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『キン肉マン』295話
二週連続ロビンの後だとアリステラが落ち着いてる人に見える。
おお、やっぱり業火か!
狙われている力を使うのはまずいのではというツッコミと、それに対する返答もこなす。この判断が吉と出るか凶と出るか。
これまで立方体リングが目立っていませんでしたが、今回活かされましたね。
垂れ下がるロープに掴まるのは絵になる。
アタルと組み合いながらアリステラの過去が明かされる。
優等生やエリートというイメージのあるアリステラが蔑まれていたのは予想外。
小さいアリステラ可愛いな。ディクシアも。
不安げな顔つきや仕草が、今の堂々たる姿とは全然違って新鮮。
彼に対する視線が変わったのは、一生不変であるはずの超人強度が増大する特殊体質だったため。
強い敵と戦うことでパワーアップすると書くと主人公みたいだな。
「兄」「王族の立場」に注目すればアタルと対比できますし、「元落ちこぼれで現期待を背負うヒーロー」という要素を取り上げるとスグルに近い。
クソ力に固執する理由に納得できる。
序盤はブロッケンのこともちゃんと警戒していたアリステラが、アタルが出てきてからは周りが見えなくなっていると感じたんですよね。
境遇を考えると、己の力を高めてくれるものに執着するのも無理はない。
超人強度が低いせいで蔑まれてきた+それを覆す体質持ちだと発覚して一気に変わったというコンボが決まって、超人強度を上げる以外の道が見えなくなっている。
こんな特性を持つ敵との戦いにブロッケンが選ばれた理由が、アタルとの信頼関係以外にもあるといいなあ。
超人強度がさらに低いブロッケンが、超人強度にこだわるアリステラの考えをゆるがせるとか。
ブロッケンは元々超人ですらないうえに、苦労して得た超人の力をアタルを守るために捨てて笑っていられる男ですから。
『完璧超人始祖編』45話・46話
不利な状況を作られたブラックホールが痛めつけられる。
目潰しや金的で反撃する彼に野次を飛ばす観客に「おい!」と思いました。
クリーンな戦いを望む気持ちは分かるけど、「下衆野郎」だの「とっとと負けて引っ込んじまえ!」だの言いすぎ。
大火傷を負いながらも戦ってる奴に言う台詞じゃないだろ。
ブラックホールを庇うスグルとテリーへの好感度が上がる上がる。
潔さを求める敵に対し、スプリングマンやバッファローマンは卑怯な手を使おうが惨めな姿を晒そうが勝てばいいと叫ぶ。
悪魔達は勝利優先だからこそ、ロビンにあんな勝ち方をしたアトランティスも誇りを抱いていたんでしょうね。
45話の最後のページの舞い落ちる羽根、そして46話のラスト……。
美しい。
神々しさすら感じさせる。
第十七話 天岩戸
第十六話 神喰
第十五話 読み合いの勝者
第十四話 プレイヤー
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先日『藤田和日郎原画展』に行きました。
名シーン・名台詞の数々に熱くなりました。
色彩とか修正液とかすごい。
生で見ると迫力ありますね!
生ふすまに生白面……鳴海の列車ぶち抜きやフェイスレスの夢は叶う。
カラーだとルシールの赤い血やフランシーヌ人形の微笑が印象に残りました。
何より、最古達の笑顔を見ることができて腹ァいっぱいです。大好き。
毎週『1000円ヒーロー』の感想を書いてきましたが、裏サンデーがリニューアルされて漫画が表示されなくなりました。
リニューアルで見づらいデザインになるのはよくあることですが、作品を読めないとは……。
『1000円ヒーロー』の感想は単行本発売ごとに書こうと思います。
『さよなら、キン肉マン!!』後編
今の画力でタワーブリッジを描かれるとちょっとグロいかも。腹裂けてる。
キン肉ドライバーとキン肉バスターをくらって苦しげだけど嬉しそうなロビン。
そのまま殴り合いへ移行。
ベタだけどそれがいい。
いい話な空気へと持っていく委員長もナイスアシスト。こんなきれいなこと言うキャラだったっけ?
あ、大王になったら引退せざるを得ないことはロビンも分かっていたのか。感情は別という話で。
心の中ではスグルの引退に納得していなかった仲間達がロビンをノリノリで応援する。
その中にウォーズマンがいないのは、セレモニー台無しにしたのが申し訳なくてノリきれてないのか?
読者視点だとロビンが原因だから気に病まなくても……と思うけど、そこを気にするのがいいところ。
ロビンの涙を受けて、スグルは自分の引退届を彼に託す。
丸くおさまって本当によかったな。ウォーズマンの心の平穏のためにも。
もしスグルがショックを受けて終わったらウォーズマンもアワワ……となって「ご、ごめん……」と落ち込んだはずですから。
現在ロビンは鳥取砂丘に埋まっていると聞きました。ひょっとして引退届も砂の中なのか……?
『完璧超人始祖編』43話・44話
グリムリパーは衣装に仕込んだギミックで戦うタイプか。
じゃあ服を引っぺがせば弱体化する……といいなあ。
「完幻」という肩書がさりげなくカッコいいです。凝った衣装やトリッキーな戦い方にピッタリ。
スプリングマンの前にブラックホールとジャック・チーの試合が描かれるのか。
ブラックホール対熱湯って普通じゃ考えられない対決だな。
火炎や電撃に比べて熱湯は地味。
しかし、日常生活で馴染みがある分、痛みがリアルに想像できてしまうかもしれない。
ブラックホールがピンチに。
連戦はきついよ……。
第十三話 協奏から狂騒へ
第十二話 天帝
第十一話 失敗作
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ダイ大キャラがキン肉マンのキャラの技を使うなら、どれが似合うか考えました。
真大魔王バーンは手刀つながりでブロッケンJr.のベルリンの赤い雨。
キルバーンは機械つながりでウォーズマンのパロ・スペシャル。
ハドラーは胸筋がたくましいからアタルのナパーム・ストレッチ。
ミストバーンは封印解除の方だと髪が長いので落下が映えるだろうな。
ゴオオオと落下してガガァンと叩きつけると強そう。
金髪みたいな部分が映える悪魔将軍の、地獄の断頭台とか似合うんじゃないでしょうか。
『さよなら、キン肉マン!!』前編
キン肉星の大王となったキン肉マンが引退することとなったため、セレモニーを行う……のをロビンマスクがぶち壊す話。
キン肉マンとゆかりの深い超人十人がゴングを鳴らすとのことですが、ブロッケンJr.も入っていてよかった。
公式戦で直接対戦したことはないんですよね。
ジェロニモやウルフマン、ラーメンマン、バッファローマンも鳴らしてくれる。
もちろんテリーマンも。
ウォーズマンも惜しみつつ祝ってくれるはず……ベア―クローをゴングにぶっ刺した!?
たとえキン肉マンに引退してほしくなかったとしても、それだけでウォーズマンがこんなことするとは思えない。
何か理由があるはず。
つーかあの男がまだ出てないから答えは明らかだよな。
式を台無しにするウォーズマンにくってかかるブロッケンはいい奴ですね。
「やめるんだウォーズマン」と諫めながらロビン登場。
お前今やめるんだと言ったよな?
「こんなセレモニーなど認められるかーっ!!」
何数ページも経たないうちにゴングぶっ壊してんだ!
ここからは自分の番だ的な意味でやめろと言ったのか?
大王になるため協力したのに引退しますなんて言われたら、話が違うと言いたくなるのもわかるけどさあ……。
相棒を務めてきたテリーや血の気が多いブロッケンすら引退を受け入れているのに、セレモニーをめちゃくちゃにしやがった。
この男、自分のことを「若さによる爆発力には欠けるが、知識と経験で補って堅実に戦う」と認識しているけど、若手よりはるかに無茶してるんだよな。
ダイ大で言うなら、自分をアバンポジションだと思い込んでいるけど実際はヒュンケル以上のトンデモ理論で勝利をもぎ取る男です。
普段「私は英国紳士です」みたいな顔してるロビンが全力でキレて荒っぽい口調になってる。
彼を止めようとする仲間達を制したのはウォーズマンだった。
師匠の尻拭い……フォローに奔走する姿は健気通り越して不憫の域にまで達してる。
ウォーズマン自身は引退は残念だけど仕方ないと思っていたけど、ロビンがぶっ壊す気満々だから協力したんだろうな……。
「ロビンは真剣にやってるんだーっ!」
真剣にやってるから性質悪いんだよ!
ふざけておかしなことするんじゃなくて真面目にやるから敵も味方も読者も翻弄されるんだ。
まあロビンなら後半でいい感じに〆てくれるでしょう。
彼のすごいところは、真剣に奇行に走りつつ、最終的に熱い・カッコいいという印象を与えるところです。
変な行動取るだけなら「ふざけたキャラ」で終わるでしょう。
ロビンに限らず、味方側で強いキャラは「ぶっ飛んだ行動を取りながらも熱い・カッコいいと思わせる」スキルを備えています。
『完璧超人始祖編』41話・42話
ラーメンマンの古傷はいつまで引っ張るんだ……。
気軽に死んだり生き返ったりする世界で昔の傷が残り続けるのも不思議な話です。
「敗者には死あるのみ」が信条のマーベラスだが、ラーメンマンの古傷を狙う真似はしない。
そんな手で勝つ気はない。完璧超人に相応しく、正々堂々の勝利を目指す。
おお……。良くも悪くもラージナンバーズは完璧超人としての誇りを抱いていますね。
マーベラスとの戦いはラーメンマンが勝利。
意図を悟ったブロッケン、アタル兄さん以外にも分析・解説・リアクション力を発揮するんだな。
「そうだったのかーっ」と納得する姿がとても似合う。
マーベラスの自害を防いだはずだったが、彼は蒼龍に心臓を食われ、死んでしまう。
心が通じたと思ったのに……。
次の対戦はスプリングマンとグリムリパーか?
楽しみだな。
『1000円ヒーロー』98話
弱くて足手まといになるから残ろうとするヒーローがいる一方で、道案内などできることをやるために行こうとする非戦闘員。
ここでケンジも意地を見せるか。
覚悟を受け入れる椿もいいなあ。パラシュートか遺書持ってこいと返すあたりが素直じゃないけど。
ルードが戦闘狂になったのも背景があるんでしょうか。
げ、またユウロがえぐいことしてる。
敵に洗脳やら改造やらされた時のデザインの方が強そうに見えるのはお約束。