなりいきそうなのは殺害からの派生ですが、他のルートでも見てみたい。
愛情:「出してください……レハト様……!」「私に、貴方を護らせてください」
友情:「どうしてこんなことするんだよ、レハト!」「そんなに怒らせるようなことしたのか俺!?」
裏切:「貴方にとって俺は、ただの部下のはずでしょう……?」「俺がちゃんと伝えておけば、こんなことには」
憎悪:「そんなに俺を嘲笑いたいんですか。さぞ滑稽でしょうね、惨めな負け犬の姿は」「貴方に張り合おうとした愚か者を見下せば満足ですか」
殺害:「どうぞ、貴方の気が済むようになさってください」
レハトが閉じ込める理由もそれぞれ変わりそうです。
愛情:自分を庇って利き腕が動かなくなったことへの罪悪感や、今度は命を喪うかもしれない恐怖
友情:友情よりもほしいものがある
裏切:想いは届かないと思って男を選んだら両思いだったと判明、動転
憎悪:優越感に浸るため
殺害:憎悪から反転愛情まで何でもあり

他のキャラは現時点ではそこまで閉じ込めたくならないんですよね。
冷静に説得するか、上手く逃れるか、身分的に困難な面々ばかり。
ヴァイル・リリアノは寵愛者同士であり、地盤が違う。
トッズは「そんなことしなくても心はとっくにレハトに囚われてるから。俺としては自分の手でレハトを守りたいからさー、分かってくれるよねこの気持ち?」と言いくるめそうですし、ローニカは「私めのような老いぼれを構うより有意義な時間の使い方があるはずです」と穏やかに諭す。
モゼーラは「このような所業が許されるとお思いですか?」と毅然と立ち向かうでしょうね。
ユリリエはくすくす笑う。閉じ込められた程度で動揺するわけないだろ。
ルージョンは魔術で脱出し、ティントアは順応する。会いに行ったら「あ、レハトだ」と普通に挨拶してもおかしくないイメージがある。
タナッセは神業前だと「貴様こんな真似をしてただで済むと思うなよ!」と喚き、神業後だと「私はお前に償わねばならないのだから好きにするがいい。お前の受けた苦痛に比べれば、この程度生ぬるい」と大人しく受け入れる。
一般人らしい反応を見せてくれそうなサニャは、ゲーム内で村を潰して逃げ場をなくしたり村の安全と引き換えに身を差し出したりするエンディングがあるので、その上閉じ込めようとまでは思いません。
サニャの村を焼けるならグレオニーの故郷を滅ぼすエンディングも欲しかった。
二人の故郷をほぼ同時に滅ぼして「これでずっと一緒だね」なエンドがあればなあ。

『からくりサーカス』第32幕 暇乞い
勝が鳴海との再会を我慢するシーンが予想よりじっくり描かれました。
勝の辛さと二人を想う気持ちが伝わってきました。
仲町サーカスの面々の思いやりも同様。カットされたエピソードは多いけど、家族のように接してきたんだと思わせる。
鳴海の記憶は戻っていた。
フランシーヌ人形とは無関係だということも聞かされた。
それであの態度は酷いんですが、まあ……。
戻れないと思っているから突き放す。不器用という域を通り越してます。あまりに多くのものを背負い込み、己を縛りすぎている。
サハラで仲間達を喪った結果、心の大事な部分が壊れてしまったのでしょう。
世界中の人々がゾナハ病に冒されているから治るどころか悪化している。
まともに顔も見ないのは、未練を生じさせないようにするためでしょうね。自分にもしろがねにも。
フウが教えたというところで「あれ?」と思いました。
原作だと偏った情報与えた鳴海に対してフォローしなかったような……とにかく、誤解を解こうとしてくれたのはありがたい。

「母ちゃんの顔にそっくりの人形」は因縁持たせようとした感が強いのでちょっと……。
言うほど似てないし、似ているのもただの偶然なので、無理矢理すぎて冷めてしまう。
強引でも何らかの理由があればなあ。「昔は人気だった仲町サーカスの映像を目にした自動人形が、フランシーヌ様を笑わせる役に立つかと思って同じ容貌の人形を作った」とか。
現状だと完全に無関係ですからね。

ハーレクインの外見・色と声と動きの気持ち悪さがなかなかに印象深い。
ブリゲッラは原作よりも感情豊かに見える。声に力がこもっているからか。
カピタンは張り切り具合が微笑ましく、それなりに強そう。アニメでは真面目に頑張ってる印象を受ける。
言及されたディアマンティーナのあの台詞も楽しみですし、アニメだと最後の四人の存在感が跳ね上がっています。

いよいよ作中でもトップクラスに好きなシーン、『暇乞い』がきました。
正直、不安でした。
……よかった!
表情、動き、音楽、声に込められた感情、それらを活かし魅せるための尺、どれも恵まれていました。これぞアニメ化の喜び。
まずしろがねへの挨拶や鳴海との会話から。
フランシーヌ様ではなく「エレオノール様」と言っているんですよね。
足を動かし胸に手を当てる仕草はまさに道化のもの。
戦って勝つだけでなく戻ってくるよう命令するしろがねはいいご主人様だ。
命令を受け、嬉しそうに飛び出す二人の躍動感!
これが見たかったんだよ!
表情も活き活きしていて素晴らしい。
二人の面が柔らかいんですよね。特にアルレッキーノの口元。登場時は無機質で、いかにも人形らしいと思わせたのに。
颯爽とリュートを手に取るアルレッキーノ、歩きながらパントマイムを織り交ぜるパンタローネ、二人の足取りは軽やか。

できればアルレッキーノの台詞はリーゼ用にアレンジしてほしかったけど、全部代役させなくてほんっとうによかった!
アルレッキーノの小鳥は、涼子を想って、涼子に渡したくて彫ったものだと思える。
また、「人間の娘」呼びなので、名前を聞いてリョーコと呼んだ少女に抱く感情とはまた少し違うのだろうなと思わせます。こういう細かい部分まで変えていると、アニメはアニメで別の流れとして楽しめます。
仲町に法安の代役をさせず、最古だけに絞ったことで、友情が強調されています。これがあのシーンに活きてくる。
これまでは歌を歌えることすら知らなかったし教えなかった。以前のままならば聞きたい、聞かせたいと思わなかったでしょう。
二人の内面や関係が変わったことを伺わせます。
窓から飛び出すシーンは、原作だとアルレッキーノは笑みを浮かべていないのですが、アニメだといい笑顔。
原作だと敵わないことを予想しながらも戦いに赴く、切なくしっとりした雰囲気だったのですが、アニメでは命令を賜った喜びが強く出ていて、仲間意識が描かれ、出ていくタイミングが同時になったことで熱いものに!
思い描いた空気とは違ったけど、どちらもいい。

カットや代役、予想と違う描かれ方でも、それに合わせてしっかり変えてくれるなら、アニメはアニメとして楽しめると実感した回でした。

PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

最新記事

(05/19)
(05/12)
(05/05)
(04/28)
(04/21)
(04/14)
(04/07)
(03/31)
(03/24)
(03/17)