拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
レーラリラさんの台詞も強烈でしたね。
たった一言で存在感が急上昇しました。
『愛と勇気とかしわもち』はプレイしたことがないんですよね。
時間に追われながら急いで進んだり、計画的に道筋を構築したり、テクニックや反射神経が試されたりするのが苦手で、パズルやシューティング、アクションなどには手を出しづらいんですよね。
RPGでも「障害物に当たると入り口に戻される」「追いかけてくる敵に捕まったら駄目」などのアクション要素が混ざると「やっ……やめてええ!」と叫びたくなります。
メッセージありがとうございました!
>ぽこ様
ザボエラに怒るシーンがとても良かったです!
原作の感情的なミストバーンが描かれて安心しました……。
>もう少し言い方違うだけでも印象は違うでしょうに~
そうですよね。
行動は同じでも、言葉を受け取る側の印象や評価が大きく変わりそうです。
今回はハドラーをわざわざ馬鹿にするからミストバーンも怒ったのであって、バーン様の意思に従ったとだけ答えれば何も言わなかったと思います。
ピラァの被害が克明に描かれてよかったと思います。
こういう作品だと敵は身体能力が優れている代わりに技術は人間の方が上、となりそうなものですが、魔界の方が進んでいるんですよね。
それでも魔界の環境はどうにもならないのでしょうか。
マザードラゴンの台詞によって地上と魔界の今後を考えたくなります。
ある邪悪な力とは魔界の第三勢力のものだと見かけた記憶がありますが、うろ覚えです。
大魔王に対して力で踏みにじるのは間違っていると言うのは正論なんですが、他ならぬ神々がそうしたんですよね。
>このままでは同じことの繰り返し
>アニオリで今度は魔界も救うんだその戦いはこれから!みたいなCパート
原作ラストでそこに触れられたら、もっと後味が良かったと思います。
ダイは行方不明。魔界はそのまま。ヒムやクロコダインもデルムリン島暮らし。
現時点の地上の人間にはハッピーエンドでも、それ以外は……と考えてしまいます。
メッセージありがとうございました!
>「その昔Sorge il sole~」の方
『Sorge il sole』には自分の「こんな展開が見たい!」を全力でぶち込んで、たまに読み返すので、そう仰っていただけて嬉しいです!
>アニメでミストバーンのセリフカットに~
同意してくださってありがたいです……。
これまでミストバーンの反応が原作よりも淡白になっていたのがじわじわ効いていたところに、すごいという素朴な感嘆や流星の比喩カットで大ダメージを受けました。
「反応の薄い彼はそっくりさんと思うべきか?」
「ストレスと文句を溜め込むくらいならミストバーンの出てくるシーンは見ない方が良いのでは?」
という考えまで頭をよぎる始末でした。
今回ザボエラに怒る様子が淡白になるか、最悪カットかもしれないと覚悟していただけに、感情のにじむ台詞に安堵し力が抜けました。
諦めかけていただけに衝撃が大きく、喜びもひとしおです。
メッセージありがとうございました!
『魔王物語物語』の台詞、「しかし無慈悲がなかった」が強烈に印象に残っています。
「優しすぎた」とか「冷酷さが足りなかった」ではなく、「無慈悲がなかった」と言うところに痺れた。
『魔王物語物語』は台詞やカットインもですが、スキル名も印象に残ります。
『張り手』『ぼくはできる子』みたいに面白いものもあれば、『竜殺し』『天恵の強運』みたいに正統派なカッコよさの名前もあります。
笑ったのはラスボスの使用する『後付設定』→『伏線回収』のコンボです。
キャラクターの人生や価値観が詰まってると思うのは、ナナの『ハッピーエンド至上主義』とヒクグモの『勧悪懲悪物語』。響きもいい。
特に好きなのは、演出が熱い『予定調和の最終決戦』と、隠しボスも使ってくるのが熱い『完全無欠の主人公』です。
後者は主人公補正持ちのキャラが敵に回ったらこんなに絶望的なんだな……と悪役の気持ちになれます。
ダイ大アニメ感想 第59話『生存者たち』
ミストバーンの内面が描かれないと嘆いていたら感情のこもった声をぶつけられて混乱しています。
予想が外れた。
感情をしっかり出してくれた……!
最近アニメのミストバーンに引っかかってたんですよね。
他のキャラが原作で見せた魅力をパワーアップさせる中で、ミストバーンは感情的な部分がそぎ落とされて別の方向に行っていると感じていました。
「『熱い魂』を際立たせるため~」とか「内に秘める路線で~」とか原作と異なる方向で内面を描こうとしているのだと前向きに解釈しようとする気持ちと、「ただの尺の節約か……」という諦めがぶつかり合って、何かがガリガリ削れてた。
物語全体のバランスを考えるならば仕方ない、他がすごく楽しみだけどミストバーン関連は少し距離を置いた方がいいかもしれない、と悩んだり自分に言い聞かせたりしていました。
私が見たかったのは原作の「無口で冷徹で謎めいた敵幹部と思いきや饒舌で感情的でリアクションが大きい」ミストバーンなので、今回の感情表現に喜びを噛みしめずにはいられない。
むしろ抑えていた感情を引き出したザボエラを称賛すべきかもしれません。
つまりザボエラは神?
……ミストバーンの感情が描かれないと絶望していた私に救いをもたらしたから、私にとっては救世主と言えるかもしれない。
恐れていたんですよ。
ザボエラの台詞にもろくに怒らず受け流すミストバーンが描かれるのではないかと。
そんなミストバーンは見たくないと念じていたので、ザボエラには感謝しかない。
ザボエラ好きだな。
笑顔を見たいのがバーン様。
怒る顔を見たいのがミストバーン。
ザボエラは浮かれる顔かな。
褒めたたえたい。調子に乗らせたい。腐敗を加速させたい。
でも肉盾にはなりたくない。
では見ていきます。
民衆が消し飛ばされるのを見て笑いが出ました。
容赦ねえ……。
残酷だからと過剰に隠さず被害を描いたことに感謝したい。
緊迫感が増してダイ達を応援する気持ちが強まります。
フォブスターの登場の仕方がカッコいい。
アニメによって存在感が増したキャラクターだと思います。
ルーラの重要性や使える者のありがたさも。
ニセ勇者も再登場しました。
彼らを見るとニヤリと笑いたくなります。
この状況でも生き残るあたり、生命力や危機察知能力が高い。
ザボエラは爆撃の威力にご満悦。
やってきたミストバーンに「我が主」「ミストバーン様」と呼びかける。媚びを売る気満々。
いつ見ても身長差がえぐいな。
ミストバーンが魔軍司令となり、ザボエラは魔軍司令補佐の地位を得た。
そこまでは良かったものの、ザボエラは調子に乗ってハドラーを侮辱する。
「あのハドラーの馬鹿を見限ったかいがありましたわ」
その台詞を聞いたミストバーンの眼光が大きくなった。
逆鱗に触れた!
これが見たかったんですよ。
ミストバーンとザボエラの関係で好きな要素が出てきました。
以下のような点が面白い・興味深いと思っています。
・正体を知ったうえで読み返すと「あー……」と納得できるミストの態度
そりゃザボエラを嫌うしキレるよ。
・↑とセットの「あっあっあっあっおいやめろ」と言いたくなるザボエラの言動
地雷原でタップダンスの見本。
このハラハラドキドキギスギス感がくせになる。
・ミストバーンのザボエラに対する態度とハドラーとの違い・対比
同じ台詞でも重みが違う。
・退場の共通点
あれほどザボエラを嫌っていたミストが似たような死に方をするんですよね……。
このように、色々考えたくなる組み合わせです。
ハドラーをsageながら他をageるのは、ageる対象がバーン様でもアウトだと確定しました。
バーン様至上主義のミストバーンが、バーン様を救った功績があるザボエラに、バーン様をよいしょする流れで、バーン様を殺そうとしたハドラーを貶されてブチ切れるんですから、どうあがいてもアウトです。
逆にミストを怒らせたければハドラーを馬鹿にするザボエラムーブが手っ取り早いということか。
ミストバーンの反応が心に刺さる。
何かを持ち上げるために他を貶されるのは腹立ちますよね……。
持ち上げられるものがとても好きでも嫌な気持ちになります。
両方好きだったらなおさらキツい。
自分もやってしまったことがあります。
今も気づかぬうちにやっているかもしれません。なるべく減らしたい。
ミストバーンはザボエラに黒の核晶に気づかなかったのかと問い、ザボエラは気づいたが放っておいたと笑う。ハドラーへの嘲りをにじませながら。
やりやがった、ザボエラ。
ミストバーンの眼光がいっそう激しく燃えた!
キュピーンという音が聞こえそうな光り方。
ミストバーンはザボエラの額に爪を突きつけ、怒りをぶつける。
「カスがッ! お前ごときにハドラーを貶す資格はない!」
すごい……感情がこもってる!
ミストバーンに罵られたいという願望はありませんが、この「カスがッ!」はいくらでも聞きたくなります。
自分が対象でないためか?
ハドラーのための怒りだからか。
誰かを想って本気で怒れる者の魂が熱くないわけないんですよ。
ハドラーの言葉を証明しています。
ハドラー……。
ミストバーンとハドラーの関係を考え出すと名状しがたい気持ちになります。
考えても分からないというか、考えるほど分からなくなる。
分かるのは、とても好きということです。
この光景をハドラーに見せたかった。
ハドラー視点だと「大魔王を殺そうとした以上、オレはミストバーンにとってただの憎らしい敵になっただろう」と考えてもおかしくないんですよね。こんな反応は予想できないだろうな。
ハドラーはミストバーンの感情にどれくらい気づいていたのか……。
ザボエラみたいにホイホイ切り捨てたわけじゃないことはさすがに察しただろうけど、重さを理解してなさそうなんですよね。
決別前は相手をどう思っているか分かりやすく示すのはハドラーの方だったけど、決別後はミストバーンの方に変わります。
切り捨てた側であるミストの方が引きずるのが興味深い。
ハドラーはミストバーンのことをどう思っていたんだろう。
単に「自分に都合よく動いてくれないから嫌い・無関心になった」というわけじゃないと思うんですよね。
そういうタイプだったら敵であり自分を殺そうとしている使徒達を認めたり気に入ったりしないし、体を改造してまで求めたものをぶち壊そうとしたザボエラにもっと冷めた見方をするでしょう。
もちろん自分に良くしてくれたら嬉しいし、相手を好ましく思うでしょうけど、それはハドラーに限った話じゃないからなぁ。
ミストバーンも自分を認めてくれた相手には敬意以外の感情が加わります。
話を戻します。
「バーン様を救った功績だけは認めてやるが、自分の成り上がりだけを目指すドブネズミを私は絶対に信じぬ。いずれまた必ず己の欲のために主を裏切るからだ」
ザボエラは最後まで裏切らなかったと言われることもありますが、仮にバーン様がピンチの時にヴェルザーからスカウトされたら嬉々として裏切ったでしょうね。
「その時は容赦なく殺すぞ」
ミストバーンなら実行する。
ただ、ザボエラが信頼に値しないのはその通りなんですが、ここまで厳しく言うのは八つ当たりも混じってませんか?
バーン様のために好き嫌いをもうちょっと抑えて、飴と鞭を使い分けて……そんなのミストバーンじゃない!
そんな器用なことができたら苦労しない。
ミストもハドラーもザボエラの扱いが酷いけど、脅してやっと力を発揮するから完全に間違いとも言い切れない。
怒りを浴びてもザボエラは懲りない。
彼いわく、強者とは戦いの場に最後まで残っていた奴のこと。
一理ある。
ザボエラだけでなく、魔王軍の面々は「確かに」と思わせる台詞を吐きます。
しかし発言者がそれを実行できたか、実行できたとして幸せな結末を迎えられたかというと……。
最後まで残るために強者にすり寄るのも一つの手ではありますが、ザボエラはかえって相手を怒らせて生き残る可能性を狭めるからなぁ。逆方向に突っ走ってる。
ミストバーンとのやり取りでザボエラはどうすればよかったかというと、言い方を考えるべきだったと思います。
ハドラーを貶めず、「バーン様のお考えに背くわけにはいきませんでした」とでも言えばミストバーンも納得せざるを得なかった。
アニメだとハドラーがミストバーンに感謝を告げるシーンを直接目撃しているから、なおさら「ザボエラはよぉ……」という気持ちになる。
原作では謁見前の場面ではいませんでしたが、ハドラーが時間稼ぎを頼み込む場にはいたんですよね。
なのにこれ。
ハドラーの件に限らず、ザボエラは他人を馬鹿にしているのを隠そうともしないのが問題だと思う。
ミストバーンからハドラーへの個人的な感情抜きにしても、新しい上司に前の上司の悪口言うのはまずいでしょう。
「コイツ私がいなくなれば同じ事やるな……」と思われるよ。
魔王軍が脳筋ばかりだからと擁護されることもあるけど、それ以前の問題では?
脳筋や武人じゃなくても悪口言って機嫌取ろうとする相手は信頼できないと思います。
たまに「冷遇されたせいでゆがんだ」説も見かけますが、元々ゲスだった男が相応の扱いを受けただけではないでしょうか。
ゆがんだ原因が魔王軍の中での最近の扱いなら、ザボエラを必要としているザムザとはもう少しましな関係を築けているでしょう。
能力の高さで稼いだ点数を言動でゴミ箱に叩き込むのがザボエラなんじゃないの?
ザボエラはとても好きですが、周りが悪いと言われると異議を唱えたくなる。
視点は変わり、ポップとマァムが砂浜に流れ着く。
助かった二人はフローラ様と対面。フローラ様には様づけしたくなる。
声もぴったりです。
彼女はアバンの死を察している。
彼が生きていたら故郷を踏みにじられて黙っていられるはずはない。必ず助けに来てくれる。
……その台詞、繰り返し聞かせたい。
フローラ様との会話で二人は気力を取り戻しました。
ポップがまたアレな表情してる。せっかく頑張ってるんだから評価下げるようなことしなければいいのに。
味気ないと呟くバーン様にザボエラが追従。
ミストバーンがザボエラを見た。
ミストバーンがザボエラを見た。
拳まで握りしめて!
こ、これは……。
今の拳を握りしめる動作でミストバーンへの好感度が急上昇しました。
そう、こういうのが見たかったんですよね。
長い台詞を入れるのが難しくても、眼の光や仕草で感情を表現するのが見事。
ミストバーンのザボエラへのムカつき度が強化されてませんか?
やったー嬉しい!
ミストバーンから誰かへの激しい感情を見たかったんだよ!
一方通行なところも含めて。
ミストバーンはザボエラを心の底から嫌っているけど、ザボエラの方はミストバーンが出世の役に立つなら普通に好印象だろうな。ヘラヘラしながら歓迎する。
ミストバーンの嫌悪も憤怒も届かない。返ってこない。
ミストバーンからザボエラへのムカつき度がパワーアップしたことで、先ほどのやり取りでよっぽど腹が立ったんだな……と感じられます。
ミストバーンの心を揺さぶるザボエラに羨望の念を禁じえません。
仮に私みたいな存在が何かしたっていちいち怒りそうにない。虫けらどころか虫の餌未満、ゴミかホコリ扱いされて終わるだけ。
ミストバーンがあれほど苛立つのはザボエラがすごいからだと思っています。
その気になればいくらでも尊敬に値する姿を披露できるのに、反対のことばかりやってるから怒りが募るのでしょう。
アニメだと描写増量という点もザボエラを羨ましいと思わずにはいられない。
増えると言ってもおかしな描写だと喜べないけどそういうわけでもない。
アニオリの自称・神には驚きましたが、キャラが違うとは思いませんでした。
疑問は浮かぶものの、「〇〇じゃないか?」と考えたくなります。
「一番上じゃなくて偉いヤツの陰に隠れたがるイメージがある」
→「保身欲もだけど自己顕示欲も強いから最大限に威張れるなら威張るんじゃね?」
「神なんて大層なものになりたがるか?」
→「『高潔で慈悲深くて世界を管理する存在』じゃなくて『強くてすごくて偉いヤツ』ならなりたがるのでは。ダイ大の神は力で強引に解決しようとするところがあるし、魔界の住人はそういう部分に直面してるし……」
という感じです。
原作で描かれた巨人の気分を味わった反応。己の非力さへのコンプレックスや強者だらけの周囲への恐れ。それらを膨らませた果てだと思えば神宣言も……ほどよく頭を悩ませる描写です。
ザボエラは見ていて安心できるというか、気が楽です。
バーン様やミストバーンを見ていると「大魔王の所業を肯定するわけにはいかないが、神々の仕打ちにも納得できない。魔界があのままでは地上はいつまでも脅かされる」とか「尺やテンポを考えると仕方ないが、ミストバーンといえば大魔王への忠誠心の次に強者への敬意がくる。できればそちらもじっくり描いてほしかった」と暗い方向にも考えてしまいますが、ザボエラはそんなことはありません。
「『コイツはいくらでも馬鹿にしていい』という空気になったら嫌だな」「逆に過剰に擁護されたり持ち上げられたりするのも困る」という心配はあるけど、それはどのキャラにも言えます。
ザボエラの話はここまでにしておきます。
ダイにマザードラゴンが語りかけ、死を告げる。
もう新たな竜の騎士は生まれず、ダイが最後。
悪しき者が力を増し、バーンに至っては神を上回るとのこと。
力で押さえつけるやり方の反動や限界がきたと思わせますね。
神々のやり方に懐疑的な意見が出て安心しました。もっと早くおかしいと言う者は天界にいなかったのでしょうか。
隔離するだけなら分かる。
人間が好きでも嫌いでもない者、嫌いだけど害をなすまではいかない者まで一緒くたにして押し込めるのはどうかと思うけど、一人一人細かく見ることは難しいでしょう。
とにかく引き離して頭冷やして、そこから徐々に変えていくなら納得できる。
隔離先をものすごく過酷な環境にするのは意味不明。
思想もそのまま。そこ何とかしないと良い方向に変わりようがないのでは……。
でも過激な手段を取っておきながら「優しさが大事、助け合いや話し合いで解決しなさい」と言っても「まずお前らがやれよ」とツッコまれるか。
マザードラゴンはある邪悪な力で命が尽きようとしている。魔界編の伏線ですね。
ダイを連れて行こうとした彼女をバランが止め、ダイが復活することができました。
涙が痛々しい……。
強くても、勇敢でも、戦い続けて当たり前なんてことはないと感じます。
最後に囚われたヒュンケルとクロコダインの姿が映りました。
思っていたより感想が長くなった。