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ひよこの足跡ブログ

漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。

金色のガッシュ!! 感想 6

金色のガッシュ!! 感想 6


10巻 Level.180~Level.200

・VSロデュウ&チータ
パピプリオとルーパー再登場。
ロデュウとチータが初登場。
ロデュウは初期のバリー並みのチンピラ度を誇る。
パピプリオはロデュウの舎弟なんですよね。
この頃は「力で支配されているだけで、ほんとは慕っていないんだろうなー」と思っていました。
ニパァと笑うロデュウが悪い顔してる。
「仲間を捨てて逃げるアホを後ろから撃ち抜くのが、一番楽しいのによ」
こういう台詞からすると、チンピラなりの流儀を持っているんだろうか。身内には優しく、敵にはえげつないスタイルというか。
ラウザルクの切れ目を狙って攻撃を仕掛けるなど、ゴリ押しな戦い方ではない。パートナーのチータが冷静ですし。
後の「パートナーが空き巣だぜ」発言は、お留守と言いたかったのだろうか。チンピラ感がより強く感じられるので、これもまたよし。

レインとガッシュの出会いが明かされる。
大人でも手に負えない……ゼオンやブラゴ、竜族の神童にも当てはまる。
「大人でも敵わないほどの実力がある」というのが、優勝候補の基準となるのでしょうね。
エルザドル倒したバリーもそこに入るな。
レインの実力を見ると、アシュロンは厳しいでしょうが、エルザドルとはいい戦いができそうです。
昔は荒れていたレインは、臆せず対峙するガッシュの目に強さを見た。
バリーと似ていますね。
ガッシュに頼るのではなく、自らの姿を見せてカイルの臆病を治そうとするレイン。
漢だな。
術を使わずロデュウと渡り合えるのか。
カイルを守るため、必死に戦うレイン。
「本気の姿ってのは怖えもんなんだ、とくに大切なものを守ろうとする時はよお」
穏やかに語りかけられても、血に濡れた獣の姿にカイルは怯えるばかり。
「やはりオレは外道だなぁ、こんな姿でしかお前を守れねえ」
怖がる少年に背を向けるレインの面は、涙で濡れていた。
そんなこと言うなよ……。外道なんかじゃないよ。

ロデュウからすごまれても冷静に返答するチータ。
彼女の言葉を受け入れるロデュウ。
彼女の判断は信頼しているのか。
チンピラな性格でも関係は良好なんですよね。
彼らの攻撃にレインが追い詰められ、ボロボロになり、とうとうカイルが立ち向かう!
あの、攻撃力と範囲が、初めて術をまともに使ったとは思えないんですが……。
ロデュウがギャグ顔で驚いてる。咄嗟にチータを守っていたことにほっこりした。
自分の攻撃を止められて逆上するのはチンピラ臭いですよ。
……ロデュウが登場してから、私は何度チンピラと言うんだろう。
でも浮かぶ言葉がチンピラ以外ない。
ガッシュ達を守るため、凄まじい威力の呪文を放つレインペア。
ここでもロデュウがチータに覆いかぶさって守っています。
この頃からチータのことは大事に扱っていますね。

レインは魔界に帰りましたが、彼が与えたものはカイルに確かに息づいています。
いなくなったレインをクソだのクズだの罵倒する女に毅然と反論する。
それにしても、クソクソ言うキャラが多いですね。
回りくどい罵倒も聞いてみたい。
最後にリオウが姿を見せました。リオウさんちーす。

・モモンとシスター
悪戯大好きエロ猿モモンとパートナーのシスター・エルが来ました。
モモンはスカートめくりや下着ドロをほどほどにすべきだった気が。
インパクトが強すぎて活躍しても燃えにくい。
「モモンすげえ!」というより、「こいつスカートめくったりパンツ盗んでたんだよな」感が漂う。
怖くて勇気が出せないだけなら「仕方ないよな、責めるのは酷だ」と思えますが、悪戯しまくってるから「そんな余裕あるならもっと頑張れよ」と思わずにはいられない。
清麿にお守りを渡して帰ってきてと告げる水野が可愛いです。
ウォンレイが敵の側につきました。
リィエンの呪いを解くため、明らかに危険な企みに手を貸すことに。

・ファウード
リオウは魔導巨兵ファウードの封印を砕こうとしている。
ゼオンとデュフォーも久々にまともな出番です。
彼らはファウードの力で、今までとは違う景色を見ようとしている。
ファウード編、開幕です。

・ザルチムとラウシン
多分リオウの右腕のザルチムが登場。
彼もかなり好きなキャラです。
沢山目がついていたりヒヒヒ笑いだったり不気味なはずなのに、退場を見た後だとあまりそういうイメージは抱かない。
探知役として働いています。
ブザライとキースに慎重に行動するよう指示するリオウ。
慢心せず、しっかり障害を排除しようとしています。

・VSキース&ベルン
ツッコミどころが多すぎて訳が分からなくなるキャラ、キース。
「ギャグキャラは強い」の体現者の一人。
勝手にバリーを宿敵認定。勝手にライバル同士呼ばわり。
おいおいおいおい。
言いたいことが多すぎて何から言えばいいのか分からんぞ!
バリーの方もライバルと見なしているなら、イライラしていた時期に探したと思う。
清麿からバリーについて「前にオレ達が戦った魔物、その圧倒的な強さにオレ達は完敗したんだ」「ガッシュもオレもボロボロにやられ、完敗したんだ」と語られたのが嬉しい。
ガッシュの目に怯んで殴れなかったので、完敗というほど差があったかというと疑問です。
それでも見逃してもらった形になるからなぁ。
清麿達にとっては強大な壁と見なされていると思うと、喜ばずにはいられない。

歌に歌で対抗したり謎の行動が多いキースですが、実力は本物です。一応。
強化前の方が工夫して戦っているように見える。
傷つき倒れたフォルゴレの姿に涙するキャンチョメ。
「もうイヤだ! 僕が何もできないせいで、誰かがいなくなるのは! もうイヤなんだよ!」
着々とあの呪文へと近づいている。
傷つきながらも必死に戦うキャンチョメに報いるために、フォルゴレも力を振り絞り、新しい呪文を唱える。
「こんな時に役に立たない術だったらブッ殺すぞぉ!」
常の彼からは考えられない乱暴な言葉。……獅子の片鱗が覗いてませんか?
キャンチョメの活躍により追い込まれたキースとベルンは撤退。
言い訳が「いも天が食べたい」というのはどうかと思う。
いや、言い訳じゃなくて本気か。
ファウードの力を横取りするためにリオウに協力しているのですが、無理だろ。
一人拷問ごっこがしたいなら、ゼオンに頼んで電撃責めしてもらう手も。
……精神が壊れるか。

・選択
アリシエから選択を突きつけられる。
呪いをかけられたリィエンの命を救うか、世界の危機を避けるか。
ガッシュの決断は、どちらも救うでした。
ベタです。
何の材料もなく言われると引っかかるでしょうけど、「ファウードが魔界から来たなら帰る方法もあるはずだから、それを探す」というのはそれなりに可能性がありそうです。
時間もまあまあありますし、頭のいい清麿がいますし。
アリシエのデザインは遊戯王に登場しそうだ。

・知の門番
魔界に帰す方法を探すため、ファウードの体内を探索。
番人登場。
彼の名はウンコティンティン。
最強のキャラかもしれない。放送禁止的な意味で。
ガッシュ内の法則『ギャグキャラは強い』の体現者。
可愛い女の子の恵に目をつけ、自分の名前を言わせようとする。しかも大声で。
小学校低学年男子か。
アイドルの尊厳を叩き壊す恐ろしい策です。
……もうやだコイツ。
知の門番ならぬ恥(チ)の門番じゃ?
仲間を救うため、涙を流しながら叫ぶ恵。
耳をふさがず、しっかり聞いてる仲間達!
そこは情けをかけようよ。本格的な戦いを前に絆がズタズタになりそうです。

11巻 Level.201~Level.220

・体内探索
助けてくれたサンビームに胸をときめかせるシスター。
頼もしいのは確かですが、恵の叫びを耳をふさがずに聞いていた男だぞ。
落ちてきた物体に困惑するウォンレイをちょっと可愛いと思ってしまった。
ザルチムは影使い。影で束縛するのはミストバーンみたいだな。
ティオ達に罵倒されて汗を流すザルチム……可愛げあるな。
彼の探知能力は役に立ちますね。

・封印破壊
ファウードを横取りする気満々のキース。
まるで隠そうとしないので、あのロデュウすら呆れ顔。
動き出したファウードの力に、一同がギャグ顔で驚く。
シリアスキャラのアリシエまで美形が台無しの顔になってる。
ファウードの解放にノリノリのリオウ。
楽しそうで何よりです。
手下になれば力を与えると勧誘したり、清麿が要だと見抜いて真っ先に潰そうとしたり、立派に悪役してる。
……涙が出そうです。
瞬間移動という予想外の事態にはさすがに焦りましたが、まだまだ粘る。根性のある悪役は大好きです。
「お前も部屋に戻っていていいぞ」
ザルチムにはあまり偉そうな喋り方じゃないな。
他人を散々虫けら呼ばわりしてきたリオウですが、ザルチムのことはどう思っているんだろう。

・VSリオウ&バニキス
ファウードの栄養液……月の石に続く回復アイテムです。
ゲームの回復アイテムみたいに主人公側が水筒に詰めて持ち歩くのはやめてほしかった。
戦いが長引きますし、ピンチになっても何とかなる気配がプンプンしますし。
敵に絶望と屈辱を与えるのが大好きなリオウとバニキス。
気が合ってますね、嫌な方向に。
手足を一本ずつ潰されながらも呪文を唱える清麿。
脳裏を駆け巡るのは守るべき者達の姿。
周囲と分かり合えないままだったら、ここまでされて日本を守ろうとは思わなかっただろうな。
壮絶な覚悟の込められたバオウはカッコいい。
咄嗟に対処したリオウも意地を見せた。
それだけに、斃れた清麿を嘲笑する姿が小物くさくて残念。
虫けらだのクソだの汚い言葉が多く、若干聞き飽きた。
尤も、清麿の闘志に敬意を払うような武人だと後の展開が辛くなるから、これでよかったかもしれない。
この時点では、リオウに対して「この野郎……!」と憤りを覚えていました。

・転落
仲間達が清麿への人工呼吸を躊躇っている間に実行したモモン。
褒めるべきですが、釈然としない。
ファウードの主砲を撃ちたがるバニキスは何を望んでいたんだろう。
つまらない世界を壊したいのか?
「なんだザルチム、まだ自分の部屋に戻ってなかったのか?」という言い方、普通の友達みたいだな。
とにかく、全てが上手くいくと思われたリオウの前に絶望が現れる。
雷帝ゼオンとデュフォー、満を持して登場。
雷帝という称号……惹かれる。
ガタガタ震えるリオウ。同じく震えるバニキス。
「ザルチムが気づかぬハズがない!」ってよっぽど信頼してるんですね。
よかったなザルチム、頼りにされてるぞ。

リオウの言葉を聞き流すデュフォーの表情に笑った。どうでも良さそう。
初めての「頭が悪いな」がきました。
ギガノ級が中級呪文で破られる様は「メラゾーマではない、メラだ」。
彼も一族の期待を背負って王になるために苦労してきたんですよね。
虫けら連呼などの攻撃的な発言に「もういいよ……」と思うこともありましたが、他人を見下さないと己を保てなかったのかもしれない。
自分の命を削って呪いをかけてでもファウードを復活させようとして、ようやく復活させたと思ったら横から出てきたゼオンに奪われて、肉体も精神も痛めつけられて……リオウが武人的で尊敬できる性格だったら、あまりにも悲惨で見ていられなかっただろうな。
本を燃やされ、リオウ脱落。
禁呪を使う前にバニキスに離れるよう促したり、やられたリオウにバニキスが駆け寄ったり、パートナーとの相性は良かったんですよね。
力になってくれるザルチムもいましたし、彼らがいたことが救いだったかもしれない。

・ゴデュファ
ゼオンの手下となって力を求める者は「ゴデュファ」と唱えればいい。
即座に魂を売るキース、もう少し迷えよ。躊躇の無さにベルンも困惑。
デュフォー、ロデュウ、ゴデュファ、ジェデュンと、「デュ」のつく単語が多い気がする。

・VSウンコティンティン
もうやだコイツ。
ウォンレイの勇姿と覚悟が見事に台無しだよ……。
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