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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

金色のガッシュ!! 感想 5

金色のガッシュ!! 感想 5


8巻 Level.141~Level.160

・蹂躙
千年前の魔物達に押し潰されそうだった清麿達を、ブラゴとシェリーが助ける。
協力ではなく、自分達の手で決着をつけるためですが。
ブラゴとシェリーの力が圧倒的で笑いが出る。
シェリーすごいな。
体術で自分への攻撃を捌く。
何発も呪文を撃つ。
それだけではなく、強い呪文と弱い呪文を使い分け、洗脳されたパートナーが死なない程度に攻撃。
多数相手に加減しつつ戦えるのは、凄まじい力量を証明している。
数十体倒して宿敵と戦う力を残しているんですよね。
このシーンではライバル感というか、終盤に立ちはだかる壁だと強く感じさせてくれました。
「ボンジュール、ゾフィス」
かーっこいい……!

・レイラ救出
石に戻されると怯えるレイラ。彼女を助けようとする清麿。
「やばくなったら私が体を張って助けに行く」
と宣言するフォルゴレの表情が凄味を帯びている。
邪魔しようとするパティをガッシュが阻む。
ガッシュの目に気圧されるキャラを見るたびに、バリーを連想してしまう。
猛り狂う恋心で他人を跳ね飛ばしてきたパティも、さすがに小さな女の子が震えて泣いている姿を見ると心が痛む様子。
やっと落ち着きを取り戻してくれたか。
ガッシュ達の味方になろうと促すビョンコ。自分達が悪いと分かってますからね。
暗示に負けそうになったパティを救ったのは、清麿でもガッシュでもなく……洗脳されているはずのアルベール!
イケメンです。

・VSデモルト&ヴァイル
力だけでなく技術も備えた暴れっぷりはある種の爽快さすら感じる。
パートナーは自らの意思でゾフィスに協力している清々しいまでのクズ。
月の石を入手して人々を洗脳するつもり……うーん気持ちいいくらいの悪党ですね。
「初めて一生懸命やろうと思えることに出会えた」とのことですが、方向がまずかった。
パティもようやくガッシュの味方として参戦してくれました。
彼女の命令に従うだけだったウルルが、自分の意思で呪文を使った。
今まで「何で言いなりになってるんだ、止めろよ」と思っていましたが、家族の生活がかかっているから強行手段に出られなかった。
それでも注意はしていたのか。「何やってんだ」と思ってごめん。
というか、家族の生活をネタに従わせるってあくどいな……。「子供のやることだから」「幼くて他人の気持ちがよく分からないから」という擁護がますます困難に。人の嫌がることを把握してるじゃないか。
注意しても聞かなかった彼女が、初めて罪の意識を感じた。
危険を冒して月の石を壊し、苦しめた人々に詫びる。
ちゃんと反省し、行動で証明したので、これ以上責めるのは無粋ですね。
洗脳の解けたアルベールとレイラのペアがこれまた強い。
心がつながっている。
逃げようとしたデモルトによると、人間や魔王候補を滅茶苦茶にするつもりだったらしいが……無・理。
それアシュロンの前で言えるの?
クリアの監視のために大人しくしていますが、喧嘩売ってきたらきっちり叩き潰すでしょう。

・VSゾフィス&ココ
シェリーへの憎しみをぶつけるココ。心を折りに来ている。
うわあ、ゾフィスも楽しそう。
首飾りの一件は家族の仕打ちにどんびきです。
娘を犯人扱いして床で食事させるって……虐待じゃないですか。
シェリーがブチ切れて髪からヌンチャク出してボンジューボンジュー言いながら屋敷内をメチャクチャにしても文句は言えない。
あれほど必死で救おうとした親友から憎まれていたと思い、闘志を失うシェリー。
……を容赦なくぶん殴るブラゴ!
ちょっ……苛立つのは分かりますが抑えて!
ここは平手とかじゃないのか。
口から血を流すほど殴り飛ばさなくても。鈍い音が響いたぞ……。

「てめえの信じていたものは……あんな言葉で潰されるものだったのか!?」
ブラゴの言葉を受け、親友を信じ、シェリーが立ち上がる。
反撃のバベルガ・グラビドンに興奮せずにはいられない!
腕があり得ない方向に曲がったゾフィスが実にいい表情を。見事なやられっぷりにスカッとする。
反撃しても苦しい状況だが、やはりブラゴの言葉がシェリーを支える。
「お前は今のために、やることはやってきたハズだ」
親友を助けようと必死に進む姿を、誰よりもよく知っているのは彼ですからね。
ゾフィスの悪あがきも見抜き、勝利。
しかし、一件落着とはいきません。

9巻 Level.161~Level.179

・決着
今までのココの言動はゾフィスの植え付けた別人格によるもの。
本が燃えれば元のココに戻るが、悪行の記憶も残るため、一生罪の意識に苛まれる。
ゾフィスなら記憶を消せるが、シェリーへの嫌がらせでそのままにするつもり。
ゆがんでるぅ。
叫ぶシェリーに対し、ブラゴは冷静。
ゾフィスの心を見抜き、ブラゴに怯えているという真実を引きずり出す。
「魔界に帰った後も……オレから逃げ続ける生活を送りたいか?」
すごむ姿が強烈。
ここで助けたのは、パートナーのメンタル云々という戦力的な意味も大きいでしょうが、それ以上にシェリーの奮闘に報いたいという気持ちが大きかったんじゃないか?

・日常へ
アルベールの頬にキスをするレイラが可愛い。
彼女と別れを告げ、清麿達は日常へ戻っていく。
シェリーとココの会話に胸が熱くなった。
記憶が無くても、彼女が助けたことに気づいている。
今までずっとシェリーに助けられてきたという認識だったんですね。
個人的には、闇ココの台詞は全部嘘ではなく、わずかな気持ちを増大させたもので、確かに存在していた方が好みです。
嫉妬や羨望が全く無いというのも考えづらいですし、暗い感情があっても感謝や友情がそれをはるかに上回るならば、いっそう燃える。
シェリーからブラゴへの宣言がさらに熱い。
「私の命にかえてもあなたを王にする! 必ず……必ず!!」
ブラゴは「最初からそのつもりだ」って、反応薄いな。
親友を救うという目標を達成したシェリーが燃え尽きる可能性もあったわけですから、嬉しかったのではないでしょうか。

・博士勧誘の旅
ナゾナゾ博士がどのように仲間を集めたか、裏側が語られる。
シルエットはおそらくファンゴと、テッドと……水に浸かっているのはエルザドルでしょうか。
「千年前の魔物が襲ってこようと倒すだけだ」か。自信が窺える。
バリーも出てきたー!
即断ったー!
「オレが次に奴(ガッシュ)と会う時は、決着がつく時だけだ」
この頃は典型的なライバルというか、「ガッシュを倒すのはこのオレだ!」的なノリですね。
グスタフは協力する気はなかったんだろうか。
今のバリーに説いて聞かせても意味はないと思ったのかもしれない。
「帰れ!」と追い返しますが、見境なく戦闘を仕掛けないから穏やかです……多分。

・VSコーラルQ&グラブ
長いバトルが終わった後に出てきて、主人公達の成長を実感させる敵。
調査した相手の姿は小さくて見づらいですが、バリーか?
よく気づかれなかったな。
いや、ガッシュとの戦いで苛立ちがおさまったので、「様子を窺ってるだけの奴にわざわざ殴りかかるつもりはねえ」と落ち着いてるのか。
キッドとも戦わずに済ませました。
食糧買い込んだデュフォーや驚いているゼオンの姿が新鮮。

・テッド&ジードとアース&エリー、カルディオ&サウザー
テッド見てダニーを連想した。
おっさんやじいさんと少年の組み合わせ、渋いです。
ジードに躾けられるテッドを見てふと思った。
バリーの口の悪さをグスタフは矯正しようとはしないんだろうか。
良くも悪くもあまり干渉しないイメージがある。
アースとエリーは何か濃い組み合わせ。
アースは一人称「某」の武士や侍的な口調で従者のように振る舞いますし、エリーは一人称が「オレ」の小さな女の子ですし。
カルディオを初めて見た時「ウマゴンの色違いか?」と思った。マスターの名前は別の漫画のキャラを連想する。

・レインとカイル
ガッシュに手紙が届き、魔界の友人だったレインから本を燃やしてほしいと頼まれる。
レインは気は優しくて力持ちという言葉を体現したような男。
もふもふしていてさわりごこち良さそう。
腹の上に寝そべってみたい。
パートナーのカイルがとても臆病で戦うどころではないので、降りたい。
だが、魔界に帰る前にカイルの臆病さを少しは治したいとのこと。
今まで呪文抜きで倒してきた?
何故か強力な呪文ばかり覚える?
おい……おい。
どこからツッコめばいいんだ?
戦う気なくてそれかよ。
その資質、喉から手が出るほど欲しがる魔物もいるだろう。
もしパートナーが最初から勇敢で頼もしい人物だったらと想像せずにはいられませんが、一人でカイルを守ろうと決意したからこそ、強力な術に目覚めたのかもしれない。
人間にも変化できるなんて便利だな。
アシュロンもやっていましたが、特別な技能なんでしょうか。
自分を酷く侮辱する人間にただの反論で済ませるあたり、相当穏便です。
私がレインなら硬い林檎を握りつぶすパフォーマンスぐらいはやってしまうかもしれない。
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