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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2020/4/26

拍手してくださった方、ありがとうございます!

ブログが使えなくなった時に備えて、小説投稿サイト『ハーメルン』様に『Sorge il sole』を投稿することにしました。
しばらくは四話ずつ更新し、途中からペースを落とす予定です。
台詞の追加やサブタイトル、会話の内容、呪文の詠唱など多くの変更点がありますので、読んでいただければ幸いです。
こちらからどうぞ。
 
アニメ『ケンガンアシュラ』は次回でやっと黒木が本格的に出てきますね。
私が黒木に注目するようになったのは刹那戦の終盤くらいからで、序盤はどんな感じだったかあまり覚えていないので、理人戦をしっかり見よう。
注目というより「このおっさんおかしくない?」と思うようになったと言うべきか。
 
『キン肉マン』ラーメンマンとブロッケンJr.~恩讐の彼方に~
長期休載のため、ブロッケンJr.とラーメンマンの読切が掲載されました。
……ラーメンマンが無茶苦茶やってる!
ずっと「え?」「え?」と思いながら読み終えました。
お約束的な人情話とトンデモ要素が合わさって不思議な味を醸し出しています。
シリアスなタイトルからは想像もできない展開に頭が追い付かない。ほんとに想像できない!
 
それでは見ていきましょう。
まずは表紙の紹介文から。
確かに、ラーメンマンを父の仇として憎み、倒そうとして返り討ちにあったブロッケンが打ち解けるのが早い気がしていたんですよね。
リング上で力をぶつけた結果とはいえ、もう少し憎しみを引きずってもいいんじゃないかと思ったのは事実。
その時は「ブロッケンが極度のお人よしなんだろう」と自分で納得したのですが、和解まで何かイベントがあればと感じていました。
今回の話はそのフォロー。違和感を抱いた個所の補完になるはず……なんですが、ラーメンマンのぶっ飛び具合にかえって疑問が増える!
ロビンが目立つからインパクトが薄れがちですが、よく見ると無茶苦茶具合は劣っていないんですよね、ラーメンマン。

ラーメンマンはブロッケンマンを惨殺したことを深く悔いてるし、その償いにブロッケンを導こうとしていることは伝わります。
復讐に囚われて周りが見えなくなるのはまずいのも事実です。
それでも殺した本人が息子に、父親のことは忘れろと告げるのは何度見ても「えぇ……?」となりますね。
「二人がどのような言葉を交わして絆を築くのか」などと考えていたところに直撃する「脳がない!」発言からのMRI爆発。
うえー!?
何なんだこれ……「そうか、脳がないからこの後ウォーズマンに頭を抉られても生存できたのかーッ!」と納得させるための説明なんでしょうか。
いや、単に映らなかっただけで、ちゃんと存在しているんでしょう。
超人の肉体は機械では測りきれませんアピールということで。
そのために医療機器が爆発するっておいおい機械が犠牲になったよ。スカウターか?
西洋医学では私の体は癒せないって言ってるけど、そうなの? メディカルサスペンションは?

改めて考えると、ラーメンマンと彼を憎むブロッケンを同室に入れたのはまずいのでは?
ブロッケンが手段を選ばず復讐に走る男じゃなくてよかった。
無印では怪我が癒えていないのに腕立て伏せするラーメンマンを素直に心配していましたが、この話では刺々しい態度を取っています。
どっちなんだろう。
今回二人の関係を描き直したわけですから、後者の描写が優先されるか?
ブロッケンはお人よしだから、「普通に心配した後、仇だと思い直して突き放す」という無印と今回の読切の合わせ技でもおいしいかもしれない。

ブロッケンはラーメンマンの姿が病室から消えていることに気づく。
ラーメンマンは顔はシンプルなのに筋肉ガチガチなんですよね。ギャップが激しくて笑いがこみ上げる。
山中で特訓するラーメンマンを見て敵の血に飢えていると解釈するブロッケン。
どう見ても違うだろ。
ラーメンマンと戦う展開に持っていくためとはいえ、強引な気がする。ここまで思い込みの激しい性格でしょうか。
あえて理由をつけるならば、高い理解力が復讐の念でおかしな方に発揮されたのかもしれない。
ブロッケンの攻撃をラーメンマンは軽くいなしていく。復讐に囚われていては攻撃は届かないらしい。
精神面だけでなく、「復讐に拘り過ぎると対象が限定された戦い方になってしまう」という実践的な理由も語られるのがいいですね。
こういうロジカルな部分を見せつつ色々おかしいので脳がシェイクされるんです。
ブロッケンが邪念を捨てて一心に手刀を繰り出すと、ラーメンマンの表情が変わった。好きです、こういう演出。
出た、ベルリンの赤い雨!

勝負を中断したラーメンマンは、今日がブロッケンマンの命日だと語る。
ラーメンマンがこの山に来たのは傷の治癒とブロッケンマンの供養のため。
だったらあらかじめ線香を用意しておくべきでは?
さらっと貴重な木に火を点けやがった。
ちょうどその辺に転がってた石を墓代わりにしてるし。
死者を悼む気持ちこそが重要なんでしょうけど、いくらなんでもフリーダムすぎない?
・ブロッケンマンが死んだり埋葬されたりしたわけでもない無関係の山で
・そこらへんに転がってた石を立てて墓にして
・たまたま生えていた貴重な木を線香代わりにする
って、もうちょっと形式に拘ってくれ。
ブロッケンもブロッケンです。あれで供養だと理解&納得できるのがすごい。
やはり彼の理解力と好意的に解釈する能力は飛び抜けているな。
さらに驚くのはブロッケンマンの魂が出てきたことです。
あれでOKなのか……。
父親を想いブロッケンが涙を流したり、ブロッケンから受けた傷は勲章だとラーメンマンが語ったり、いい話の空気が漂ってるのに、最後に奇跡の樹の説明があるせいで「ちょっと待てー!」と叫びたくなる。
燃やすなよ!

最初から最後までアクセル全開で、「待ってくれと叫びながら追いかけるも置いて行かれる感覚」をたっぷり味わえました。
頭がおかしくなりそう。

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