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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2022/10/9 拍手返信

拍手してくださった方、ありがとうございます!
返信不要の方もありがとうございます! SSの感想嬉しいです!

>ぽこ様
今回はずっと前から楽しみにしていたバーン様がぶちのめされる話で、頭がいっぱいになりました。
何回も視聴し、感想を書いている間も書いておくことは他に無いか考えっぱなしです。

真大魔王の力強い声、いいですよね!
カッコよくて迫力があります。
ミストバーンの感情表現が怒り以外控えめになっていたのは、真大魔王を際立たせるためかもしれないと思いました。

>そこまで奇跡の重ねかけしてもなお~バーン様の株は落ちない表現
そう思います。
バーン様は舐めプだ慢心だと言われることが多く、実際その通りな部分も大きいのですが、何もかもそういう扱いされると引っかかるんですよね。
>短時間で相手の力を認めたうえで立て直す
そこも注目したい部分です。
動揺してもすぐ立て直すところが年季やしたたかさを感じさせます。
切り替えの早さはトップクラスかもしれません。何千年もかけて進めた計画が台無しになってもやり直すと宣言できるのはすごい。

>青い瞳と青い輝きがとても美しい
ダイの瞳はバーン様の眼と、ダイの青いオーラは竜魔人バランの赤いオーラと対照的だと思いました。
ダイとバーン様、二人とも美しいです。双眸も、戦う姿も。
>この瞬間ダイとバーンは表裏一体
どちらもこれまで否定してきたもので戦っているんですよね。
ダイは圧倒的な力でねじ伏せようとしており、バーン様は魂の力で立ち向かっています。

モルカーは一話からぶっ飛んでいますね……。
倒れ方に「いやおかしいだろ!」と叫びたくなりますが、あの世界ではああなるんでしょう。
怪我人はいないと思いたいです。
メッセージありがとうございました!
 
ヘビが一緒にやってきたトラに対して怒る様子は本編で描かれましたが、仮に吾牛に対して怒るとしたら、どんな理由でどんな怒り方なんだろう。
また、吾牛が本気で怒る姿はイメージしづらいですが、どんな感じか気になります。激しく罵倒するのではなく、淡々と言葉を突きつけそう。
とにかく吾牛とヘビに仲良くなってほしい。

ワンピースで、クロコダイル達を逃がしに来たマリアンヌ達が目の前でピンチになったらクロコダイルやダズはどんな反応するか知りたい。
「……バカどもが。他人を見捨てねェからそんな目に遭うんだ」と不機嫌そうに吐き捨ててほしい。
ダズは無言だけど拳に力を込めるといいな。
マリアンヌ達を追い詰めている相手が、ルフィがぶっ飛ばした敵とぶつかって気絶するオチで。

ダイ大アニメ感想 第98話『ダイの決断』

※後半は気持ち悪いのでご注意ください。


今回は詰め込まれていると感じました。
進行がゆっくりだと感じる話とそうでない話の差が大きい。
「待って、まさかバーン様が……うわあああ!」となりました。
心の準備ができてない。
それでも縮められるところは縮めて、後半を比較的じっくり描いてくれたのがありがたい。

今回はバーン様が感情をむき出しにして叫ぶシーンが多い。
ミストバーンの感情表現が控えめになっていたのは、声が同じ真大魔王を際立たせるためかもしれません。
あとは尺の節約とか?
ミストバーンのリアクションを描くと時間がかかるだろうし……。

黒の核晶の番人があっという間に消えた。
もう少し尺を取ると思っていた。
まぞっほの表情が丁寧に描かれていて好感が持てます。
だからこそ鼻水のくどさが気になる。
かつて若者の勇気を呼び起こした男が今度は自分が勇気を抱く側になるのが熱いですね。
彼らの奮闘によって地上の破滅は阻止された。
核晶を止めるのに貢献した面々がカッコよく見える。

日が沈み空が暗くなるのが展開の変化を表しているみたいだ。
計画がぶち壊されたものの、大魔王は諦めない。
彼は邪魔者を全て殺してやり直そうとしている。
人間の力や美しさを認めながらも、バーンが高みから見下しているのは変わらない。
ここで「人間は素晴らしい! 魔族より優れている!」などと言い出さなくて安心しました。
バーン様まで全力で賛美し始めたらどうしようかと思った。
「○○ってすごい!」はあまりにも声高に主張されると腰が引けることも……。
バーン様からダイへの「異常に諦めが悪いところは人間の血」云々の台詞はカット。残っていれば前回と同じように反論したくなっただろうな。
種族に関わらず諦めが悪い者もいればそうでない者もいるはずで、諦めが悪いとされる人間も大半は攻撃されたらあがく間もなくやられるだけでしょう。
一部の人間の強さをもとにした『人間は脆弱だから保護されたのではなく、追い詰められた時の爆発力が危険だから神々が地上でぬるま湯に浸らせた』説を時々見かけますが、疑問に思います。
「再生能力や魔力などの単純な強さでは劣る人間達が絆の力で立ち向かう」的な構図が台無しになりかねないので。
まず竜や魔族をぬるま湯に浸らせるべきでは……とも思いますし。彼らは追い詰められなくても危険です。
そもそもポップやヒュンケルを基準に人間の強さを語るのは無茶です。
剣と魔法のファンタジーなダイ大世界の人間でも普通はマグマに沈んだら死ぬし、告白しても賢者に転職はしない。

ダイは皆の未来を守るため、自分が自分でなくなるという恐怖を抱きながらも力を解放しようとする。
人間界の勇者として戦いたかったと語るダイが切ない。
自分が魔獣になってしまうより皆の明日が踏みにじられる方が嫌。
そう考えて勇者としての自分を犠牲にしてまで戦おうとする彼が主人公じゃなかったら何なんだ?
ダイの覚悟を見るたびに、蔑ろにされるのがやるせない気持ちになる。

バーン様は戦う前にレオナ達を落とす。
瞳化といい今回の落下といい、他のキャラを巻き込まないように動いてるというか動かされているというか。
冷静さを取り戻したならまず邪魔な二人をこの世から退場させるくらいやりそうです。武人でも紳士でもない残酷な男なんですから。
バーンの所業に怒ったダイが力を見せる。
紋章が腕を通って額で一つになる描写が生々しい。
青緑の瞳が綺麗だ。色がバーン様と対になっているみたいで、どちらも鮮やか。
歯も鋭くなっている。
しかし禍々しくはありません。
傍から見ると「外見はそこまで変わってない、よかった」と言いたくなりますが、本人には分からないんですよね。安心なんてできるはずもない。
爆発的な力にバーンが動揺する。
「化物め……!」はもう少し溜めが欲しかった。
あれほど強いバーンから化物呼ばわりされたダイは肯定する。悲しいこと言わないでくれ……。

全力のカラミティエンドを受け止めたダイは反撃に角を斬り飛ばした。
大魔王の面へとダイの拳が叩き込まれる。
音が重い!
床に手をついて踏みとどまるバーン様の姿が白い狼みたいだ。吹き飛ばされてから踏みとどまるまで、髪の毛の広がり具合が美しいためそう思うのかもしれません。
全身を血に染めれば異なる趣が生まれそうです。というわけで試しに血まみれになってくれませんか、バーン様。血が隈取のように顔や体を彩るのを見たい。
ダイが両拳を振り下ろしてバーンを地に叩きつけ、さらに腹に蹴りを入れ吹き飛ばす。
そこから何度も腹部に拳を打ち込む。
音がいちいち重くて、聞いてて溜息が出ます。安堵の。
良かった……。
ぺしぺしばしばしではなくドゴッバキッゴッガッを望んでいたんですよ。音が重いほど、大魔王に突きつけられている現実の重さも伝わってくる。
 
「これがッ! これがッ! これが正義かっ!? より強い力でぶちのめされればおまえは満足なのかッ!?」
容赦ない拳がバーンの顔面を襲う。
ダイの悲壮な叫び!
バーン様の苦しそうな呻き声!
単純だが破壊力の高さを感じさせる打撃音!
こんな三重奏聞き惚れるしかない。
 
「こんなものがっ……! こんなものが正義であってたまるかっ!!」
とても好きな台詞です。
力こそ全てと主張する悪役は珍しくありませんが、それをねじ伏せる主人公の方はどうなのかと問いかけるような言葉です。
話し合う気ゼロで攻撃してくる相手を止めるには他に方法が無いのですが、だからといって「これが正義の力だ!」「勝った俺達が正しいんだ」とばかりに顧みず終わってしまっては、相手のことを言えるのかと思うかもしれない。

大魔王を殴りつけるダイの目からは涙が流れている。
主人公が泣きながら拳を叩きつける構図に『仮面ライダークウガ』の最終決戦を連想します。自分が自分でなくなる覚悟で戦っているのも似ている。
バーンを圧倒しているダイの方がつらそうに見える。
少し前まで勇者に憧れていた無邪気な少年がこんな表情であんな言葉を……。
絆の尊さを訴えながらも、相手を止めるには力で踏みにじるしかない。
そんな自分や現実への怒り、悲しさ、無力感、そういったものが伝わってきます。
相手は人々の命を奪い地上を滅ぼそうとしている非道な敵です。
それを倒そうとするのは正義以外の何物でもないのに心を痛めるダイが好きだ。
考え方のバランスが取れていると感じられます。酔いしれてもおかしくないのに、客観視できている。だからこそ苦しんでいるのですが。

「こんなものがっ……!」の時に拳をギュッと強く握るのが素晴らしい。感情が伝わってくる。
「こんなものが正義であってたまるかっ!」はできれば原作通りの顔面をぶん殴るアングルで見たかった!
殴られて「ガハッ、はっ……」とマジで苦しげな吐息を漏らし膝が震えているバーン様が……。なんて言ったらいいんだろう、適切な言葉が見つからない。表現できないのがもどかしい!
確かなのは、悪役が主人公に殴られて膝をガクガクさせる描写が好きだということです。

歓喜と興奮が止まらない。痛ましさに落ち込む気持ちを凌駕している。
ダイがつらい思いしているのに喜ぶなんて申し訳ない。
冷静に客観的に落ち着いて素晴らしさを語り……これが落ち着いていられるか!
アニメ化が決まった時からこの瞬間をずっと楽しみにしていたんですよ。ずっと!
バーン様が殴られる音の重さや微かに漏れる声、髪のなびき具合、瞳孔の動き、頬のゆがみ、それらを含む表情の変化、全てを観察し良さを語らなければならぬと意気込んでなお全然味わいきれない。
微細な描写も見逃さない鋭敏な感覚や繊細な感性が欲しくなります。
力が……力が欲しい……代償とか要りそうなんでやっぱいいです……。

ダイの底知れぬ殺気と力を浴びながらも大魔王バーンは退かない。
(負けぬッ! 負けるわけにはいかぬッ!)
彼は拳を握り締め立ち向かう。

「余は大魔王バーンなり!」

好き。大好き。ずっと好き。
出会えて良かった!
貴方がラスボスで本当に良かった!

ぶちのめされて終わるならここまで好きにはならなかった。
心の中のフレイザードが「オレはバーン様がぶちのめされるのが好きなんじゃねえんだ……ぶちのめされても戦うのが好きなんだよォォッ!」と叫んでる。
普段の「好きなキャラがぶちのめされても立ち向かうのは勇ましくて好き」が、悪役相手だと「冷酷で傲慢な悪役がしこたまぶちのめされても折れずに戦う姿は最高だァ!!」になるのはバーン様の存在が大きい。
私は今までそんな風に思ったことは無かったのに……貴方のせいで……。
開けていいのか分からない扉がバーン様との出会いでぱかぱかアバカムされた。おのれ大魔王。

バーン様が強敵と戦ったことがなかったりだらだら生きてきただけなら、ここで踏みとどまることはできなかったでしょう。
心を燃やすのは人間や人間に味方する異種族だけではないはず。
輝きを見せてそれを証明してほしい。
ラスボスであるバーン様が輝けば輝くほど、それを乗り越える主人公のダイがいっそうまぶしく見えるんですから。
これ以上行くと「だって僕は『バーン様を信じている』もん」とフェイスレスみたいな台詞を吐きそうなのでやめときます。

衝動のままに好きだと叫びまくるのはこの辺にして、別の方向から考えます。
バーン様の望み通り、純粋な力と力のぶつかり合いになりました。
わけのわからない奇跡に翻弄されているわけではありません。
しかし嬉しそうじゃないんですよね。
自分がボコボコにされてるんだから当たり前です。
主張の残酷さを我が身で味わっている。
散々弱者を踏みにじってきた男が、踏みにじられる側に回った。
バーン様はすごく好きですが、他人を踏みにじりまくる姿勢や地上を吹き飛ばすという過激なやり方はそら否定されるわと思います。
バーン様に限らず、種族の違いや寿命の長さを理由に心が劣っている・人生スカスカみたいな否定の仕方だと反論したくなるけど、破壊や殺戮を振りまくのが駄目と言うならその通り。否定するのはそういう部分であってほしい。

弱肉強食を掲げる悪役はよく見ますが、自分より強い相手が現れた時にどうするかが重要です。
己の主張が跳ね返ってきたバーン様ですが、信念を曲げることはしなかった。
彼とて最初から最強だったわけじゃないはず。それでも力こそ全てと信じて生きてきたなら、やることは同じなんだろうな。
自分より強い相手がいるなら、強くなってそいつを超えるというのが彼の答えになるのでしょう。
ただ、力こそが全てという考えを捨てずにいながらも、この瞬間彼を衝き動かしているのは魂……心の力ではないかと思います。
ダイは圧倒的な力を叩きつけ、バーン様は魂を奮い立たせて戦う。
互いに否定しているものをぶつけあっているのではないでしょうか。
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