漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
サイトのダイ大関連のページをざっと見て、小説の前に語りから幾つか移したいと思いました。
そういうわけで一つ、語りの中で印象に残っていたものを修正・追記して掲載。
原作ではシリアスなミストがくだけた口調で喋りまくるのでインパクトが強かった。
『ダイの大冒険』のことを考え出すといつもミストとハドラーの関係を思って苦しくなります。
ハドラーから信頼を向けられた時ミストがどんな気持ちだったのか知りたい。
知りたいというより問い詰めたいのはキルバーン……の本体ですね。
自分に友情感じて心を許しているミストが正体に気づかず腹話術の人形に話しかけるのをどう思ってたんだ。
正体隠していたのも、知られるわけにはいかないのもお互い様なのに、何故かキルバーンの側ばかり問い詰めたくなる。
ミストバーンの話す方向が間違ってるのはさすがに……一方的に騙されてるように見えてしまう。
「一体ミストをどう思ってたんだ面白がっていたのか喉に小骨が刺さった気分を味わったのか教えてくれよおお!」と揺さぶりたくなる。
キルの正体をミストが知ったらどんな反応することか。
知る前に退場したのはせめてもの救いだったかもしれない。
話は変わりますが封印解除していよいよ強さを見せようとするミストバーンに掛け声かけまくりたい。ボディビルの大会みたいなノリで。
「よっ、このバーン様至上主義者!」「ハドラーガチ勢の本気を見たい!」「もっと力見せてこう、キルバーンへの友情なみに激しくアピールして!」「お前の手刀でパレスがヤバい!」などなど。
「ザボエラの理想の擬人化ー!」は……駄目でしょうね。
真面目な話、ザボエラが理想に近づこうとすればするほど、ミストの求める在り方から遠ざかるのが面白い。
これは「すれ違いが発生している」と言えるのでは……!
嫌悪という方向ではすれ違いどころか両想いと言えるんですけどね。
ミストバーンはザボエラ大嫌いなのが確定。ザボエラは出世の邪魔だと目障りに思っていますし、ゴマすったらいきなりキレた理解しがたい相手という認識でしょう。
一方で、本人の目指す方向とミストの求める姿が一致したものの、自らの手で阻むことになったハドラーとの違いを考えるのも面白い。
切り捨てた後もこだわり続ける様子を見ると、ミストからの一方通行だと感じますが、信頼を向けられたが裏切らざるを得なかったと捉えるとすれ違いと言えなくも……。
ザボエラとの間ですれ違いが発生するならハドラーに対してもすれ違いが見たい。すれ違いといっても内容が異なるけど。
『冠を持つ神の手』にはヤンデレ成分がかなり含まれている気がする。
四天王を選ぶなら以下の四人でしょうか。
これが王の力だ! 地位と権力を有効活用して監禁するヴァイル!
訪問キャンセル選択無視! ゲームシステムを越える行動力で一生離さないティントア!
じっとり感が恐怖を煽る! 心をくれなきゃ別の物奪うぞトッズ!
ヴァイル様を苦しめる者は排除する! その行動こそが苦しめると何故分からないテエロ!
テエロは攻略対象じゃないけど負けず劣らず危ない。
グレオニーは殺害女選択時の台詞がありますが、あれはヤンデレじゃないと思います。
基本的に常識的な一般人ですし、憎んでいるままなので、愛情を拗らせたわけではありません。
誰かを激しく憎んだ経験がなく、執着を無理に言葉にしようとしてああなったのでは。
ヴァイルに監禁されるのに手こずったんですよね。
反転からいこうとしたら、王になるために鍛えたせいで負けたくても負けられず。
最初から始めてじわじわ憎み合うルートも試したものの、ヴァイルからの憎悪不足のためか決闘が不発。もっと憎めよ!
タナッセ友情イベント回収のついでに憎悪Cを見て、憎悪Bの方はグレオニー愛情と並行しました。
グレオニー……。
政治的に戦うための後ろ盾も手腕もないからな。
愛情Aで見た後に最初からプレイして愛情Cを試したんですが、文章は同じでした。せっかく失敗してやり直したりして護衛にしたのに……!
『最後の試合』経由なので悲惨さが増しました。
「実力不足を痛感しながらもレハトへの想いを糧に剣の試合で見事優勝。スランプから脱したと思ったら敵襲からレハトを庇ったため利き腕を負傷し、剣を握れない体に。それでもレハトを護りたい一心で護衛を続ける覚悟を決める。しかし新たな王にレハトが監禁され、抗議したら城を追放される」。
悲惨ってレベルじゃない。
他のキャラと組んで救出に動いてくれないかな。
抜け駆けしようとするトッズをローニカが牽制するも、一人でおいしいところを持っていこうという発想がないため他のキャラがカッコよく決める予感がします。
個人的にはモゼーラの奮闘を見てみたいんですよね。
嬉々としてヴァイルの悪評ばらまいて火消しに奔走させてくれ。
『からくりサーカス』第30幕 Pieta
唐突に出てきたシャロンが気になって気になってギイの退場に集中できませんでした。
あのシーンをやるなら、彼女の役割は確実に他キャラがやると思ってた。
散々代役祭りしておいて何故そこは原作通りにやるんだ?
『うしおととら』のアニメでいきなり神野が登場したのは、「うしおが他所で戦ったり学校行ったりしている間に東の長が説得しに行ったんだな」と脳内補完できますが、アニメだと鳴海は病棟で目覚めた後スケジュールがギッチリ詰まっていたので、「実はこんな出来事がありました」で済ませるのは無茶です。
血を飲ませる描写を省いてヘレンに言わせるのでは駄目だったのでしょうか。彼女なら子供達のために身を削るようにして戦う鳴海の姿を見ていますから、説得力があります。
せめて飛行機の乗客とか、アニメ内で描かれたエピソードの人物を持ってきてほしかった。
同じように唐突に出てきたフラッシュ・ジミーにも笑いましたが、「ちょと目立つだけの、大勢の人形のうちの一体」と思えば気にならないし、旧真夜中のサーカスにいたと言われてもおかしくないので別にいい。
鳴海が腕を整備するシーンでハッとしました。
鳴海は自分の四肢を失い、託された手足ごと仲間の想いを背負っているんですよね。
自分の手足を見るだけで散っていった彼らのことを考えずにはいられず、頑なになってしまうんでしょう。
ミンシアは結局まともに謝らないのか。
「貴方のことを認めてミンハイを任せます」みたいな顔する前にやることあるだろ。
八つ当たりしたことをしっかり詫びてほしかった。
最古が攻撃しないよう牽制するエレオノールは偉いな。
ギイ関連がじっくり描かれて嬉しい。
決闘をやってくれてよかった。
「フランシーヌ人形の生まれ変わりなんて絶対許さない」と言うばかりの鳴海の本心が垣間見えましたね。
「ひょっとしてすでに記憶が……」と思わせる。
彼女に惹かれているからこそ、己の心ごと彼女を否定せずにはいられないんでしょうね。
関わったことが一切ないただの他人だったら、少しは落ち着いて対応できたかもしれない。
ギイは、引っかかる行動もあるけどそうするしかなかったのも分かるというじれったい男です。
からくり屋敷で見ていたなら助けろよとか、エレオノールを守るために黙っていたのは分かるけどサハラで全滅した「しろがね」達を思うともう少し何とかしてほしかったとか、エレオノールが大事なら憎しみをぶつける鳴海をもっと説得してくれとか。
最期は特に力が入っていました。
アニメだとギイと勝の師弟関係がないので会話が薄く感じられたのが残念ですが、そこ以外はよかったです。
エレオノールと鳴海を見送る心のこもった声や、最期の表情、構図の美しさが素晴らしかった。
『1000円ヒーロー』82話
ええ……。
えええ……?
やだ……。
お前だったのかよ。
出てきた場面を読み返さないと。
慇懃無礼な態度はキャラ作ってたのか。素の口調は軽いんだな。
今まで「刃頑張れ! こいつの澄ました笑みを引っぺがしてやれ!」と思ってたけど、こうなると言いづらい。
変装能力持ちの怪人、マニフェイスについては2巻で触れられていましたね。
冒頭の赤面からの落差が激しくてついていけない。
ほのかが助けを求める相手に刃も含まれていたのが嬉しいけど、喜んでる場合じゃない。
麻衣が変身するシーンは燃えたのにほのかが変身するのは辛い。
いやだ! 見たくない!
1巻の時点で「子供はほぼ怪人にならない」と語られていました。
漫画で「ほぼ」大丈夫と言われる場合、大抵問題が発生する。
サイトを閉鎖しました。
今までありがとうございました。
また、ブログで使用する拍手を変更しました。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
グレオニー護衛ルートをクリアしました。
護衛にするのに苦戦しまくったせいで陛下が攻略対象ではなくお友達に見える。
護衛要請のタイミングによってはグレオニーの決心を踏みにじることになりますね。
「覚悟を決めて試合を見に来るよう誘った直後に護衛にさせられ、出場するはずだった試合を一緒に見物することになった」グレオニーの心境を答えよ。
トッズも護衛にしてレハト様をお守りし隊結成が見たいです。
「お前達が俺の翼だ」ならぬ「お前達が俺の刃だ」をやりたい。
中日イベントの出し方を把握して調整しないと厳しそう。何も考えずに能力値を上げてもダメで、タイミングを考えないといけないんですよね。
グレオニー護衛就任にはリリアノの、トッズ護衛就任にはローニカの好感度を稼がねばなりません。効率的に動かないと無理だ。
トッズと言えば、「お父さん!」であっさり死んだグレオニーを見て怒りがこみ上げました。
とてもグレオニーらしいですしあの無情さも好きなのですが、やっぱりレハトによる告発処刑以外で死んだのが許せない。
グレオニーの憎悪・殺害をクリアした後に、仲間と一緒に鍋食べたり、レハトに軽く怪我させただけでグレオニーが慌てふためくイベントを見ると「ぐああああ……!」となりますね。
ごめんな。処刑してごめんな。
グレオニーが処刑された後のフェルツやハイラの反応を見たいけど怖い。
フェルツは怒りに身を震わせ、ハイラは「馬鹿だね、グレちゃんは」と冷たく吐き捨てそうだ。
フェルツの出番がもっとあればなあ。
愛情ルートでグレオニーについて相談したら、フェルツのことが好きなんだとグレオニーに勘違いされるベタな展開になりそうだ。しょげる姿が目に浮かぶ。
友情ルートだと一緒にグレオニーを励ましたり引きずったり鍋食べたり。
でも一番見たいのは処刑後かもしれない。
グレオニーを極刑に追いやった、「再び自分を殺そうとした」というレハトの証言が嘘だと知ったフェルツが憎悪をぶつけてきたら面白そうだ。
フェルツの事なかれ主義を引っぺがしてガツンガツン戦いてえ!
普段二回戦負けだったグレオニーがあれほど強くなるなら、憎悪ブーストのかかったフェルツは相当強そうだ。名前ハ行だし。
ハイラは「私そういうのパス。巻き込まれるのは御免だね」と言って関わるのを避けるでしょうから強引に巻き添えにしないと。逃がさない。
『からくりサーカス』第28幕 ぶたちゃんはあるいていった
精神世界での会話はそこまで長くないはずなのに「意外と時間取るな。早く進めてくれ、でないとコロンビーヌに割く尺が……!」と焦ってしまった。感覚がマヒしてますね。
フェイスレスの気持ち悪さが存分に味わえたので、尺を考えなければもっと楽しめただろうな。
頭突きの時、曲によって爽快感が増す。
リーゼをお姫様抱っこで運ぶアルレッキーノが騎士感溢れてる。
敵対していた鳴海にすっと託すのがカッコいい。鳴海が原作と違って斬りかからず、まずリーゼが人間か確認したのはナイス改変。アニメだと面識ないからな。
コロンビーヌとディアマンティーナの戦いにワクワクする。
ディアマンティーナも可愛いはずなのに表情のせいでおぞましく感じられる。
コロンビーヌの発言は頷ける部分も多い。「エレオノールと愛し合うのは勝」発言には違うと思いましたが。
舌をかみ切ろうとするしろがねがあかんべえをしているように見えるのは、意図的なんでしょうか。それとも偶然か。
口に武装突っ込んで止めるフェイスレスは非道だな。そんなことしながら愛する人呼ばわりって説得力無いよ。
逃げられてエレオノール連呼には心から「ざまあ!」と思いました。
コロンビーヌ退場がよかった。
色んな言葉を使って丁寧に具体的に語るべきだと思いながらも「よかった」としか言えないのが悔しい。
ファティマとのガールズトークをカットされた時は、感動シーンだけ抜き出したいい話風で終わるんじゃないかと危惧しましたが、そうなりませんでした。声や音楽は強い。
男女の愛を語るコロンビーヌと、フェイスレスからの愛を盲信するディアマンティーナ。
「ワタクシはフェイスレス様の恋人だーっ!」という台詞は、えぐい。
相手が愛しているのは別の人物なのに恋人気取り。造物主そっくり。
原作を読んだ時は「うわああ……」とひたすら引いたんですが、こうやって見ると彼女も哀れだ。声が甘いからか。
頭がぼんやりという言葉通り、コロンビーヌの喋り方が曖昧になっていく。
それでも勝が来たらいつものように話そうとして、抱きしめられたら感極まった様子で喋る。
感覚機関が低性能のコロンビーヌは温度なんてちゃんと分からないはず。
それを温かいと感じられたのは、彼女が「何か」になれたからでしょう。主であるフランシーヌ人形同様に。
震える声で嬉しいなあと連呼するのはやめてくれ、効くから。
人間の愛は一つだけと語った上で勝にエレオノールを愛しているか訊くのは……勝の心が誰に向いているか知った上で助けたわけですね。
最後の歌がじんわり沁みる。何も持たないままではなく待ってる人の元へ帰っていったと思うと変なうめき声を上げたくなります。
残った最古達の退場もこの調子で頼む……! お願いします……!
『冠を持つ神の手』をプレイしました。
ずっと前から気になっていたのですが、思考停止脳筋ゴリ押しプレイヤーにはキツそうなので手を出せずにいました。以前ちょっとだけプレイして即挫折したような気が……。
それでも名作フリーゲームと聞けばやってみたい。
ということで挑戦することに。
オープニングで「この爺さんとメイドは最初から主人公に親切だから嬉しい、攻略したいな」と思い、いきなり嫌味を言ってくる相手には「ツンデレっぽい気配がするけど後で主人公にデレようとこの時のことは水に流してやらないからな」とムッとしました。
何度かキャラ無しエンドになり、記念すべき初エンドはグレオニー愛情Aになりました。
上記の三人一切関係ねえ!
「初心者向けっぽいな、試しにエンディング見るのによさそう」と軽い気持ちでチャレンジしたら失敗しまくりました。
ちょろそ……攻略しやすそうなキャラですらかなり苦労したのに他のキャラを攻略できるんだろうか……と不安になったら、初回に簡単そうなグレオニーを狙って失敗した方が他にもいらっしゃるみたいで安心しました。
プレイに慣れるチュートリアル的なキャラかと思いきや違ったらしい。
愛情Aの後裏切Aを見て、次に殺害をやろうとしたら失敗して憎悪Bにいきました。
憎しみが足りなかったようです。
仕方ないから最初からやり直して、「もっと憎め……!」と思いながらちゃんと罵って憎悪Aを回収した後、無事殺害できました。
その後、友情ABを見ました。
色んなイベントや他キャラのエンディングを見て、後でもう少し詳しく感想を書きたい。
早く他キャラの人気が高いイベントを見たり内面を知りたいのに、グレオニーもやり直したくて困る。
同じエンディングでも王になって終わりたいんですよね。
「俺、レハト様に相応しい男になって結婚するんだ」と決意したグレオニーが見たものは王となって待つレハトの姿だった……だとグレオニーの胃痛が止まらない。
『からくりサーカス』第27幕 転送(ダウンロード)
黒賀村の時から思ってたけど、グリュポンはあっさり勝側についてそのままなんだな。
アニメだと勝の心に触れてマスターと認めたようには見えない。
新しい体に仕えるという使命に忠実なだけに見えてしまう。
コロンビーヌVSディアマンティーナきたあ!
攻撃がお互いにさりげなくエグい。
ディアマンティーナ頑張れ。しっかり立ちはだかってくれ。
それを超える勢いでコロンビーヌ頑張れ!
助けに来たリーゼに勝が置いていけないと言ったのは「?」となりました。
少し前に置いて行ったじゃん。対抗手段ゼロの時に。
尺の絶対的な不足は分かってるので色々カットするのは仕方ないにしても、残す話の整合性は取ってくれませんか。
ここは私に任せて!→逃げ回るだけのリーゼ
戦う力はないけど置いていく→幻獣連れてるけど置いていけないと言い出す勝
とか、尺不足抜きにしてもおかしいでしょう。
アルレッキーノVSとブリゲッラの戦いもカッコいい!
楽しみにしていたんですよ。
時間は短いけど、映える攻撃も好きな台詞も入っていて満足。
アルレッキーノにはリーゼの笑顔が鮮明に焼き付いていますね。
倒れ伏した少女への攻撃を食い止めるとかどんだけナイトなの。
「人間」呼びから「娘」へと変化。
ブリゲッラの拳法に躍動感があり、へたりこんだアルレッキーノの顔が美しい。
立ち上がるシーンはやっぱりいいなあ。
ブリゲッラがナイフ無しで退いたのは、涼子からリーゼへの変更に合わせたいい改変だったと思います。
リーゼがナイフで刺しに行ったら違和感ありすぎますから。
『暇乞い』を見たいと思っていたけど、阿紫花とリーゼの代役具合を見ると、やっぱり法安と涼子じゃないと違和感激しいだろうな。
鳴海の名を聞いたブリゲッラの反応が原作より大きい気がする。
ブリゲッラは原作だと落ち着いている印象を受けたんですが、アニメだと感情剥き出しですね。
ハーレクインは相変わらずいい味出してるし、真面目なシーンばかりなのでカピタンのネタキャラっぽさが控えめに感じられる。
サングレ・イ・フェーゴがカッコいいのが悔しい。
フェイスレスの気持ち悪さは前から輝いているとして、勝の顔と声の演技が見事でした。
こりゃ騙される。
ここで引きか。
種明かしまで入れてほしかった。
『1000円ヒーロー』80話
よかった……長年ほっといたくせに謝罪なしというところにツッコんでくれた。
いくら軽いノリでもそこを流しちゃいけないと思う。
麗華も違和感を抱いていた。そっちか。
さっさと突き止めてくれるのは展開速度的に嬉しいけど、また捕まらないか不安。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第26幕 アニマル・ショウ
コロンビーヌが可愛い!
勝への無邪気な口調と敵に対する冷酷で妖艶な響きが合わさってたまらない。
ナイアも凛々しい声や姿が悪の女幹部として好き!
ラーオも気持ち悪くて素敵。彼のツッコミには同意する部分もあります。
尺を気にして早期退場を望んでごめん。時間があればゲスっぷりをじっくり楽しみたかった。
リーゼが立ち向かう描写は、いい話だと思いながらも違和感を覚えました。
「恐怖を克服するの早くない? あんな化物相手に勝の一言だけで奮起できるものなの?」と思うんですよね。
小動物使い→幻獣使いってランクアップしすぎ。
ラーオと対決させるなら猛獣使いからスタートでも良かったのでは。それだと落ちぶれたサーカスにいる理由がなくなるか。
それ以上に、勝との交流の積み重ねがないので引っかかる。
原作ではビースト回があるから勝の存在が大きくなったのも納得できるのですが、アニメだと仲のいい団員の域を脱していないように見える。
それと場面転換しすぎでは。交互にやるだけならまとめてもよかったと思う。
修業してないのに勝の身のこなしすごいな。
記憶だけじゃ体がついていかないと思うんですが。
ナイア達の本体のシーンは声や動きがつくと醜さ・おぞましさが強調されて、アニメ化によってかなりインパクトが増大したのではないでしょうか。
ナイアはアニメでぐっと好きになりました。コロンビーヌを踏みにじる姿とか、悲痛な叫びとか、悪役として見事です。
普通なら「人間が自分が一人であることにこだわり、人形は同一の存在が複数いようと気にしない」という展開になりそうですが、ナイア達は受け入れ、コロンビーヌは嫌がり、逆なのが面白い。
そのナイア達も耐えられなくなったことを考えると、ノリノリで自分を増やし対面するフェイスレスがどれほどぶっ飛んでることか。
フェイスレスといえば今回も素晴らしい。拘束した相手をぶん殴るなど、最低さがよく表現されています。
自分を憎ませて目くらましにするというのはいいアイデアですよね。
予告のブリゲッラ対アルレッキーノに興奮した!
帽子がとれて露になったアルレッキーノの顔が美しい。
整った面にヒビが入っているのがポイント。
私が好きな「仮面がひび割れて片目だけが覗く」的なシチュエーションに近いため興奮する。
アルレッキーノの髪の色は薄い金だと思ってました。
『1000円ヒーロー』79話
総帥とユウロが仲良さげに見える。
利用し合うのではなく、友誼を感じているのか?。
ニルが原因という冷静なツッコミに笑った。
とうとうほのかが狙われると危機感を煽ってからのギャグ、そしてシリアス。
ギャグとシリアスの反復横跳びが激しい。
ほのかについて千が麗華に相談したのが嬉しい。仲良いじゃん。
絵日記では刃と遊んだことが記されている。仲良し! いいことだ。
ほのかの変化を気に病む千に、麗華がアドバイス。
にやにやせざるを得ない。
千達の父親が登場したのですが、イメージが全然違う!
もっと厳格な親父だと思ってた。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第25幕 モン・サン・ミッシェルにて
やったー、最後の四人の部屋巡りだー。
カピタンの長台詞が今後どれくらい披露されるか。ただでさえ台詞がカット・改変されてますからね。
人格に歴史がないというとフレイザードを連想しますが、一緒にしてはいけないな。
勝利と栄光を求めて実際に掴み取ろうとするフレイザードと違い、嘘の経歴で飾り立てるだけですから。
象に座って強さアピールするブリゲッラが微笑ましい。
「人形の体だから強いんじゃない? 似たような体格の人間と同じスペックでも本当に強さを発揮できるの?」と問い詰めたくなります。
他三人は「嘘つき」「道化」など造物主の性格を色濃く反映していますが、ブリゲッラは何だろう。
真っ当に歩み続ければ満足できた可能性が高いのに、楽な方向に流されてしまうところでしょうか。
人間の血液風呂を満喫するディアマンティーナ。
そんなところで人間を模倣しなくていい。
他の最後達にも言えることですが、人間味がある人形と言えばフランシーヌ人形みたいな方向を期待したくなるけど、良いものばかりとは限りませんよね。
ハーレクインはオンとオフの切り替えがしっかりしてる。
声や動きがつくといっそう不気味で強そう。
しろがねとアルレッキーノの会話にしみじみします。
子供達に笑ってもらう嬉しさを味わうよう言われて「それはご命令ですか」と問うアルレッキーノ、分かってないな。
しろがねもそういうつもりじゃないと言いたげですが、命令だと答えるしかない。
鳴海トークで盛り上がる二人も見たかったな。
ドクトルラーオの映る時間が長い。
速やかにリーゼを覚醒させてとっととご退場願いたい。
勇ましく宣言したのに逃げ回るだけのリーゼと、彼女にあの場を任せた勝にツッコみたい。
勝算まるで無かったのかよ。
原作ではどんな流れだったっけ……。
こぶたちゃんの歌、あんな感じだったのか。
コロンビーヌ可愛いなあ。
声の調子がイメージぴったりです。
彼女がシルベストリ戦の問答を始めて思わず「え!?」と叫んでしまった。
そ、そっちも代役するのか。
輪の中に入った人形の話を嘘だと一笑に付すコロンビーヌに「それご主人様だよ!」と叫びたい。勝も名前を出してくれ。
原作でも思ったんですが、抱きしめてもらった云々のコロンビーヌの台詞には「ティンババティは?」と首をかしげてしまう。
「抱きしめられたけど、嬉しくも気持ちよくもならない」という疑問から、ディアマンティーナに「古臭いガラクタだからよ」と言わせたり、勝に心や温かさについて語らせたりすれば、疑問に思わなかったでしょう。
恋愛に興味を持つシーンでさりげなく倒れている人間が描かれているのがナイス。
ある意味純粋な最古達ですが、犠牲者を出していることを忘れるわけにはいかない。
アルレッキーノとリーゼが出会う。
リュートを弾く姿に風情があるし、緋色の手もカッコいい!
少女の危機を救うアルレッキーノ、イケメンだ……。
といっても、この時点では命令だからそうしたに過ぎない。
自分に関係ない場所でなら死んでも構わないと思っていますし、それを相手に言っちゃう。
注目すべきはこの直後。
リーゼは名を尋ね、感謝の言葉を述べ、笑顔を見せる。
その瞬間アルレッキーノは目を見開き、奇妙な思考に陥った。
前後の流れを無視すると「その瞬間、恋に落ちた」とナレーションしたくなる反応。
実際は惚れたわけではないと思いますが。
アルレッキーノにとってひたすら衝撃が大きかったのでしょう。
大切なご主人様を笑わせようとしても駄目で、自分達を置いていなくなったと知らされて、再び巡り合えたはずの主は自分達を疎ましく思っている様子。
もちろん笑う気配ゼロ。作られた使命を果たすことなどできそうにない。
そんな中、誰かを笑わせることができたら……。
いい話です。とてもいい話です。
ですが、リーゼが涼子の代わりになったのは、尺の都合上仕方ないと分かっていても引っかかる。
ノリヒロ団長の過去話をしないならしれっと法安涼子加入済みでよかったんじゃないか?
まあ、何もかも涼子と同じにせず、笑い方や台詞が違ったのはよかったです。
笑顔の眩しさは減ったけど、「自分が助けられた」ものと、「大切な友達を助けてくれた」喜びの涙混じりのものとでは違って当然です。
何より、アルレッキーノの出番が嬉しい。これまでの出番や見せ場、マジでガッツリ削られてたからな……。
EDは、曲もですが、最古達の背中でグッと来た。
盛り上がるところで最古を出すのは反則だろ!
同時にドットーレのことを考えてしまう。
命令命令言ってるアルレッキーノ達のことを考えると、一足先に人形であることから脱しかけたのはすごかったんだと思います。
もし彼がルシールに倒されず、修復されていたら、人間の味方になったのでしょうか。
人間を傷つけるなと命令されたパンタローネが阿紫花を殺しかけたので、個体差がありそうなんですよね。
味方してくれる光景をイメージしづらい。
気になったのは石食いや椅子・梯子が映っていることですね。
取ってつけたような因縁持ちの人形達とサーカス芸を駆使して戦うのでしょうか。
『1000円ヒーロー』78話
予想よりニルの行動が残酷だった。
強力になった洗脳でこの場にいる全員の記憶を操作するかなと思っていたら、自害させた。
そこが怪人らしいというか……。
ニルの正体を知った白駒さんですが、刃には言えない。
知らないふりをする顔の上半分と、傷ついている下半分のコマ割りが好きです。辛さが伝わってくる。
キャンディを食べる刃とルードの表情の対比も上手いな。
刃は気づいているのか。
ニルからエッジマンを好きになったと言われたユウロの顔! 顔!
その顔が見たかった。
刃がユウロの余裕の笑みを崩すことが多いな。
でもニルの行動はとめたい。
相談相手を盛大に間違ってるぞ。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第24幕 脱出へ
ブロム戦もパンタローネもよかった。
力を入れてほしい部分をじっくりやってくれると見ごたえある。
ミンシアのデレは入れなくてよかったんじゃないかな。
優先して描くべきしろがねへの感情や関係の変化を入れる尺すら厳しい状況ですから。
ブロムは予想より爽やかだなあ。
強キャラ感漂う風貌と喋り方。
限界状況連呼しすぎと思いますが、確か原作でもそうだった気がします。
覚えたての単語を使いたいんだろうな。
やられる描写に気合が入っていて、鳴海もカッコよかった!
彼も答えを掴んで壊れていった。
パンタローネが加わるまでの流れがじっくり描かれて嬉しかった。
再起させる役割は法安から阿紫花に移ったか。
法安とは異なる「殺し屋という道具として働いてきた者」といった視点から会話するなど、内容を変えてほしかった。
といっても、そこまで違和感はありませんでした。
「人形相手にビビッてどいてしまった自分」を殺した阿紫花が、命令に背いてしまったと悔いるパンタローネに生まれ変われと言うのは説得力があります。
それでも、性格も過去も全然違う法安の役目をこなすことに釈然としない。
単純に「おいしいところもっていくなんて恵まれてるなあ、見せ場が増えたから優遇されてる」という気持ちと、「別人の役割を継ぎ足すのを活躍と呼んでいいの?」という疑問が混ざり合う。
リーゼが涼子の代役をしそうですが、するならするでリーゼに合わせて表現を変えてほしい。
笑顔を向けるのは同じでも、涼子とリーゼでは性格も笑顔も違いますから。
長足クラウン号を呼ぶ顔が濃くて笑ってしまった。なんという原作再現。号令もそのままなのでシュール。
かつての敵が仲間になる展開はいいものです。
パンタローネはフランシーヌ様のためという目的があるから、葛藤や共闘にすんなり納得できます。
ってEDに再び『月虹』が!
嬉しい!
次回はアルレッキーノの出番か。
カピタンやブリゲッラも登場しますし、楽しみだ。
『1000円ヒーロー』77話
この世界のヒーローは人質を取られると弱いんですよね。
そこに付け込む怪人が多いのはいっそ清々しいかもしれない。
武人精神発揮するような敵だと退場が辛いからな。
白駒さんの見せた勇気に燃え燃えしつつ、拳を振りかざしたように見える敵がビンタしたところで疑問が。
グーかパーかはっきりしてほしい。
刃の気迫を千が近くにいるからだと勘違いする敵にいやいやいやとツッコみたくなった。
ユウロといいコイツといい刃を過小評価してないか?
以前ならともかく、現在はレート100なのに。
ニルが敵だと言われても彼女を信じる刃。
いい奴だけど、だからこそ彼女の心を抉りそうです。
さっさと「騙してたんだな許さないぞ」と考えられる男なら、ニルも速やかに思考を切り替えるでしょう。
そしてニルが怪人の姿に!
九尾っぽい!
語尾が「アル」なのはそのためか。
かなり好みです。
うしおととらの感想もアニメで思ったことを追加しつつ移しました。
『からくりサーカス』第23幕 悪魔再び
今回は良かったです。
駆け足な中で比較的じっくり描かれたためか。
それとも、力を入れるべきところにちゃんと尺を費やしていると感じられるバランスのためか。
鳴海もカッコよかったし、ブロムがいい声だった。
何より、ジョージの退場とパンタローネと阿紫花の戦いが見ごたえあった。
ジョージの描写が削られた&役割スライドのせいで破壊力が低下しているものの、素直に面白いと思える出来でした。
もちろんツッコミどころはあります。
・合理性優先の描写がろくになかったのに合理的云々のやり取りをされても……
・上と同じく傲慢さをまるで見せていないのに、神に選ばれたと驕っている敵と同じだったと言われても唐突
・怯える子供に「役に立ってから死ね」と言い放った彼がサハラ編でフェイスレス達から役立たず認定されたという経緯があってこそ敵の「役に立たない」という台詞が映えるはず
・最初からお茶目で親切な人に見えるから「こんな私」が何を指しているか分からない
などなど。
それでも前回危惧したようないい話「風」で終わらず、声や表情にグッと来た。
泣きそうなのがいいんですよ。
笑顔を浮かべて事切れたのを、悔しそうな顔と表現するのが上手い。
看取る役が法安じゃないのは残念ですが、阿紫花に変更しても違和感がなかったのでよかった。
原作だともっとドライな関係ですが、アニメだといい人成分が増している気がする。
ただ役割を移しただけじゃなくて煙草を直接返すという描写もよし。
パンタローネ対阿紫花がじっくり描かれていました。
時間も取ったし、よく動いてた。
黄金律は重複することになっても最初に出すべき情報だったと思います。
未読なら「銃火器は通じにくいのに何故マリオネットならいけるの?」という疑問が真っ先に浮かぶはず。
疑問が放置されて進むと気になってしまう方もいるのでは。
繰り返し出さないと忘れてしまう視聴者もいるでしょうし、言いすぎるくらいでいいでしょう。
パンタローネもカッコよかった。
普通なら敵の話なんか聞かずにとどめを刺せと言いたくなる状況ですが、パンタローネにはそれができない。
「主を笑わせる」という使命がある以上、無視するわけにはいかない。
法安がいないのですが、パンタローネはどうなるんだろう。
『1000円ヒーロー』76話
・怪人組織の幹部がお人よしのヒーローと仲良くなる
・洗脳能力を持っている敵が本当の愛を知りたがる
片方だけでも危ないのに両方揃ったらどうなるか、火を見るより明らかじゃないですか。
この予想は外れてほしい。
デートの振りをするという話なのに全力でやろうとする刃は真面目だなあ。
「唾液の交換合戦」に噴いた。もうちょっと何とかならないのかその形容。
派手なリアクション取るから刃にジョークかますのは楽しいだろうな。
何だかんだでデートっぽい。ラブコメしてる。
刃との一時を楽しみながらも、喜びきれないニル。
怪人がいたら皆を守るために戦うと聞いて複雑な気持ちだけど、刃は怪人であろうと守ろうとする男だぞ。
二人を見る白駒さんが嫉妬に駆られる。
嫌なことを考えても、自分の姿を顧みることができるから偉いですよ。
怪人に怯える白駒さんにまた試練が。
勘弁してあげてください。
やっぱりユウロが関わってきた。
エッジマンの利用価値はフロストに比べて高くないって言うけど、貴重なレート100だぞ。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第22幕 「ハリー」へ向かう!!
ギャンブラージョーンズ戦に力が入ってることに困惑と苛立ちが。
尺を割く場所おかしいだろ。
コイントスやコスプレする暇があるなら他にじっくり描くべきシーンはいくらでもあるはずです。
尺がたっぷりあれば「たまにはこういう敵もいいか」「ミンシアのカッコいいところが見られてよかった」と思えたかもしれない。尺があれば。
そして唐突にジョージがタバコを喫いだす。
非合理的なものを馬鹿にしてたっけ? そんな暇なかったのでは。
合理的な部分がろくに描かれてないのに飽きたと言われても……。
すぐ阿紫花助けたしギャグ描写が挟まれたし、原作と違って最初から人間味ある親切な人に見えるぞ。
阿紫花も大変な目に遭ったと言ってるけど、原作と違ってサハラ編で全く戦ってなかっただろ。スリルを求めてわざわざついていったのにビビッてどいただけだったじゃねーか。
このように、原作と違う行動を取ったのに原作通りの台詞を吐かれると違和感がある。
そのせいで会話がいちいち引っかかって、ものすごい突貫工事で退場へのお膳立てをしているようにしか見えない。
ジョージの出演が確定した時はめちゃくちゃ嬉しかったけど、人気のシーンを入れればいいってもんじゃないだろう。
ブロム・ブロム・ローの登場は嬉しいけど、同様の理由で喜びきれない。
再び最古が癒し。
しろがねから拒絶されしょんぼりしたり、おぞましいと言われて動揺したり。
別人だと言われても困るよな。彼らからしたらお仕えすることが存在理由なのに。
「フランシーヌ様」に命令されたからなのに「気まぐれ」「見逃してやる」という言い方をするパンタローネは人間を見下している感が強いですね。
アルレッキーノなら普通に「人間を傷つけるわけにはいかない」と言いそうです。
『1000円ヒーロー』75話
こんな展開になるとは思わなかった。
ラブがコメってる。
千じゃなくて刃なのが面白いというか似合うというか。
敵幹部をギャグ時空に巻き込んでます。
チョロい!
何だこのチョロさ。
漫画の内容も普通は逆。どんなシチュエーションなんだよ! ツッコミが追い付きません。
外道な敵なのに可愛く見える。悔しい。
しかも白駒さんまで来て三角関係? 修羅場発生?
ワクワクしてきた。
椿がこの光景見たら「あの前髪野郎がデート、だと……!?」と煙草を落としそう。
刃がメインで嬉しいけどユウロが出てきそうで不安もある。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第21幕 銀色の女神
ノリノリで女神の出現を告げるフェイスレスが楽しそうで何よりです。
ここまで見事な高笑いだといっそ聞いていて気持ちいい。
世界を滅ぼそうとする理由が自分の恋を他の人間に邪魔させないため。
そんなライバル全員いなくなれば自動的に一等賞みたいな理論を……。
実際にフランシーヌ系譜の相手をトロフィー扱いしてるからなあ。
相手の気持ちを完全に無視して「可哀想な主人公の僕が運命に勝利した証」として欲しがっているようにしか見えない。
勝の怒りは黒賀村ではなく世界を壊されたためになっている?
え、クピディアーまさかここで終わり?
キャスト発表やらキャラ紹介やらしたのに?
クピディアー三分間クッキング。
青く燃える炎やらないなら何故登場させた。
病棟編でぬいぐるみについて描かれなかったのにいきなり名前を出された。
ハリーと名付けるなら交流のネタはぬいぐるみにすべきだったんじゃ。
ベスとの会話で言及されていれば、たとえ投げ渡すシーンがカットされても「バンハート達も鳴海と同じでベスを救いたいんだな」と見ている側で補えるのに。
バス・ナッシュは単体で見れば普通の倒される敵としか思いませんが、唐突にジョージが語り始めたので嫌な予感がする。
今までの積み重ね無しにピアノ弾きたがりそうで怖い。
使命以外何も持たない機械みたいな振る舞いをしてからのピアノだから胸を打つのであって、退場だけ描かれてもいい話「っぽい」で終わるのですが。
前半のカットやダイジェスト祭りのおかげで急速進行が緩まると思っていたら相変わらず詰め込みまくっています。
そんな中でギャンブラージョーンズの謎バトルやるのかよ。
お前にやる尺はねえ。
「早く負けろ、すぐにやられろ……!」と念じながら見ていました。
自分でもこんな目で見るべきではないと思います。
好きな方もいるんですから安易に「〇〇いらない」だの「××はカットしろ」だの言うべきではないと分かってます。
自分が好きなキャラやエピソードがそう言われたら嫌な気持ちになるでしょう。
でもいくらなんでもコイントス&コスプレは……もっと入れるべきエピソードやキャラはいくらでもあるだろおおお!
今週の癒しは復活した最古三体でした。
復活させた理由を語るフェイスレスに腹が立つ。
滑稽だと笑われた時の最古のショックを受けた表情が素晴らしい。癒される。
フェイスレスの台詞は人格が異なる相手を「フランシーヌ」として求める彼自身に跳ね返ってぶっ刺さってます。
はしゃぐ人形達から少し離れたところで突っ立っている姿が哀愁を漂わせている。
アルレッキーノは目が虚ろだしパンタローネも表情がしょぼーん。
最後のハーレクインやディアマンティーナとの絡みもよかった。
ハーレクイン、実にいいですね。最古をオンボロ呼ばわりするなよ。パンさんアルさん呼びも舐めてる感じが醸し出されて素敵。
ディアマンティーナの声が甘い。しっかりコロンビーヌをバカにしていく。
フェイスレスがコロンビーヌを幼い少女に改造したのは趣味……ではなく、「人形風情がオトナの恋愛なんて二百年早いよ~ん」という悪意ではないでしょうか。
仮にアルレッキーノが恋愛に興味を持っていれば少年に改造されたかもしれない。半ズボン姿のアルレッキーノか……。
最後はドッキリ大・成・功。
最古がチョロく見えますが、人形らしさが出ているからあれでいいのだと思います。
作られた目的を果たすため、己が動き続けるために縋るしかない滑稽さや悲哀を感じます。
フランシーヌ人形がいなくて悲しそうな三人がしろがねに出会って活き活きし出すのがいいんですよ。
カピタンやブリゲッラも楽しみです。
ブリゲッラについてのコメントで「原作の印象とは少し違う」という部分が気になる。
『1000円ヒーロー』74話
今回の怪人はアホだけどさらっと非道だな。上手くいっていたら他の家族も踏みにじられるところだった。
確かに父親は豪胆です。娘が誘拐されてるのに想像力が豊かすぎる。
想像の中の恵理がひでえ。
想像の中の怪人もひでえ。「通報したかわかる能力使うか」「通報してるわ」とか。
千……お気に入りのハンドバッグがあれなのかよ。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
シルフェイド学院物語も懐かしいなあ。
一番好きなキャラは教頭です。
チョコ渡したり渡されたりするイベントがほしかった。
職員室に殴りこんで「よかろう、叩き潰してくれる!」と迎撃にかかる教頭に「くらえぇぇ!」と叫びながら木刀型のチョコを振り下ろしたい。
小話で一晩中教頭の下にいるネタを書きましたが、寝ながら素振りする教頭はベッドを使わない可能性に今更気づきました。
た、たまには休むかもしれない。
『からくりサーカス』第20幕 黒い太陽
いつの間にか正二の前に戻ってる。
転落して意識を失っている間に捕まったんでしょうけど、連れ戻される様子もしろがねの反応も全く描かれなかったためか、唐突な印象を受けました。何事もなかったかのように進むので「逃げる必要あったか?」と思ってしまう。
ある程度は見ている側で補いますし、尺がないという事情は嫌と言うほど分かっています。
それにも限度があります。
ブツブツ途切れている感覚を味わうことは今までにもあって、尺が足りないことを踏まえても雑だと思いました。
カットするならするでちゃんとつなげてほしい。
貞義の『死』の真相、高速道路の戦い。
眠っている勝に嬉しそうに語りかける貞義が気持ち悪い。
そして二刀を手に立ちはだかる正二がカッコいい。
溶けるのは同じでも、自ら井戸に身を投げた白銀、赤子を守って消えたフランシーヌ人形、抵抗する貞義でそれぞれ違いますね。
勝のイイ笑顔が見られず残念です。
原作だと勝の口から金の過去が語られることでダウンロードの影響が明確になり、正二やギイの貞義認定も間違いではなかったと思えるんですよね。
アニメだとただの勘違いに見えてしまう。一応勝が『分解』を使ったので、影響を受けていることは分かりますが。
二人が結ばれた教会のシーンは、金視点だとあの直前に「大事なのはフランシーヌの気持ちだ」と理解して、立ち直りかけていたことが判明します。
だからこそ目撃した衝撃も大きくなったのでしょう。
フランシーヌの子守唄。
これは絶対に外せない。
殴られたシーンも描かれた。痛々しい……。
銀は彼女が逃げなかったと言いましたが、逃げたら殴られたんだよな。
顔が腫れ上がっている状態で歌われる子守唄は幸せだった頃との違いが際立ち、残酷です。
幼いディーンは可愛い……のにほくそ笑む様はやっぱり気持ち悪い。
好きな相手と結ばれなかったのを兄のせいにしたり正二のせいにしたり他人のせいにしてばかりだなコイツ。
とうとうサハラで死んだはずのフェイスレスが登場。
『分解』で村人達を倒す描写が雑。あれじゃどの辺が分解か分からないのでは。
いちいち技の名前を言うのは笑っちゃうけど芝居がかったキャラに合ってるのでいいと思う。
そして来ました名台詞。
「だって僕は『自分を信じている』もん。自分を信じて『夢』を追い続けていれば、夢はいつか必ず叶う!」
主人公みたいだ。
これをラスボスに言わせるか。
カットの影響で服装が違ったのが残念ですが、この台詞が聞けたのは嬉しい。
ここまでくると月虹の歌詞を振り返って「ああ……」となりますね。
後半部分はコイツのこととしか思えない。
しろがねが刺されたところで「え」
彼女が攫われたところで「え?」
ドクトル・ラーオが出てきて「うぉええええ!?」と叫びました。
リーゼを掘り下げるならキメラではなくビーストを出してほしかったなぁ。
ラーオが出てきて複雑な気分。
団長達が全く掘り下げられていないので仲町サーカスの活躍は歓迎しますが、自動人形とのバトルに本格的に関わるのは勘弁してほしい。
取ってつけたような因縁を持つ相手と無理に戦わせてほしくないんですよね。
原作では、わざとらしい「アメリカにゾナハ病をふりまいた」アピールとか「母ちゃんと同じ顔」とか強引すぎたので。
正二が退場。
彼は男気あるキャラだと思います。
だからこそ勝に背負わせたことが引っかかる。
勝自身は守られる側から脱却しようとしています。
しろがねを守ろうとするのは彼が願っていることでもあるし、何も言われなくても戦おうとしたでしょう。
でもなあ……。
勝の身を案じて遠ざけようとするけど、それでも勝が戦うと告げたなら、拳についての台詞ももっと感動できたと思います。
刀も使う勝のカッコよさを噛み締めながらも不安を感じる。
刀使うキャラが大好きですし、戦うシーンもカッコいいのですが、能力盛りすぎ・詰め込みすぎという印象を与えないか?
この時点では燃えるのですが、後に強化・万能っぷりが過剰だと感じられる時期があるんですよね。
少年漫画の主人公が短時間で急激に強くなるのにツッコむのは野暮ですし、記憶の継承という要素、厳しい鍛錬で強くなる理由付けはきちんとされています。
それでもやりすぎだと思いました。
戦闘力が上がるだけならまだしも、味方から大絶賛敵からも高評価という肯定され具合が引っかかったのかもしれない。
そのあたり……黒賀村編はシルベストリの存在と、フウとギイによる勝の異様な持ち上げが強烈で三姉妹を思い出せない。
勝も好きなんですよ、バランスがとれていれば。
少年漫画の主人公ですから、修業して強くなるのも天才認定されるのも、それだけなら気になりません。
問題は持ち上げ方です。
「ラスボスに対抗するため特訓しました。睡眠時間も削って鍛えてとても強くなりました」だけならツッコもうとは思いません。
「でも学校生活は満喫します!」なのが意味不明。
そんな時間あるなら寝ろよ。
フウによる「フツーの天才とは違う」という評価に「は?」と思いました。
天才なのも努力してるのも疑いようがないけど、「フツーの天才」や他の人間の努力と比較して持ち上げるような真似はしてほしくなかった。
何よりタイミングとバランスが悪かった。
真相や黒幕が明かされ、しろがねと鳴海が再会!
鳴海の憎悪や葛藤、二人の距離が縮まっていく様をどう描くのか!
こんな盛り上がってるところに挿入されたら「描くべきことがあるだろ!」となります。
大切な人々や楽しい日常、それらが壊される絶望を描きたいなら、すでに登場しているキャラと交流して掘り下げれば十分だったのでは。
いらないとは思わないけどタイミングと分量を考えてほしかった。
次回予告で衝撃を受けました。
復活最古と最後の四人登場確定で安堵したのも束の間、クピディアー!?
お前、出るのか。メインキャラみたいな顔してやがる。
ミンシアのバトルもやるの? その尺があるならシルベストリ出せよ。
その前に法安と涼子は出さないんですか?
どのキャラ&エピソードがいつ出るか、全く読めない。
『1000円ヒーロー』73話
シリアスからのギャグ!
温度差が過激! 風邪引きそう!
やっぱり麗華が意識してる。
「千が大金ゲットする展開か。落としたり取り違えたりするんだろ」と思ってたらそう来たか。
この展開は予想できなかった。
裏サンデーでは『ACARIA』がもうすぐ終わりそうですね。
『あなたの鼓動を見させて』はじっくり見たいシーンと軽く流して構わないシーンのバランスがちぐはぐでもどかしい。
最初「こんなぽわぽわした女の子にMITA作品の主人公が務まるのか?」と思いましたが、要らぬ心配でした。
恋する乙女は強いなあ。
がんばれ、こころちゃん。さん付けすべきか?
敵は薬物の密売を行う危険で非道な集団なのに、彼女なら……と思わせる。
「私は人を殺せちゃうの」とか悪党アピールに余念がない連中に対し、自然体でヤバさを見せていくスタイルですから。
今回取り上げた作品以外にも読んでます。