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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2018/11/4

拍手してくださった方、ありがとうございます!

ジョージィィ!出られるかどうかギリギリだと思ってたから嬉しいぞォォ!
ファティマも出る!ロッケンフィールドさーん!
作中最強疑惑のあるおっさんも登場しますし、良かった良かった。
けど生方家が……。
単体で名台詞をポンポン生み出すキャラではありませんが、他のキャラの見せ場を引き出す名脇役なんですよ。
特に法安は、道具と向き合ってきたからこそ、道具に近かったジョージや人形達の異なる面に光を当てることができる。
彼らとの交流で最古達はただご主人様についていっただけではない内面の変化が描かれるんです。
だからどうか出演を……!


『からくりサーカス』のアニメを毎週楽しんでいますが、ワクワクすればするほど焦りを感じます。
「あのキャラが登場してほしい」「このエピソードも見たい」と欲望が膨らんでしまう。
当初は最古の四人が登場するだけで喜んでいたのに、法安や涼子との会話を望んでいます。
「法安と涼子出るかな」「きっと出る」「厳しいだろ」「会話してほしいなあ」「暇乞いが省かれたら……」「夢はいつか必ず叶う」「駄目かもしれない諦めないと」と、繰り返し考えて止まりません。
法安と涼子が出るかどうか、暇乞いがあるかないかだけでも知りたい。
ドキドキワクワク通り越してなんか苦しい。
諦めた方が楽だと分かっているのに、「司令やママンなどまだ紹介されていないキャラがいる!」と希望を捨てられません。

『からくりサーカス』第4幕 コラン
早速プロローグのクライマックスです。
勝が阿紫花を雇う。
藤田先生の作品には「日の当たらぬ道を歩む男が、真っ直ぐな目で見つめてくる少年・少女に心を動かされ守ろうとする」展開が見られます。黒博物館もそうでした。
雇うと言われた阿紫花がすぐ頷かなかったのはよし。
コロコロ依頼人を変えるようだと、金積まれたら誰にでもつく、すぐ寝返る男という印象を受けて信用できませんから。
きたきた、阿紫花と言えばこの台詞。「お代はいかほどいただけるんで」だ。
金が大事かと思いきや、そうではない。後ほど鳴海から10円で依頼を受けるんですから。
善治に騙されかけた勝を止めるところで、こういう立ち回りのキャラがいてくれるとありがたいと感じました。
金目当てで動き、相手を騙し、都合の悪い存在をあっさり切り捨てる『悪党』の思考回路は、勝達では理解や対処が難しいこともあります。
善治の足を踏み折って頭突きするシーン、勝の表情が勇ましい!
一度見ただけの拳法の動きを再現する才覚を発揮しつつも、台詞は「おじさんの……ばかああ!」と子供らしさ全開なのがいいですね。感情を剥き出しにしてぶつけている。
アニメだと石頭の度合いが上がってるように見えるので、くらったら痛いだろうな。

鳴海としろがねは閉じ込められ、過去を想起したしろがねが怯える。

ここの回想では正二の顔は出ないのか。
勝を守れば人形でなくなるという言葉に従い、しろがねは勝のもとへ来た。
勝の回想から窺える爺ちゃんの人柄なら、最初からお前は人形じゃなくて人間だと言いそうなものです。
塔へ飛び移ろうとする勝と阿紫花。
できると判断した根拠が、速度や距離などの理詰めの要素と阿紫花の腕への信頼、両方あるのがいいですね。
理屈だけでも感情だけでもないから、より強く心を動かされたのではないでしょうか。
グリモルディの首が思ってたより長かった!

捕らわれた鳴海としろがねが解放されたが、しろがねが足を斬られる。
実力あるはずなのに隙が多いなあ。
ある意味幼く、成長途中と言えるから仕方ないのかも。
誰かを守るために戦った経験がなく、鳴海のように心を揺らしてくる存在も初めてでしょうし。
あるるかんを操って反撃するのは燃えるのですが、あるるかんが立ち上がるまでもう少し溜めがほしかったかも。
その方が「立てえ、あるるかん!」の熱さが増すと思う。

爆発で危機的状況の中、善治がスルーされましたが、もしかしてここで退場?
イチゴゼリーコロコロおじさん化は省略しても問題ないからな。
次回何事もなく助かってたら笑う。
しろがねの足の傷は普通なら重傷ですが、元々の頑丈さを考えれば動けるのでは。ここは尤もらしい理由が浮かばない部分です。頑張って動こうとするのを鳴海が押し切った形なら何とかいけるか?
ゾナハ病の発作に苛まれる鳴海が本当に苦しそうだ……。
笑えないことを謝るしろがねも辛そうです。
こうやって見ると、かかった当人だけでなく周囲の人間も苦しむことになるゾナハ病のおぞましさが伝わってくる。
1話の時点では「何だそりゃ?」という印象だったゾナハ病がどんどん重いものに。
発作は治まっていないのに、鳴海は取り残された勝を助けに行く。
自分が苦しい時に……。
勝を守るように抱え込んで、力づける姿が心を打ちます。
「何かあったら心で考えろ」
「笑うべきだとわかった時は泣くべきじゃないぜ。な、勝」
血まみれで笑う表情が痛々しくも勇ましく、カッコいい!
いつもは勢いよく喋りますが、安心させる時は穏やかな口調になるのが素晴らしい。普段は脳筋イノシシだけど、腕っぷしの強さにも負けないくらい優しい、それが加藤鳴海ですから。
無力な少年から脱却した勝ですが、鳴海の前では「守られる弟」になってます。
だからこそ、終盤の展開が……。

助かった勝は笑みを浮かべて鳴海に呼びかけるが、返事はない。
彼が目にしたのは、鳴海の左腕だけだった。
安堵からの絶望に勝は泣き叫ぶ。
すさまじい声……狂ってしまいそうな感情が込められている。
悲痛な叫びが大変素晴らしくて、白面の者の気分が味わえました。心地よし!
勝の状況を振り返るとハードモードなんてもんじゃない。
遺産目当てで悪人に狙われて攫われて暴力を振るわれて、高所から飛び降りたり飛び移ったり爆発が起こったりして血まみれ大怪我。
肉体だけでなく精神にも大打撃です。
危険を冒して守ってくれて、強くなれると力づけてくれた優しい兄ちゃんが、自分を助けに来たために重傷を負った挙句、腕だけ残して消えてしまったわけですから。
間違いなくトラウマになる。

腕をぼかさず描いてくれてよかった。
ただ、あの状況だと腕だけ残ったのがかなり不自然に見えてしまいます。
違和感を薄めるより、衝撃を大きくすることを優先したのでしょうか。
崩れ落ちる柱や瓦礫が尖っていて、ザクっといったということでいいのかな。
周辺の被害を見ると勝と腕が無事なのも相当苦しい気がしますが、それは鳴海の気合と守護パワーがすごかったんだよ!

いよいよ本格的に『からくりサーカス』が始まります。
ここまではカットしつつ概ね原作に沿った流れでした。
次の話から大きく再構成されるでしょうから、期待と不安の両方があります。

『1000円ヒーロー』のおまけは「お前かよ!」となりました。
口から出した時点で気づくべきでしたが、そんなことするイメージが全くないキャラだったので……。イケメン設定と思われるキャラですから。
真面目に考えると、改心したのは祝福したいものの、それはそれとして裁判なり刑罰なり受けさせるべきではと思う。
「怪人側についた事情が明かされても都合が悪い」「拘束するよりいざという時に働いてもらう方が得」などと判断されたのかもと脳内で補完します。

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