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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2019/3/3

拍手してくださった方、ありがとうございます!

次回の更新は遅れるか休みます。

『からくりサーカス』第19幕 影の正体
最初に「勝はエサである」を聞いた時は「気持ち悪さを感じさせてほしい」と感想に書きました。
叶いました。
気持ち悪い……。
勝を探してやってきたしろがねに「気持ちは嬉しいけど逃げてええ!」と言いたくなる。

正二が怒るのは「妻を死に追いやる」「娘に暗示をかける」「黒賀村にゾナハ病をばらまく」「勝を器として利用する」のどれか一つでも十分なのですが、
・自分に成りすまして行ったものもある
・それらを企んでおきながら今まで味方面していた
という要素が加わることでさらに激しくなったのでしょう。
正二の過去を知る前は「貞義呼ばわりするばかりで勝の言い分を全然聞いてくれない、頭固すぎ」と言いたくなりますが、貞義の狡猾さ・邪悪さを知った後は耳を貸さないのも納得できます。

エレオノールを守るため正二とギイは話を合わせたわけですが、ルシールは何を思っていたんだろう。
連載序盤はそこまで設定されていなかった可能性を抜きにして考えるなら、「薄々察していたけど追及するとエレオノールの立場が悪くなるからあえて知らんぷりした」でしょうか。
娘と再会した正二は、彼女が自身を人形と思い込んでいることを知らされる。
黒幕に操られているイメージ図が不気味で強烈です。

後半は貞義全開。
冗談だと誤魔化すシーンの笑い声、長くない?
内心ウッキウキだったんだろうな。
電話での楽しそうな喋り方に笑ってしまう。
直接対決での二人がカッコイイですね。黒と白で対になっています。
貞義の姿もこうやって見ると渋くてカッコいいのになあ。中身がアレだから台無しです。
アンジェリーナを自分から奪ったと語る貞義。
だからいつアンジェリーナがお前のものになったんだ!
好きになっただけでナチュラルに自分の物認定するのやめろよ。

貞義の計画については「その発想はなかった」としか言えない。
好きな相手を守ったら失敗した→相手に守らせればいいんだ!
天才か。
どうやったらそんな考えが生まれるんだ。
勝を守るよう言い聞かせる場面は、初めて読んだ時は疑問を持ちませんでした。
意図を読めと言われても、「誰かとの交流で変化や影響を与えようとしているんだな、いいんじゃないの?」「何かを守るという目的を与えることで、相手だけでなく自分の存在の重さも知ってほしいのかも」と考える程度でしょう。
種明かしされると「温かい爺ちゃんなら最初からお前は人間だと言いそうだよな……」と納得できる。
何ということでしょう、序盤の心温まる回想が一瞬にしておぞましい場面に。
正二が彼女を想って取った行動が裏目に出てしまった。
結果を知っているからそう思うものの、その場でもっといい判断ができたかというと……貞義が暗躍しなければ上手くいったでしょうし。
「ダウンロードまで数年かかってしまう」は原作だと三年で、不自然なまでの説明台詞だった記憶が。
前回フランシーヌ人形やアンジェリーナの美しい笑みを見た後に貞義の笑顔を見ると、心が何かに染まりそうです。浄化の反対です。

思っていたよりじっくり進みました。この辺は説明が多いからありがたい。
次回のタイトルは予想通り。いよいよ希望に満ちた主人公らしいあの台詞が聞ける。
気になるのはその先です。
予想より過去編が長かったため、他のエピソードの配分がどうなるか……。
一番気がかりなのは最古の掘り下げです。

『1000円ヒーロー』72話
ユウロはあっさり退いたな。
決戦開始という空気でもないからな。
二人で胴上げに笑った。ついさっきまでバリバリシリアスしてたのに。
いちいち恋愛に結びつけるのはどうかと思いながらも「重いと言われてムキになるのは千を意識してるからじゃね?」と考えてしまう。
椿が流されなくてホッとする。
一方怪人側は不穏な動きを……いつものことか。
同児が見事に利用されてる。手玉に取られてる。
レディブレイズが怪人だったと聞いて哄笑を上げる同児ですが、そんな反応をするのか。
「人間はヒーローを持て囃しているけど忌み嫌ってる怪人なんだぞ!」と言いたいのでしょうか。
「ヒーローを称賛しておきながら怪人を排斥するのはおかしい!」という方向に行くかな。もしそうなら人間襲うからだろとしか言えませんが。
レディブレイズが尊敬されたのはレート1000ヒーローという肩書や能力だけでなく、実際に人々のために戦ってきたからじゃないか。
怪人とヒーローが同質だとしても、自分達に害を加える存在と、それに立ち向かって守ってくれる存在なら反応は変わるでしょう。

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