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アニメ『Helck』感想 第二話 運営スタッフのアン
ヘルクの爽やかな笑い声が耳に残る。
思っていたより進行がゆっくりです。
嬉しいけどどこまでやるんだろう。
やたらとしつこいアイツが、粘りはそこそこに倒されてくれたらちょうどいいかも。
澄ました顔ばかりじゃなくて焦ったり驚いたりいいリアクションしてくれるけど、とにかくしつこかった印象が……。
気を取り直して、次の種目はレースです。
馬のような生物に乗ってゴールを目指します。
ヘルクの相手だけ小さく弱そう。仕込みが露骨ですが、魔族の大半は気づかない。ヘルクがデカいからウマが小さく見えるんだと勘違いしてる。
大丈夫かこんなんで……よく人間に滅ぼされなかったな。
ヒュラはちゃんと運営の狙いに気づいている。
おお、真面目だ。
ヴァミリオとヒュラが常識的で癒される。ハジけるキャラが輝くのも常識的なキャラがいるからです。
ヴァミリオが勢いよくツッコみ、ヒュラは呆れながら淡々と呟く。バランスが取れています。
あーヒュラも好きだなあ。
『Helck』の女キャラは大体みんな可愛いんだよ!
アリシアの登場も楽しみです。
レースが始まったものの、ヘルクの馬? は大砲の音に怯えて動かない。
泣いてる相手にヘルクは温かな言葉を掛けて励ます。心も体もでっけえ男です。
だからこそ人間滅ぼそう発言の重みが増す。多少嫌な目に遭ったところで人間滅ぼそうなんて考えないはずなんですよ。
勇気づけられた馬? が凛々しい顔つきになり、ヘルクとともに走り出す。ヘルクとともに。
地面に足がつくからヘルクも走ってる。馬の意味ねえ!
しまいには抱えて走り出す。
ヴァミリオのツッコミがいちいち的確。
「作るの大変だったんだぞ」とか「せめてまたがれ」とか。
この短期間でヘルクなら何かやる、この程度の壁は乗り越えると考えるようになってるんですよね。信頼が築かれています。
ヘルクの姿に触発され、ケンロスも馬から下りて走り出す。お前もか。「真似しよ」ってかるーい。
ヒュラは自由すぎる彼らについていけない。ヒュラさん、お疲れ。
ヴァミリオ達の前に現れたのは四天王の一人、アズドラ。
青く長い髪、整った顔立ち、底知れなさを感じさせる声……と強キャラを予感させてからの包帯男登場。すでにボロボロ。
味方側の強くてカッコいいキャラの初登場シーンがこれ。
すごく強い美青年なのにギャグをやってばかりなのは『B.B.ライダー』のロンドみたいだ。ロンドと違って見せ場がたっぷりあるけど。
アズドラはヴァミリオにしつこくちゃんづけして怒られる。
相手が嫌がってるんだからやめなよ。
アズドラの提案により、決勝戦の内容は魔王城奪還になりました。
ヴァミリオも運営スタッフのアンと名乗って同行します。
ヴァミリオとヘルクが握手する光景にジーンとくる。
この二人の友情が好きなんですよ。
種族を越えた絆……素晴らしい!
次話が楽しみです。
ヘルクとダイ大キャラの会話を見たくなります。
特にダイ、初期バラン、ヒュンケル。
ヘルクはダイの、ダイはヘルクの背負っているものの重さや抱いている悲しみに心を痛める。
バランは「人間に迫害された? 大切な女性まで悲惨な目に? ……やはり人間は愚かだな、ともに滅ぼそう」と共感する。
ヒュンケルは「人間への恨みや憎しみだけで滅ぼそうとしているようには見えん」と自分との違いを見抜くかもしれない。
『新説魔法少女』の烈は古い不良だけあって精神論を唱えがちですが、自分でも実践しているから好印象。
脳と神経を侵食され理性を失っていくのに必死に抗おうとするからな。
相当な苦しみを味わい、自分の体が勝手に動く状態で精神面は元気なんですよね。千代子の身を案じたり自分を陥れた相手に怒りを燃やしたり……気合入ってる。
体が大変なことになった挙句友達から殺されかけたのに特に引きずることなく生活できてるのでメンタルが頑丈ってレベルじゃない。