漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
サイトのダイ大関連のページをざっと見て、小説の前に語りから幾つか移したいと思いました。
そういうわけで一つ、語りの中で印象に残っていたものを修正・追記して掲載。
原作ではシリアスなミストがくだけた口調で喋りまくるのでインパクトが強かった。
『ダイの大冒険』のことを考え出すといつもミストとハドラーの関係を思って苦しくなります。
ハドラーから信頼を向けられた時ミストがどんな気持ちだったのか知りたい。
知りたいというより問い詰めたいのはキルバーン……の本体ですね。
自分に友情感じて心を許しているミストが正体に気づかず腹話術の人形に話しかけるのをどう思ってたんだ。
正体隠していたのも、知られるわけにはいかないのもお互い様なのに、何故かキルバーンの側ばかり問い詰めたくなる。
ミストバーンの話す方向が間違ってるのはさすがに……一方的に騙されてるように見えてしまう。
「一体ミストをどう思ってたんだ面白がっていたのか喉に小骨が刺さった気分を味わったのか教えてくれよおお!」と揺さぶりたくなる。
キルの正体をミストが知ったらどんな反応することか。
知る前に退場したのはせめてもの救いだったかもしれない。
話は変わりますが封印解除していよいよ強さを見せようとするミストバーンに掛け声かけまくりたい。ボディビルの大会みたいなノリで。
「よっ、このバーン様至上主義者!」「ハドラーガチ勢の本気を見たい!」「もっと力見せてこう、キルバーンへの友情なみに激しくアピールして!」「お前の手刀でパレスがヤバい!」などなど。
「ザボエラの理想の擬人化ー!」は……駄目でしょうね。
真面目な話、ザボエラが理想に近づこうとすればするほど、ミストの求める在り方から遠ざかるのが面白い。
これは「すれ違いが発生している」と言えるのでは……!
嫌悪という方向ではすれ違いどころか両想いと言えるんですけどね。
ミストバーンはザボエラ大嫌いなのが確定。ザボエラは出世の邪魔だと目障りに思っていますし、ゴマすったらいきなりキレた理解しがたい相手という認識でしょう。
一方で、本人の目指す方向とミストの求める姿が一致したものの、自らの手で阻むことになったハドラーとの違いを考えるのも面白い。
切り捨てた後もこだわり続ける様子を見ると、ミストからの一方通行だと感じますが、信頼を向けられたが裏切らざるを得なかったと捉えるとすれ違いと言えなくも……。
ザボエラとの間ですれ違いが発生するならハドラーに対してもすれ違いが見たい。すれ違いといっても内容が異なるけど。
『冠を持つ神の手』にはヤンデレ成分がかなり含まれている気がする。
四天王を選ぶなら以下の四人でしょうか。
これが王の力だ! 地位と権力を有効活用して監禁するヴァイル!
訪問キャンセル選択無視! ゲームシステムを越える行動力で一生離さないティントア!
じっとり感が恐怖を煽る! 心をくれなきゃ別の物奪うぞトッズ!
ヴァイル様を苦しめる者は排除する! その行動こそが苦しめると何故分からないテエロ!
テエロは攻略対象じゃないけど負けず劣らず危ない。
グレオニーは殺害女選択時の台詞がありますが、あれはヤンデレじゃないと思います。
基本的に常識的な一般人ですし、憎んでいるままなので、愛情を拗らせたわけではありません。
誰かを激しく憎んだ経験がなく、執着を無理に言葉にしようとしてああなったのでは。
ヴァイルに監禁されるのに手こずったんですよね。
反転からいこうとしたら、王になるために鍛えたせいで負けたくても負けられず。
最初から始めてじわじわ憎み合うルートも試したものの、ヴァイルからの憎悪不足のためか決闘が不発。もっと憎めよ!
タナッセ友情イベント回収のついでに憎悪Cを見て、憎悪Bの方はグレオニー愛情と並行しました。
グレオニー……。
政治的に戦うための後ろ盾も手腕もないからな。
愛情Aで見た後に最初からプレイして愛情Cを試したんですが、文章は同じでした。せっかく失敗してやり直したりして護衛にしたのに……!
『最後の試合』経由なので悲惨さが増しました。
「実力不足を痛感しながらもレハトへの想いを糧に剣の試合で見事優勝。スランプから脱したと思ったら敵襲からレハトを庇ったため利き腕を負傷し、剣を握れない体に。それでもレハトを護りたい一心で護衛を続ける覚悟を決める。しかし新たな王にレハトが監禁され、抗議したら城を追放される」。
悲惨ってレベルじゃない。
他のキャラと組んで救出に動いてくれないかな。
抜け駆けしようとするトッズをローニカが牽制するも、一人でおいしいところを持っていこうという発想がないため他のキャラがカッコよく決める予感がします。
個人的にはモゼーラの奮闘を見てみたいんですよね。
嬉々としてヴァイルの悪評ばらまいて火消しに奔走させてくれ。
『からくりサーカス』第30幕 Pieta
唐突に出てきたシャロンが気になって気になってギイの退場に集中できませんでした。
あのシーンをやるなら、彼女の役割は確実に他キャラがやると思ってた。
散々代役祭りしておいて何故そこは原作通りにやるんだ?
『うしおととら』のアニメでいきなり神野が登場したのは、「うしおが他所で戦ったり学校行ったりしている間に東の長が説得しに行ったんだな」と脳内補完できますが、アニメだと鳴海は病棟で目覚めた後スケジュールがギッチリ詰まっていたので、「実はこんな出来事がありました」で済ませるのは無茶です。
血を飲ませる描写を省いてヘレンに言わせるのでは駄目だったのでしょうか。彼女なら子供達のために身を削るようにして戦う鳴海の姿を見ていますから、説得力があります。
せめて飛行機の乗客とか、アニメ内で描かれたエピソードの人物を持ってきてほしかった。
同じように唐突に出てきたフラッシュ・ジミーにも笑いましたが、「ちょと目立つだけの、大勢の人形のうちの一体」と思えば気にならないし、旧真夜中のサーカスにいたと言われてもおかしくないので別にいい。
鳴海が腕を整備するシーンでハッとしました。
鳴海は自分の四肢を失い、託された手足ごと仲間の想いを背負っているんですよね。
自分の手足を見るだけで散っていった彼らのことを考えずにはいられず、頑なになってしまうんでしょう。
ミンシアは結局まともに謝らないのか。
「貴方のことを認めてミンハイを任せます」みたいな顔する前にやることあるだろ。
八つ当たりしたことをしっかり詫びてほしかった。
最古が攻撃しないよう牽制するエレオノールは偉いな。
ギイ関連がじっくり描かれて嬉しい。
決闘をやってくれてよかった。
「フランシーヌ人形の生まれ変わりなんて絶対許さない」と言うばかりの鳴海の本心が垣間見えましたね。
「ひょっとしてすでに記憶が……」と思わせる。
彼女に惹かれているからこそ、己の心ごと彼女を否定せずにはいられないんでしょうね。
関わったことが一切ないただの他人だったら、少しは落ち着いて対応できたかもしれない。
ギイは、引っかかる行動もあるけどそうするしかなかったのも分かるというじれったい男です。
からくり屋敷で見ていたなら助けろよとか、エレオノールを守るために黙っていたのは分かるけどサハラで全滅した「しろがね」達を思うともう少し何とかしてほしかったとか、エレオノールが大事なら憎しみをぶつける鳴海をもっと説得してくれとか。
最期は特に力が入っていました。
アニメだとギイと勝の師弟関係がないので会話が薄く感じられたのが残念ですが、そこ以外はよかったです。
エレオノールと鳴海を見送る心のこもった声や、最期の表情、構図の美しさが素晴らしかった。
『1000円ヒーロー』82話
ええ……。
えええ……?
やだ……。
お前だったのかよ。
出てきた場面を読み返さないと。
慇懃無礼な態度はキャラ作ってたのか。素の口調は軽いんだな。
今まで「刃頑張れ! こいつの澄ました笑みを引っぺがしてやれ!」と思ってたけど、こうなると言いづらい。
変装能力持ちの怪人、マニフェイスについては2巻で触れられていましたね。
冒頭の赤面からの落差が激しくてついていけない。
ほのかが助けを求める相手に刃も含まれていたのが嬉しいけど、喜んでる場合じゃない。
麻衣が変身するシーンは燃えたのにほのかが変身するのは辛い。
いやだ! 見たくない!
1巻の時点で「子供はほぼ怪人にならない」と語られていました。
漫画で「ほぼ」大丈夫と言われる場合、大抵問題が発生する。
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