漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
第十一話 失敗作
拍手してくださった方、ありがとうございます!
ダイ大キャラがキン肉マンのキャラの技を使うなら、どれが似合うか考えました。
真大魔王バーンは手刀つながりでブロッケンJr.のベルリンの赤い雨。
キルバーンは機械つながりでウォーズマンのパロ・スペシャル。
ハドラーは胸筋がたくましいからアタルのナパーム・ストレッチ。
ミストバーンは封印解除の方だと髪が長いので落下が映えるだろうな。
ゴオオオと落下してガガァンと叩きつけると強そう。
金髪みたいな部分が映える悪魔将軍の、地獄の断頭台とか似合うんじゃないでしょうか。
『さよなら、キン肉マン!!』前編
キン肉星の大王となったキン肉マンが引退することとなったため、セレモニーを行う……のをロビンマスクがぶち壊す話。
キン肉マンとゆかりの深い超人十人がゴングを鳴らすとのことですが、ブロッケンJr.も入っていてよかった。
公式戦で直接対戦したことはないんですよね。
ジェロニモやウルフマン、ラーメンマン、バッファローマンも鳴らしてくれる。
もちろんテリーマンも。
ウォーズマンも惜しみつつ祝ってくれるはず……ベア―クローをゴングにぶっ刺した!?
たとえキン肉マンに引退してほしくなかったとしても、それだけでウォーズマンがこんなことするとは思えない。
何か理由があるはず。
つーかあの男がまだ出てないから答えは明らかだよな。
式を台無しにするウォーズマンにくってかかるブロッケンはいい奴ですね。
「やめるんだウォーズマン」と諫めながらロビン登場。
お前今やめるんだと言ったよな?
「こんなセレモニーなど認められるかーっ!!」
何数ページも経たないうちにゴングぶっ壊してんだ!
ここからは自分の番だ的な意味でやめろと言ったのか?
大王になるため協力したのに引退しますなんて言われたら、話が違うと言いたくなるのもわかるけどさあ……。
相棒を務めてきたテリーや血の気が多いブロッケンすら引退を受け入れているのに、セレモニーをめちゃくちゃにしやがった。
この男、自分のことを「若さによる爆発力には欠けるが、知識と経験で補って堅実に戦う」と認識しているけど、若手よりはるかに無茶してるんだよな。
ダイ大で言うなら、自分をアバンポジションだと思い込んでいるけど実際はヒュンケル以上のトンデモ理論で勝利をもぎ取る男です。
普段「私は英国紳士です」みたいな顔してるロビンが全力でキレて荒っぽい口調になってる。
彼を止めようとする仲間達を制したのはウォーズマンだった。
師匠の尻拭い……フォローに奔走する姿は健気通り越して不憫の域にまで達してる。
ウォーズマン自身は引退は残念だけど仕方ないと思っていたけど、ロビンがぶっ壊す気満々だから協力したんだろうな……。
「ロビンは真剣にやってるんだーっ!」
真剣にやってるから性質悪いんだよ!
ふざけておかしなことするんじゃなくて真面目にやるから敵も味方も読者も翻弄されるんだ。
まあロビンなら後半でいい感じに〆てくれるでしょう。
彼のすごいところは、真剣に奇行に走りつつ、最終的に熱い・カッコいいという印象を与えるところです。
変な行動取るだけなら「ふざけたキャラ」で終わるでしょう。
ロビンに限らず、味方側で強いキャラは「ぶっ飛んだ行動を取りながらも熱い・カッコいいと思わせる」スキルを備えています。
『完璧超人始祖編』41話・42話
ラーメンマンの古傷はいつまで引っ張るんだ……。
気軽に死んだり生き返ったりする世界で昔の傷が残り続けるのも不思議な話です。
「敗者には死あるのみ」が信条のマーベラスだが、ラーメンマンの古傷を狙う真似はしない。
そんな手で勝つ気はない。完璧超人に相応しく、正々堂々の勝利を目指す。
おお……。良くも悪くもラージナンバーズは完璧超人としての誇りを抱いていますね。
マーベラスとの戦いはラーメンマンが勝利。
意図を悟ったブロッケン、アタル兄さん以外にも分析・解説・リアクション力を発揮するんだな。
「そうだったのかーっ」と納得する姿がとても似合う。
マーベラスの自害を防いだはずだったが、彼は蒼龍に心臓を食われ、死んでしまう。
心が通じたと思ったのに……。
次の対戦はスプリングマンとグリムリパーか?
楽しみだな。
『1000円ヒーロー』98話
弱くて足手まといになるから残ろうとするヒーローがいる一方で、道案内などできることをやるために行こうとする非戦闘員。
ここでケンジも意地を見せるか。
覚悟を受け入れる椿もいいなあ。パラシュートか遺書持ってこいと返すあたりが素直じゃないけど。
ルードが戦闘狂になったのも背景があるんでしょうか。
げ、またユウロがえぐいことしてる。
敵に洗脳やら改造やらされた時のデザインの方が強そうに見えるのはお約束。
第十話 小さな宝物
第九話 芽生え
第八話 持たざる者
拍手してくださった方、ありがとうございます!
前回ぶちのめされるシーンについてちょっと語りましたが、現時点で『キン肉マン』で好きなのは王位編立方体リングの闘いです。
「アタルを守るために超人の体を捨てたことで大幅に弱体化し、三人がかりで技を掛けられ瀕死になるブロッケンJr.」が一位。
「フェニックスにレイジング・オックスで痛めつけられるアタル」が二位。
どちらもそのまま退場するのではなく、執念を見せて反撃したので高評価。
前者は「ブロッケンの血がアタルのマスクにかかる」、後者は「見ているスグルが辛い想いを味わう」などでポイントが加算されました。
マンモスマンは弱くなったブロッケンを嬉々としていたぶろうとした印象が強いので、後で真剣勝負の楽しさに目覚めたのを見てちょっと待てと言いたくなった。
フェニックスの方は今回の試合前にアタルに謝罪したことで「おぉ……!」と感心しました。
敵から味方になったキャラが主人公に謝罪しても、酷いことした他のキャラには何もしないことがあるんですよね。
そういう場合「本当に反省や改心したのか?」ともやもやします。
ガッシュのゼオンとかな。
「電撃で散々いたぶったチェリッシュやパートナーとの別れを邪魔されたロップスは?」と疑問に思いました。
ちなみに、立方体リングの闘いにも負けないくらい好きなアトランティス対マーリンマン戦はぶちのめされる方向で好きなシーンはないんですよね。
サクサク攻撃し合って話が進むためでしょうか。
本格的に戦闘が描かれたのが19話からで、決着がついたのが22話。スピーディー。
40周年記念サイトの『完璧超人始祖編』で読めます。
初めて読んだ時、序盤は「卑怯な奴の闘いを見てもなあ」「今回は人質いないけど勝てるのか?」と冷めた目で見ていたのに、終盤は「うおおアトランティスー!」になってました。
「人質利用してる場面を回想から省いてやがる……」とか「せこい勝ち方なのに誇ってたのか?」とかツッコみたくなる部分もあるけど、熱いから気にならない。
脳内補完のしがいがある展開ですし。
『当初は「卑怯だろうがせこかろうが勝ちは勝ちだ」と割り切っていたが、人々の嘆きやロビンの実力を知ってあの一戦、あの一勝の重みが増していった』など妄想が広がります。
一番カッコいいと思うセリフは自分を応援する少年への「あ……悪魔なんぞ応援してたら……ろくなお……大人にならねぇぞ」ですが、他にも色々好きです。
「ロビンマスクの野郎との闘いに関しての罵りはやめてもらおう!」
「悪魔ってものはな……ただでは死なねぇんだーっ!」
それから何と言っても
「オレの大嫌えな野郎の……得意中の得意技で、一緒に地獄行きだ」
「悪魔のこのオレが……さ……最初で最後に見せる、正義超人の技……」
からのタワーブリッジ!
敵の全身をバキボキへし折って息の根を止め、自分も絶命!
涙ぐんでアトランティスの名を叫ぶ少年!
地味に好きなのはポールの父親が我が子に残酷な光景を見せまいと庇うところです。
ポールのその後が知りたいなあ。
テムズ川を見るたびにアトランティスのことを思い出したりしないかな。
ロビンが復活するならアトランティスも一緒に来てほしい。
ポールに握手やサインを求められ、「そういうのはアイドル超人の役目だろ」と言いつつ応えるアトランティスが見たい。
『完璧超人始祖編』39話・40話
渾身のベルリンの赤い雨の威力高いな!
クラッシュマンの体が裂けて向こう側が見えてる……。
敵の血が雨のように降り注ぐから赤い雨。よく考えると結構エグい。
「大輪の花を咲かせた」という実況が、彼の才能が開花したことを感じさせる。
勝利を父や仲間、心の師に捧げると告げるブロッケン。
ブロッケンは師匠的な存在が複数いるから強化イベントが描きやすいんだろうな。
血盟軍があるから悪魔超人との関係も掘り下げられるし、おいしいポジションだ。
敗北したクラッシュマンは己の未熟さを認め、自害する。
一回負けたら自害って厳しすぎるよ!
まず自分に厳しいのは見事だけど辛い。
仲間の自害を褒めるネメシスにモヤモヤした気持ちが湧く。
自分に「相手と競い合うことで己を高めていきたい」という欲求が芽生えたらどうするんだ。生きてまた戦いたいと思っても命を絶つのか?
非情なネメシスに対しロビンが吼える。
「負けが超人を成長させてくれることもある!」
「その代表がブロッケンJr.だーっ」
実際にラーメンマンに敗れて強くなりましたからね。
ロビンマスクが言うのは、ニンジャ戦後にブロッケンが一人前になれたと肯定したキャラだからでしょう。
バッファローマンも「あのツメの甘かった青二才野郎が、ようやく完全勝利したのか」と喜びを見せる。隠そうとしてるけど元チームメイトに絆を感じてる。
ラーメンマンの回想でブロッケンマンが惨殺されるシーンが描かれてる。
体がちぎれるところもだけど、ラーメンマンの表情がヤバい。
落ち着いた年長者みたいな顔してるけどとんでもないことしてたし、今もするからな。ロビンもそうです。
『1000円ヒーロー』97話
ダイコクさんとして生足を晒し続けてる貴崎。
正義のため、贖罪のために行動する覚悟がないとあんなきわどい格好できない。
スイカで人間を投げる練習すんな。スイカだったものがあたりに散らばりそうなんですが、無事に食べることはできたのでしょうか。
レート1ヒーロー二人が意地を見せる。
マジックテープ仮面はつなぎマンをいつも自分の上を行くと思っているが、つなぎマンはマジックテープ仮面を目標にしている。
頑張れ。何とか生き延びてくれ。
第七話 冥約
第六話 門番
第五話 天界へ
第四話 招待状