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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

ダンス・マカブル

ダンス・マカブル
 
小麦畑様制作『ダンス・マカブル』の感想です。
中世ヨーロッパをモチーフにしたアドベンチャーゲームです。

こんな方におススメ
・宗教や歴史の要素を盛り込んだゲームがプレイしたい
・元ネタを調べたり考察したりするのが楽しい
・鳥仮面大好き

プレイ時間は長くありませんが……濃密。
デンシャと同様に、クリアした時には短編の小説を読みきったような……映像作品を見終えたかのような気分になります。

何も考えず片っ端から雑魚をなぎ倒してレベルを上げて敵を殴り飛ばしたい時には合いません。
明るく楽しく鼻歌歌いながらのんびりほのぼの遊びたいという気分の時も不向きです。
ではどんな時におススメしたいかといいますと……。
何となく遊ぶだけでも歴史上の出来事が背景にあること、様々なネタが詰め込まれていることは十分感じられます。
しかし、そのまま「何だこれ、分からん」で終わる可能性もあり、それはもったいないと思います。
「この文章は何から引用されているんだろう」「この部屋はひょっとしてあれを示しているんじゃないか?」と考えながらプレイすることをお勧めします。

もう少し詳しく、プレイした時の様子を語ります。
考えながらプレイすることを勧めておきながら言うのもなんですが、私は思考停止気味に進めていたんですよね。
世界観に圧倒されたと言えば聞こえはいいですが、雰囲気に呑まれたというか……率直に言えば怖気づいてました。
「こんな怖くて暗くて不気味なところにいられるか! 私は帰らせてもらう!」と必死で、ろくに考察できませんでした。
クリアしてからもったいないことをしたと感じました。
「読んだことないけど黙示録の内容っぽい」「黒……病気……仮面……もしかして」「人体みたいなマップが所々あるな」程度のぼんやりとした考えでクリアして、解説・考察を見て驚愕。
全体図と発生するイベントを見て「!?」となったよ……。
パンを置いたら酢が出たところなど、言われてみると「ああー!」となります。

キャラクターに対する印象の変遷は以下の通り。
アルエット:可愛い→哀しい→笑顔になれてよかった
END回収のために辛い想いさせてごめん。
笑顔が美しい。
彼女が微笑んでいられることを願います。
ラザール:イケメン→ひいぃ!→いい奴
いい奴だからこそ辛い。
??:絶対コイツヤバい奴だ!→敵ではないけど近寄りがたい→強い人
「怖い外見の人が優しい所や可愛いところを見せると一気に好感度が上がる」法則の体現者。
会話しないと話が進まないけど話しかけたくなかった。「……犬」でようやく安心できました。
血を抜くのにそんなに振りかぶってザクザクやる必要ないだろと思いましたが、「※この映像はイメージです」の可能性が高いですね。

プレイして一番精神的ダメージを受けたのはEND2です。
5は予想できましたが、2は……。
好きなのはやはり1ですね。
キャラクターがプレイヤーを認識して語りかけてくる展開はしばしばありますが、世界観に溶け込んでいます。
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