拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「管理人様へ、今回は「滅びし煌めきの……」を~」の方
そこに気づいてくださるとは……!
その通りです。
『滅びし煌めきの都市』はとても好きなBGMなんですよね。
宝石泥棒編のラストダンジョンを飾るに相応しい名曲です。
宝石泥棒編では「涙」が重要な意味を持つので、涙つながりでつけたような記憶があります。
ダイ達の勝利を祝福しつつも、バーン様の野望が叶う展開を見てみたいという想いがあります。
バーン様は強者を部下にしたがっているので、他のメンバーも生かしています。
どこかの部屋か牢獄に入れているのではないでしょうか。
戦士や武闘家ならば肉体の限界を超えて動かせるミストの特性を存分に発揮できますが、魔法使いだとどこまで使いこなせるのか。
杖で殴る光景が浮かびました。
同じく、「次の皆既日食までもたないだろ……」という疑問を抱きました。
凍れる時間の秘法ほどではなくとも、肉体を長持ちさせる術があるのでしょうか。
>大魔王と影主従のお話が~
あぁぁ……ありがたいです。
自分の話がきっかけでバーン様とミストに関心を持っていただければ嬉しいですし、好きになっていただければますます嬉しくてたまりません。
メッセージありがとうございました!
金田一少年の事件簿のノベル『オペラ座館・新たなる殺人』を読み、面白いと思いました。
いいキャラしてるなーと思ったのが能条です。
一見爽やかな好青年。しかし次第に下劣な顔を覗かせる。
男すら目を見張るほど美しい容貌らしいが、ド汚い言動で台無し。
挿絵の邪悪な笑顔のせいで「間もなく死体で発見されるゲスい悪党」にしか見えない。
金と地位のために恋人を捨てて他の女と結婚し、その妻の前でファンの女の子をつまみぐいした話をしたり、目の前で女団員にちょっかいを出したり。
金目当てな態度が露骨すぎたのか、妻は自分が死んでも能条に金が渡らないよう備える始末。ナイス判断。
実際、彼女が死んでも涙一つ流しませんでしたからね。
ゲスな本性を妻にバラすとクズ仲間に脅された時、「はははは。やってみろ」と一切動揺せずに切り返したところは痺れました。
口が悪いだけじゃなくて度胸があるのは評価できる。
嫌な奴同士がギスギスした会話を繰り広げる光景は生温かく見守ることができますが、恩師の黒沢を罵った時はもう……。
娘を捨てた能条に怒りや憎しみを抱きつつも極力穏やかに接しようとする黒沢を偽善者呼ばわりして娘の美歌のことも侮辱するという鬼畜の所業。
名シーンに思えてくる。
お約束の「おれは部屋に戻るぞ。こんなところにいられるか!」的な台詞を吐いた時は噴きました。
げ、芸術的だ……。
「おれはそう簡単に殺られないぜ?」もポイント高い。
この作品の見どころを挙げろと言われたら、能条の見事なまでのクズっぷりが間違いなく入る。
こういう傲慢なキャラが命乞いとかしたら映えるだろうなーと思ったので、終盤の懇願に「おぉ……!」と思いました。
犯人のファントムは人気があるそうですが、それも納得。
狂おしいまでの執念と、その源となった愛する者への想いの深さに感服せずにはいられない。
仇を全員葬って、もう一つの目標も達成。
殺害したのは仇だけで、罪を着せる相手も仇の一人。余計な被害を出さないのは好感が持てる。
見所に能条のクズさを挙げたのも、それがファントムの高潔さを引き立てているためです。
被害者がことごとくゲスなので応援したくなります。
真相解明時、落ち着いた口調で話していた犯人が、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして叫びを迸らせるんですよね……。
精神的な強さや固い信念を持つキャラが弱さを垣間見せた瞬間グッときますが、この時は「も……もういいです」という心境になりました。
立ち上がり戦う展開とセットだから惹かれるのであって、苦しむだけだと燃えられない。
犯人と美歌が穏やかに過ごす世界を望んでしまう。
魅力ある復讐者ですので、もう少し詳しく語りたい。
『木精リトの魔王討伐記+』の魔王にバーン様を連想しました。
角や長髪といった外見だけでなく、言動に。アレな方向と真面目な方向の両方で。
実年齢は七十越えてますが外見は子供っぽい少女に「嫁になれ」と言うところで「うわあ……」となりました。
真面目な方向では、神から愛を与えられなかったと語るところですね。
フォローしてくださいよ、神様。
心情が語られたのであまり責める気にはなれませんが……。
ダイ大の神々も、心情が描かれていればもっと好意的に見ることができただろうな。