漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
からくりサーカス感想 8
からくりサーカス感想 7
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『キン肉マン』291話
フルメタルジャケッツがアイコンタクトだけで連携し、難易度が高そうな技を決める!
ブロッケンJr.の目元が見えるシーンが多いですね。
マリキータマンの頭が割れてる?
表情が分からないのでどれくらいのダメージか判別しづらいな。
交代するアリステラに合わせてマリキータも動き、アタルにラリアットを決める。敵の連携も見事。
アリステラは火事場のクソ力を欲しがってるけど、アタルが使うのは業火です。代用できるのでしょうか?
グレネイドスープレックスを決めたアタルへのブロッケンの視線が、完全にファンのそれになってる。気持ちはわかる。
全国のアタル兄さんファンが同じ表情になっていると確信できる。
アリステラのオメガハントが開かれるシーンが印象的ですね。
異形の怪物が迫るかのような迫力です。
またアリステラが対戦相手を褒めてる……。
「しっかりとした実力を備えた試合巧者」「お前ほどの手練れ」「たいしたものだ!」って、素直な賞賛。
相手を認め称賛するスタイルは好感度上がるので、どんどんやってくれ。
最後の「その攻撃がどうかしたか?」の強者感。アタルは頼もしいなあ。
アタルとアリステラは安定して迫力のある攻防を繰り広げてくれますね。
ツッコみたくなるような点は特になく、安心して読み進められる。
冷静に考えるとアリステラのデカい手も何それと言いたくなるんですが、マリキータのロールシャッハを見た後だと普通だと感じられる。
試合開始までゆっくり進行していた分、互いにサクサク技出して攻防が切り替わるのが爽快。
そろそろオメガ側の反撃も始まりそうです。
まだブロッケンもマリキータも見せ場があるでしょうから、どう展開するか予測しづらい。
『完璧超人始祖編』29話・30話
テリーの靴紐ちぎれすぎ!
もはや特殊スキルの域だよ。
バッファローマンが悪魔陣営に戻った時の様子が描かれる。
ブラックホールが一発殴って終わりって優しいな。全員から一発ずつもらうかと思った。
水棲超人同士という理由でマーリンマンを選ぶアトランティスは納得できるけど、クラッシュマンを選んだカーメンは……。
捨て石になろうとするバッファローマンに代わり、魔雲天が武道に挑むことにした。
七人そろって一つの部隊、その隊長になるべき男は一人しかいないのだから。
回想シーンのアトランティスがカッコよく見える。
私はどうやらアトランティスを好きになってしまったらしい。
ポールに元気な姿見せてやれよ! 応援してくれる子供にファンサービスしろよおお!
試合が終了し、倒れた相手の手を組んでやる武道から風格が感じられますね。
敵への礼儀や敬意を持ち合わせているので好感が持てる。
敬意と言ってもダイ大のミストバーンみたいな見上げるタイプではなく、バーン様のような王者のものですが。
それにしても武道強いなー。
魔雲天が負けることは予想できたけど、ここまで一方的になるとは思わなかった。
おっ、頭を砕かれた魔雲天だが、まだ生きていた。
悪魔はただでは死なない。
敵側に新たなキャラが追加されて戦いは続く。
『1000円ヒーロー』93話
倉之助はひとまず生き延びそうで安心した。
弱い怪人の命を犠牲にして力を得ていたことを知った同児はユウロと決裂し、ユニオンプライスから離反。
「君はクビです」と言うユウロが怖い。絵が普段と違うからかな。
ダンディ精神……シリアスなシーンなのに相変わらずギャグをはさんでくる。
同児の目的は弱者を守ることだが、ユウロは違う。
怪人の未来について、優先順位が違ったんですね。
妻を殺したヒーローへの復讐か。
彼女一人に負担がかかったことで死に追いやられたとかではなく、直接殺害された?
彼女の死の真相など、ユウロの詳しい過去が気になります。
最後に倉之助が千・刃と合流。
事情を把握して同児との共闘展開来るか?
からくりサーカス感想 6
からくりサーカス感想 5
『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」が順番に掲載されています。
期間限定公開の時は急いで40巻まで読んだので、じっくり読み返してます。
今後が気になるキャラは、ストロング・ザ・武道です。
初代の敵はチンピラ寄りの悪者が多かったんですよね。
シリーズボスを見ると、デザインがめちゃくちゃカッコよくて強そうなのにパイプ椅子振り回した将軍や、知性というより悪知恵と言いたくなる行動が多くギミック満載だったスーパーフェニックスなど、もう少し落ち着きを……という気持ちも。
負けたピークア・ブーに自害を促す彼が、自分が劣勢になったり敗北したらどう振る舞うのか注目したい。
完璧超人として見苦しい態度を取らず、格を保ったままでいるかどうか。
現シリーズでは、敵集団リーダーのアリステラは素直に非礼を詫びたり敵を認めたりしています。
敗北するとしても、その方向性でいってほしい。
始祖編の28話までの感想を。
・ジェロニモの扱い
あ、あまりにも……。
公開範囲外で活躍するのでしょうか。
元人間・後輩キャラ・実力が劣っていてもがむしゃらにくらいつく姿勢など、ブロッケンと重なる要素が多いんですよね。
違いを見せる方向で開花してほしい。
・テリーマン
靴ひもがちぎれる以外特殊能力無いのにテキサス・ブロンコの一言で勝利をもぎ取るすごいやつ。
武道に殴りかかるところは「行けえええ!」となりますね。
・シルエット
将軍か。
・完璧超人の掟
敗北したら躊躇わず自害するラジアルは見事。敵組織の恐ろしさを体現している。
・ステカセキング
マッスル・インフェルノにテンション上がる!
敗れたけれど、よく頑張った。
・「悪魔として大胆に振る舞いたいからこそ、日々の精進は怠らない」
か、カッコいい……!
正義超人とは異なる方向の魅力がある。
・カーメン
もうちょっと頑張れよ。
・ブラックホール
特異な外見、反則的な能力、ヒールとして輝いているセリフ回しと、カッコよさをぶち込んでくる。
自害しようとした敵の首を刎ねたシーンで、いい意味でゾクゾクしました。
「ようするに体裁よく皆の前で果てたいだけだろ?」
このマイクパフォーマンスよ。
「自己満足ごと灰にして燃やし尽くす」という言い回しも好きです。
それまで「表面上はツンツンしていても協力してくれるだろ」と軽く考えていたので、姿勢や立場の違いを思い知らされ衝撃を受けた。
落ち込んだものの、ここで心が冷えたからこそアトランティスの言葉がいっそう熱くなりました。
・バッファローマン
正義超人達を突き放すような言葉を口にしつつも、仲間の身を案じたり、スグルの反撃に安堵したり、情を覗かせる。
ひとりぼっちが嫌いなさびしんぼうですからね。
・アトランティス
以前も語った通り、燃えた。
おいマーリンマン、ポールを「愚かな下等生物の少年」呼ばわりすんのはやめろよ!
アトランティスが息を吹き返したのは、使命を果たす忠誠心だけでなく応援してくれた少年を侮辱されたせいでもあるのでは?
自分を応援するポールに優しく突き放すような言葉を掛けて、水中へ。
「先に水面に上がった方が勝者か?→敗者だった」という展開はロビンマスクの時のオマージュですね。
何度見ても「オレの大嫌えな野郎」にグッとくる!
その「大嫌えな野郎」の技で決めるんですよ。悪魔超人のアトランティスが、正義超人の技で。
ロビンの影響でこの名勝負が生まれた。
ロビンマスクは奇行だけの男ではない。
ただの変人ならば、おそらくそこまで印象には残らなかった。
面白さと理不尽さと熱さとカッコよさが同居していて迷台詞も名シーンも生み出すからずるいんだよ!
息絶えたアトランティスの名を涙ぐみながら叫ぶポールを見て、アトランティスの復活とポールとの再会を見たくなりました。
アトランティスの「オレの大嫌えな野郎」発言からのタワーブリッジをロビンが知ったらどんな反応するか気になる。
「フッ、気持ちは伝わっているさ」と完全に理解したような顔をしつつ斜め上の解釈しそうだな。アトランティス、おちおち死んでられないぞ。
アトランティスとロビンのタッグを見てみたいと一瞬思ったけど、アトランティスが振り回される。確実に。
・ピークア・ブー
初めて見た時、インパクト抜群な外見から勝手に色物枠と判断したのですが、悲哀を背負っていた。
「高い学習能力を持ち、戦いの中で急激に強くなる」だけなら珍しくありませんが、「強くなってもそのたびにリセットされる」キャラは初めて見た。
不気味な姿は成長を否定されるいびつさを表しているのかもしれません。
戦闘後、涙を流しながら強くなりたいと語る姿に心を打たれた。
・ザ・魔雲天
足がもげ顔が半分砕けた姿が痛々しい。
根性で人間化に耐えた!
悪魔超人達が意地を見せている。
今までの戦いによって正義超人達は友情を、悪魔超人達は矜持を抱き、新たな敵に立ち向かう。惚れ惚れする。
・ストロング・ザ・武道
ピークア・ブーの成長をリセットする非道さを持ちながら、ガラガラを買いに行く一面もある。
え、自分で買いに行ってるの……?
ザ・魔雲天を人間にした時も「人間になったほうがイイ男ではないか」などと言い出す。
意外と面白いおじさんなんだろうか。
色んな意味で中身が気になる。
『1000円ヒーロー』92話
人々の同児に対する反応が危険視と英雄視でバランスが取れていると思いました。
悪い怪人を殺すのはヒーローと同じと言う時、千の名前を出すのが彼のことをよほど意識してるんだと思わせる。
病院で殴り飛ばされたのがトラウマになってるんだろうな。
いちいちヒーローに言及しなくても……と思ったら、悲しむ子供を笑顔にできてこそヒーローだという。
そういう風に考えられるんですね。
彼なりに目的があって、それはヒーローを糾弾することじゃない。
新キャラの倉之助登場。
同児がギャグ時空に巻き込まれてる。
ほのかと倉之助の会話を聞いて、怪人と人間がともに暮らせる世界を作ろうとする。
その決意を試すかのように、同児はデザイアメダリオンの真実を知らされる。
同胞の犠牲によって得られる力だと知って、戦えるのでしょうか。
からくりサーカス感想 4
拍手してくださった方、ありがとうございます!
アトランティスとポールの再会を見たい。
嫌われ者の自分を応援したらまずいと思ってそれとなく遠ざけようとするアトランティスと、ヒーローを見るようなキラキラした目でアトランティスを見つめるポールを見たい。
溺れそうになったポールを助けるアトランティスもいいな。「借りは返したぜ」と言ってほしい。
悪役が「ありがとう」と言われるシチュエーションが好きなので、それを見たい。
青年になったポールに、いい笑顔で「『ろくな大人』になれなかったよ」と宣言してほしい。
私の中で「胸筋に惹かれるキャラ」第一位はダイ大の超魔生物ハドラーだったのですが、キン肉マンのアタルが追い上げてきている。
牧師に変装したら胸のたくましさで強盗にバレるからな。
無数にツッコミどころがあるから目立ちにくいけど、「フフ牧師様、えらく胸筋が発達していらっしゃる」って何なのその台詞。
『キン肉マン』290話
何でビンタされた側が奇行を繰り広げたみたいな言い方なんだ。
気負いすぎて空回りして一瞬で立ち直って冷静さを取り戻すのも奇行と言えば奇行か。
アタルは手加減したと思っていたのですが、あれ全力だったの!?
全力で頬を叩かれて瞬時に意図を悟るブロッケンJr.……。
アタルの行動が自然なものと見なされなくて安心しました。
相手がブロッケンだからいいものの、何も言わずビンタするのが当然の行為として扱われたら引っかかったでしょうから。
「せっかく」という単語を用いたことから、マリキータマンは相手の全力を楽しむ戦闘狂ではなく、効率的な勝利を目指すタイプなのか?
相手を舐めた態度取るし、武人ではなさそうだ。
アタルを警戒するマリキータとブロッケンJr.に注目するアリステラ。
アリステラの「そっちのほうが実はヤバい」という言い方が面白い。マリキータの「訓練されてやがる」にも笑ってしまう。
アリステラさん口調砕けてませんか?
内容自体は同意できる。
仲間にいきなりビンタする男より、仲間からいきなりビンタされてすぐ笑顔になる男の方がヤバいですよね。
アリステラがただの小僧ではないと認めてくれた。
非礼を詫びたりチーム名褒めたりブロッケンJr.を評価したり、素直というか話が分かるというか……。
敵対していなければ和やかに会話できただろうに。
侮らないからこそ厄介かもしれません。
軽視しているならブロッケンが奮闘して一泡吹かせる展開が来ますが、ある程度認めている状態からさらに評価させるのは難しい。
自分の仕事をやると決めたブロッケンは強い。
しかしマリキータマンの方が実力は上。
パワーやテクニックで上回っている上に、反則的なギミックまで備えているんだもんな。
トゲといい斑点といい便利すぎるんじゃないか?
今回はタッグなので速やかに反撃できたものの、どちらか一方でも攻略に時間かかりそうなのに。
普通に戦っても強いのに便利な能力を振り回す、手ごわい相手です。
トゲがブロッケンの胴に刺さって痛そうだ。
でもブロッケンは軍服が脱げたり破れたりしてからが本番という印象があります。
アタルも流血するブロッケンを見守るだけですし、まだまだやれる。
ここでマリキータマンのロールシャッハ・ドット。
何それ!
心を映すにしても精度が高すぎない?
「ほーら見ろ」って完全にブロッケンを若造扱いしてますね。
「お前はここにいらない」という台詞も格下認定しています。
さっきアリステラがヤバいと言っただろ。
くたばり失せろという言葉、チンピラじゃないんですから……。口が悪い。
相手を認めた状態で負けるならまだしも、侮って負けたらどうするんだ。
マリキータの方が舐めているからバランスが取れているかもしれません。
心の奥にある「パートナーの助けを欲している」「一人じゃどうにもならない」という思いを暴かれたブロッケンの返答は……。
「オレひとりじゃない!」
おお、ブロッケンの目が見えている。
アタルも彼の言葉に応える。
「ああ、オレがいる!」
普段寡黙な分、たまに放たれる一言のカッコよさが増す。
攻撃をくらいそうになったブロッケンをアタルが助けて、二人揃ってドロップキック!
ブロッケンが血を流していた時は手出ししなかったアタルが、ここぞという時に加勢してくれた。
立方体リングでバッファローマンに対して交代拒否した時との違いを考えたくなる。
甘えや怯えがあると助けませんが、自分と相手の力量を知った上で全力で戦おうとするなら普通に手を貸してくれるのか。
立方体リングではブロッケンがフォローに奔走し、今回はアタルがサポートする対比がいいですね。
お前はパートナーに頼りきりだという挑発に対し、最高で最強のパートナーだから頼ると返せるのは強い。
確かに一人じゃ勝てない。でもタッグだから助けてもらう。
な、なんという冷静で的確な返答なんだ……!
一対一だと「オレは一人でやれる!」という姿勢で向かうしかありませんが、頼るべきところでは頼るのも立派な強さです。
マリキータが依存と捉えたのを、ブロッケンが信頼という形で突破したのが面白い。
心の奥に潜むものを映しても、解釈次第でポジティブな意味になる。
「心の弱さをつきつけられ、乗り越える」という展開は何話もかかってもおかしくありませんが、スピード解決した。
普通は「そんなことはない!」と否定するか、「今こそ向き合う時だ」と克服する方向にいきそうなものですが、「その通りかもな、だからどうした!」と即座に反撃に移るのは自由な発想と言えるかもしれない。
悪く言えば開き直りですが、もたもたしていると深刻なダメージを受ける可能性が高いので、よかったと思います。
マリキータは関係の分断を狙っているので、一人で意気込んで自滅する方向に誘導したかったわけです。
一対一なら意地を見せるべき場面ですが、タッグでそうして不利になった場合、パートナーに迷惑をかけることになりますから。
それにしても息ピッタリですね、フルメタルジャケッツ。
ブロッケンからアタルへの信頼の深さはどうしてそこまでと思うほど。直接関わった期間はそこまで長くないはずなのに。
気になるのは「上下関係」という言葉が出てきたことです。
確かに、上司と部下という印象を受けるのは事実です。
ブロッケンがさらに成長して対等になってほしい。
見たいのは戦友と呼び合える立派な姿です。
『1000円ヒーロー』91話
恵理は友人を人質にされたのかと思いきや、条件が違いました。
ルードはバトルジャンキーなキャラなのか?
ついでに恵理を助けるという言い方をする千。
刃が良くも悪くもストレートな性格だから、対照的。
お、同児が人間の子供を怪人から助けた!
これまでずっと「人間に歩み寄れと言うなら、まず人間襲う怪人を何とかしてくれよ」と引っかかっていたので、動いてくれて嬉しい。
からくりサーカス感想 3
からくりサーカス感想 2