忍者ブログ

ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2023/10/15

拍手してくださった方、ありがとうございます!

アニメ『Helck』感想 第十四話 傭兵団

ヘルクの過去を見ているとベルセルクの黄金時代を思い出す。傭兵団の陽気な仲間達……愛しい女性……うぐぐ。
ジェットコースターに乗ってゆっくりと上がっていくような感覚です。

ヘルクは徴兵によって魔物討伐部隊に所属することに。
普通の人間だった頃のエディルと出会いました。
新世界生物に人間が叩き潰されてる……。ギャグが多いから目立ちにくいけど過酷な世界です。
新世界生物は帝国の戦士でも畏怖する存在。
ヘルクやヴァミリオを見ていると感覚が麻痺しがちですが、本来は絶望的な相手なんですよね。
当時のヘルクもボコボコにされる……けど耐える。
「思ったより耐えられる」じゃないんだよ。ギャグをやる場面じゃないのにギャグだよ!

エディルは領主の息子で、町を守るために行動していた。
エディルに協力することにしたヘルクは、彼の町でアリシアと出会う。
可愛い! 強い!
そしてツッコミができる!
ツッコミを担うヴァミリオの出番が少なくなっているからありがたい。
ヘルクを見た彼女の反応は……。
「やだ半裸!」
一瞬「そこツッコむの?」と思いましたが、冷静に考えるとツッコミどころですね。忘れてた。
剣で魔物を倒すアリシアとエディル、拳でドゴーンのヘルク。
アリシアが引いてる……。
常識的な反応に、当たり前のように捉えていたことがそうではなかったと気づかされた。慣れって怖い。

アリシアは対魔物専用の傭兵団リーダー。
彼女が魔物を倒せるのは本人の実力だけでなく武器の力も大きい。聖剣に込められた魔力が魔物特攻だとか。
ヘルクは町を守るために彼女の傭兵団に加わることにしました。
りんごの収穫やBBQ、枕投げや入浴時にも魔物は襲ってくる。
彼らと過ごすヘルクが楽しそうで良かったです。最高の仲間「だった」。

アリシアは戦士の家系で、中には勇者もいた。あー……。
アリシアはヘルクの強さにプライドを傷つけられているけど、きちんと受け止めるのが偉い。
悔しさや劣等感に呑まれず、相手の強さを素直に認め称賛することができます。ヘルクの強さが何をもたらすか分かっている。彼のおかげで仲間や町の人々が死なずに済んでいる。
アリシアは優先すべきものが何か、何のために戦うかを見失っていなくていいですね。
「これからも一緒に戦ってね!」
笑顔がまぶしい! 答えるヘルクもいい笑顔。

四年魔物退治を続けても状況は良くならず、王国は魔王を諸悪の根源として討伐することを決定した。
何という濡れ衣。帝国が魔物を操っているわけじゃないのに……むしろ魔物や新世界生物と戦う側です。勝手に諸悪の根源扱いされて討たれる魔王が気の毒。
魔王討伐を命じられたクレスは成功させたものの、瀕死の重傷を負う。
うえ、痛々しい……。基本的にライトな作風ですが、えぐい描写もあります。
大賢者ミカロスが登場。
魔王討伐に参加した一人であり、過去に病気のクレスを治療した人物でもある。
金髪のたくましい兵士、ゼルジオンもいる。敵として登場した頃は嫌な印象を受けたけど、元々は国を守るために危険な戦いに赴いた男です。

視聴者視点だと当たり前だと分かっていることですが、魔王を倒しても魔物はいなくならない。
再び魔物が攻め寄せ、人々は城に押しかけてクレスを戦わせようとする。
瀕死だっつってんだろ!
クレスだけでなくゼルジオンに対しても本当は逃げて来たんじゃないのかと詰る。命懸けで戦いに行って帰ってきてこんなこと言われたらやってられんわ。
クレスを出せ、逃げるんじゃねえ、戦えチキン野郎……人々のために戦って戦って死にかけている英雄によくそんな言葉が吐けるな。
この国滅んでよくない?
まともな人もいるから……一部を見て全員そうだと決めつけるわけにはいかないから……。
ひたすら愚かで醜く見えますが、魔物の脅威に晒されていない視聴者の立場だから言えることでしょうね。
あの世界の普通の人間は魔物に殺されるだけなので、強い人に縋りつきたくもなるでしょう。
……いや、縋るだけならまだしも罵倒するのは擁護も理解もできないな。
「助けてくださいお願いします」と懇願するしかない立場であって、罵るのは意味不明です。

魔王が死の淵から蘇った可能性を考え、ヘルクが魔王を倒しに行くことにしました。
大怪我している弟に酷い言葉ばかりぶつける人々にブチ切れないだけでも凄まじい精神力だ。
次回はアズドラとの対峙ですね。


天命探偵シリーズ五作目『クロノス』のコミカライズ、『クロノス 次世代犯罪情報室』を最後まで読みました。
一番好きなキャラが一番イメージと違うという不安を抱えながら読みましたが、楽しめました。
読み終えて脳内の鳥居の姿が漫画版で固定されました。
凍れる時間の秘法でも使ってんのかと言いたくなるくらい若く見えるな。その顔でおっさんは無理だろ。
内容は……鳥居の出番が増えてる! 娘の奈々の姿も判明! 可愛い!
鳥居と初めて会った黒野が喧嘩売りまくったり、鳥居親子が省吾と出かけてゲーセンで遊んだり、二巻は特に出番増量しています。
終盤も、原作だと腹撃たれて病院送りになった後は出番が無かったけど、仲間達がお見舞いに行く描写が追加されています。嬉しい!
『スナイパーズ・アイ』の内容にも触れられていました。
首輪+黒のロングコート+スナイパーライフル装備の鳥居が描かれて、嬉しい通り越して混乱した。
夢じゃないのか……? 現実だよな?
殺し屋のような外見です。首輪が思っていたより機械的で、強化パーツみたいなデザインだ。
できれば世界中の不幸を一人で背負っているような表情が見たかったけど、志乃と省吾に呼びかけられて驚いてる表情もいいですね!
これが、止まっていた時間が動き出した顔か。

漫画を読む前と後で印象がガラリと変わりました。特に黒野と鳥居の会話・関係性。
黒野がいきなり鳥居を「無能さん」呼ばわりした時は驚いた。怒るより「え、何?」と疑問に思いました。喧嘩の売り方が豪快すぎる。
省吾に突っかかったのは羨望の裏返しと作中で語られますが、鳥居に喧嘩を売ったのは何故。山縣にはそんなことしないのに。
漫画を読む前は鳥居にわざわざ辛辣なことは言わないだろうと思っていましたが、全然違った。失礼な事言いまくった。
省吾に連れられて鳥居のお見舞いに行った時、気まずそう。無能だの偽善者だの貶したからな。
鳥居から頭に手を置かれて笑いかけられた時の何とも言えない表情が味わい深い。
素直になれない子供と温かく接する父親みたいな光景です。
PR

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

最新記事

(04/28)
(04/21)
(04/14)
(04/07)
(03/31)
(03/24)
(03/17)
(03/10)
(03/03)
(02/25)