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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

2023/10/29

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アニメ『Helck』感想 第十六話 覚醒の真実

話がどんどん重く暗くなっていくのでピウイが恋しい。

ゼルジオンがヘルク達のもとを訪れた理由は覚醒化計画を止めるため。
何の代償もなくいきなり強大な力が手に入るなんておいしい話はありません。
精神が壊れ自我を失い術者の命に従うだけの駒となる。
王国の上層部は、その術を貴族を除く全ての民に施すつもりです。クズ。
ゼルジオンも貴族の一員なのに止めようとしているんですよね。恩恵を受ける側なのに。
ま、まともだ……。
人間や王国のアレな部分が目立ちますが、まともな人もいるんですよ!
悲しいことに、今の王国では排除されるのですが。
真っ当な考えを持ち覚醒に反対していた彼が、覚醒させられて悪人面を披露していると思うと……。

ラファエドも黒だと確定。
ミカロスはともかく、ラファエドまで黒幕側なのは悲しい。
計画を阻止するため、鍵となるクレスを救出するのがゼルジオンの作戦です。
クレスを我が友と呼ぶゼルジオンは熱い男。
貴族の身でありながら民と国を守るために戦ってきた。
作戦にはアリシアやエディルも参加します。
アリシア……反逆者になる覚悟で協力するなんていい女だ。せっかく着替えたのに。
もちろんエディルもいい奴です。
そんな彼らが現在どうなっているか考えると気分が一気に落ち込みます。
ゼルジオン! 声がデカい!
隊長として大声で号令かけることが多いせいか?
熱いところを見せたりギャグをやったりするゼルジオンに何とも言えない気分になってしまう。

進んでいく中でヘルクは魔族との共存の可能性について仲間に語ってみました。
しかしエディルもゼルジオンも否定的で、アリシアですらもっと疑うべきだという反応。
これは責められない。
アズドラ達は悪い奴じゃないと信じられるのも、ヘルクの言葉が事実だと分かるのも、視聴者視点だからです。
時間をかけて魔族=悪という常識を教え込まれた人々が簡単に脱却できるはずがない。
それでも確かめに行ってみようかと提案するだけアリシアは柔軟です。ヘルクの事を心から信頼しているんだな。

クレスのいる場所に辿り着いたが、そこには王や元老院の面々、ミカロスがいた。
個性の感じられない元老院の人々とは対照的にミカロスが目立ってますね。悪役らしい表情をしています。
操られたクレスに攻撃され、ヘルクは反撃できない。
ピンチの彼をアリシアの一閃が救った。
彼女が持っている剣は勇者殺し……勇者特攻の武器だった。
そのおかげでクレスの動きを止めることができたものの、剣をミカロスに奪われてヘルクがやられてしまう。
ヘルクの苦しむ姿に絶体絶命の状況だと突きつけられる。
次回……いや、その次で回想が終わるか?


鳥居は爆発物製造で家の中が酷いことになっただけでなく、立てこもり犯として報道されたんですよね。
今後の生活がますます大変に……。
黒幕のせいで鳥居親子の人生滅茶苦茶だよ!
どんな風に報道されたんだろう。
無理矢理やらされたことまでしっかり触れられればいいのですが。
何も知らない記者視点で一連の流れを見てみたいですね。
人質にされた志乃と笹本が鳥居を擁護して困惑しそう。
志乃が「鳥居さんは娘の奈々ちゃんを人質にされていたんです」と訴え、笹本が「この事件の真犯人は鳥居祐介ではない」と告げたりしたのかな。
笹本やSP視点も見てみたいところです。
鳥居の手錠を外させて、娘と会わせて、親子が再会できてよかったと思っていたら鳥居が狙撃されて娘が泣きじゃくるのを見た笹本の気持ちを知りたい。

鳥居関連の好きな組み合わせについて。
原作では、よく笑うし冗談を言い合える省吾、頼もしいところを見せることが多い公香の二組が好きでしたが、漫画を読んで黒野との組み合わせも一気に好きになりました。
黒野は鳥居の性格など内面をどう思っているんだろう。
漫画を読む前と後で印象が全然違う!
読む前:鳥居は感情的に騒いだり突っ走ったりしないから黒野も辛辣なことは言わないだろう。お互い能力を評価して作戦を話し合うのがメインで、内面にはそこまで深く踏み込まない印象を受ける。
読んだ後:黒野は鳥居を無能・偽善者扱いするし、鳥居は会ったばかりなのに踏み込んでる!
無能扱いしたという要素があるのと無いのじゃ『アトラス』の印象が大違いだよ!
台詞は同じでも感じ方が大幅に変わります。
「あんたは、狙撃で鳥居さんに勝てる?」とか、「彼は、トリガーが引ける男だからね」とか。

漫画を読んでからいっそう好きになった『アトラス』の黒野と鳥居の台詞・会話を取り上げます。
・一発の弾丸で二人まとめて撃ち抜く直前
「鳥居さんでも、難しい?」
この言い方よ。こんな風に訊かれたらできないなんて言えないって。
期待や信頼がこめられているように感じられる。
・作戦会議中
私の腕を疑っているのかという鳥居の問いかけに対し、
「もちろん、信じているよ」
と答える。
あのひねくれ者の黒野が信じているって……。
・野村との会話
野村の「負けるわけがないだろ」発言直後の
「だってさ。鳥居さん。こいつ、やっちゃってよ」
呼びかけに応えて野村の武器と彼の仲間二人の手足を撃ち抜く鳥居さん……。
そこから黒野の「彼の腕は、今証明しただろ」もいいですね。
鳥居を悪く言われた場合、ストレートに怒るのが省吾で、鳥居の実力を思い知らせるのが黒野か。
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