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『からくりサーカス』第15幕 始まりの場所へ
今回は進行がゆっくりだった気がする。
すぐ過去編に突入するかと思っていました。
駆け足やダイジェスト感控えめだと面白さを噛み締められる。
「正二が生きていたことを勝が受け入れ喜ぶのが早すぎないか?」など細かい部分にはツッコみたくなるものの、そこまで気にならない。
正二との思い出ってこんなにあったっけ。虫取りとか凧揚げとか。
父・貞義の顔がない描写が不気味でいいですね。後の場面の、勝を傀儡として操っているイメージも。
自分の子に最初に訊いたことが『体が健康か』。普通の質問のはずなのに「うえっ」となりました。子供を気遣っての発言ならよかったのに。
声を再生する機器がからくり仕掛け感溢れるのが味がありますね。
レコードと会話する光景は冷静に考えるとシュールですが、思わず話しかけたくなるのも分かる。
無駄だと分かっていてもどういうことだと尋ねたくなるよな。
「お前は才賀勝では、ない」からの流れはやっぱりゾクゾク&ワクワクしますね。
黒賀の黒ずくめの連中はまるで忍者。
勝を貞義だと思い込んで攻撃してくる。
話を聞いてくれよ。
操る人形のデザインがカッコよくも強そうにも見えない。勝の方はどれもカッコいいのになあ。実力も手練だと思えない。
ゴイエレメスとネモはそれぞれ重いのとフワフワして操りづらいことは覚えてます。この二体はどこで活躍したんだっけ……。
グリュポンも出てきた。マスコットキャラっぽい声や喋り方です。
場所は変わって死んだと思われていた正二と対面。
勝に対する「優しいお爺ちゃん」と「貞義を憎む男」で口調や表情が違う。
黒賀の人々と同じく、勝を貞義と思い込んで敵意をぶつけてきます。
総集編直前では鳴海がしろがねをフランシーヌ人形認定して襲撃したんですよね。否定しているのに聞く耳持たないのも同じ。似た構図になっています。
アクア・ウィタエやダウンロードで別人格になっているという話は、信じているキャラ達と視聴者との間で温度差が出そうです。
視聴者は勝やしろがね視点で見ているから「悪い奴じゃない」「別人になっていない」と分かりますが、得られる情報が限られている作中の人物はそうもいかない。
また、鳴海達「しろがね」は白銀が溶けた水を飲んで「自分の中に別の人間の心が宿っている」と実感できるから信じやすいのでしょう。
前回鳴海の人生がハードすぎると言いましたが、勝も相当です。
疎まれ殺されかけたり父親から駒扱いされたり優しいお爺ちゃんから憎悪をぶつけられたり。
早く過去編が見たい。
このエピソードに、あのシーンに力を入れてほしい。
サハラ編には大いに不満がありますが、その分ここをじっくりやると言われれば歯を食いしばりながら笑顔で納得、賛同します。
『1000円ヒーロー』68話
椿が刃の名前を呼んだ……。
命が危ない時まで前髪野郎扱いしたらさすがにどうかと思うところでした。
自分も凍傷を負っているのに助けようとしている。嬉しいなぁ。
やっぱり普段の態度は遠慮の無さの表れということでいいんだな。
千が変身しっぱなしで大盤振る舞いだと喜ぶ気持ちと、残金は大丈夫か心配になってしまう気持ちの両方がある。
さあ逆転と思ったら大変なことに。
ここは麗華が復活して何とかする流れだろ、そうだと言ってくれ。
ドラゴンボール超 ブロリー
相変わらず知識はろくにない状態での鑑賞です。
せっかくなので4DXで観ました。
映像との相乗効果でめちゃくちゃ楽しかったです!
ずっと「オラワクワクすっぞ!」状態でした。
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『からくりサーカス』第14.5幕 幕間~そしてまた開幕ベル~
総集編やる時間があったらカットされたエピソードに回してほしいという前提で楽しめました。
台詞の切り貼りだけで終わるかもしれないと思っていたので、勝がナレーションしてくれた&選択肢が描かれたことで感動してしまった。
ルシールやフェイスレスがじっくり描かれるのは分かるけど、リィナの台詞が多めなのは意外だった。
リィナはエピソードや台詞に大きなカット・変更はなかったキャラです。ほぼそのまま出られてよかったね。
総集編ではサハラ編の尺が長めだったんですが、だったらもっと話数を割いてくれよ!
それにしても、数か月やそこらで記憶と片腕なくしたり子供達が苦しむ地獄を目にした挙句残った手足全部と仲間達の命を喪った戦いは無駄だったと知らされた鳴海の人生はハードなんてレベルじゃない。
『1000円ヒーロー』67話
さらっと総帥の名前が出てますね。
ニルはあっさり麗華を捨てることを選択。
貴重な駒とか面白い玩具扱いしてまだ手元に置いておくかと思ってた。
敵の非情さに憤る場面のはずですが、扱いの雑さに何とも言えない気分に。
麗華にも活躍してほしい。
同児の千に対する仕打ちに、刃が怒っているように見える。
「謝らせてやる」という言い方をしているので。
いつもなら「謝らせる」と言いそうです。
仲間のために戦う刃を見て、同児も思うところがあるようです。
よかった。
弱い怪人を守るという正義を掲げるなら「同じ陣営の連中がやってることはどうなんだ?」と言いたくなりますから。
疑問を抱いて、己の取るべき行動を見つめ直してほしい。
同児に強いと言わせたり、心を揺さぶったり、刃は強くなったなあ。
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>灰色の羽様
はい、詳しくは把握しておりませんが、聞いたことがあります。
確かペリカンの怪人の話があったような……。
他にも番外編として膨らませることができそうな、おいしい設定ですよね。
敵の特性や倒し方も様々でしょうから、チラッとでも見てみたいです。
メッセージありがとうございました!
先日、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』を観ました。
ブロリーの名前を聞いたことがある程度の、相変わらずふわっとした知識だけの状態で鑑賞。
楽しかった!
今回4DX初体験だったので、映画の内容と合わせて「うおおぉぉ!」と脳を揺らされっぱなしでした。
つーか体が揺さぶられた。あんなに揺れると思わなかった。
予想していたよりずっと振動や風の演出が細かくて、アトラクションみたいでした。
『からくりサーカス』第14幕 夜更けの海
動こうと必死の最古がいい表情ですね。
石化するロッケンフィールドの顔が美しいはずなのに恐ろしく見えてしまった。
ダールの最期がトーアに移され、トーアの最期がロッケンフィールドへと移りました。
うーん、台詞を継ぎ接ぎした結果、噛み合わなくなったような。
人間の美しさを感じる台詞は、かつてフランシーヌ人形に目を奪われたトーアが言ってこそだと思います。
施術にこだわるのも同様で、己の手でやりとげようとする理由がロッケンフィールドからは感じづらい。
「イヤな時に、ワケなんて~」は危険な目に遭おうと他人を助けるために行動する時に言うから輝くのであって、あの状況なら普通に代わってもらえばいいのでは。
「しろがね」達を化物扱いしていたミンシアが彼らを人間だと認める台詞がなくて、残念通り越して理解できません。彼女がここに来た理由の大半はルシールとの絡みで、残りはこの台詞のためだと思っていました。
師父とパンタローネの出番があれだけでミンシアの扱いも中途半端になるなら、いっそ中国編カットでよかったのではという考えが浮かんだ。
サハラに向かいながらプラハ編をこなす流れで。
鳴海への精神ダメージは原作より軽くなったのはいいのか悪いのか。
原作だとサハラ編のメンバーで最も絆を深めた相手はロッケンフィールドだったんですよね。
傷は負ったものの生きて帰れる状態で、戦いが無駄になっても彼が家族のもとへ帰るのが鳴海にとってせめてもの救いになったはず。
それでも鳴海のために犠牲になることを選び、鳴海の精神にとどめを刺すことに。
ロマンチックな父さんを見たかった。
ジョージがあっという間にやられるのは原作通りです。頑張ってるのになぁ。
パンタローネに「どけ」と言われて従ってしまう阿紫花。
全盛期の最古二人相手なら仕方ない。戦えるのは鳴海くらいでしょう。
阿紫花は知らない世界を見ただけで終わりか。
「どけ」があったから今後見せ場はあるでしょうけど、これだけだと何しに来たのか分からん。
二人がフランシーヌ人形に詫びるシーンは笑うところじゃないのに笑ってしまう。笑うしかねえ。
「いくらそっくりとはいえ、偽りの者の命令に従ってしまい……」
「もう二度とこのようなことには。我らはフランシーヌ様にだけ忠誠を誓う者」
こんなセリフ原作になかったよね!?
ナイス!
初見なら「いちいち謝るなんて律儀だな」とか「忠誠心高い」と思いつつ聞き流しただろうな。
既読者だからこそ「うひい!」と心の中で叫びました。
ひでえ。ひでえよ。
キツすぎる台詞です、双方にとって。
このフランシーヌ人形はどんな気持ちで聞いてたんだよ!
仲間達の想いに応え、鳴海が復活!
色、そして起動音がつくと体が人間でなくなったと実感します。
皆の心がこもっているとはいえ、自分の四肢が全てなくなったことに鳴海は苦悩しないのでしょうか。
これまで最古の強さが描かれていないので、最強を自称するパンタローネが強がってるおじいちゃんみたいで微笑ましい。微笑ましく感じる場面じゃないのに。
「一秒で死ね」が聞けたのは嬉しい。
やられる時の表情もしっかり描かれました。
最古が撃破されるシーンはどれも気合入ってる。
鳴海とアルレッキーノ、二度目の対峙。
鳴海との初戦がカットされたアルレッキーノは気の毒だと思っていましたが、人間の美しさについて言及できただけ恵まれているかもしれない。
「コロンビーヌは後であのキャラとの絡みがあるから駆け足でも掘り下げられるだろ」と楽観視していたら皆無だったので。
「好きだったのだよ」はなかったけど、「敬意すら覚えた」と言っているので、好感は抱いた様子。失望しました宣言も一応聞けた。やった。
理想から外れたから炎で浄化って過激なファンだなー。
ほう、燃えないのか。
何で燃えないんだろう?
普通の人間の頃から炎に耐えてたな。
ゲームキャラならパッシブスキルに炎耐性が備わっているレベル。
決着がつくまでの「間」が再現されていて嬉しい。
静→動の切り替えに貴重な貴重な尺を費やしてくれた。
ちょっと台詞が追加されたりバトルで数秒「間」があっただけでものすごく恵まれてるかのように錯覚してしまう。冷静に考えると台詞や出番を大幅にカットされてるのに。
真っ二つにされて疑似体液ぶちまけたアルレッキーノの姿が好きです。
力なく「フランシーヌ様……フラン、シーヌ……様」と主の名を繰り返し呟いてほしい。
ファティマも掘り下げ不足です。キスが唐突だと思ってしまった。
あの退場だとフランシーヌ人形の破壊だけが最終目的に見えないか?
ファティマの最期も鳴海へのダメージが軽減されています。
原作だと鳴海の心をガッツリ抉るからな……。
ところでファティマとコロンビーヌのガールズトークは?
恋愛に興味あるという情報ゼロでああなっても心に響かないと思うんですが……完全にスルーされるとはさすがに予想しなかった。
いい台詞だけポンと出されても困るけどどうするんだろう。
フランシーヌ人形と対面した鳴海に真実が明かされる。
「しろがね」達だけでなく人形にとっても残酷です。
最古達の忠誠心は……。
「偽者に従ってスンマセンっした! 二度とやりません!」と誓った相手がニセモノでした。
……どんな表情すればいいんだよ。
やはりフランシーヌ様はお美しい。
フランシーヌ人形なりに気遣ってのやり方だと分かっていますが、あんな風に出て行ったのは正しいとは思えない。
疲れると分かっているなら同じことさせないでください。
偽者も哀れだ。
先ほどの最古の謝罪と合わさって、疲れたという言葉の重みが跳ね上がる。主への忠誠心を謳いながら偽者だと気づきもせず、笑わせようと虚しい努力を続ける部下達に囲まれているんですから。
敵の首魁なのに停止する表情が切ない。次第に遅くなる声も。
眼から光の消えた鳴海としろがねが再会。
ひどいよ鳴海……。
でもサハラ編直後に再会したから、この仕打ちも肯定はできずとも理解はできる。
生まれ変わりと認識しているなら疑似血液のくだりは省いてもよかったのでは。
この時点でしろがねが飲んだものについて明かしていいのか?
「フランシーヌ人形が何か企んで人間の赤ん坊を狙ったのか!」と思わせたいのでしょうか。
フウも登場するのか。
黒幕臭が半端ない。
彼には色々と引っかかる。
彼のせいで話が非常にややこしくなったんですから。
援助してくれてありがとう! でも文句を言わせろ! というのが正直な気持ちです。
サハラ後の鳴海みたいに自動人形への憎悪に憑りつかれているなら解釈が歪んでも仕方ないけど、余裕綽々だからなぁ。
平然と偏った情報吹き込まないでくれ。
偽者と気づかなかったと言いつつ余計な情報や憶測は的確に伝えるという所業。恨みでもあるのかと言いたくなる。
悪党ならぶっ飛ばしてスッキリできるのに、味方として貢献するから責めづらいのが腹立つ。
ここで記憶が浮かぶのか。
最後に再会して終わると思っていたら後半ずっと再会パートとは思いませんでした。
サハラ編が3.5話で終わるのはさすがに短すぎる。
来週は総集編らしいですが、その時間を! サハラ編に! 回してくれよォォ!
という感情がこみ上げてくる。
「このキャラ出すならこれは欠かせない!」な要素がカット・変更されることが多く、じゃあ何故登場させたんだと言いたくなりました。
一人で勝手に満足したティンババティ、ガールズトークしないファティマ、ルシールとほとんど会話せず「しろがね」達が人間だと言わないミンシア……。
カットや改変が行われたというだけで文句を言うつもりはありません。
尺の都合があるから変えるのは当たり前です。
ただ、変えるなら変えるで違和感が生じないようにしてほしい。
ファティマが囮になるシーンは、主に詫びている最中の二人にわざわざ喧嘩を売りに行ったように見えるので、せっかくの捨て身の奮闘が必要なのか疑問を抱いてしまいました。
最古が「残った敵を始末して失態を償います」的な台詞とともに医療用カプセルを見たところに挑むなら「鳴海が狙われる!」「ファティマが引きつけてくれた!」となって献身的だと思えたのでは。
阿紫花も活躍が削られたせいで「スリル求めてついてきてタバコ喫う余裕はあるのに『どけ』と言われたらビビッて従って終わりって何しに来たの?」と尋ねたくなる。
戦闘シーンを描く余裕はなくても、マリオネット出した状態で「生き残っていた低級の自動人形を蹴散らしたところです」な説明を入れるとかあるだろ。
少し台詞を変えたり加えたりするだけで違和感は減ると思うんですよね。
台詞・シーンを切り貼りするだけじゃなく、なめらかにつなげてほしい。
『1000円ヒーロー』66話
1000円を笑うものは1000円に泣く。名言だな。
ブルールにはもう少し粘ってほしかったですが、復活したヒーローにはスパっとやっつけてほしい気持ちがあるのでこれでいいか。
回想で冷静に力を測っているユウロは格を保っていますね。
その分、警戒・対策している千ではなく刃に足を掬われる展開を期待してしまう。
正体を知っても動じない主任、輝いてるぞ。肉体的にも精神的にも。
日当は主任がこっそり色を付けてそうです。
この段階でも麗華をちゃんづけするニルにちょっとときめいた。
麗華が抗って動揺する表情を見たい。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
ああ……分かります。
様々なラスボスがいてそれぞれ魅力を感じますが、ストレートに好きなのは、堂々と立って、不敵に笑う悪役です。
ダイの大冒険のバーン様とか!
力や威厳、恐ろしさなどをこれでもかと叩きつけ、主人公達の魅力を存分に引き出したうえで退場してほしいです。
メッセージありがとうございました!
『からくりサーカス』第13幕 ルシール
初めて喋ったコロンビーヌとアルレッキーノがよかった!
あの……コロンビーヌエロくない?
声に可愛さと危険さが混在している。
アルレッキーノもアルレッキーノしていました。
「渋い感じかな? 爽やかなのかな?」と想像を巡らせていたら第一声で「アルレッキーノだ……」という感想を抱きました。
描き方にも安堵。
動いた時間は短いものの、強キャラ感を漂わせてくれてよかった。
新OPでは「ジャコだけじゃないの?」と思いました。正直他の二体はカットされると予想していた。
ギイ、アンジェリーナ、正二が出てきたので過去編の心の準備をしなければ。
最古の四人が揃って動くだけでワクワクする。
コロンビーヌの喋り方好きだなあ。貴女もセクシーです。
はしゃいでる時と恐ろしさを見せる時、声音がガラッと変わる。ドットーレもそうですし、最古の四人のそういうところが好きです。
コロンビーヌが恋愛に興味を抱いていて、恋愛小説も読んでいる設定はカットでしょうか。
愛し合うこと、抱きしめられることに関心を持っているからあの場面が映えると思うので、ファティマとのやり取りで掘り下げられるといいなあ。
重傷の鳴海を突き放すロッケンフィールド達。
しかしコロンビーヌが鳴海を襲おうとした時、自分達の身からマリオネットを遠ざけてでも彼を守った。
ツンからのデレは王道……と言いたいところですが、ツンデレとはちょっと違うか。戦友の絆というべきか。
相手を気遣ってあえて冷たくする展開は、相手をいたずらに傷つけてしまう可能性もありますが、今回の場合は仕方ない。
鳴海は死にかけているから、恨まれようが退かせないとまずい。
普通に下がらせようとしたんじゃ「心配してくれる皆のためにも戦わないと」と踏みとどまるでしょうし、ああ言えば普通は退くだろうと思いますよね。
皆の想いを受けてフランシーヌ人形のもとへ進む鳴海を、アルレッキーノが阻もうとする。
今度はリィナが援護してくれた。
鳴海の想いは彼女にも届いていた。
目の前で名乗ったのに無視か、アルレッキーノ。鳴海の名前は覚えたのに。
拘束されても余裕たっぷりなのは強キャラだと感じさせる。
動じることなくリィナを撃破。
リィナが弱いのではなく、アルレッキーノが強いんです。
笑顔の素敵なリィナを葬ったのは許さんという気持ちと、よくやったという気持ちの両方があります。
殺してほしくない。でもしっかり悪役してほしい!
やっと鳴海とアルレッキーノの邂逅だ。
徒手空拳で戦う鳴海に関心がある様子。
好意を持ったかな?
「失望しましたファンやめます」宣言を聞きたい。
三人が手を披露してくれて嬉しい。
ドットーレの手も見たかったな。原作で披露しなかったものを加える尺などないか。
限界を迎えた鳴海は倒れ、テントの外にいた生き残りの人形達も迫る。
真っ赤な目が怖いよぉ。ゾンビの大群みたいだ。
絶体絶命の状況でルシール入場!
「死刑執行人は、最後に入場するものなのさ」
この台詞が聞けて良かった!
ドットーレがお手玉したのが彼女の息子だと言及されていればなあ。
彼女がドットーレを停止させることに拘った理由ですから。
最古達が跪くシーン、ポーズがそれぞれ違っているのが細かい。
目の前の人形が別物だと分かっていても動けない彼らに哀れさを感じる。
今のうちにとっとと壊せよと思われそうです。原作でもツッコまれてます。
でもトーア達は動けないと言ってますから、それ以上言うのもなあ。もう少し「動きたいけど動けない!」と感じさせる描写だとよかったかも。
深読みするなら、別物なのに暗示で動けない人形達と、己の中の生命の水が言っているという理由で動けない「しろがね」達、どちらも『曖昧なものによって動くべき・動けるはずなのにできない』という構図になっているのかもしれない。
また、切り札があるなら早く使えというツッコミも浮かびますが、ホイホイ使うと人形達も対抗策を打ち出してくるでしょう。忠誠心の低い人形に壊されでもしたら大変です。
ドットーレをただ壊しても彼女の復讐は完成しない。
仇敵を前にしたルシールの笑みには凄みがある。
ヒョウさんのように狂気全開ではないけど、憎悪は存分に伝わってくる。
ドットーレが挑発し返すところで笑ってしまった。
「それが人間のすることか」
よく言うよ。
冷酷に人間を殺戮し続ける人形が人の道を語るとはナイスジョーク。
ドットーレはついに言ってはならない一言を口にしてしまう。
ルシールがドットーレの頬に手を添える構図が何故か好きなんですよね。優しい手つきでドキッとする。
自分の血は赤くないと言っていたのに、彼女の血は赤かった。
「しろがね」の石化はもっと鈍い色かと思っていたら全然違いました。
水晶や宝石のように美しく煌めきながら砕け散っていく様は幻想的。
反対に、ドットーレの最期はどこまでも無残。
疑似体液にまみれた顔が泣いているように見える。
フランシーヌ人形に許しを請うシーンをじっくりやってほしかったし、絶望という人間の心を、最期の贈り物として渡されたと評されてほしかった。
ルシールのやり方は合理的でも効率的でもない。
そんなことは百も承知のはず。
動けない相手を壊すだけでは、「フランシーヌ様への忠誠を貫いて破壊された人形」となり、ドットーレにとって大事なものは無事なまま終わります。
それに、修理されたら復活してしまう。
深く絶望しながら完全に壊れてこそ意味がある。
もっと安全な、遠い場所から煽っても効果は薄いでしょう。
あと一息で殺せる位置にいたから、彼女が己の命を懸けたからこそ、ドットーレが動けてしまったのだと思います。
ルシールは自分を母親でなくなったと思っていますが、人形破壊者の「しろがね」であるなら最古の四人とフランシーヌ人形を壊すことを優先するはず。
使命の遂行よりも息子を殺害した犯人を地獄へ叩き落すことを選んだ彼女は人間であり、母親だったと思います。
相手の最も大事なものを完全に破壊する。
それも、自らの手で放棄させる。
最高に残酷な復讐です。
ドットーレも見事でした。
あのにじみ出る憤怒と、それが弾けた表情は味わい深い。
何だろうな、ドットーレの無様な姿は見たいけど、他の三人より遥かに劣っているとは思われたくないんですよね。
ルシールの挑発に乗りかけた時、仲間が止めています。疎まれ、仲間外れにされていたわけではない。
ですので彼を除け者にして最古の三人扱いされるとモヤっとする。
ルシールの子の命を奪ったのがドットーレだったからああなったものの、仮にパンタローネがやっていたらあんな風に壊れるのはパンタローネだったはず。
だからドットーレだけ忠誠心がないと言われると否定したくなります。
忠誠心がなかったらすぐ動けるようになってルシールを攻撃するだけです。
「一刻も早くフランシーヌ様のために動くには、フランシーヌ様を否定しなくてはならない」状況に持ち込んだルシールが上手だった。
半端な敵ではルシールの相手役は務まらない。
仇がショボかったら命懸けの復讐劇も盛り上がりません。
そういう意味では、憎まれ役を貫き通したドットーレに拍手を送りたい。
ルシールという女優を輝かせたのは彼の働きあってこそです。
四人の中で最も早く人間の感情を知ったのはドットーレであり、人形の宿命から解放されたと言えるかもしれません。
トーアが〇〇するのは考えてなかった。
あれは大事なものを全部奪われたダールだからこそでは、と思ったものの、トーアも境遇は同じか。
過去の自分を消したいという願いがあったから、そういう準備をしていてもおかしくないかも。
それでも「あのキャラがこのキャラの代わりをします!」というのは……他のキャラの役割や道筋をそのままなぞるだけだと引っかかる。
そのキャラだから出た発言・取った行動じゃないのか?
同じ行動を取るにしても、ダールが「憎い人形を一体でも多く破壊する」ならトーアは「忌まわしい過去ごと己を消したかった」とか「あんなことを考えてしまった自分への戒め」という感じで違いを出してほしかった。
ティンババティは完全に掘り下げ不足で残念。
嘲笑うコロンビーヌの表情と「だっさ」が本気で腹立ちますね。
だから直後の悲鳴が心地よい。
……エロく感じるのは私の心と頭が汚れているためですね。アルレッキーノに浄化ファイヤーしてもらわないと。
彼女のやられる描写が原作よりも思いっきりエグくなってないか?
ここまでボディが壊れたらどうしようもないな。
ジョージの「それはちょっと……」な発言・行動がカットされてるので、クールだけどギャグもこなす、好感の持てる仲間に見える。
そして、まだ動けないアルレッキーノとパンタローネを見ると後の展開を思い浮かべてダメージを受ける。
本当に忠誠心高いんだよな……。
二人の頭を掴んでフランシーヌ人形の最期を直視させたい。
敬愛するご主人様の最期の顔を延々見つめさせてぇ。
新EDはアンジェリーナメインか。
正二の笑顔が眩しいなあ。
アイツの笑顔はどす黒く輝いてるなあ。
それにしても進むのが速い!
今まで散々思ったけどますますそう思う。
ルシールのお茶会で〆かと思ったらトーア、ティンババティ退場までやるって速すぎませんか?
次回のタイトルがアレなんですが、一気に〇〇まで進めるつもりなのか?
サハラは過去編にも負けないくらい盛り上がるところだから、もう少しじっくりやるかと思ってた。
捻りだした尺をどこに使うんだろう。
全ての謎が解けるっぽい過去編に費やしてほしい。
阿紫花の最後の台詞に完全に同意。
これからどうなるんだ。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
何から何までおっしゃる通りです。
悪人が少しいいことをしただけで善人認定する行為の危険性は誠にもっともだと思います。
しかし、天使級のお人よしを悪党だと決めつけているので出発点が致命的に間違っています。
校長は理解せずとも、他の教師達は少しずつ内面に気づいているのが救いでしょうか。
メッセージありがとうございました!
『1000円ヒーロー』65話
千を助けようとする主任が熱いなあ。
戦う力を持たない一般人のおっちゃんが意地を見せる展開が大好物です。
ヒーローの力を失った時に、かつて助けた相手に励まされて立ち上がる展開も大好物です。
お約束ですが、いいものだ。
ここで怪人のおっちゃんが出るのは予想外だった。
登場期間が短かったキャラも残された者達の中で生きていると感じられて嬉しい。
戦うのは妹のため、町を守るのはそのついでという千の言葉は建前ですからね。
実際は妹と関係ない相手も助けてきた。
守りたい人たちの中にクラスメートが入っていて心が温まった。
同児だっている。
同児が言うような、怪人=悪と決めつけ断罪するヒーローだったらこうはならなかった。
同児にこの光景を見せたい。
主任が絶体絶命なのに笑ってしまう。
掴みづらいのか。そうか。
シリアスな話の最中にギャグ入れるのやめ……てほしくないな。重さを緩和してくれるし。
分かっているのにわざわざ名を尋ねる敵に好感度が上がりました。
お約束を理解して、乗ってくれる悪役は嫌いじゃない。
そうやって相手が場を盛り上げてくれてるのに台無しにするんじゃない、千。
『怪人が娘にとってのヒーローとなった姿』と思えば炊飯マンも熱いけど、相手は背景を知らないからなあ。
熱い! → あつ……? →熱い!
の繰り返しです。
読んでると炊き立てご飯食べたくなってきた。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第12幕 「顔無し」司令
全体通して司会を務めて話を進めてくれるドットーレがありがたいやら腹立つやら。
「戦いなさーい」の言い方が陽気な外国人みたいだ。おどけた口調と「死んでもらう」のどすが利いた口調の落差が光る。
やっとロッケンフィールドさん達が自己紹介。
リィナってこの時点で名乗ったんだっけ? 覚えてない。
鳴海も同様でこの時の名乗りは印象に残らなかったんでしょうか。
トーアの台詞はさすがに「お前それ死亡フラグすぎるだろ!」とツッコみました。
と思ったら嘘で正直ホッとした。
何でそんな嘘を吐いたんだったっけ。
しろがね-Оがいるから対抗心燃やしたのかな。
あるいは「自分は人間を愛せる人間だ」と言い聞かせたのかもしれない。
鳴海は他人には命を粗末にするなと言うくせに自分の命を投げ出そうとするんだよなあ。
彼にとって、子供や仲間のために体を張ることは命を粗末にする行為にあたらないんでしょうけど。
「イヤな時に、ワケなんて言わなくていいんだぜ」
この台詞が好きだ。
他人を守るために戦う男が言うから熱く感じるのであって、もしラスボスが言ったらただの自分勝手、ワガママになるな。
とうとうフェイスレス総司令の戦闘シーン!
はためく黒マントが魂をくすぐる。
無数の人形が一瞬でバラバラになる光景は盛り上がりますね。
強い!
頼もしい!
一時加入のゲストキャラだからこそ許される強さだ。
非常に腹立たしいことに、めっちゃカッコいい。くそぅ。
おどけた態度のキャラがいいところを披露するとカッコよさが増して見える法則発動。
阿紫花とジョージの道中は短かったな。
というか、ジョージが全然嫌な奴じゃない。
阿紫花の危機を救いつつ誘って、規則を破って血を与えて……ただのいい人じゃん。
だからこそ心配です。
鳴海を救うために身を投げ出したフェイスレスが過去を語る。
司令の悲しい過去をじっくり描いてくれて嬉しい。
思い出の影が怖い。
愛する女性の最期が変更されてないか? オートマータのせいで井戸に落ちたはずでは?
彼視点では真実もしっかり含まれているんですよね。
愛する女性との仲を引き裂かれた、連れ出して逃げたが死んでしまった、など。
彼の退場が早いのは尺の都合ではなく原作通りです。
大層な肩書のわりにあっさり退場したけど、演出がよかったから心を打たれました。
穏やかな笑みに声と音楽がつくとしんみりしますね……。どんな顔をすればいいのかわかりません。
重傷の鳴海に肩を貸しつつトーアも過去を語る。
苦しむ人間を見下ろすフランシーヌ人形の目がゴミでも見つめているようで素敵。
人形の中心にいる彼女を美しく思った己を許せないトーアですが、過去の己をも消したいとまで苦悩するのは自分を責めすぎでは。
フランシーヌ人形が美しいのは事実ですから、地獄を生み出した原因であってもそう思ってしまうのは仕方ないんじゃないか?
単なる外見ではなく、彼女の在り方まで美しいと感じてしまったからこそ、己を許せないのでしょうか。
惨劇に巻き込まれ身も心も限界まで追い詰められたら、普段浮かばないような考えがよぎってもおかしくないと思いますが。
ですので、彼を踏まれて見下されて喜ぶドM扱いするのは違うだろうと思います。仮にあの時踏まれなくても目を奪われたでしょうし。
フランシーヌ人形と、ひざまずく最古達の構図が好きだ。
それを描いた絵画も見入ってしまう。
最古の四人と対面したところで終わりか。
そろそろアルレッキーノとコロンビーヌが喋ると思っていたらまだだった。
まさか1クールの間喋らないとは。
次回が待ち遠しい。
アニメだと現時点で最古の中で一番印象に残るのはドットーレなんですよね。
アルレッキーノはどれくらい掘り下げられるんだろう。
「カッコいいところを見せてくれるはず! アルレッキーノを信じろ!」という気持ちと、「その尺があるのか……?」という不安がせめぎ合っています。
次はルシール回だからその次はサハラ編クライマックスかなと思っていたら『夜更けの海』。
フランシーヌ人形と対面して終わり、進んでも彼女の打ち明け話までかと思ってました。
ルシール回の次で決着まで行くのか? それともサハラ終盤は回想で描くのか?
どう進むのかわかりませんが、あまりネガティブにならないよう気をつけたいです。
『1000円ヒーロー』64話
ブルールは堂々とした戦士タイプかと思ったら意外と陰湿というか……。
基本的に外道な怪人らしいと言えば怪人らしいか。
ヴァイタミンすら最初は非力そうなおっさんや子供を襲ってたし、この世界では武人タイプの敵はほとんどいないだろうな。
強さを誇示したがる怪人として頑張ってくれ。
刃の必殺技名がまともで予想外だった。正直謝りたい。
操られた麗華が止まった理由も予想してませんでした。
仲間を想う心で抵抗するだけならやるだろうなと思っていたけど、千がつなぎマンのふりをしたことが効いてくるとは全く思ってなかった。
ニルは洗脳に抗う麗華を見て楽しむかと思いきや真顔になったのも意外でしたし、今回の話は予想してない展開がちょこちょこ起こる。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』が6月末までレンタルで全話公開されているとのことです。
「これでアニメで説明の不足している部分を補ってね!」と言ってるように感じられるのは考えすぎか?
とにかく、アニメではカットされたエピソードが色々ありますので、気になる方はぜひ。
これを機に最古の四人いいなあと思う方が増えれば……!
そして「法安と涼子カットなんて嘘だろ……? 窓から出ていくシーンを見たいんだ!」という想いを共有したい。
『からくりサーカス』第11幕 ファンファーレ
しろがね-Оの集合シーンからか。
ナイアは凛々しくていい感じ。ルシール「先生」と呼んでいるのがじわじわくる。
いよいよ、ついに、フェイスレスが!
ある意味主人公と言えるキャラの登場だ!
寒いギャグも無事披露。見たかったんですよね、皆がしらけるシーン。
叫ぶシーンはカッコいいだけに温度差がすごい。
サハラ編が始まると思うと、OPにもいっそう興奮します。
阿紫花と女の絡みが思ったより長かった。
彼の内面を描くにはこれ以上削るのは困難で、決してもたもたしてたわけではない。
それなのに「もう少しコンパクトにできないか?」「早くジョージとサハラに行ってくれ!」と焦ってしまう。
よく考えたらこれでも十分急いでるんですよね。前回の猛スピードの進行の反動か。
ジョージも出てきました。
登場の仕方を見ると回る球のインパクトがすげえ。
パウルマン先生に負けていないからプライド高いままなんでしょうか。
阿紫花との道中で高慢な性格を見せてほしい。
ファティマ来た!
可愛い!
好き!
ふざけるフェイスレスに驚くミンシアはいい反応だな。
Oを「気持ちの悪い連中」呼ばわりするルシール、辛辣すぎない?
一括りにしないでください。
最古の四人の姿が出るところで興奮する。
まるでフランシーヌ人形が全ての元凶みたいな描かれ方だなあ。
自動人形達はフランシーヌ人形を笑わせるための道化というのは上手い設定ですよね。
人間を苦しめるにしてもしろがねと戦うにしても、もっと効率いいやり方は色々あるでしょうけど、そうしない理由になります。
そして……ドットーレ!
最古の四人がまた一人。待っていたよ。
道化の仕草が様になってるなあ。惚れ惚れする。
ナイアの生首直後のフェイスレスの反応が実によかった。
心からどうでもいいと思ってるのが感じられる。
大げさに悲しむ前に間があったのが嬉しい。
こういう「間」がほしいんですよね。他のシーンでも。
仲間が生首にされてゲラゲラ笑う連中もいかれてる感が出ててよし。
仲間がやられても心を痛めないという点は真夜中のサーカス側もそうですね。
アニメだとドットーレが司会を頑張ってると思える。
きっとフランシーヌ人形を楽しませるために、日ごろから場を盛り上げる口上を考えてるんだろうな。
そういうところは敵・悪役という括りではなく純粋に好感が持てる。
同時に、哀れさも感じる。
Oがサクッと人形やっつけてサクッとやられる流れは大体原作通りだった気がする。
機械化して強化されたはずなのに弱く見えるのは原作に忠実ですね。
「ゲームで操作キャラが強化されると、適当にやってもなんとかなるから戦い方が雑になって意外とダメージをくらう」みたいなノリかもしれない。
オルセンコールに私も加わりたくなった。
オルセン! オルセン! オルセン! オルセン!
ライトアップするところで超ワクワクした!
メリーゴーラウンドを丸ごと頭にのせているのはぶっとんだデザインです。どうしたらあんな発想が出てくるんだ。
オルセンがアニメで見られるなんてなー。
とんでもデザインや各所に仕込まれたギミックなど、どれもインパクト抜群でアニメ映えするものの、作画が大変だろうからカットされるかもと思ってたんですよね。
色や動き、音がついてますます強烈になってる。
流れる音楽のチープさがいい意味で悪趣味ですし、子供っぽい喋り方も不気味。
曲が段々早くなるのもいい演出。
鳴海の修業時代のエピソードがちらっと出てきてよかった。
鳴海の暴れっぷりに「しろがね」達はドン引き、ドットーレは「ワオ!」という反応。フェイスレスは何を思ったんだろう。
同時進行でミンシアとファティマも戦うことに。
嫌悪感を示すミンシアにファティマがガツンと言ってくれてホッとした。
ミンシアは良くも悪くも普通の人間視点の持ち主です。
ですから彼女が「しろがね」達を嫌悪するのも仕方ないのですが、助けられたのに否定するばかりなのは……謝ってくれてよかった。
ここの「しろがね」達が支払ったものの話は印象に残る。
だからこそ、一時期の展開が引っかかるんですよね。
オラーツィオ、尻をやたらとフリフリするのやめろ。尻がプリティに見えるだろ。
ファティマとミンシアが脱がされたのに一番覚えてるのはお前の尻だよ!
アクロバットブラザーズがカットされなかったのはかなり驚いた。
ミンシアはここで戦っておかないとルシールとちょっと喋って終わりになりかねないからか?
最後、さりげなくリィナがいる?
次回はとうとう私の一番好きなキャラが……!
パンタローネ、ドットーレと素晴らしいので、残りの二人もめちゃくちゃ楽しみです。
予告では司令の戦闘シーンも。
悔しいことに、あれほどふざけていたおっさんなのに、真面目に戦うと無茶苦茶カッコいい……!
黒マントの下に得物をビッシリ仕込むとかロマン極めてやがる。
あのキャラの声については予想通り。すでにアイツとアイツが同じでしたから。
「ネタバレじゃねーか!」というツッコミを承知でやってるんだろうなと思います。
「黒幕の正体は?」ではなく「どうしてこんなことを?」という方向で考えさせたいのかも。
「悔い改めたようには見えないから何か企んでるのか?」
「でも人形を壊したいという想いは嘘ではなさそう」
「非合理的な行動を取る人形達が邪魔なのか?」
「野望があるにせよ利害は一致するのかも」
などなど、目的が読みづらいでしょうから。
『1000円ヒーロー』63話
こんな時も刃を前髪と呼ぶ椿。今かなり深刻な話の最中だぞ。
今まで最強のヒーローとして戦ってきた千がただの少年として助けを求めるのが、新鮮で、悲しくもある。
今回の敵のデザインは順当に強そうでカッコいいな。
性格も真面目そうだし、強敵として頑張ってほしい。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
『からくりサーカス』第10幕 フランシーヌ
ミンシアがいきなり「ミンハイ」呼びしても鳴海だと伝わらないんじゃないでしょうか。
全部「ナルミ」で通せばよかったのでは。
今回は金の狂気を堪能する回でしたね。
表情・台詞・声、どれもいい。笑い声にぞっとする。
フランシーヌを「僕の」だの「取っちゃった」だの、モノ扱いしてる。
いつフランシーヌがお前のものになったんだ。
前回と違い、フランシーヌの笑みには明るさがない。
金を憎まないでとは無茶おっしゃる。
でも、最も踏みにじられた彼女は恨み言一つ漏らさず実践してるから反論しづらい。
彼女は金のことをどう思ってたんだろう。「哀れな人」かな。
この流れだと、まるで村人が「病人を連れ出そうとした男が錬金術だの万能薬だの胡散臭いこと言ってるから先回りして焼こうぜ!」と焼き討ちしたように見えるけど、違います。
『フランシーヌが自ら小屋に火をかけて命を絶った』と分かりづらいかもしれない。
彼女の信じる宗教では自殺は罪とされているので、銀は彼女が地獄にいったと認識しています。
「ありがとう」からの台詞はもっと落ち着いた声音かと思っていましたが、震えている。
銀が贈った指輪をはめ、身を焼かれながらの笑みが壮絶に美しい。
記憶があいまいですが、彼女の病気は特殊なものではなかったはず。
村人達の仕打ちは酷いように見えますが、当時の常識や状況を鑑みればあまり責めるわけにもいかない。
燃える小屋から銀を遠ざけて助けようとしていますし、悪人などではないんです。
時代が違えば……知識や治療法が備わっていればなあ。
金も柔らかい石を作っていた。
フランシーヌを救いたいという想いは同じだった。
その情熱や才覚を真っ当な方向に向けられれば今頃皆ハッピーだったのに。
フランシーヌは逃げようとしなかった、彼女の心は金にも注がれていたと告げる銀ですが……。
逃げたよ!
逃げたら散々殴られたんだよ!
彼女を強引に連れ出したものの、暴力を振るう真似はしないと思い込んでいたのか?
だとしたら、弟を信頼というより過大評価している。
フランシーヌは金も愛していたでしょうけど、手のかかる弟とかそういう方向じゃないか。
金は遺髪を使ってフランシーヌ人形を作った。
お美しいな、フランシーヌ様は。
「あなた」と呼ばせるところは笑いが出た。うわ……と思いました。
最古の四人の姿もまともに出ました。
彼らのデザインがめちゃくちゃ好きです。
アルレッキーノとコロンビーヌはスラっとしているなぁ。
笑わない人形を笑わせるために、金は村人に復讐する。
閉じ込めたのは村人ですが、焼け死んだのは彼女の意思に基づいた行動。
しかも長い年月が流れて関係ない人間ばかり。
安易に「死んだ〇〇は復讐なんて望んでいない!」と断言するのは引っかかりますが、今回のケースは絶対に望んでないと言い切れる。
銀の煙……ゾナハ病を振りまいてからの!
お手玉!
玉乗り!
綱渡り!
焼殺!
まさかここまできっちりやってくれるとは。
形状の違うものを軽やかに扱うドットーレの技量、大きな玉をドーンと転がすパンタローネの豪快さ、コロンビーヌの躍動する艶やかな肢体、どれも素晴らしいんですよね。
人体が使用されている点を除けば。
そしてアルレッキーノの緋色の手(レ・マン・スカラティーヌ)、溜息が出るほどカッコいい……。
火が順番に灯るのがロマン!
このシーンのアルレッキーノは曲芸要素薄いと思ってたけど、色や動きがつくと華やかで芸っぽく見える。
でも他の三人と違って楽器→火炎はつながってないよな、やっぱり。
教会燃やす後ろ姿がノリノリに見える。この時は意思ないけど。
お手玉や玉乗りが描かれただけでも十分かもしれませんが、ルシールの過去はもう少しじっくりやってほしかったな。
お手玉の材料が語られる日は来るのでしょうか。
クローグ村の惨劇を改めて目にすると、三人の結末はものすごく好きですが引っかかる気持ちもないわけではない。
この時点では意思はなかったと擁護しても、意思があったところで躊躇わず実行したでしょう。
何より、意思を得た後は人間を苦しめてきましたから。
弟の引き起こした惨劇を知った銀は、彼なりに対処したけどやり方が酷い。
ゾナハ病の治療と引き換えに、巻き込まれた村人をさらに自動人形との戦いへと駆り立てる。
怒りや憎しみを継いで仇と戦うためだけの存在になる、と書くとうしおととらの獣の槍みたいだ。
銀の方は自覚しているとはいえ、世界規模ではた迷惑な兄弟です。
舞台は現代に戻って、最古の四人の一人、パンタローネ登場!
金はフランシーヌ人形の首を絞めた挙句捨ててしまった。
自分の望むように動いてくれないから、要らなくなったから、捨てる。
この調子じゃ奇跡的にフランシーヌと結ばれたとしても破局を迎えただろうな。
こうやって見るとフランシーヌ人形も可哀想だと思えてくる。
殺戮ショーを見せられ笑うよう強要された彼女の心境やいかに。
過去が比較的じっくり描かれた分、師父の登場から退場まで早すぎる!
彼の人生についての考え方が語られないと、万能の薬を嫌悪し、吹っ飛ばす理由が……。
「本物の人生」がどんなものかも理解しづらく、最期の台詞の重みが減ってしまう。
現状ではゾナハ病に対する唯一の特効薬で、飲んだ結果どうなろうと治したい人間もいるはず。
それに、黄金律とその解除……自動人形が飲んだら不味い理由を言わないと「飲みたいなら飲ませればいいじゃん」ってならない?
といっても、あそこで泉を爆破せず、水を飲ませていたら大惨事になっていた可能性が高いんですよね。
師父の強さやカッコいい姿が見たい方はぜひ原作を。
鳴海との初戦・因縁がカットされたアルレッキーノは気の毒だと思っていましたが、強さをろくに見せず出てすぐやられたパンタローネもなかなか……。
次回はもうサハラ。
まさか1クールが終わる前にサハラに行くなんて、アニメ放送開始当初は予想していなかった。
メリーゴーラウンドオルセン来たァァ!
トーア、ティンババティも登場確定!
司令もいますし、心の準備が必要です。
『1000円ヒーロー』おまけ
レートは1でもハートはピカピカの二人組。
この二人は掘り下げが多くて嬉しい。
名前が一つを除きどれもストレートだ。
覚えやすくていいんじゃないでしょうか。
『からくりサーカス』第9幕 記憶
今までOPの印象は「いい曲だなあ、主人公らしさが感じられる」→「あれ、あいつの曲?」となったところで止まっていましたが、今回の話で「銀も当てはまるよな」と思いました。
他の人物にも当てはまりますし、どのキャラとかではなく登場人物の大半を指すのかも。
しろがねとギイの関係にムッとする勝は思っていたよりあっさり。
しろがねの想いに触れられただけでもよかったかも。
勝が旅立って話が動くの嬉しいけど、喜べない部分も。
今までまともにサーカスしてない……。
やっと自主興行できるかと思ったら飛行機が不時着してそれどころじゃないし、ちゃんとサーカスしてるところを見たい。
せ、せめてもう少し団長達との交流を。
ミンシアが登場したと思ったらもう山中?
モノローグで済ませる部分が予想より多い!
その分過去編に費やすのは納得ですが。
さりげなく裾を持ち上げているルシール可愛い。
尺の都合でミンシアの刺々しい言動が大幅に削られました。
原作でかなり引っかかった部分ですので、私にとっては嬉しい。
勝気なだけならいいけど、すぐ罵ったり手が出ると相手や状況によってはかなり嫌になる。
似たようなタイプに見える『うしおととら』の麻子には抵抗感がありません。
・普段からうしおと距離が近く、対等の立場
・やるのは相手が暴言吐いたりアホなことした時
・互いに遠慮なくやり返す
というように、複数の要素が合わさっていますから。
相手が対等もしくは上ならいいけど、反撃しづらい立場の相手に理不尽につっかかるとなぁ。
『うしおととら』の日輪もそうですが、厳しい修行に耐えて一人前になったという自負があるなら敵意のない相手に殴りかかるのはやめろよ。
アニメだと、ミンシア視点では鳴海が「病気に苦しむ父親を笑う」「人形だの命の水だの胡散臭い話をまくしたてた」風に見えるので、怒るのも当たり前と思える。
全ての始まりの過去編へ。
白家の兄弟とフランシーヌが登場しました。
兄が銀(イン)で、弟は金(ジン)。前者は堅物、後者は軽薄そうに聞こえる声だ。金はゆがむ前は可愛く見える。
フランシーヌが表情豊かで可愛い。最古に見せたい。
喋り方も感情が込められていて弾むよう。
自分の空腹をこらえて子供達や老夫婦にパンを与える……要約すると「フランシーヌ様マジ天使」になりますね。
パンを頬張る爺さんや銀に縋りつく婆さんに泣きそうになった。漫画で読んだ時は全然そんなことはなかったのに、声や動きがついたためか、歳を取ったせいか。
卵を一個、しかも病気の子供のために盗んで泥棒の烙印か。
確かに罪を犯したけど、罪と罰が釣り合ってねええ!
彼女が助けている側、同じ立場である貧しい人間に売られたのがやるせない。
他人のために身を捧げるフランシーヌの姿を見、銀は己のためだけの学問に疑問を抱く。
直後の金の台詞は、見事に反対を行っている。
「フランシーヌは僕が最初に好きになったんじゃないか……それを横からとるなんて、ダメだよ……兄さん!」
おい。
今まで軽い口調だったのに、粘ついた喋り方になった。一瞬で「あ、やばい」と理解させる力があります。
明るく爽やかだった笑顔がいびつになる様がいいなあ。
この時点では感情に任せてぽろっとこぼしただけで、本気でこの考えを信じ込んではなかったと思う。
何事もなければ頭が冷えて「順番じゃなくて彼女の気持ちが優先されるべきだ」と踏みとどまれるはず、だった。
「世界中から病気がなくなりますように」というフランシーヌの願い。
ゾナハ病振りまく連中は踏みにじってるんですよね。
苦しい境遇でも他人を思うフランシーヌの姿に心打たれた銀がプロポーズ。
光らぬ指輪と輝く笑顔。
幸せそうな二人。
「結婚して幸せに暮らしました」で終われば良かったのに。
このシーンが光に満ちているだけに、地獄が待っていると思うと辛い。
流れを振り返ると、銀は正直やらかしたと思う。
本人もやらかしたという自覚があります。
教会のシーンまでなら金に同情する。
だから彼も「兄さんはひどい」→「そうだ、僕は被害者なんだ」と自己正当化して突っ走った。
これで銀に一切落ち度がなかったら、金が「ただの嫌な奴・最初から危ない男」になってしまい、運命の残酷さが出ないからなぁ。元々は善良な若者だったからこそ、転げ落ちていく姿が印象に残るわけで。
フランシーヌは……彼女に何かしろとは言えない。その日食べる物にも事欠く有様でありながら人を想う心を忘れず尽くしているのに、この上恋愛模様を読んで上手く対処しろというのは酷です。
銀は今まで学問一筋だったからこそ、意識を変えられた反動が大きかったんだろうな。
弟と一緒に打ち込んできたはずの錬金術をも捨てると断言したのはまずかった。
一度深呼吸すべきだったと思います。
弟に自分も好きになったと告げて、彼女が決めることだと言っていれば。
しかし、横からかっさらったと彼を詰るのは違うと思います。
突っ走りすぎ、もう少し弟の気持ちを考えろと言いたいものの、「弟が油断してる隙に……」と画策したわけではない。金に訊かれた時点ではそのつもりはなかったでしょうから。
金の方は彼女と付き合うどころか気持ちを伝えてもいないんですよね。
大体、フランシーヌが頷かなければ抜け駆けしようが無意味で、横取りだの早い者勝ちだのという話ではありません。
フランシーヌが銀の求婚を受けたのは、過去や生き様を知っても受け入れて、支えようとしてくれたからだと思います。
金が彼女の境遇を知る機会があり、そこで背負う覚悟を決められればチャンスはあったかもしれないが、金にはそこまでできないと思う。
とにかく、金が普通に告白して普通にフラれてたらややこしいことにならなかった。
あるいは、あの場で立ち上がって「ひどいよ兄さん!」と叫んだり、盛大に喧嘩したりできる性格なら。いっそ河原で夕日見ながら殴り合えよ。
よりによって「大好きな兄さん」と「大好きなフランシーヌ」の組み合わせだったからゆがんだんでしょうね。
フランシーヌと結ばれたのが関係ない青年だったらここまでこじれなかった気がする。
「うわーんフランシーヌをとられちゃったよ兄さぁぁん!」
「大事なのは彼女の気持ちだ。今夜は一緒に飲み明かそう……」
で酔いつぶれて終わったんじゃないか?
同じ話の中に「大好きな人達の幸せを願う」勝が入っているのが対比になっていますね。
原作未読の方々が抱いているであろう「オートマータは誰がどうして作ったの?」「結局『しろがね』って何なの?」という疑問には次回である程度答えが出るはず。
そろそろペースを落とすだろうと思っていたのですが、まだ駆け足が続いています。
こうしてひねり出した尺を、どこにどれくらい使うのだろう。
そして次回はいよいよですよ!
クローグ村の惨劇!
最古の四人!
予告後半を何度も何度も見てしまう。
今から楽しみでたまらない。
『1000円ヒーロー』第62話
今まで登場したヒーロー達が集結。
こういう展開好きです。シンプルに。
政府ヒーローなのに協力してくれる椿さん、ありがとう。
この世界のヒーローは「レートが低くても自分にできることをする!」という心の持ち主ばかりだと思っていましたが、違ったのか。
千の異変に刃はどうする?
また麗華が敵に操られてる……。
せっかくのレート100ヒーローなのにこういう役ばかりなのは不憫です。
たまにはボス相手に活躍させてあげてください。