漫画やゲームなどの感想を書いています。 ネタバレが含まれることもありますので、ご注意ください。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「最新話読んで~」の方
ミストバーンは可愛いですよね。
「はっ?」などの反応や「がぼふっ」で驚く様子といった分かりやすいものから、誰かのために身を捧げる姿勢まで、様々です。
敵の体をバラバラにねじ切ろうとする恐ろしさがある分、異なる要素を見せると強烈なインパクトを与えます。
ミストバーンは読者と登場人物視点で大幅に評価や印象が変わってくるのが面白いですよね。
キャラクター、特に主人公側だと冷酷さ以外はほとんど知ることが出来ませんが、読者視点だと情や可愛さ、哀れさを感じます。
>バーン以外の相手からもありのままの自分を~
ミストは自分の正体を知ってもなお肯定してくれる存在を、大魔王の他に求めてはならないんですよね。
己の正体=主の秘密ですから、知られるわけにはいかない。
そう考えると、ハドラーから魂を認められたのは嬉しいと同時に複雑かもしれません。
あの肯定の仕方ならば、もしかすると正体を知っても……と思いつつ、確かめる機会が来てはならないんですから。
アルビナスは、もっとゆるーくふわっと考えられれば楽だったでしょうけど、そうできないのが魅力でもあるので悩ましいところです。
己は駒だ道具だと言い聞かせるような姿は切ないものがありました。
メッセージありがとうございました!
今週のからくりサーカスで、やっぱり忠誠心の高いキャラが好きだと実感しました。
冷酷な敵幹部が感謝されて戸惑う展開も好きなので、両方当てはまるミストバーンやアルレッキーノを好きになるのも必然だった。
どちらも戦士に対する敬意を完備。
好きになるしかない。
アルレッキーノはただでさえ高い好感度を退場でさらに上げるのが卑怯です。
多くの人間を殺戮し苦しめた恐ろしい元・敵幹部が満ち足りた顔で退場して「よかった……」と思わせるのは、ずるい。
罪は消えず、人々から許されたわけでもないが、最期まで忠誠を貫いて報われた。
『からくりサーカス』第35幕 抱擁
細かい不満が色々あるのでまずそちらから。
劇やってないのにえんとつそうじ名乗っても意味不明だろ。そこまで合わせる必要ない。
シャロンの言葉を伝えないなら何もないところから登場させる必要ありませんでしたよね? 何故無理に原作通りにしたんだ。
勝の理解者&ヒロインみたいなリーゼの行動、ちょっと唐突な気がした。そこまで関係深まるエピソードあったか?
一応敵地に二人で乗り込んだけど、その時は勝はコロンビーヌと、リーゼはアルレッキーノとの関わりが印象深かったからなあ。
だから会話が「これから知っていこう」という内容だったのは良かったと思います。
神父と赤ん坊が中途半端です。
赤ん坊はフランシーヌ人形と重ねるためと思えば省けないでしょうけど、抱擁のシーンで喋らないなら神父の方はカットしてよかったのでは?
赤ん坊が無事な理由がカットされて不自然さ全開。
また、神父の神や悪魔、天使といった単語が分かりづらい。日本語で構わないでしょう。そこまで原作通りにしなくていい。
尺がないから説明を大幅にカットせざるを得ないのに、わざわざ疑問増やすような描き方になってます。
何度も言いますが、原作通りするならする、しないならしないで区別をつけてほしい。
様々なものがカットされた状態で無理に原作に近づけようとして、かえっておかしくなっています。
そのままか、変更したのか、それによって後の展開も変えてください。
あと、今回の話に限らず、シャララ~ンという効果音やポワアアンなエフェクトが古いというか安っぽく感じて引っかかるのですが、これは私の問題で気のせいかもしれない。
そういうのは控えめにして絵で魅せてほしい。
もちろん素晴らしいシーンも盛りだくさん。
自分だけが生き残るわけにはいかない、幸せになってはいけないと自罰の念に囚われていた鳴海に「心で考えろ」と告げ、自分が代わりに宇宙へ行く勝は漢。
背負いすぎて自分の幸せもしろがねの幸せも求めるどころではなくなっていた彼を解放した。
小学生なのに覚悟して、彼もまた背負い込んでいる。
なんとアルレッキーノがパンタローネを連れていくシーンが追加されました!
嬉しい。
嬉しい嬉しい嬉しい。
カットの多いアニメで会話が追加されるなんて。代役ではない、独自の台詞を!
パンタローネに「生きているか」問いかけるのが、人形らしくないんですよね。
自動人形ならば動いているか訊きそうです。
教会で二人が生きていたことが分かる原作の展開もいいのですが、アニメもまた素晴らしい。
忠誠心の深さと二人の絆が沁みわたる。
ハーレクインの歌がとても気持ち悪かった。もちろんいい意味で。
素敵な声で晴れ晴れと高らかに歌われるため破壊力が倍増。楽しそうだなあ。
道化として作られたから歌も上手いのか。
あるるかんを振り回し叩きつけるのやめろ。
原作読んだ時は「最古に比べると最後は薄い気が……」と思っていたのですが、アニメだと不気味さ等々存在感が膨れ上がっています。
鳴海が教会まで辿り着いた理由が納得できるものでした。
しろがねが呼んだら当然だな!
鳴海が求めたなら当然ですね!
ハーレクインとの戦いはカッコいいBGMに二人の共同作業、パンタローネの奮戦の回想が乗って盛り上がった。
パンタローネの行動が鳴海を救った。
あれほどハーレクインを煽ったのも、狙いに気づかれにくいようにするためだったのかも。
普通に戦っていたら装置の不調に気づいて、他の攻撃を織り交ぜたかもしれません。
ハーレクインの「一本取られた」と言いたげな表情も味わい深いですし、切られた顔の下半分が舌を出しておどけているように見える。道化だ。
教会で抱き合いキスをするのは銀とフランシーヌの時と同じ。
まるで結婚式です。
使命から解放され、ようやく一人の人間に戻った鳴海の表情が優しく穏やかです。
泣いたしろがねに狼狽える様子が微笑ましい。
鳴海だと感じられる顔をしています。
ただ、引っかかるところもあります。
告白より先に言うことがあるのでは?
優しさゆえに背負い込んで辛く当たったことも、彼女への仕打ちを後悔しているであろうことも十分理解できますが、まずは謝ってほしかった。
これから一生かけて、彼女にもたらした苦痛や悲しみよりはるかに多くの笑顔と喜びを与えてください。
要するにイチャイチャしろ! 幸せになれ!
今までもしろがねは笑みを見せていたけど、「大好き」は輝き具合が飛びぬけている。
ここから一番好きなシーンです。
これを見られただけでも、アニメ化してよかった。
パンタローネの頭部を抱えて主を探していたアルレッキーノが見たものは、彼女の輝く笑顔だった。
アルレッキーノの声が震えている……!
もうここで鳥肌が立った。駄目だった。
何でそんなに感情のこもった声を……。耐えられないだろこんなの。
「機械仕掛けの神も~」の台詞を聞きたかったけど、急がず描いてもらえただけでもありがたい。
音楽がまたいい仕事しているんですよ。
ボロボロの姿が痛々しい。
必死にここまで歩いてきたんですね。戻って来いと命令されたからな。
アルレッキーノの瞳に光が入っている。
そして、表情が柔らかい。
登場時はあれほど無機質で、人形らしかったのに。
パンタローネに視線を向ける様が仲間意識……友情を感じさせます。
抱えられて登場した時はしかめっ面だったパンタローネが、満足げに微笑んでいる。おそらく主の笑顔を目にして、喜びを噛み締めた瞬間に停止したんだろうな。
二人が求めた彼女の笑顔は、彼らの健闘のおかげで生まれたんですよね。
アルレッキーノがブリゲッラを、パンタローネがハーレクインを追い詰めていなければ、鳴海が倒され、しろがねは笑えなかったでしょう。
アルレッキーノの目から光が消え、軋む音とともに動きを止める。
うおああぁぁ……!
最高の退場をしやがって。
無数の人間を苦しめ殺戮してきた恐ろしい人形達が、明確に改心・悔悟を見せたわけでもないのに、満ち足りた顔で綺麗に退場して、どうして心を打つんだろう。
「壊れた」「停止した」ではなく「息絶えた」、もっと言うならば「生き切った」と思わせる姿でした。
最古達は皆退場に力が入っていました。
阿紫花は原作だと「声かける前に撃てよ」と思った記憶が。
アニメだと硬貨を指で弾く→敵が気づく→台詞なので違和感が少ない。
それでも敵が調子よく喋ってる間に撃てよと思いましたが、こっちを向かせてぶち込まないといけなかったとか?
ぽっと出のチンピラっぽい敵じゃなければもっと感動しただろうな。
最後のフランシーヌ達に囲まれる金が見事に「うわ……」でした。
それで満足なのか?
最古達の退場に感動したものの、だからこそ疑問に思う部分もあります。
変化した後の彼らは、人間に対する行為をどう思ったのだろう。
最古の最期はどれも好きですが、「散々非道な真似しておいて三人だけ綺麗に退場したのはちょっと……」と言われるのは頷ける。
ドットーレが飛びぬけて外道に見えますが、彼一人に他三人の業を押し付けておしまいというわけにはいかない。
ただのモノ扱いするなら罪の意識を追求しようとは思いませんが、人格を持つ存在と認めて、彼らが学び得たものや変化した事実を否定しないためには、やったことをスルーするわけにはいかない。
村の惨劇の時は意思がなかったものの、意思を得た後は世界中の人間を苦しめてきたわけですから。
フランシーヌ人形は恐ろしいことをしたとはっきり自覚しましたが、三人がどこまで意識したのかよく分からないんですよね。
「以前のやり方ではフランシーヌ様を笑わせることなんてできない」というところにはたどり着いたでしょうけど、悔やむまでいったかどうか。
「笑ってくれる客もいない世界で」という台詞から、虚しさや間違いを薄っすらと察しているたのでしょうか。
もっと時間があれば、自分達の所業の罪深さをはっきりと自覚したかもしれません。
次回はいよいよ最終回。
ディアマンティーナの表情がおぞましく、鏡となる台詞にも期待が高まる。
『1000円ヒーロー』
最新刊のPRは、表紙が誰に選ばれるかというネタでした。
表紙を飾るキャラが敵側からも選ばれるのなら、次はユウロが来てもおかしくないな。
86話の感想を。
ユウロが泣いてる……!
怪人の救済を謳っていようと、やっぱり人間でいてほしかったのかな。平穏な生活を送るために。
新型ベルト!? 椿が危ない!
と思ったら椿は無事だった。そんな理由でか。よかったけど。
ヒーロー=怪人だったという展開は納得。LAWが判別できなかったからな。
マスクの下はいつもああなっていたのか?
でもユウロの細工が変身解除不可だけじゃないかもしれない。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「ハドラーに対する複雑な感情こそが~」の方
>意思のない完全な狂信者ではない
心から同意いたします。
主の言葉だけを聞き、主だけを見て、他の者に一切関心を向けないのではなく、他の者にも何らかの感情を抱いて関係を築く。
狂信者タイプのキャラクターとは異なる魅力を感じます。
>ミストの中に存在を許されている心の自由
美しい表現です……。
主以外の人物にどんな感情を抱くかは縛られていないんですよね。
大事なものがある上で忠誠を貫くため重さが感じられます。
>縛る所は縛って緩める所は緩める
これまた同意です。
大魔王はその気になればミストの心の中までもある程度干渉できるでしょうけど、そうしない。
部下を始末する時に自覚無しに躊躇されると面倒などの理由で、洗脳してもおかしくないのに。
敬意を抱くような精神だからこそ、忠誠もより深くなると理解しているのでしょう。
ミストとハドラーの関係・感情は、狂信者ではないミストバーン、敬意の対象であるハドラー、その敬意の上を行く忠誠を向けられ、自由にさせる度量があるバーン様と複数の魅力を引き出しています。
ミストバーンの思想を考えるには、ザボエラの存在も非常に重要ですよね。
他人の力を利用してばかりのやり方はただでさえ嫌われるのに、ミストはコンプレックスがあるからいっそう嫌悪も深まります。
ミストからザボエラへの感情も想像が膨らみます。
メッセージありがとうございました!
ミストとハドラーが談笑する話を読みてえ!
軽い感じの笑いが見てええ!
と思ったので書きました。
「可愛い君」が「バーン様にとって可愛い部下」ではなく「発言者視点で可愛い」という意味で捉えた内容になっています。
できればワハハ笑いするミストバーンも入れたかったのですが、力が及びませんでした。力が……力が欲しい……!
シリアスな方向なら、竜魔人ダイにぶちのめされる封印解除ミストバーンが見たいです。
ダイ大で一番好きなぶちのめされるシーンは竜魔人ダイに殴られ続ける真大魔王ですから。二位以下に大差をつけてます。
そして、『からくりサーカス』のサブタイのせいでミストとハドラーの共闘が超見たくなりました。互いの背中を守ってくれ!
『からくりサーカス』第34幕 背中を守る者
ハーレクインブリゲッラカピタン背中を守る者と色々詰め込んでるから空気に浸る間がないのではないかと恐れていましたが、あまり駆け足だと感じませんでした。
悪い意味ではなく、単に疑問を感じてツッコみたくなったのはフラッシュ・ジミー。
何でそんなに飛び跳ねてんの?
何か楽しいことあった?
アニメじゃカメラを落とすためだけに出てきてやられるのにわざわざ飛び跳ねなくても。
エレオノールの台詞がフランシーヌと重なるんですよね……。
カピタンは原作だと「最後達の中で一番薄い」という印象で終わったキャラですが、アニメだと台詞の長さもあって存在感があります。
尺がない中でよく頑張ったと褒めたい。
背中を守る者は勝の鳴海兄ちゃん連呼が熱かった。原作では一時期の展開、アニメではカットや代役を不満に思いましたが、それらを越えて盛り上がりました。
今回の話で一番好きだったのはブリゲッラ戦です。
エレオノールの生存を願いながらも忘れようとする鳴海の描写に「おおっ」と思いました。
彼女への想いと使命の狭間で苦しんでいることを表現していますね。
子供達からの手紙を読むときの穏やかな眼差しと、しろがねに対する態度の差が……。優しさを完全になくしたわけではないからもどかしい。
アルレッキーノがブリゲッラの隠し技を引きずり出して暗い快感を覚えさせ、鳴海の逆転の道を拓いた。
彼の闘いは無駄ではなかった。
武闘家としてのブリゲッラはすでに致命傷を負っていたようなものです。
アニメだとブリゲッラは声に感情こめるので最期の叫びは絶叫になるんだろうなと予想していたところ、違いました。
悔いながら倒されるのが味わい深い。ひび割れた目の表現が好き。
轢かれてないのでまだ動くのではないかと一瞬思いましたが、悔恨に苛まれながら倒されたことを思うと、体が完全に壊れたのと大差ないか。
最後の中ではブリゲッラに一番共感できる。
アクションゲームで「これに頼っても上達できない」と便利で強力な技を封印して進めて、「厳しいからここだけ使おう、ここだけ!」と解禁して、一度使ったら「ここは敵の攻撃がいやらしいから」「ここもやり直すのが大変だから」と理由をつけてズルズル流された覚えがありますから。ベヨネッタの百裂中佐とか。
ミサイルを封印したままならアルレッキーノに敗北しても武闘家の誇りは守れた。
解禁しても、己の力量不足を痛感して今後は絶対に使わないと決意すれば、鳴海に勝てた。
しかし、理由をひねり出してでも使おうとしてしまった。
いっそ武術など身につけず、最初から開き直ってミサイルを使いまくっていれば、苦しむことはなかったでしょうね。
また、ミサイルを使おうとした理由に気づかなければ、逆転に狼狽えてそのまま倒されるだけで済んだかもしれない。
己の敗因を悟るだけの器はあったのが不幸だった。
来週は最も好きなシーンが来る。
作品で一番好きなキャラの一番好きなシーンなので期待と不安と恐怖と高揚で胸がドキドキします。
あのシーンを見て、それまで「好きなキャラの退場はとにかくたっぷり尺を取ってほしい!」と考えていたのが、「尺が短くても今まで歩んできた道のりに相応しければ心を打つんだ」と思うようになりました。
『1000円ヒーロー』85話
貴崎がカッコいいことしてるのに着ぐるみと生足で台無し。こんな形で生足見ても嬉しくねえ……。
飄々としている敵幹部=強い
ブラックホールの能力を持つ敵=強い
両方合わさればそりゃ強いよね。
レート100は一人で戦争止められるくらい強いはずなのにそんなにいっぱいいたの?
麗華が捕まらなくて安心した。
やっぱり政府は黒かった。
椿が板挟みになりそうだな……。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「クレしんと大神のクロスオーバー~」の方
小説は、『Sorge il sole』は移したいと思っています。
他の話に関しては未定なので、ご意見をいただけて助かります。
どこから手を付けたらいいのか……真面目な話だけを移すべきか、軽い話も入れた方がいいのか迷っていました。
まずは語りのキャラクターについてのページを整理・再掲載した後、全体通しての感想も移すかどうか決定してから、小説の方に取り掛かりたいです。
メッセージありがとうございました!
ミストバーンとハドラーが仲良く会話するシーンを見たい。
笑っているところを考えようとしても二人とも「フッ……」と不敵な笑みを浮かべている姿しか出てこない。
「フッ」もいいけどもっとこう、打ち解けた感じで笑い合うのが見たいんだ。
ミストのジョークに噴き出すハドラーとか、ハドラーの軽口に大笑いするミストとか。
二人が仲良く……仲、良く……。
ハドラーがお前にとっても道具や駒だったのかと問うシーンを考え出すと止まらなくなる。
ミストにとってバーン様以外全て道具や駒として切り捨てられるでしょう、おそらくは自分自身さえも。
ハドラーは自分はどんなふうに思われていると推測したのか。ハドラーの中のミスト像はどんなものなのか。
ミストバーンがハドラーをどう思っているのか、どう変化したかはかなり分かりやすいと感じられるんですが、逆は情報が少ないんですよね。
元々は底の知れない奴としてうとんでいたことと、やがて誠意や熱い魂を感じるようになったことくらいか?
時間稼ぎを頼んだ時点ではチャンスをくれるなら誰でもよかった。ミスト個人を信じたわけではない。
次に会った時は力強く助ける宣言。
急激に変わったな。
改造中に一人反省会して、ミストの今までの言動も振り返ったのでしょうか?
今まで披露した姿勢や要求自体はシンプルですからね。
「バーン様最優先! バーン様のために戦え! 強くなりたいなら力貸す!」
……分かりやすい。
とにかく、助けると宣言するくらい仲間意識を抱いたのは確かです。
来るのが遅れたら主人公補正を発揮したダイ達に追い詰められてたかもしれないのでナイスタイミング。改心しない悪役二名相手なら主人公側のパッシブスキル『奇跡』の発動率は上昇するでしょう。
その後謁見前の会話で熱い魂認定&感謝を告げる。
苦手意識を抱いていて、信じられる相手か否か分からなかった状態からこれですよ。
詳しく! その辺の心境の変化を詳しく!
認識が変わった最大のきっかけは、時間稼ぎを引き受けた時の台詞ではないかと思っています。
「何か必死だから聞いてやるか」程度の同情だと長々喋らず具体的な指摘もしないでしょう。
必死に頼み込む→改造中に頭を冷やして今までの歩みを振り返る→(本来立場が上だけど立ててくれていたことを認識)→一番近い出来事まで辿り着いて熱さに気づく
という流れかもしれない。
改造後のハドラーが一気にカッコよくなったのは液の中で反省会して初心に帰ったためだと思っています。
迷走していた魔軍司令の頃からアストロン直前にアバンを認めたり、ヒュンケルの闘志を称賛したり、元々武人的な気質の片鱗はあったんですよね。唐突に目覚めたわけではありません。
変化後も情けなかった頃の自分をなかったことにはしてないようなので好感が持てます。
フェンブレンの単独行動を、自分に残っていた功名心や虚栄心を反映したと解釈しますから。
また、団長達が勝てなかったのは指揮官の自分に野望と保身しかなかったからだと語ります。自分の駄目だったところに気づいて認めています。
最初は縋っただけだったのが、見方を改めたところがいいんですよ。
頼って終わりじゃなくて、助けようとしたり、ちゃんと感謝を告げたりしています。
ハドラーが贈ったのはたかが言葉、されど言葉。処刑されるかもしれない状況で伝えたわけですから、込められた想いは本物です。
それがミストにとってどれほど重いものだったか。
他人を乗っ取る己の生き方を嫌っている実体無き生命体に「熱い魂」は会心の一撃となったはず。無自覚に的確に急所ついてやがる。
何千年もコンプレックスを抱えてきたから、直撃する言葉に心を揺さぶられたんだろうな。
言ったのが尊敬できる戦士だからという理由が大きいか。
そして、いくら強者であろうと、口先だけなら心を動かされはしないでしょう。
話を戻すと、ミストを信頼したからこそ、始末しに来た時にやはり駒だったのかと衝撃を受けたはず。
ミストにとって駒じゃないかもと推測していたなら、実際直前まで心配しまくっていたので間違いではないのですが。
返答を聞いて「それがお前の答えか」で引き下がったのは物分かりがいいというか、ミストの心情を考えてる方ですよね。あの状況で、信念に基づいた行動であることを理解して呑みこむ以上のことを要求するのは酷です。ミストは非難を覚悟したでしょうけど、責められずに済んだのは幸い……いや、ああやって受け止められる方が罵られるより辛いか? 恨み言ぶつけてくれればすっぱり割り切りやすいだろうけど、そういう相手ならそもそもそこまで尊敬しないな。
信じるようになったのはいつ、何がきっかけなんだろう。時間稼ぎを引き受けた時の台詞を考えてそうなったのか、違うのか。
信頼を抱いたとして、どんな時にどれくらい伝わったのかなあ。謁見前の会話だけか、それ以外にもあるのか。
ハドラーの命はバーン様のもの認定していたミストが、その通り扱うバーン様にやめてほしいと言いたげな様子を見せるんですよね。
命を捧げる覚悟でいようとあまりにも雑な扱いされるのは嫌に決まってますし、期待しているアピールした上であれですからね……。
ミストもさすがに酷いと思ったから反逆したハドラーを悪く言わなかったんだろうな。
普通なら裏切者と罵りそうなのにそうしませんでした。
それどころか、バーン様至上主義の彼がバーン様の命を救った功績のあるザボエラにバーン様に刃向かったハドラーを貶されブチ切れるという事態まで発生。
ええいとにかく考察材料がほしい!
ハドラー視点でのミスト像を知りたかった。特に離反後。
決着に集中せざるを得ないため、他の人物・事柄に対する心情はあまり描かれませんでした。
過去の己の残虐な所業に対してどう思っているのか等知りたいことは他にもあるけど、死が近づいていて前のめりに駆け抜けるしかなかったんですよね。
好きだからこそ、カッコよくなったからこそ、アバンの件以外にも向き合って何らかの答えを出してほしいのですが。
ミストの正体を知った場合の反応も気になる。
悪くは言わないと思いたい。
ミストとハドラーは、片方のキャラを貶すと、相手を認めているもう一方の評価も下がる危険性が高いんですよね。
お互いに「〇〇かっけえ! 認めたり認められたりした××も熱い!」という方向に行ってほしいから、ミストとハドラーに肩入れ・擁護したくなるのかもしれない。
だからこそヒムの寄生虫発言に二重に「やめろォォ!」と叫びたくなる。
少しだけのつもりだったのに長い。
ミストとハドラーの関係を考え出すとこうなる。
話題を変えよう。
かもかてで牢にいるグレオニーと、レハトが監禁された部屋を見ると、両者を足して割ってグレオニーを閉じ込めるエンディングがほしくなります。
一番すんなりいきそうなのは殺害からの派生ですが、他のルートでも見てみたい。
愛情:「出してください……レハト様……!」「私に、貴方を護らせてください」
友情:「どうしてこんなことするんだよ、レハト!」「そんなに怒らせるようなことしたのか俺!?」
裏切:「貴方にとって俺は、ただの部下のはずでしょう……?」「俺がちゃんと伝えておけば、こんなことには」
憎悪:「そんなに俺を嘲笑いたいんですか。さぞ滑稽でしょうね、惨めな負け犬の姿は」「貴方に張り合おうとした愚か者を見下せば満足ですか」
殺害:「どうぞ、貴方の気が済むようになさってください」
レハトが閉じ込める理由もそれぞれ変わりそうです。
愛情:自分を庇って利き腕が動かなくなったことへの罪悪感や、今度は命を喪うかもしれない恐怖
友情:友情よりもほしいものがある
裏切:想いは届かないと思って男を選んだら両思いだったと判明、動転
憎悪:優越感に浸るため
殺害:憎悪から反転愛情まで何でもあり
他のキャラは現時点ではそこまで閉じ込めたくならないんですよね。
冷静に説得するか、上手く逃れるか、身分的に困難な面々ばかり。
ヴァイル・リリアノは寵愛者同士であり、地盤が違う。
トッズは「そんなことしなくても心はとっくにレハトに囚われてるから。俺としては自分の手でレハトを守りたいからさー、分かってくれるよねこの気持ち?」と言いくるめそうですし、ローニカは「私めのような老いぼれを構うより有意義な時間の使い方があるはずです」と穏やかに諭す。
モゼーラは「このような所業が許されるとお思いですか?」と毅然と立ち向かうでしょうね。
ユリリエはくすくす笑う。閉じ込められた程度で動揺するわけないだろ。
ルージョンは魔術で脱出し、ティントアは順応する。会いに行ったら「あ、レハトだ」と普通に挨拶してもおかしくないイメージがある。
タナッセは神業前だと「貴様こんな真似をしてただで済むと思うなよ!」と喚き、神業後だと「私はお前に償わねばならないのだから好きにするがいい。お前の受けた苦痛に比べれば、この程度生ぬるい」と大人しく受け入れる。
一般人らしい反応を見せてくれそうなサニャは、ゲーム内で村を潰して逃げ場をなくしたり村の安全と引き換えに身を差し出したりするエンディングがあるので、その上閉じ込めようとまでは思いません。
サニャの村を焼けるならグレオニーの故郷を滅ぼすエンディングも欲しかった。
二人の故郷をほぼ同時に滅ぼして「これでずっと一緒だね」なエンドがあればなあ。
『からくりサーカス』第32幕 暇乞い
勝が鳴海との再会を我慢するシーンが予想よりじっくり描かれました。
勝の辛さと二人を想う気持ちが伝わってきました。
仲町サーカスの面々の思いやりも同様。カットされたエピソードは多いけど、家族のように接してきたんだと思わせる。
鳴海の記憶は戻っていた。
フランシーヌ人形とは無関係だということも聞かされた。
それであの態度は酷いんですが、まあ……。
戻れないと思っているから突き放す。不器用という域を通り越してます。あまりに多くのものを背負い込み、己を縛りすぎている。
サハラで仲間達を喪った結果、心の大事な部分が壊れてしまったのでしょう。
世界中の人々がゾナハ病に冒されているから治るどころか悪化している。
まともに顔も見ないのは、未練を生じさせないようにするためでしょうね。自分にもしろがねにも。
フウが教えたというところで「あれ?」と思いました。
原作だと偏った情報与えた鳴海に対してフォローしなかったような……とにかく、誤解を解こうとしてくれたのはありがたい。
「母ちゃんの顔にそっくりの人形」は因縁持たせようとした感が強いのでちょっと……。
言うほど似てないし、似ているのもただの偶然なので、無理矢理すぎて冷めてしまう。
強引でも何らかの理由があればなあ。「昔は人気だった仲町サーカスの映像を目にした自動人形が、フランシーヌ様を笑わせる役に立つかと思って同じ容貌の人形を作った」とか。
現状だと完全に無関係ですからね。
ハーレクインの外見・色と声と動きの気持ち悪さがなかなかに印象深い。
ブリゲッラは原作よりも感情豊かに見える。声に力がこもっているからか。
カピタンは張り切り具合が微笑ましく、それなりに強そう。アニメでは真面目に頑張ってる印象を受ける。
言及されたディアマンティーナのあの台詞も楽しみですし、アニメだと最後の四人の存在感が跳ね上がっています。
いよいよ作中でもトップクラスに好きなシーン、『暇乞い』がきました。
正直、不安でした。
……よかった!
表情、動き、音楽、声に込められた感情、それらを活かし魅せるための尺、どれも恵まれていました。これぞアニメ化の喜び。
まずしろがねへの挨拶や鳴海との会話から。
フランシーヌ様ではなく「エレオノール様」と言っているんですよね。
足を動かし胸に手を当てる仕草はまさに道化のもの。
戦って勝つだけでなく戻ってくるよう命令するしろがねはいいご主人様だ。
命令を受け、嬉しそうに飛び出す二人の躍動感!
これが見たかったんだよ!
表情も活き活きしていて素晴らしい。
二人の面が柔らかいんですよね。特にアルレッキーノの口元。登場時は無機質で、いかにも人形らしいと思わせたのに。
颯爽とリュートを手に取るアルレッキーノ、歩きながらパントマイムを織り交ぜるパンタローネ、二人の足取りは軽やか。
できればアルレッキーノの台詞はリーゼ用にアレンジしてほしかったけど、全部代役させなくてほんっとうによかった!
アルレッキーノの小鳥は、涼子を想って、涼子に渡したくて彫ったものだと思える。
また、「人間の娘」呼びなので、名前を聞いてリョーコと呼んだ少女に抱く感情とはまた少し違うのだろうなと思わせます。こういう細かい部分まで変えていると、アニメはアニメで別の流れとして楽しめます。
仲町に法安の代役をさせず、最古だけに絞ったことで、友情が強調されています。これがあのシーンに活きてくる。
これまでは歌を歌えることすら知らなかったし教えなかった。以前のままならば聞きたい、聞かせたいと思わなかったでしょう。
二人の内面や関係が変わったことを伺わせます。
窓から飛び出すシーンは、原作だとアルレッキーノは笑みを浮かべていないのですが、アニメだといい笑顔。
原作だと敵わないことを予想しながらも戦いに赴く、切なくしっとりした雰囲気だったのですが、アニメでは命令を賜った喜びが強く出ていて、仲間意識が描かれ、出ていくタイミングが同時になったことで熱いものに!
思い描いた空気とは違ったけど、どちらもいい。
カットや代役、予想と違う描かれ方でも、それに合わせてしっかり変えてくれるなら、アニメはアニメとして楽しめると実感した回でした。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「まーキルバーンが親友相手だろうと~」の方
一字一句に「なるほど」「確かに」と頷きっぱなしでした。
傀儡越しに喋っていたのも秘密を抱えていたのもミストにも当てはまりますし、本体がバレたらより危険なのはキルの方ですからね。
>二人の友情はバーンかヴェルザーの意思一つで吹っ飛ぶ、主君の号令一つで敵対する
まさにその通りです。
危うく、儚い関係です。
元々危険な魔界で秘密を知られれば致命的。潜在的には敵同士ともなれば、なおさら秘密を明かすわけにはいきません。
>キルバーンとヴェルザーとの主従関係を~
完全に同意します。
冥竜王陣営が掘り下げられれば、ミストやバーン様の新たな魅力も見られるでしょうから。
メッセージありがとうございました!
ダイ大関連の予定について。
しばらく後になると思いますが、キャラクターについて語ったページを語りから移して再掲載するつもりです。
ミストの肩を持つあまり他のキャラに攻撃的にならないようにしないといけないんですが、自分だと気づきにくいんですよね。
自分では軽い批判やいじりのつもりでも、傍から見たらただの悪口になっているかもしれない。
彼らには彼らの立場・目的があり、ミストのために都合よく動いてくれる存在じゃないのに。
前回、正体を隠していることについてキルの方ばかり追求したものの、人形無しで本体を狙われたら逃げるしかないピロロと、憑依能力を使えば切り抜けられる可能性の高いミストなら、バレるのがより致命的なのは前者です。
また、「ミストはキルがやられたと思ったら動揺しまくったのに、キルの方は華麗にスルーか」と不満に思ったものの、最終話の尺や展開を考えると言及するのは不自然極まりない。
人形を使って残酷な死神を演じるだけならばミストのフォローをする必要はありません。
ミストが心を許せば暗殺が容易になりますが、それだけが目当てならあれほど配慮しなくていいはず。
一度好意を抱いた相手には心の壁がデュルンデュルンに溶けだすミストですから、ある程度仲良くなれば十分と言えます。
それなのにわざわざフォローしていたのは友情を感じていたからと言えますよね。
本体も本気で友情を感じていた可能性が高い。
彼らは人形越しでも親友ということですね!
これまで「普段は自動で人形の意思がある」という設定で考えることが多かったのですが、原作通り「完全に腹話術の人形でピロロが全部頑張ってました」という話も考えたくなりました。
かもかて風に、ミスト→他キャラへの印象度の変遷を妄想したくなります。
・出会った瞬間印愛が『運命の人』に到達し、何をしようと一切下がらないバーン様
・登場時に印友全振り、着々と印友を上げていくキルバーン
・印象度マイナスから印象度大幅プラスへと転じたため、おそらく反転したハドラー
・忌避判定が発生したザボエラ
それから、かもかてのキャラでミストと話が合いそうなのは誰だろうと考えて、真っ先に浮かんだのがテエロでした。感情沸騰させて主の望んでない行動に走るので。
主の顔に泥を塗ったと言う理由で勝手にロン・ベルクの顔面を切り裂いたミストバーンなら、「ヴァイル様を苦しませるなんて許せん!」と暗殺しようとしたテエロの気持ちが分かるはず。
仕える者、護る役目といった要素を考えると、やはり護衛組と気が合うかも。
ローニカは「『護る』とは何を指すのか」「仕える者にとって何よりの報酬とは」など、ミストなりに考えた経験があるでしょうし、語る内容に頷きそうです。
グレオニーは普段真面目に訓練している時点である程度の印象度が保障される。
しかし、護衛就任しないルートの「どうせ勝てないのに試合に出ても意味がない」、護衛就任後の「力の足りない俺なんか護衛に相応しくない」と悩む様子に下がる。メンタルが足引っ張って実力発揮できないパターンですので苛立ちそう。
苦悩を乗り越えて強くなってみせると覚悟を決めると印象度アップ。特に『衛士の決心』だと「自分の体なんて惜しくない」という姿勢を見せるので尊敬する。
トッズは……「ただ一人からの感情以外要らない、他のものは全て捨てられる」とだけ書くと共感できそうですが、反転憎悪が発生するからなあ。
「相手の心の中で一番じゃなくなるのが許せない」「自分のものにならないならいっそ……」という思考はミストには理解や共感が難しそう。
かもかてのキャラは、男だとグレオニーが一番好きですが、女は一番を決められない。
癒されるのはサニャ、胸が苦しくなるのはルージョン、惚れ惚れするのはユリリエなんですよね。
サニャに癒されると言いつつ、一番好きなイベントはいびりまくって憎まれた果てに見られる『神様の間違い』です。
自分でやっておきながら「サニャ頑張れ! 意地悪な主人公に負けるな!」と応援しました。
『からくりサーカス』第31幕 黒の流星
団員達に何か言いたげな視線を送る最古が可愛かった。
原作では団員達のバトルには首を傾げました。
無理にバトルに加わらず、彼らなりの「戦い」で皆を笑顔にしてほしかった。
戦わせるにしても、とってつけたような因縁を持たせる必要はなかったはず。
団員達の戦いで一番印象に残ったのは三牛親子VSフラッシュ・ジミーですから。
「肉体的に劣る人間が恐ろしい人形に立ち向かう」「嘲笑われた人間が最後に意地を見せる」というだけで盛り上がる要素は備えています。
ヴィルマとワイルド・ウエスト・ジェーンの戦いは、原作通りのわざとらしい「アメリカにゾナハ病ばらまいた」アピールが出た時はどうなることかと思った。
アメリカで活動していたのがジェーン一人というわけでもないだろうに、宿命の対決みたいな構図に持っていこうとしてもなあ。
ライフルに詰めて云々があるなら不自然なアピールはカットしてもよかったんじゃ?
ついでにケニスとアノスはわざわざ名前出す必要ないですよね。唐突に出てきて即退場するんだし。
そう思いつつ、次第に引き込まれました。
原作ではノルマを果たしたという印象で終わったヴィルマの戦いが壮絶。
めちゃくちゃ血が飛んでるじゃないか……。
声や色、動きがつくのはやはり強いですし、ジムの台詞も破壊力を上げる。
ヴィルマは登場時に回想をやっていたおかげで、大幅にカットされているのに積み重ねがあるように感じられる。
ノリ&ヒロの回想はいい話だと思ったんですが、体調不良を押して出演したことに引っかかりました。
サーカス芸人の意地にとやかく言うのは野暮なんでしょうけど、元気な状態でやった方がお客さんも楽しめたのでは。
次回は、因縁があるっぽい雰囲気だけど顔が似ているだけの人形とのバトルをやるのか。
暇乞いもやるのか……。
法安の代役が団長に務まるか?
涼子への台詞&贈り物をそのままリーゼに移すのかどうかが気になる。
雑な代役や改変にはなりませんように。
作中でもトップクラスに好きなシーンなので、やるからには半端な出来にはなってほしくない。
『1000円ヒーロー』83話
母親みたいなヒーローになると目を輝かせていた少女が怪人になってしまった。兄を守りたい一心で。
やめてくれよ……。
家族を守りたいという気持ちでも怪人化する。なんて世界だ。
ここで同児が来るのか。
仲間が増えたけど沈痛な表情なのでよかった。
「これで怪人を攻撃するのはおかしいと分かっただろ?」と、己の正しさを千に主張したら幻滅したでしょうね。
ユウロからの指示に、子供相手に手荒に……と引いていたのもよし。優しさを失っていないなら疑問を持つところですからね。
怪人になったからにはと言うけど、怪人や人間という枠を超えて弱い者の味方になってほしい。
それにしても、ユウロをどんな目で見ればいいのか分からない。
「スカした笑みが気にくわねえ!」と思っていたけど素を出されても困る。
可哀想な背景があろうと、今までの行いを考えれば外道な悪役としてきっちり倒されてほしいと思ってきたからなあ。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>「ダイの大冒険の小説を今でも~」の方
ありがとうございます……!
とても温かい言葉の数々、嬉しいです。あまりの優しさに、もしや夢を見ているのではないかというわけの分からない考えが浮かんでくるほどです。
今後のブログの更新は、現在プレイしているフリーゲーム『冠を持つ神の手』について一通り感想を書くことと、アニメの放映終了後に『からくりサーカス』の感想を修正して再掲載することを予定しており、それ以外ははっきりしない状態です。
もし再掲載することがありましたら、読んでいただけると嬉しいです。
メッセージありがとうございました!
>TS様
何度も読み返していただけたなんて嬉しいです! ありがとうございます。
特に「」の中のお言葉が……そう仰っていただけることが至上の喜びです。誠に光栄です。
現在予定しているのは、
・現在プレイ中のゲーム『冠を持つ神の手』の感想を一通り書く
・アニメ『からくりサーカス』の放映が終了したら、サイトに載せていた感想を修正して再掲載
の二点ですので、ダイ大関連の小説や感想をどうするか決めていない状態です。
もし再掲載するならば、このブログのダイ大カテゴリにまとめて、整理したいんですよね。全部そのままではなく、話を選んで移す形になると思います。
今のところは、掲載する場所を増やすことは考えておりません。
メッセージありがとうございました!
サイトに掲載していたダイ大の話をどうするか考えたところ、まずブログ内の話を整理することから始めないといけないと思い、SSの一覧を作りました。
※リンクが切れていたので修正しました。これでつながっているはずです。
グレオニー、トッズ、ローニカの表裏護衛同時攻略をやりました。お前が……お前達が、俺の刃だ!
最終的にリリアノと友達になりつつグレオニーからは「心穏やかな愛」、トッズとローニカは「愛している」まで持っていけました。一歩間違えるとトッズが反転憎悪するからグレオニーは心穏やかになってる場合じゃない。
攻略情報探して見ながらやっても厳しかった。
グレオニーの試合見に行って応援したり市であえて無視して手袋買ったり追及して勘弁してくださいと言わせたりトッズのもとに通って怪しい薬飲んだり人形持ち帰ったり駆け落ち未遂したりローニカには学ぶ姿勢をアピールしつつ最後の最後で家族になると告げて動揺させて陛下には「リタント王に俺はなる!」宣言したり魚食べたり……。
グレオニー、トッズ、ローニカの護衛としての会話を見たいです。
グレオニー&トッズの護衛就任が条件のイベントがあればなあ。厳しすぎるか。
グレオニーにトッズが「そんなんでレハト様を護れると思ってんの? 気持ちだけで護れれば苦労しないよね」と絡み、やりすぎるとローニカが〆る。首を。
一見穏やかなローニカが軽薄なトッズと真面目なグレオニーの緩衝材になると思いきや、実際はグレオニーが胃を痛めながら止めに入る羽目になるかもしれない。頑張れ。
表護衛グレオニー&裏護衛トッズはロマンある構図ですが、両者への印愛が同じくらいだと仲良くしている光景が想像できません。グレオニー高印友&トッズ高印愛とかならトッズは友好的に接するでしょうけど。
グレオニーはトッズの舌先三寸で丸め込むやり方が、トッズはグレオニーの融通きかない性格がやりづらいでしょうね。
一番両者間の溝になりそうなのが経歴です。
裏社会で生きてきた元密偵と城の衛士で立場が正反対。
裏でしか護れないトッズと、隣にいることができるグレオニーは全然違います。
グレオニーが護衛に就いていなかったとしても、真っ当に生まれ育った彼に対してトッズは思うところがありそうなんですよね。
ヴァイルやタナッセみたいな大貴族相手だと複雑な心境とかそういう次元じゃありませんが、グレオニーだと引っかかりそう。
大きな反発が予想されるとはいえ正式に結ばれる可能性があり、そうなった場合周囲から祝福してもらえます。
トッズがレハトと結ばれようと思ったらそれこそ駆け落ちでもするしかない。二人とも様々なものを捨てねばなりません。
ですが、グレオニーだとそこまでする必要はない。
とにかく、グレオニーが護衛同士仲良くすべきだと思って歩み寄ろうとしても、トッズは「役に立たない護衛なんていない方がマシだと思うけどなあ。怪我する前に故郷に帰った方がいいんじゃない?」という感じで応じそうにない。
『からくりサーカス』第29幕 しろがねのやったこと
前半のミンシアは嫌な感じですね。
アニメだと師父の見せ場や絡みが削除されてるのでいっそうキツい。
パンタローネに殺されたと言っても、死にたがっているかのようにすぐ退場したから実感が湧かないんですよね。原作だと人間の強さを見せつけてからの最期だったので、「あんな立派な人物が……」と共感しやすいのですが。
修業を積んで心身共に鍛え上げたと自負しているであろう人間が、身につけた力を敵意の無い相手にぶつけるなよ。
ただでさえどうかと思う所業なのに、「自分のせいで周囲を巻き込んだ、被害が出た」という負い目から反抗できない、立場の弱い相手に対してやってるからなおさらです。
その辺の行動は『うしおととら』の日輪と似ているかも。
鳴海の態度も酷いんですが、彼は序盤からの子供を笑顔にしたいという想いや病棟編でのゾナハ病への怒り等内面が描かれているから、やっていることは肯定できなくても納得はできる。
「子供や仲間達の命によって生かされた」と考えている彼にとって、エレオノールと仲良くして自分が幸せになるなんてもってのほか。
皆ゾナハ病を止めてほしいとは願っていても、巻き込まれただけの女を憎み続けろとは要求してないはずなんですが、分けて考えることができない。
優しくしたら色々なものが折れて崩れてしまうんでしょうね。
酷いのは確かだけど、クズだのクソ野郎だのとは言いたくない。
敵だらけの中、仲間として彼女を守ろうとするノリやヒロ、庇ってくれるヴィルマがいい味出してます。
敵意剥き出しの兵士に八つ当たりするなよと思うけど、自分がその場にいたら同じことしてもおかしくない。「あいつのせいだ」と恨んでしまいそう。
それはおかしいと言えるノリ達は立派です。下手すりゃ袋叩きにされるかもしれないのに。
ヴィルマと阿紫花の絡みがあったのには驚いた。
面白いから嬉しいけど、鳴海の描写を優先してほしい。
特に記憶やしろがねへの感情がどうなっているのかとか、記憶が戻っても優しくできない理由とか。
後者は「態度を軟化させては死んでいった仲間や現在苦しんでいる子供達への裏切りになるという思い込み」「宇宙から生きて戻れないことを覚悟しており、期待を捨てさせるため」と色々推測できますが、明確に描かれた情報だけだとただの嫌な奴に見えてしまう。
原作未読の方だとストーリーを追うだけでやっとの状態になりかねないので、くどくなってもわかりやすく描くべきだと思います。
原作ではエレベーター内で見つめ合った時の目の描写から「ひょっと戻ってる?」とチラッと思ったけど、アニメだと同じ目のままだからよく分からない。
原作でも「いつ思い出したんだ!?」と思ったのに、アニメだとさらに混乱しそうだ。
エレオノールを守りたい最古達は、こういう状況では力になれない。むしろ彼女への疑念や敵意を煽る結果になっています。
自分達のやってきたことが人間の目にどう映るか認識していないから、逆効果だと分からないのかもしれない。
彼らの歯車の音が好きです。
人間との距離が縮まったように見えてもやはり人形。相容れなさがあってこそ変化が光る。
フェイスレスは今回も絶好調。
フラれてどうでもよくなったって、そんな理由で世界滅ぼそうとすんな。
誰しも「こんな世界なくなってしまえばいいんだ!」と考えることはあるでしょうが、実行しようとは思わないし、思ったところでできない。
やってのける力があるのが最高に性質悪い。
サハラで鳴海を助けたのは兄役に見せつけるためとのことですが、多分出発点は「愛する人と結ばれたい、それを大好きな兄さんに祝福してほしい」だったんだろうな。
エレオノールの献身は立派だと思うけど、フウに言えばより安全かつ効率的にアクア・ウィタエを抽出して分け与えることもできるのではないかと思いました。野暮か。
『1000円ヒーロー』81話
「ハンサム一枚」で刃みたいな頼み方するなと思いました。刃でもしないか? いやするかも。
偽者の可能性も疑ったけど本物か。
十年放置していたことに触れて、千にも謝罪してよかった。
ギャグも挟まれず素直にいい話だとしみじみしていたら……最後に爆弾発言しやがった。
警戒していたのは「ユウロが父親そっくりに仕立て上げて送り込んだ怪人」という線でした。
以前チラッと出たほのかの描写に気を取られて、父親がそうである可能性を考えていなかった。
『からくりサーカス』のことを考えていたためか、キャラクターが夢に出ました。
アルレッキーノとディアマンティーナの二名が。
何故この組み合わせ?
好きなキャラなので嬉しいのですが、内容がツッコミどころだらけなので喜ぶ前に疲れました。
アルレッキーノが自分の正面、ディアマンティーナが右に座っている状態で人間の食べ物を食べるという展開。
人間の血液以外も受け付けるのか疑問に思いましたが、ディアマンティーナは最新型だからツッコむほどでもないかと考えた瞬間アルレッキーノ一人でツッコミポイントを稼いでいく。
ディアマンティーナがクリームソーダを飲むのは似合っていたのですが、アルレッキーノは親子丼。
食べ方が分からなかったのかディアマンティーナの真似をしたらしく、ストローで吸おうとして失敗。無茶だ。
しかもよく見るとカピタンのマントを羽織ってる。そこはブリゲッラのコートじゃないのか。
理由を訊いてみると「寒いから」。
自動人形は寒暖の差も平気なはずだろ。
そもそもエレオノールのそばにいなくていいのかフェイスレスはどこにいるんだよおお!
ビビッて何も言えなかったけど、ツッコむべきだったんだろうか。
今思うと、「人間に近い体になり血液を吸う必要もなくなったという設定の最古・最後達」と受け取れなくもないんですから、もっと楽しめばよかった。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
はい、詳しくは把握しておりませんが、聞いたことがあります。
確かペリカンの怪人の話があったような……。
他にも番外編として膨らませることができそうな、おいしい設定ですよね。
敵の特性や倒し方も様々でしょうから、チラッとでも見てみたいです。
メッセージありがとうございました!
先日、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』を観ました。
ブロリーの名前を聞いたことがある程度の、相変わらずふわっとした知識だけの状態で鑑賞。
楽しかった!
今回4DX初体験だったので、映画の内容と合わせて「うおおぉぉ!」と脳を揺らされっぱなしでした。
つーか体が揺さぶられた。あんなに揺れると思わなかった。
予想していたよりずっと振動や風の演出が細かくて、アトラクションみたいでした。
『からくりサーカス』第14幕 夜更けの海
動こうと必死の最古がいい表情ですね。
石化するロッケンフィールドの顔が美しいはずなのに恐ろしく見えてしまった。
ダールの最期がトーアに移され、トーアの最期がロッケンフィールドへと移りました。
うーん、台詞を継ぎ接ぎした結果、噛み合わなくなったような。
人間の美しさを感じる台詞は、かつてフランシーヌ人形に目を奪われたトーアが言ってこそだと思います。
施術にこだわるのも同様で、己の手でやりとげようとする理由がロッケンフィールドからは感じづらい。
「イヤな時に、ワケなんて~」は危険な目に遭おうと他人を助けるために行動する時に言うから輝くのであって、あの状況なら普通に代わってもらえばいいのでは。
「しろがね」達を化物扱いしていたミンシアが彼らを人間だと認める台詞がなくて、残念通り越して理解できません。彼女がここに来た理由の大半はルシールとの絡みで、残りはこの台詞のためだと思っていました。
師父とパンタローネの出番があれだけでミンシアの扱いも中途半端になるなら、いっそ中国編カットでよかったのではという考えが浮かんだ。
サハラに向かいながらプラハ編をこなす流れで。
鳴海への精神ダメージは原作より軽くなったのはいいのか悪いのか。
原作だとサハラ編のメンバーで最も絆を深めた相手はロッケンフィールドだったんですよね。
傷は負ったものの生きて帰れる状態で、戦いが無駄になっても彼が家族のもとへ帰るのが鳴海にとってせめてもの救いになったはず。
それでも鳴海のために犠牲になることを選び、鳴海の精神にとどめを刺すことに。
ロマンチックな父さんを見たかった。
ジョージがあっという間にやられるのは原作通りです。頑張ってるのになぁ。
パンタローネに「どけ」と言われて従ってしまう阿紫花。
全盛期の最古二人相手なら仕方ない。戦えるのは鳴海くらいでしょう。
阿紫花は知らない世界を見ただけで終わりか。
「どけ」があったから今後見せ場はあるでしょうけど、これだけだと何しに来たのか分からん。
二人がフランシーヌ人形に詫びるシーンは笑うところじゃないのに笑ってしまう。笑うしかねえ。
「いくらそっくりとはいえ、偽りの者の命令に従ってしまい……」
「もう二度とこのようなことには。我らはフランシーヌ様にだけ忠誠を誓う者」
こんなセリフ原作になかったよね!?
ナイス!
初見なら「いちいち謝るなんて律儀だな」とか「忠誠心高い」と思いつつ聞き流しただろうな。
既読者だからこそ「うひい!」と心の中で叫びました。
ひでえ。ひでえよ。
キツすぎる台詞です、双方にとって。
このフランシーヌ人形はどんな気持ちで聞いてたんだよ!
仲間達の想いに応え、鳴海が復活!
色、そして起動音がつくと体が人間でなくなったと実感します。
皆の心がこもっているとはいえ、自分の四肢が全てなくなったことに鳴海は苦悩しないのでしょうか。
これまで最古の強さが描かれていないので、最強を自称するパンタローネが強がってるおじいちゃんみたいで微笑ましい。微笑ましく感じる場面じゃないのに。
「一秒で死ね」が聞けたのは嬉しい。
やられる時の表情もしっかり描かれました。
最古が撃破されるシーンはどれも気合入ってる。
鳴海とアルレッキーノ、二度目の対峙。
鳴海との初戦がカットされたアルレッキーノは気の毒だと思っていましたが、人間の美しさについて言及できただけ恵まれているかもしれない。
「コロンビーヌは後であのキャラとの絡みがあるから駆け足でも掘り下げられるだろ」と楽観視していたら皆無だったので。
「好きだったのだよ」はなかったけど、「敬意すら覚えた」と言っているので、好感は抱いた様子。失望しました宣言も一応聞けた。やった。
理想から外れたから炎で浄化って過激なファンだなー。
ほう、燃えないのか。
何で燃えないんだろう?
普通の人間の頃から炎に耐えてたな。
ゲームキャラならパッシブスキルに炎耐性が備わっているレベル。
決着がつくまでの「間」が再現されていて嬉しい。
静→動の切り替えに貴重な貴重な尺を費やしてくれた。
ちょっと台詞が追加されたりバトルで数秒「間」があっただけでものすごく恵まれてるかのように錯覚してしまう。冷静に考えると台詞や出番を大幅にカットされてるのに。
真っ二つにされて疑似体液ぶちまけたアルレッキーノの姿が好きです。
力なく「フランシーヌ様……フラン、シーヌ……様」と主の名を繰り返し呟いてほしい。
ファティマも掘り下げ不足です。キスが唐突だと思ってしまった。
あの退場だとフランシーヌ人形の破壊だけが最終目的に見えないか?
ファティマの最期も鳴海へのダメージが軽減されています。
原作だと鳴海の心をガッツリ抉るからな……。
ところでファティマとコロンビーヌのガールズトークは?
恋愛に興味あるという情報ゼロでああなっても心に響かないと思うんですが……完全にスルーされるとはさすがに予想しなかった。
いい台詞だけポンと出されても困るけどどうするんだろう。
フランシーヌ人形と対面した鳴海に真実が明かされる。
「しろがね」達だけでなく人形にとっても残酷です。
最古達の忠誠心は……。
「偽者に従ってスンマセンっした! 二度とやりません!」と誓った相手がニセモノでした。
……どんな表情すればいいんだよ。
やはりフランシーヌ様はお美しい。
フランシーヌ人形なりに気遣ってのやり方だと分かっていますが、あんな風に出て行ったのは正しいとは思えない。
疲れると分かっているなら同じことさせないでください。
偽者も哀れだ。
先ほどの最古の謝罪と合わさって、疲れたという言葉の重みが跳ね上がる。主への忠誠心を謳いながら偽者だと気づきもせず、笑わせようと虚しい努力を続ける部下達に囲まれているんですから。
敵の首魁なのに停止する表情が切ない。次第に遅くなる声も。
眼から光の消えた鳴海としろがねが再会。
ひどいよ鳴海……。
でもサハラ編直後に再会したから、この仕打ちも肯定はできずとも理解はできる。
生まれ変わりと認識しているなら疑似血液のくだりは省いてもよかったのでは。
この時点でしろがねが飲んだものについて明かしていいのか?
「フランシーヌ人形が何か企んで人間の赤ん坊を狙ったのか!」と思わせたいのでしょうか。
フウも登場するのか。
黒幕臭が半端ない。
彼には色々と引っかかる。
彼のせいで話が非常にややこしくなったんですから。
援助してくれてありがとう! でも文句を言わせろ! というのが正直な気持ちです。
サハラ後の鳴海みたいに自動人形への憎悪に憑りつかれているなら解釈が歪んでも仕方ないけど、余裕綽々だからなぁ。
平然と偏った情報吹き込まないでくれ。
偽者と気づかなかったと言いつつ余計な情報や憶測は的確に伝えるという所業。恨みでもあるのかと言いたくなる。
悪党ならぶっ飛ばしてスッキリできるのに、味方として貢献するから責めづらいのが腹立つ。
ここで記憶が浮かぶのか。
最後に再会して終わると思っていたら後半ずっと再会パートとは思いませんでした。
サハラ編が3.5話で終わるのはさすがに短すぎる。
来週は総集編らしいですが、その時間を! サハラ編に! 回してくれよォォ!
という感情がこみ上げてくる。
「このキャラ出すならこれは欠かせない!」な要素がカット・変更されることが多く、じゃあ何故登場させたんだと言いたくなりました。
一人で勝手に満足したティンババティ、ガールズトークしないファティマ、ルシールとほとんど会話せず「しろがね」達が人間だと言わないミンシア……。
カットや改変が行われたというだけで文句を言うつもりはありません。
尺の都合があるから変えるのは当たり前です。
ただ、変えるなら変えるで違和感が生じないようにしてほしい。
ファティマが囮になるシーンは、主に詫びている最中の二人にわざわざ喧嘩を売りに行ったように見えるので、せっかくの捨て身の奮闘が必要なのか疑問を抱いてしまいました。
最古が「残った敵を始末して失態を償います」的な台詞とともに医療用カプセルを見たところに挑むなら「鳴海が狙われる!」「ファティマが引きつけてくれた!」となって献身的だと思えたのでは。
阿紫花も活躍が削られたせいで「スリル求めてついてきてタバコ喫う余裕はあるのに『どけ』と言われたらビビッて従って終わりって何しに来たの?」と尋ねたくなる。
戦闘シーンを描く余裕はなくても、マリオネット出した状態で「生き残っていた低級の自動人形を蹴散らしたところです」な説明を入れるとかあるだろ。
少し台詞を変えたり加えたりするだけで違和感は減ると思うんですよね。
台詞・シーンを切り貼りするだけじゃなく、なめらかにつなげてほしい。
『1000円ヒーロー』66話
1000円を笑うものは1000円に泣く。名言だな。
ブルールにはもう少し粘ってほしかったですが、復活したヒーローにはスパっとやっつけてほしい気持ちがあるのでこれでいいか。
回想で冷静に力を測っているユウロは格を保っていますね。
その分、警戒・対策している千ではなく刃に足を掬われる展開を期待してしまう。
正体を知っても動じない主任、輝いてるぞ。肉体的にも精神的にも。
日当は主任がこっそり色を付けてそうです。
この段階でも麗華をちゃんづけするニルにちょっとときめいた。
麗華が抗って動揺する表情を見たい。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
ああ……分かります。
様々なラスボスがいてそれぞれ魅力を感じますが、ストレートに好きなのは、堂々と立って、不敵に笑う悪役です。
ダイの大冒険のバーン様とか!
力や威厳、恐ろしさなどをこれでもかと叩きつけ、主人公達の魅力を存分に引き出したうえで退場してほしいです。
メッセージありがとうございました!
『からくりサーカス』第13幕 ルシール
初めて喋ったコロンビーヌとアルレッキーノがよかった!
あの……コロンビーヌエロくない?
声に可愛さと危険さが混在している。
アルレッキーノもアルレッキーノしていました。
「渋い感じかな? 爽やかなのかな?」と想像を巡らせていたら第一声で「アルレッキーノだ……」という感想を抱きました。
描き方にも安堵。
動いた時間は短いものの、強キャラ感を漂わせてくれてよかった。
新OPでは「ジャコだけじゃないの?」と思いました。正直他の二体はカットされると予想していた。
ギイ、アンジェリーナ、正二が出てきたので過去編の心の準備をしなければ。
最古の四人が揃って動くだけでワクワクする。
コロンビーヌの喋り方好きだなあ。貴女もセクシーです。
はしゃいでる時と恐ろしさを見せる時、声音がガラッと変わる。ドットーレもそうですし、最古の四人のそういうところが好きです。
コロンビーヌが恋愛に興味を抱いていて、恋愛小説も読んでいる設定はカットでしょうか。
愛し合うこと、抱きしめられることに関心を持っているからあの場面が映えると思うので、ファティマとのやり取りで掘り下げられるといいなあ。
重傷の鳴海を突き放すロッケンフィールド達。
しかしコロンビーヌが鳴海を襲おうとした時、自分達の身からマリオネットを遠ざけてでも彼を守った。
ツンからのデレは王道……と言いたいところですが、ツンデレとはちょっと違うか。戦友の絆というべきか。
相手を気遣ってあえて冷たくする展開は、相手をいたずらに傷つけてしまう可能性もありますが、今回の場合は仕方ない。
鳴海は死にかけているから、恨まれようが退かせないとまずい。
普通に下がらせようとしたんじゃ「心配してくれる皆のためにも戦わないと」と踏みとどまるでしょうし、ああ言えば普通は退くだろうと思いますよね。
皆の想いを受けてフランシーヌ人形のもとへ進む鳴海を、アルレッキーノが阻もうとする。
今度はリィナが援護してくれた。
鳴海の想いは彼女にも届いていた。
目の前で名乗ったのに無視か、アルレッキーノ。鳴海の名前は覚えたのに。
拘束されても余裕たっぷりなのは強キャラだと感じさせる。
動じることなくリィナを撃破。
リィナが弱いのではなく、アルレッキーノが強いんです。
笑顔の素敵なリィナを葬ったのは許さんという気持ちと、よくやったという気持ちの両方があります。
殺してほしくない。でもしっかり悪役してほしい!
やっと鳴海とアルレッキーノの邂逅だ。
徒手空拳で戦う鳴海に関心がある様子。
好意を持ったかな?
「失望しましたファンやめます」宣言を聞きたい。
三人が手を披露してくれて嬉しい。
ドットーレの手も見たかったな。原作で披露しなかったものを加える尺などないか。
限界を迎えた鳴海は倒れ、テントの外にいた生き残りの人形達も迫る。
真っ赤な目が怖いよぉ。ゾンビの大群みたいだ。
絶体絶命の状況でルシール入場!
「死刑執行人は、最後に入場するものなのさ」
この台詞が聞けて良かった!
ドットーレがお手玉したのが彼女の息子だと言及されていればなあ。
彼女がドットーレを停止させることに拘った理由ですから。
最古達が跪くシーン、ポーズがそれぞれ違っているのが細かい。
目の前の人形が別物だと分かっていても動けない彼らに哀れさを感じる。
今のうちにとっとと壊せよと思われそうです。原作でもツッコまれてます。
でもトーア達は動けないと言ってますから、それ以上言うのもなあ。もう少し「動きたいけど動けない!」と感じさせる描写だとよかったかも。
深読みするなら、別物なのに暗示で動けない人形達と、己の中の生命の水が言っているという理由で動けない「しろがね」達、どちらも『曖昧なものによって動くべき・動けるはずなのにできない』という構図になっているのかもしれない。
また、切り札があるなら早く使えというツッコミも浮かびますが、ホイホイ使うと人形達も対抗策を打ち出してくるでしょう。忠誠心の低い人形に壊されでもしたら大変です。
ドットーレをただ壊しても彼女の復讐は完成しない。
仇敵を前にしたルシールの笑みには凄みがある。
ヒョウさんのように狂気全開ではないけど、憎悪は存分に伝わってくる。
ドットーレが挑発し返すところで笑ってしまった。
「それが人間のすることか」
よく言うよ。
冷酷に人間を殺戮し続ける人形が人の道を語るとはナイスジョーク。
ドットーレはついに言ってはならない一言を口にしてしまう。
ルシールがドットーレの頬に手を添える構図が何故か好きなんですよね。優しい手つきでドキッとする。
自分の血は赤くないと言っていたのに、彼女の血は赤かった。
「しろがね」の石化はもっと鈍い色かと思っていたら全然違いました。
水晶や宝石のように美しく煌めきながら砕け散っていく様は幻想的。
反対に、ドットーレの最期はどこまでも無残。
疑似体液にまみれた顔が泣いているように見える。
フランシーヌ人形に許しを請うシーンをじっくりやってほしかったし、絶望という人間の心を、最期の贈り物として渡されたと評されてほしかった。
ルシールのやり方は合理的でも効率的でもない。
そんなことは百も承知のはず。
動けない相手を壊すだけでは、「フランシーヌ様への忠誠を貫いて破壊された人形」となり、ドットーレにとって大事なものは無事なまま終わります。
それに、修理されたら復活してしまう。
深く絶望しながら完全に壊れてこそ意味がある。
もっと安全な、遠い場所から煽っても効果は薄いでしょう。
あと一息で殺せる位置にいたから、彼女が己の命を懸けたからこそ、ドットーレが動けてしまったのだと思います。
ルシールは自分を母親でなくなったと思っていますが、人形破壊者の「しろがね」であるなら最古の四人とフランシーヌ人形を壊すことを優先するはず。
使命の遂行よりも息子を殺害した犯人を地獄へ叩き落すことを選んだ彼女は人間であり、母親だったと思います。
相手の最も大事なものを完全に破壊する。
それも、自らの手で放棄させる。
最高に残酷な復讐です。
ドットーレも見事でした。
あのにじみ出る憤怒と、それが弾けた表情は味わい深い。
何だろうな、ドットーレの無様な姿は見たいけど、他の三人より遥かに劣っているとは思われたくないんですよね。
ルシールの挑発に乗りかけた時、仲間が止めています。疎まれ、仲間外れにされていたわけではない。
ですので彼を除け者にして最古の三人扱いされるとモヤっとする。
ルシールの子の命を奪ったのがドットーレだったからああなったものの、仮にパンタローネがやっていたらあんな風に壊れるのはパンタローネだったはず。
だからドットーレだけ忠誠心がないと言われると否定したくなります。
忠誠心がなかったらすぐ動けるようになってルシールを攻撃するだけです。
「一刻も早くフランシーヌ様のために動くには、フランシーヌ様を否定しなくてはならない」状況に持ち込んだルシールが上手だった。
半端な敵ではルシールの相手役は務まらない。
仇がショボかったら命懸けの復讐劇も盛り上がりません。
そういう意味では、憎まれ役を貫き通したドットーレに拍手を送りたい。
ルシールという女優を輝かせたのは彼の働きあってこそです。
四人の中で最も早く人間の感情を知ったのはドットーレであり、人形の宿命から解放されたと言えるかもしれません。
トーアが〇〇するのは考えてなかった。
あれは大事なものを全部奪われたダールだからこそでは、と思ったものの、トーアも境遇は同じか。
過去の自分を消したいという願いがあったから、そういう準備をしていてもおかしくないかも。
それでも「あのキャラがこのキャラの代わりをします!」というのは……他のキャラの役割や道筋をそのままなぞるだけだと引っかかる。
そのキャラだから出た発言・取った行動じゃないのか?
同じ行動を取るにしても、ダールが「憎い人形を一体でも多く破壊する」ならトーアは「忌まわしい過去ごと己を消したかった」とか「あんなことを考えてしまった自分への戒め」という感じで違いを出してほしかった。
ティンババティは完全に掘り下げ不足で残念。
嘲笑うコロンビーヌの表情と「だっさ」が本気で腹立ちますね。
だから直後の悲鳴が心地よい。
……エロく感じるのは私の心と頭が汚れているためですね。アルレッキーノに浄化ファイヤーしてもらわないと。
彼女のやられる描写が原作よりも思いっきりエグくなってないか?
ここまでボディが壊れたらどうしようもないな。
ジョージの「それはちょっと……」な発言・行動がカットされてるので、クールだけどギャグもこなす、好感の持てる仲間に見える。
そして、まだ動けないアルレッキーノとパンタローネを見ると後の展開を思い浮かべてダメージを受ける。
本当に忠誠心高いんだよな……。
二人の頭を掴んでフランシーヌ人形の最期を直視させたい。
敬愛するご主人様の最期の顔を延々見つめさせてぇ。
新EDはアンジェリーナメインか。
正二の笑顔が眩しいなあ。
アイツの笑顔はどす黒く輝いてるなあ。
それにしても進むのが速い!
今まで散々思ったけどますますそう思う。
ルシールのお茶会で〆かと思ったらトーア、ティンババティ退場までやるって速すぎませんか?
次回のタイトルがアレなんですが、一気に〇〇まで進めるつもりなのか?
サハラは過去編にも負けないくらい盛り上がるところだから、もう少しじっくりやるかと思ってた。
捻りだした尺をどこに使うんだろう。
全ての謎が解けるっぽい過去編に費やしてほしい。
阿紫花の最後の台詞に完全に同意。
これからどうなるんだ。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>灰色の羽様
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
何から何までおっしゃる通りです。
悪人が少しいいことをしただけで善人認定する行為の危険性は誠にもっともだと思います。
しかし、天使級のお人よしを悪党だと決めつけているので出発点が致命的に間違っています。
校長は理解せずとも、他の教師達は少しずつ内面に気づいているのが救いでしょうか。
メッセージありがとうございました!
『1000円ヒーロー』65話
千を助けようとする主任が熱いなあ。
戦う力を持たない一般人のおっちゃんが意地を見せる展開が大好物です。
ヒーローの力を失った時に、かつて助けた相手に励まされて立ち上がる展開も大好物です。
お約束ですが、いいものだ。
ここで怪人のおっちゃんが出るのは予想外だった。
登場期間が短かったキャラも残された者達の中で生きていると感じられて嬉しい。
戦うのは妹のため、町を守るのはそのついでという千の言葉は建前ですからね。
実際は妹と関係ない相手も助けてきた。
守りたい人たちの中にクラスメートが入っていて心が温まった。
同児だっている。
同児が言うような、怪人=悪と決めつけ断罪するヒーローだったらこうはならなかった。
同児にこの光景を見せたい。
主任が絶体絶命なのに笑ってしまう。
掴みづらいのか。そうか。
シリアスな話の最中にギャグ入れるのやめ……てほしくないな。重さを緩和してくれるし。
分かっているのにわざわざ名を尋ねる敵に好感度が上がりました。
お約束を理解して、乗ってくれる悪役は嫌いじゃない。
そうやって相手が場を盛り上げてくれてるのに台無しにするんじゃない、千。
『怪人が娘にとってのヒーローとなった姿』と思えば炊飯マンも熱いけど、相手は背景を知らないからなあ。
熱い! → あつ……? →熱い!
の繰り返しです。
読んでると炊き立てご飯食べたくなってきた。
拍手してくださった方、ありがとうございます!
>ヴィム様
『1000円ヒーロー』の感想について、コメントありがとうございます!
>一方的な視点でキャラや組織への評価が~
私もそういう傾向があるかもしれません。
悪役に対する評価が甘くなりがちで、「信念や美学がある!」とか「カッコいい!」と思うと、相手の非道な行いよりも主人公側の落ち度に注目したり、批判的な目で見てしまうことがあります。
今回は同児の意見に首を傾げたものの、怪人やヒーローの在り方がもう少し違っていれば疑問を持たず受け入れたかもしれません。
『1000円ヒーロー』に話を戻しますと、人間を襲う怪人が大勢いるのにヒーローを批判するのはどうにもむずむずします。
怪人がもっと善良だったりヒーロー達が冷酷・傲慢な連中ばかりなら「驕り高ぶるヒーローに抗う怪人側の英雄」という方向で共感できたでしょうけど、現時点ではえげつない怪人とお人よしのヒーローが目立ちますから。
千や刃は言うまでもなく、民間ヒーローの顔と言える麗華や政府ヒーローの椿など、もっと強硬で殺伐としていてもおかしくないヒーローですらお人よし通り越して甘いレベルなので、同児の語るヒーロー像と随分食い違っています。
苦しむ怪人の味方になりたいという志は立派ですし、その気持ちに偽りはないでしょうけど、妹や親友に拒絶されたという衝撃が大きすぎて一部分しか見えていないように感じられます。
弱者を救うと言うのなら、怪人に蹂躙される無力な人々にも目を向けてほしいと思います。
メッセージありがとうございました!
『からくりサーカス』第8幕 一瞬の始まりと終わり
普通に興行するのか。
テントは保管していたのか、それとも資金を貯めて買ったのか。
リーゼの過去が語られました。
言葉だけだったのは映像化するとまずいからでしょうか。
わざわざ過去に触れたということは、トラウマを克服する展開もあるはず。
後半に回して、決戦に突入してから対決するのではないでしょうか。
「よかった、復讐なんかに囚われないで」という勝の台詞をルシールが聞いたらどう思うだろう。
復讐せずに生きられるならその方が良いと言うかもしれない。彼女自身は復讐を貫く人ですが、他人に押し付けはしないでしょうから。
ヴィルマがしろがねから心の内を引き出してくれる。
しろがねの心情がじっくり描かれたことで、今回の終盤の再会の重みが増しますね。
鳴海、ギイ、ルシールのトリオは見ていて楽しい。
原作ではもっとじっくり楽しめるのでおススメです。
マクダレン達の外見、動き、声、どれも人形の不気味さが出ていてグッド。
声が高い人形が多いのはおどけるからかな。スパッツァの甲高い声には笑った。
うしおととらでも飛行機が大変なことになってましたね。
ゲームと称して子供を捕まえて指を折ろうとする人形に、ギイが身代わりになることを申し出る。
痛みなど感じないというギイですが、そんなわけない。
激痛を味わいながらも心配する少年に向かってウィンク。
この展開のためにジョージの台詞をギイに言わせたんだろうな。
原作を初めて読んだ時は鳴海の勢いに引きずられて「ギイてめえこの冷血野郎!」と憤ったのですが、後で「流されすぎた……ごめんギイ」「鳴海はもっと早く気づいてもいいんじゃないか?」と思ったんですよね。
アニメだと子供への冷酷な仕打ちを目撃したので、鳴海が見抜けないのも当然です。
尋問を経たことで「子供を厳しく問い詰めるなんて血も涙もないのか!」→「そんなことなかった、人間らしい心があったんだ」と印象が変わり、鳴海の反応にシンクロしやすい。
咄嗟に兄妹の前に出て庇いますし、爆発すると見るや自分の身で食い止める。
「君はママンの傍にいてやるがいい。そして妹をしっかり抱きしめてやるんだ。君は兄なのだから」
重……。
ギイに言われると重い。
内面を覗かせたギイに対し、ルシールは淡々と振る舞っていますね。
この時点では強さや冷静さが目立つ。
お茶目さは中国編に入ってから見せるはず。
「指がとうに知ってるさ」とか不時着とかカッコいいところを見られてよかった。
オリンピアの空中戦が優雅ですね。指折られてるのにとんでもない動きしてる。
そしておびき寄せるときのイイ笑顔!
キザだけど、軟弱ではない。
「人間の血~!」「しろがねの血~!」はテンポよくて笑ってしまった。
あと走り去る鳴海の綺麗なランニングフォームも何故か面白かった。
ここで次話に続くのか。ギイ発見までやるかと思ってた。
結局、仲町サーカスは事件がなかったことになっているのでしょうか。
時代遅れという理由で売れなくなっただけ?
過去が描かれたヴィルマや今後猛獣使いになりそうなリーゼはいいとして、団長とノリ&ヒロはもう少し掘り下げてほしいな。
現時点で読み取れるのは「売れないサーカスの頑固オヤジと軽いノリの兄ちゃん×2」という情報だけですので。
前回ナイフを入手したものの、仲町サーカスは無理にバトルに関わらず、サーカスの芸人として魅せてほしい。
法安がああいうことができたのは、サーカスの団員であることに加えて長年道具と接してきたからで、涼子も影響を受けたからだと思うんですよね。
もし団長が同じ役割を果たすなら、頑固オヤジつながりだけでなく理由が描かれるといいなあ。
次回はギイと仲町サーカスが出会う一方で鳴海達は中国行きだろうから、できればサーカスを少し掘り下げて……などと思っていたら予告では勝が旅立ち師父どころか兄弟にフランシーヌまで!
ちょ、待っ……。
すげえなこれ、原作読んでるのに予想できない。
『1000円ヒーロー』61話
怪人を止めようとするほのかは勇気あるな。
同児が彼女と朱里の姿を重ねるのは予想通り。重ねてくれないと困る。
自分の行いがか弱い少女を泣かせるものだと認識してほしい。
千への言伝を見る限り、友情や優しさはあるんですよね。
ヒーローや怪人、一般人の置かれている状況など、全体を広く見てくれれば頼もしいのになあ。
正義の味方になると言っている同児に危うさを感じる。
身体的にも精神的にも。
ヒーローに対する見方が一方的で、襲われる一般人のことも考慮していないようなので、彼の糾弾する「傲慢で弱者を顧みない正義」になってしまわないか不安です。
怪人側の新キャラが出てきたので注目したい。
『1000円ヒーロー』が今後どれくらい続くのか気になります。
「全怪人救済計画」……う、胡散くせぇ~!
救済という単語が使われると、途端に信用できなくなるのは何故でしょうね。
総帥の正体は予想通りで、ここで次の話に続くだろうと思ったら最後のコマで驚きました。
ほのかは「ピンチになるけど大丈夫だろう」と楽観的に構えていたので、不意打ちだった。
>灰色の羽様
ダグバの圧倒的な力を見ると、他のグロンギが多少パワーアップしたところで太刀打ちできる気がしないのですが、システムや勝負が成立するみたいなんですよね。
「ゴ」のゲゲル成功の暁には相当強化されるでしょうけど、具体的に想像するのが難しいです。
ジャラジとライオになってほしくないのは心から同意です。
かろうじてガドルならまだ……。
それでも人間への被害が出ますし、絶望しかありません。
メッセージありがとうございました!
『からくりサーカス』第7幕 Demonic
いきなりクライマックス。
自分が戦う理由は子供達を守るためと悟った鳴海に「うんうん、そうだな」と思った直後にちょっと待てと言いたくなった。
アクア・ウィタエをもらった自分は子供たちの命によって生かされている。
だから戦うしかない。
そんなこと言うなよ……。
そんな風に背負い込まなくていいだろうと思うけど、そこで他人のために自分の命を燃やすのが鳴海であって、でも辛い。やめてほしいけどやめてほしくない。
パウルマン先生とアンゼルムスの戦い方はギミック満載で人形らしくて面白い。笑い事じゃないな。
憎悪に染まった眼差し。
悪魔と化すことを決意した禍々しい姿。
人形に向ける恐ろしい笑み。
勝やしろがねに笑いかけた表情や、子供達と遊んでいた時の笑顔と比べると落差がすさまじい。
何もできなかった、見ているだけだったと語る声が泣いているように聞こえる。
「子供達の痛みの、その何百分の一かでも味わってやらねえと……オレが何なのかもわからねえんだよォ!」
だからといって自分を痛めつけるような戦い方するのは違うだろうと言いたいですが、そんな理屈じゃおさまらないんだろうな。
流れる音楽が悲壮さを引き立てている。
腹話術がなかったのは自動人形達の使命がまだ語られていないからかな。アニメではフランシーヌという名前が出ただけですし。
・自動人形の使命
・彼らの探し物
・彼らの特性=しろがね達がマリオネットで戦う理由
この辺りは入れてほしい。後ほどまとめて説明されることを期待。
人形を破壊して子供達に歩み寄るも、彼らは怯えるばかり。
守った相手に恐れられ疎まれる展開が大好物です。ダイの大冒険とか。
それでも守るために戦い続ける姿にぐがあああとダメージを受けながら好きだああと叫びたくなります。
あれほど荒々しく戦い、感情を剥き出しにして吼えていた男が、「ごめんな」と呟くのが痛々しい。
強敵と戦う時には使わなかった仮面を、子供達を怖がらせないためにつける。
滴る血が涙を流しているように見える。
トムだけでも走り寄って、感謝を述べてくれてよかった。
地獄の後のサーカス編にホッとしつつ、喜べない気持ちもあります。
勝としろがねの知ってる鳴海からどんどん遠ざかっているからなぁ。
黒のヴィルマが登場。
ゾナハ病の脅威と苦しむ子供達を出した直後に、ゾナハ病で弟を喪ったヴィルマを登場させるのは上手いですね。
しろがねの言動が柔らかくなって鼻歌歌う勝になごんだ瞬間、「鳴海兄ちゃんのこと、忘れられたのかな」で「うっ」となった。
忘れられるわけないだろう。
「黒のヴィルマの流星は……弾丸よりも早いんだ」
勝の目に弟を重ねたシーンや回想は、声や色、動きがつくと重さが増す。そして音楽がいいなあ!
尺は短くてもグッと引き込まれるし、ヴィルマが寝返っても違和感を覚えない。
ジムのやつれた顔がメンタルをぶん殴ってくるし、苦しいはずなのに笑う姿が的確にみぞおちを抉る。
光に満ちた綺麗な目に『うしおととら』のシャガクシャを見つめるラーマを思い出した。
笑ってやるべき人間が笑えず、苦しんでいる患者の方が笑顔を見せて相手を励ますのは、今までにもみられた構図ですね。
「モンスターの泣き顔は~」は言ってる方がセクシー。
さらっとヴィルマの首をかき切ろうとしたしろがね、容赦ねえな。後のことはどうするつもりだったんだ。
ん? 勝がしろがねの血をここで飲むのか。
ヴィルマが加入して大量のナイフもゲット。やったね。
からくり編とサーカス編を並行して進めると、残酷なまでに違いや共通点が明確になりますね。
人間性を捨てて悪魔になる鳴海と人間になっていくしろがね。
人間離れした回復力と、大切な存在を守るために傷ついてでも戦う覚悟。
今後も対比させつつ進めていくのでしょうか。
気になるのは法安と涼子です。
次回予告では先のエピソードまで進んでいます。
カットされたらかなり凹みます……。
二人無しで終盤の展開はどうなるんだ。
すでに登場しているサーカス団員にさせるのでしょうか。
前回ジョージの台詞をギイが言ったことに納得できたのは、ジョージの登場が確定していて、移されたのはあの部分だけだからです。
ジョージの存在そのものが抹消されて、台詞や役割をそのままギイにやらせたなら受け入れられなかったでしょう。
ですので、法安の役目を団長が、涼子の分はリーゼが担当する場合、抵抗感があるかもしれない。
役割を移して素敵な展開をするかもしれないし、役割以前に最古とのやりとり自体カットされる可能性もありますし、後の話を見ないと何とも言えませんが……。
とにかく、法安達のカットが確定したら怒り悲しむと思います。
頭では「嘆くのは展開を確かめてから」「アニメはアニメとして楽しむべき」と分かっているのに。
悲しみを癒すためにも早く最古に登場してほしい。
特にアルレッキーノ。
サハラ戦より前に鳴海と会わないと、すぐ好きになってすぐ失望したことになってしまう。
人間をホイホイ殺戮するところとか、嘲笑され冷遇される姿を見たい。
『1000円ヒーロー』60話
怪人を悪だと断定し排除しようとするヒーローや社会に異を唱える同児の考えには、頷ける部分もあるけど引っかかる。
以前も述べたように、人に危害を加えたくない怪人とて衝動に呑まれたら人間を襲おうとすることを忘れてないか?
それに、社会から弾き出された結果破壊に傾くように……という怪人ばかりには見えないぞ。
最初からノリノリで人襲ってる奴らの方が多いんじゃないか?
「傲慢な正義によって虐げられる者達」的な展開はありですが、自分達がしでかしてることをスルーしてると盛り上がりきれない。
弱者を救うと謳いながら無力な存在を巻き込むのかよ。
危害を加える気はなかったにせよ、戦う意思も力もない少女に刃を向けた時点で……。
よりによって食事中はやめろよ。美味しそうな料理や楽しいひと時をぶち壊しやがって。
それでも同児を救うべくベルトを狙ったため千は敗れた。
同児もそれを読んでいた。
「ヒーローは怪人を殺して当然と思ってる」と言っておきながら、相手が違う行動をとることを予想していたのがなあ。
怪人=即排除という思想を持っていたら普通に倒されていたことも、千は違っていてその優しさに付け込んだことも、分かってるのか疑問です。