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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2019/6/9

拍手してくださった方、ありがとうございます!

前回の続きで、ハドラーがミストバーンの正体を知ったらどんな反応するかもう少し考えました。
ヒムのように見下すのかどうか。
まず、ヒムに対してミストの方が人形風情と馬鹿にしていたことを考えねばなりません。
生まれつきの体質で侮辱されるのが嫌なはずなのに、先に自分がやってる。
冷酷非道な所業の数々は「バーン様のため」で済ませるとしても、バーン様に関係ない部分での行動です。
売り言葉に買い言葉で痛恨の一撃くらったのでは。

ハドラーがヒムに生命や闘気を与えたと言っても、思考まで同じわけではないんですよね。
ヒムは「正々堂々の勝負=一対一、正面からの殴り合い=男の戦い」という図式を尊びそこから外れた者は即座に全否定する勢いですが、ハドラーはそこまで脳筋じゃないでしょう。
最大の違いとして、ハドラーが使徒達の中で一番こだわったのはダイですが、ヒムはヒュンケル。
当然、他の人物に向ける感情や評価も違ってくるはずです。

親衛騎団との対応の違いについて、ザボエラへの態度を見てみました。
アルビナスが処刑を進言した時、ハドラーは「尽力してくれた」と認識していることが分かります。
罰を軽くして情けをかけている。
軽減される前の、独断で軍を動かして処刑というのは重い気がするのですが、魔王軍の軍規の詳細が分からないのでそこは何とも言えません。ミストバーンもザボエラに功績無しに戻ったら処刑と告げますし、全体的に処刑のハードルが低いのかもしれない。
バーン様にとどめを刺す直前に拘束された時も、ヒムがダニ呼ばわりして怒る一方で、ハドラーは何も言わない。
ミストバーンだけでなくザボエラの協力もあって今の彼がいるわけですから、悪く言ったら引っかかったかもしれない。
そう考えると、ヒム達のザボエラに対する態度が酷い。
寄生虫発言に「ミストの協力あってのハドラーや親衛騎団だろ!」と思いましたが、ザボエラへの言動にも当てはまる。
その辺を認識しているハドラーとヒムとでは、やはり対応は違ってくるのでは。
疎んでいた状態から熱い魂と認めて感謝した相手を見下すかというと……。
ミストが殺しに来た時も、道具や駒だったのかと尋ねて返答にショックを受けても非難はしませんでした。
正体知って掌返すようだと「外見や能力じゃなくて中身を認めたはずだろ?」となるだけでなく、「そんな奴にあれほどこだわるミストバーンって見る目ないんじゃないの?」と両方の評価が下がりかねないので、見下しはしないんじゃないでしょうか。

以上を総合すると「ヒムはミスト以前にザボエラに対する態度を改善すべきでは?」という結論に達しました。
まずそこからか……。
ミストとハドラーの関係を考えてたのにいつしかヒムとザボエラに。
覚悟を決めた後のハドラーはミストの好感度上げる方向に行ってるので大丈夫じゃないかな。
ミストバーンが好きなキャラだからと言って無条件で肯定しろ、チヤホヤしろなどとは思いません。
ただ、否定・批判するならば、本人にはどうしようもない体質ではなく、言動で判断してほしいと思います。
それはミストバーンに対しても言えることで、相手を否定するのは内面に向き合った結果であってほしいんですよね。

『からくりサーカス』第33幕 仲町三人VSレディ・スパイダー
仲町三人の戦いは最後に芸を披露したノリが美味しいとこ持っていったな。カッコよかった。
団長の一言にもグッと来た。
アルレッキーノVSブリゲッラはどちらの攻撃も破壊力高そうでいいですね。
サハラでアルレッキーノが切り札使わなかったのは、鳴海に使いたくなかっただけでなくフランシーヌ様が近くにいたからだと思っています。
「人間の娘」という言葉に安心しました。
前回人間の娘呼びだったのに急にリーゼ呼びになるんじゃないかと心配してました。ちゃんと整合性を取ってくれると嬉しい。
ブリゲッラはダイ大のミストを連想します。
元々持っていた能力で敵を倒しても達成感が得られない、研鑽によって得た力で真っ向から戦いたいというあたりが似ていると思ってしまう。

今回の見所はハーレクイン戦ですね。
道化じみた仕草、台詞の一つ一つが気持ち悪い。
ハーレクインは『うしおととら』の流に似ていると思いました。
・自分はマジにならない、マジになる者に対してコメントする
・煽られて逆上
・心が空っぽであること
などなど。空っぽなのは他のキャラにも当てはまるか。
ハーレクインは造物主そっくりです。
フランシーヌ要素を含んでいるとはいえ別人に執着する。
近い人が想っている相手を略奪しようとする。
肝心の想い人のことすらモノ扱いし、暴力を振るう。
人類が滅びようがお構いなし。
だからこそパンタローネが笑い飛ばしてスッとした。
ふざけていたハーレクインが本気になる描写は、声や動きがつくと落差が効きますね。
目のあたりがピクついたり、表情や口調が荒々しいものになったり。
叫びながら攻撃するシーンで子供っぽいと思いました。
作られて間もなく、興味を持つ範囲が狭いためでしょうか。
最後の四人は、原作だと滑稽だと笑ったり「造物主そっくりだな……」と引いたりしたのですが、アニメだと哀れだという気持ちも同時に芽生えるんですよね。
パンタローネが痛快。
「笑ってくれる客もいない世界で」という言葉に、自分達の行動を省みているのではないかと思った。
パンタローネとアルレッキーノはかつての自分と戦ったようなものですね。
「フランシーヌ様ではない」という部分は、一回目は静かに呟く印象がありましたが、アニメの言い方もいいな。
以前はフランシーヌ人形とエレオノールを混同する最古達の方が笑われていたのに、ハーレクインが笑われる側になっている。
前回と言い今回と言い、パンタローネもアルレッキーノもエレオノールがフランシーヌ人形でないことは気づいているんですよね。
それでも彼女のために戦った。

次回いよいよ……!
そこまで行くのか。
あの見開きに燃えまくったからこそ、力を入れてほしい。
 
『1000円ヒーロー』84話
千は重傷を負い、恵理からは怪人に協力すると宣言される。
刃の背負うものがどんどん積みあがっていく……。
恵理の目から光が消えていたのに、別れを告げる時だけ光が戻る。
普段クールなキャラが感情をポロリと見せる演出に弱い。

最後のページは卑怯だろ。
かつて敵対した相手が助けにくる、一度は悪に染まったヒーローが味方につくという王道中の王道展開ですが、外見で台無し。
二代目ダイコクさん参上!
中身はイケメンのはずなのに腕が生々しい。

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