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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

木精リトの魔王討伐記+

『木精リトの魔王討伐記+』
 
神鏡学斗様制作『木精リトの魔王討伐記+』の感想です。

こんな方におススメ
・ライトなノリのファンタジーを求めている
・王道っていいよね
・賑やかな冒険を楽しみたい
・ハッピーエンド至上主義

こんな方には合わない可能性が。
・殺伐とした展開の方が好み
・甘い事言う主人公は苦手
・シリアスな話の最中にギャグを突っ込まれるのは辛い

ストーリー
良くも悪くも王道。
「コイツ黒幕じゃね?」「○○が本体だろ」と思ったらその通りなことも多い。
予想通りになるのは悪いことではありません。
「きっと切り抜けられる」と希望が抱けますから。
犠牲者はいますが「好きになったキャラが殺されたり虚ろな心を抱えて彷徨うなんて耐えられない!」「多少強引でも皆笑顔のハッピーエンドが見たいんだ!」という心境の時にピッタリです。

好みが分かれそうな要素として、
真面目な話の最中にも挟まれるギャグの他に、主人公のお人好し具合が挙げられます。
この作品の主人公は、やらかした相手でも償うつもりなら許すスタイルです。
「いいからとっとと殺せよ」「いい子ちゃんには虫唾が走る」という方には合わない可能性があります。
私は殺伐度控えめを欲していたのでちょうどよかったのですが、女王グモを討たなかった時はさすがにやり過ぎじゃないかと思いました。
自分の意思で犠牲者何人も出していたのに……ディーンとかとは状況が違いすぎる。
ディーンは、
・憑りついた悪魔が行動している間本人の意識は無かった
・正気を取り戻したらすぐに償おうとする
・死者を出しておらず、謝れば受け入れてもらえる範囲内の被害
これらの「これで処刑するのはなぁ……」と思わせる要素が合わさっていました。
町に戻ってからも、
・奪った財宝を返し、荒れた街を直し、後始末を終える
・償いのために連れて行くよう頼んだ時も、雑用でも何でもするつもりだった
など、改心は本物だと行動で示しました。
女王グモは、「見逃しても、逃げた先で再び人間を襲うかもしれない」と思わずにはいられませんでした。
仲間が「また人間を襲ったら絶対に仕留める」と脅しをかけたり、女王が人間を襲おうとして思い留まるシーンなどがあれば「殺さなくてよかった」と感じられたかもしれません。
そんなわけで好みの分かれそうな要素に挙げましたが、そこまで気にしない方、「甘くても最後まで貫くならよし!」という方にはおススメできます。

難易度は……アイテムの取り逃し防止や効率的な合成のために攻略を見ながらプレイしたので、何とも言えません。
マップを切り替えれば雑魚が復活するので、稼ぎながら進めればそこまで苦戦することはないと思います。

好きなキャラクターは、男キャラではディーン、クオン、ラルフ。
女キャラはリーゼロッテ、クローディア、フェイトでした。

好きなBGMは、
・永久不滅アクティブハイド
・果て無き戦い
・通常戦闘バリエーション1
あとは、何といっても魔王戦の曲ですね。

キャラクター

ネタバレが少しあるので、一応たたみます。


まずはパーティーメンバーから。
リト:明るく真っ直ぐお人よしな主人公。
雑魚戦ではアタッカー、ボス戦では回復や補助。
雑魚戦:戦闘回数300回越えのブレイブランスをくらえー!
ボス戦:ハーベスト通常攻撃ハーベスト聖森の護り以下リピート。
ラスボス戦に突入する時点で戦闘回数がちょうど400回でした。
エドガー:エドガー病の源。常にふざけて空気を軽くする。
だからこそ、珍しく怒りを露にすると印象に残る。
かなり重い物を抱えているが、それを明かした相手はクオンのみ。
戦闘面では手数が多いので詠唱妨害役。
終盤は火力不足気味だった。
ガブリエーレ:おっとりしているように見えて言うことは辛辣。
戦闘面では回復メインでたまに神聖魔法。
リーゼロッテ:表情豊かでリアクションも激しく、見てて飽きない。
分かりやすいツンデレ。もっとツンツンするかと思ったら速やかにデレてくれた。
それも当然か。
相手は、「あんたのことなんて何とも思ってないんだからね!」と言ったら「そうか……何とも思ってないのか……」と素直に受け止めて落ち込むタイプですから、ツンツンしたっていいことありません。
複数の属性を扱えるため敵の弱点をつきやすく、広範囲を攻撃できる便利なキャラ。
砂漠トマト狩りでお世話になりました。
レオンハルト:イケメン・リア充・ギャグ要員!
一見真面目で爽やかな騎士なのに、エドガー病に感染したせいで……。
リーゼロッテとお幸せに。
戦闘では弱点をつきやすい上にタフなので使いやすい。
キョウ:終盤は「ござる」口調と「リア充爆発しろ」以外印象が薄い。
刀使いということで惹かれたものの、あまり使いこなせず。
スイレン:高飛車と思ったら可愛い。
雑魚戦では敵の射程外から手軽に弱点をつける。ボス戦では仲間の能力上昇担当。
隠しキャラ:加えなくてもクリアできるが、パーティーにすぐ馴染んだ。
たまに敵の防御を下げつつ、ひたすら光魔法を撃ってました。
ディーン:エドガー病の進行が軽度でちょうどいい具合でした。
盗賊技能と前科持ちでありながら常識的でいじられ役。
苦労するなあ。
戦闘では……中盤からアタッカーとして君臨した。
クリティカルラック×幸運III×幸運III×強運=エースの風格
ひたすら強運からの通常攻撃で敵のHPをガリガリ削る。
断罪武器入手後は即死もバシバシ決めていった。
相手がドラゴンの時は斬龍もつけると一撃で体力をごっそり持っていける。
秘石の装備数が多いのも嬉しい。

ここからはサブキャラについて。中には一時加入するキャラも。
王様:彼に対する好感度は以下の通り。
初期「お前から討伐してやろうか?」
中期「磔にしてやろうかこのジジイ」
終盤「やった、これで心置きなく経験値にできる!」
○○の方は立派でした。
ラルフ:平民→勇者→皇帝→ヘタレ。
道を踏み外した勇者。
勇者に任命されたからと言って「皆のために不平不満言わずに身を捧げます!」なキャラばかりではないでしょうから、やさぐれっぷりにもそこまで不快感は抱きませんでした。
ただ、「殺されたら楽になれる」的な発言にはブチ切れました。
「後始末全部任せるつもりか!? お前のせいでこっちは苦労してんだよ!」という風に、ディーンとは別の方向で殺したくないと願いました。
償いのために戦っているはずですが、ギャグ色が強いので本当に反省しているのか疑いたくなることも。
オスカーとの対峙で本心からの叫びを見せた時はカッコよかった。
ヘタレ呼ばわりされるがかなり強い。
勇者の素質は十分にあった。
オスカー:偉そうな態度でいけ好かないと思ったが、後々苦労人だと知って同情。
一般人に威張る部下と様子のおかしい王との間で板挟みになりながら、王国や民を想って行動しているんですよね。
クオン:シリアスを維持しているキャラ。優秀さに見合わぬ鈍感さの持ち主なので、彼に対してもツンデレは逆効果です。「機嫌が悪そうだな」「何故怒ってるんだ……?」としか思わないでしょう。
クローディア:頼もしいお姉さんだとか金髪と紅い目の組み合わせが素敵とか色々ありますが、簡潔にまとめるなら人妻。
正体が○○だったと聞いた時の驚きより、人妻のインパクトが大きかった。
イウリス:普段はのんびりしている師匠キャラが重大な局面で強さを発揮する展開に燃える。
最高司祭:厳格そうな外見に反して、魔王との決戦に備えて勝負パンツ持ってくるお茶目なおじいちゃん。勝負パンツ見たかった。
フェイト:クールでミステリアスなストーカー系少女。
……彼女の出生を考えると、リトとは切っても切り離せぬ関係なので、安易なストーカー呼ばわりは慎むべきか。
彼女との戦闘BGMは神秘的でカッコいい。

ここからは敵キャラを。
仮面の魔導士:魔王を楽しませるための存在とのことですが、何故オカマ口調?
終始真面目な口調でいるよりインパクトは出たからいいか。
大罪の使徒:ボスラッシュで過去語りラッシュになったのはちょっと戸惑った。
皇太子の顔グラが彼らの一員に見えてしまう。
魔王:唐突な求婚にツッコみたくなりましたが、愛を知りたいという気持ちは本物でしょう。
仲間の命を盾に脅すような真似しても手に入るわけありませんが、それも分からなかったのか。
ダイ大の魔族関連を連想するため、神のフォロー不足で苦悩するキャラに同情的になってしまう。
「今まで相当やらかした相手に手を差し伸べてきたんだから、魔王をも救おうとするだろう、してくれ」と思いながら進めていたら、魔王にも救いのある結末でホッとしました。
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