拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
レーラリラに関してはアーロンアーロンの台詞に共感できます。
あの瞬間彼はプレイヤーの代弁者と化していました。
彼女は一体何がしたかったんだろう……。
『魔王物語物語』を振り返るうちに女キャラにさんづけしたくなってきました。
「ヒマリさんカッコいい!」
「ナナさん美しい!」
「レ、レーラリラさん……」
という感じで。
謎多き人物です、レーラリラさんは。
メッセージありがとうございました!
>ぽこ様
>「12歳の少年に勇者としての責任がおっかぶさってる」
ええ。重すぎます。
もともと勇敢だから、強いから、優等生だから、勇者だから、竜の騎士だから……そういった理由で勇ましく戦い続けることを当たり前のように考えてしまいますが、そんなことはありません。
>単に休ませても余計に気にするだけ~
戦いから逃げて皆が傷ついていったら、なおさら耐えられなかったでしょうね。
ダイが恐れるのが、単に自分が傷つくこと・殺されることではないのが勇者らしいと感じさせます。
皆の期待に応えられない、期待して戦った皆が死んでしまうのが怖いと言うのが……もっと自分を大事にしてほしいです。
メッセージありがとうございました!
ミストバーンがザボエラに黒の核晶に気づいたか尋ねた理由を考えてしまう。
黒の核晶の件はもう終わったことで、蒸し返したってどうしようもない。
質問の内容も今さらです。
気づいたところでバーン様が埋め込んだものをザボエラの一存で外せるわけがなく、そんなことはミストバーンも分かっているはず。
それなのにわざわざ訊いたのは、「何とかできたんじゃねーのかよ、オメーならよォ~!」という気持ちがこもっているように思えてならない。
「いずれまた必ず~主を裏切る」という台詞にも「ん?」と思いました。
「また」ってことは、ミストバーンは、ザボエラがハドラーを裏切ったと思っているんだな。
明らかにハドラーの肩を持ってないか?
黒の核晶をそのままにしたのも、とどめを刺そうとするハドラーを止めたのも、ザボエラの立場だとそうしない方がバーン様や魔王軍全体への裏切りになるのに、そういう言い方するんですから。
「カスがッ!」はアニメで声がついたことでインパクトが跳ね上がった台詞の一つです。
おべっか使うザボエラにムカついたシーンも、原作だとあまり意識していなかったのですが、アニメで印象が強くなりました。
ミストバーンが拳をグッとするだけで私の好感度がガッと上がる。
本当に、ザボエラに怒るシーンをハドラーに見せてやりたかった。
ハドラーがミストバーンと遭遇して「反逆者として始末するつもりか。だがここで倒されるわけにはいかん!」と勇ましく立ち向かおうとしたところであの光景が流れて若干気まずい空気になるのを見たい。
なお、ザボエラ視点だと理不尽の極み。
ザボエラの言い方が悪すぎるし、ミストバーンが信頼できないのも厳しく釘を刺すのも当たり前なんですが、バーン様に文句言えない鬱憤をザボエラにぶつけたってのもあるよな。
ミストバーンを擁護するとしたら、彼はザボエラの功績は認めているんですよね。能力も。
真っ向勝負する戦士が大好きですが、搦め手全否定とか研究・開発の価値を一切理解していないわけではありません。
本人の戦い方は基本的にごり押しだけど、わざわざ凝ったことしなくても不死身体質を活かして延々と攻撃するのが効率的だし確実だから……。
ザボエラの持つ要素を何もかも否定しているわけじゃない。きっと。
ダイ大アニメ感想 第60話『ダイとポップ』
囚われている二人の前にミストバーンが現れ、味方に引き込もうとする。
クロコダインはヒュンケルを信じてやれよ。
ここで命惜しさに裏切る男ならあんな無茶な戦い方しないだろ。
ミストバーンは特にヒュンケルを惜しんでるけど、師としてではないんですよね。
人間基準だとそれなりに付き合い長いはずなのに、ここまで師弟の絆が薄い関係も珍しい。
敵幹部との師弟対決なんて美味しい要素の塊なのに「うおおお燃えるぜえええ!」とならないのは、お互い黒歴史扱いで否定しあって終わるためか。
ヒュンケルは相手への敬意はなく、ミストバーンは完全に道具扱い。心の奥で大事に想っていた的な要素は無し。
以前は「命を救われて技も教わったんだから、ヒュンケル側はもうちょっと何かあっても……」と思っていましたが、「父の仇だと思っているアバンを慕うヒュンケルですら敬意を抱けない関係だったのでは?」と考えるようになりました。
ひたすら厳しく無味乾燥な接し方しかしなかったのかもしれません。ろくに喋らなかったようですから。
ミストバーンへの態度や関係は納得できるようになったものの、「正義の光」「悪の力」あたりは消化できていないんですよね。
力の属性と善悪正義を一括りにして肯定・否定するところが。
これはヒュンケルだけの話じゃないのですが、ヒュンケルは「(人間=)光=正義=絶対!」なノリが最も違和感のある境遇なので。
罪の意識や闇に染まっていた反動を思えば無理もないとはいえ。
あと、ヒュンケル関連で引っかかるのは不死身っぷりです。
もっと控えめにしてほしかった。
少年漫画の人間は大抵頑丈といっても限度があるだろ。
クールで澄ましてると思いきや不器用な生き方、贖罪のため戦い続ける壮烈な覚悟といった要素がとんでもない生命力のせいで見えにくくなり、せっかくの熱い台詞にも乗り切れないというか……。
似たような感覚はポップにも抱きました。終盤の強化や評価の詰め込みっぷりがマイルドだったらなぁ。
続きを見ていきます。
ダイは悪夢に苛まれ、目が覚めても周囲の期待に苦しむ。
責められない……。期待が重すぎる。
父が死んで、相棒と呼べる武器も折られて、自分も死にかけても、再び闘え。皆に勇気を与えろ。
ちょっと前まで勇者様カッコいいと目をキラキラさせてた12歳の子供に求める内容じゃない……。
これで挫けるのを脆いと言われたら強い者なんてほぼ存在しなくなる。
勇敢で強いからといって、戦い続けて当たり前なんてことはないのだと改めて思い知らされました。
ダイが逃げたのが、単に自分が傷つきたくないから、殺されたくないからじゃないのが重い。
周囲からの期待に応えられないことを恐れている。
こんな時まで皆のことか。
ダイを探すポップとマァム。
今回ポップは真摯にマァムを励ましたので好感持てます。
マァムも失礼なことをされなければ乱暴な真似はしないし、ちゃんと評価するでしょう。
ダイは「勇者様」に祈りを捧げる少年を目撃し、打ちひしがれる。
逃げた先で追い打ちくらってる。
世界中の人々の期待と命を背負うってどんな気持ちなんだろう……。
ごめんと謝って涙を流す姿が悲痛で見ていられない。
最初から皆のために勇ましく戦えるキャラの場合、どれだけ立派か意識することは少ないですが、とてもすごいのを忘れてはいけませんよね。
普段から真面目なキャラがちゃんとやってるのは目立ちにくいけれど、すごく頑張ってるよ……。
殺し合いが好きでも平気でもなく、恐怖や苦痛を感じるんですから。
血筋や環境が特別だろうと成功や幸福が約束されるわけじゃない。
苦悩が長々と描かれないからといって、悩んでいない・苦しみが軽いわけではありません。
やってきたポップにダイは怒らないのかと問う。
怒ったら無慈悲すぎるわ。
ダイの中では「父さんを死なせ、皆を傷つけてしまった」という認識になっている。
大魔王のせいだろ。
ダイが悪いんじゃない。
ダイが恐れているのは、皆が自分に期待して戦って死んでしまうこと。
皆のことを考えるダイに、ポップは自分のための戦いだと告げて去る。
こういうシーンはポップに対して「いいキャラだなあ」と感じられる。
どちらも相手がいたからこそここまでこれたキャラだと思っています。
ポップは普通に好きなキャラの一人なので、心穏やかに見ていけたらいいなぁ……。
ダイが勇気を取り戻した!
ここで立ち直れるのは心が強いし、勇気があります。
戻ってきたダイは演説する。
皆嬉しそう。盛り上がりがすごい!
まずダイが皆に勇気を与えて、それが返ってきてダイに勇気を与えるのだと思います。
アバンのしるしや破邪の洞窟について説明されました。
ダイがうろたえて珍しい表情してる。さっき皆に勇気を与えた「勇者様」じゃない顔です。
次回はアバン主人公の外伝です。
魔王ハドラーが懐かしい。